俺は異世界に転生したのか!?

鳳来 悠

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名前を考えます

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あまり記憶に自信がないがやるしかない!
まずは、赤からにするか。一番思いだしやすそうだからな!








*****








ふぃ~つかれたーー!!
よくやったぞ、俺!!
人間追い込まれたときの集中力はやっぱり凄いな!

さて、自分を褒めるのはこのくらいにして。
まとめると、名前はこんな感じになった。



・赤………蘇芳(すおう)

・青………青藍(せいらん)

・緑………常磐(ときわ)

・黄………承和(そが)



うんうん、我ながらよく思い出したと思う。自分でいうのもあれだが、めちゃくちゃカッコいいな!それじゃ早速伝えるか。




「おーい!名前考え終わったぞ」


俺が言うやいなや、すぐに集まってきた。


「では、発表します。えっと、蘇芳・青藍・常磐・承和、だよ。………どうかな?」


地面に漢字を書きつつ、彼らの反応を待つ。うわー、めちゃくちゃドキドキするな、これ。気に入ってくれると良いんだけど…。


『……それが、ボクたちの名前?』
『すごいカッコいい!ありがとう、れつお兄ちゃん』
『ボクたち気に入ったー!』
『今から名前でお互いを呼ぶね~♪』

おれの心配をよそに、『ねぇねぇ、せいらん』『なに?すおう』『そが、名前があるって良いねー!』『そうだね、ときわ~♪』………などとワイワイしている。杞憂だったようだ。


ふぃー緊張した……。誰かの名前考えるのって、結構大変だなぁ。まぁでも、喜んでもらえたみたいなので、考えてあげて良かったなって思う。


そういえば、ずっと座って考えていたので、体がかたまってるみたいだ。ほぐすために思いっきり空に向かって体を伸ばしたおれは、だんだん茜色に染まりつつある空をみて、当初の目的───寝床を探す───を思い出したのだった。
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