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学校
入学
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あれから時が過ぎ、おれは11歳になった。この国では12歳になる全ての子どもが学校に入学することになっている。エルもオズもすでに学校に入学していて、今年はおれが入学する。
友達できるかな…?ちょっと不安だけど楽しみだ。
***
「──これから始まる学校生活、精一杯頑張りたいと思います。新入生代表、コールドウィン・ライア」
ペコリとお辞儀をして、拍手とざわめきが聞こえる中ゆっくりと壇上からステージ袖へ移動する。
…はぁ~っ、緊張した~~!!!まさかおれが新入生代表の挨拶をすることになるなんて思ってもみなかった。
昨日いっぱい練習したし大丈夫だと思ったけど、やっぱり緊張した。…だってあんなに沢山の人の前で話すことなんて今までなかったし…しょうがない。笑顔で話そうと努力はしたけど……多分笑顔はひきつってたと思う。まぁ無事に終わったからいいや!
「お疲れ様です。立派でしたよ、ライ」
「あ、エル!本当?おれ大丈夫だった?」
「はい。完璧でした」
「えへへ!ありがとう。ところでこの後はクラスで顔合わせだったよな?…う~…緊張する」
「ライなら大丈夫ですよ。変な虫がいたら私に教えてくださいね」
「? 虫がクラスにいるのか?」
「例えですが、…とりあえず何かあったら私に知らせてください」
「分かった!じゃあまた後で!」
「ライ、いろいろと気をつけてくださいね」
「おう!分かってるって!」
エルは心配性だな。おれももう小さい子どもじゃないんだけど…多分。
──それからおれはエルの注意を聞きながら自分のクラスへ向かったのだった。
友達できるかな…?ちょっと不安だけど楽しみだ。
***
「──これから始まる学校生活、精一杯頑張りたいと思います。新入生代表、コールドウィン・ライア」
ペコリとお辞儀をして、拍手とざわめきが聞こえる中ゆっくりと壇上からステージ袖へ移動する。
…はぁ~っ、緊張した~~!!!まさかおれが新入生代表の挨拶をすることになるなんて思ってもみなかった。
昨日いっぱい練習したし大丈夫だと思ったけど、やっぱり緊張した。…だってあんなに沢山の人の前で話すことなんて今までなかったし…しょうがない。笑顔で話そうと努力はしたけど……多分笑顔はひきつってたと思う。まぁ無事に終わったからいいや!
「お疲れ様です。立派でしたよ、ライ」
「あ、エル!本当?おれ大丈夫だった?」
「はい。完璧でした」
「えへへ!ありがとう。ところでこの後はクラスで顔合わせだったよな?…う~…緊張する」
「ライなら大丈夫ですよ。変な虫がいたら私に教えてくださいね」
「? 虫がクラスにいるのか?」
「例えですが、…とりあえず何かあったら私に知らせてください」
「分かった!じゃあまた後で!」
「ライ、いろいろと気をつけてくださいね」
「おう!分かってるって!」
エルは心配性だな。おれももう小さい子どもじゃないんだけど…多分。
──それからおれはエルの注意を聞きながら自分のクラスへ向かったのだった。
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