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第一章 始まり
村人と盗賊
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しばらく進むと少し大きな街に出た。
街の中に入り宿を取る。
ローグとフラーが街探索に出かけたので、私はルーム内の村民に会うことにした。
中は、急遽作った空間の為何もない、そこに、ただ怯えて片寄会う村民。
突然現れた私に、全員平伏する。
「イヤイヤ、頭あげてくれる?」
村民の1人が、話す。「神様、私達は、死んだのでしょうか?」
「神様でないです。それに彼方達も死んでません。」
「それよりも、お腹が空いてませんか?」テーブルと机を出して料理を置いていく。
「私は、通りすがりの旅人です。現在、ソーニャという街に着いたので、今後の話し合いもしたいと思っています。
食事を食べ終わった頃にまた来るのでゆっくりと食べてっくださいね。」
とルームから出る。
ハーと息を吐きソファに項垂れる、なんで…………。この世界の神様は、人助けをするのだろうか?
ただ見守るだけだと思っていたがそうじゃ無いとしたら、一度教会にでも行ってみた方が良いのかとも思えて来る。
(神という存在に会えるかも知れない)
という期待が何処かにある、事を自覚してしまった。
フラーとローグは、まだ帰って来ていない。街の外にでも行ったのかも知れないね。
私も1人街探索しようと思ったがふと、そう言えばもう一組ルームに入れていた事を思い出した。
ルームを覗くと、芋虫状態の盗賊達が呻き声を上げていた為まだ元気そうと、ルームを閉じた。
食事を終えたであろう村人のいるルームに入り話し合いをする。
「神様」
と再び平伏する村人達。
「神では無いので平伏しないでください」
「それよりも、代表者は居ますか?」
5~50歳ぐらいの男性が出て来た。
「私は、コノエ村村長の息子ドームと申します。村長がこの場にいない為代理で取り仕切りをさせていただき
ますよろしくお願いします。」
と丁寧な挨拶をして来た。物腰の柔らかそうな人だ。
「それでは、今後についてお話ししますね。先ず現在あなた達は私の作り出した空間にいます。
またこれからの私に関する情報は、一斎話す事を禁じます。書き残すことも許しません。これは強制契約です。
違反しようとした時はその命尽きると思ってくださいね。」
私は、厳しく村人に言い放つ。
皆息を飲み聞きいる、そこで一息吐き、別空間の映像を見せる。
こちらに見えますのが、皆様を襲った賊の方々です。
「盗賊達がが中にいます。どの様にしたいかはお任せしますが、それより先ず先に考えなくてはいけないのが、
今後の皆様の生活です。
このまま、このソーニャ町で暮らすか?それとも村の戻り村を再建するか?別のところで暮らすか?
皆様は、選ぶことができます。どうしますか?」
ルームの窓を消して尋ねるしばらくして、ドームが、「皆と話し合う時間を下さい。」
と言って来たので、明日また聞きます。とルームに食料を置き出る。
ルームから出るとローグとフラーが帰って来ていた。
「おかえり」と言うと
「ただいま」とフラーが返す。
ほのぼのとした雰囲気に癒されながら、何をして来たか聞く。
3歳児のあどけない言葉足らずで可愛い説明を聞く。
「んーとねー、ローにーとお店屋さん見て来たの!欲しい物あったけどローニーがダメって言ったの
だから我慢したの。」
荒んだ心に染みる会話。
「何が欲しかったの?」
私が聞くとフラーが
「んーとね、ワンワンふわふわなのシッポフリフリなの触らせてくれたの!可愛かったの。」
あー犬が欲しかったのね。
と考えていると、ローグが説明する。
「フラーが欲しがったのは犬ではありません。獣人の奴隷です。」
あーそれはダメというわー。納得!
「だって、お店で売ってたよ!あの子も買ってくれると嬉しい言った!」
「だから………ローにーに、買って言ったのあの子と友達だから。…しっぽ触ったよ!」
フラーが友達になったばかりの、子が気になる様子。
一度見に行っても良いかも知れない、フラーの友達になる可能性があるなら。
ローグに地図を書いてもらいフラーに内緒で出かける。
奴隷を飼うのは、気がひけるんだけどなー、などと考えていたら店に着いた。
間違いなく奴隷商だった。
店先にいたんだから、問題無いとは思うんだよね。
「こんにちは!」
声をかけると首輪をした店員が出てくる。
「こんにちは、いらっしゃいませ奴隷をお望みですか?」
と店員が聞いて来たので、「犬系の獣人は居ますか?」と聞いてみた。
店員は、少し考えて、「はい3人ほどおります。連れて参りますね。」
と、首輪をした従業員に合図する。
此処では、という事で奥の応接室に通されお茶を出してもらった。
しばらくすると、少し髪が濡れている成人した獣人が3人入ってきた。
3人を見て、「この中に午前中子供にシッポを触らせてくれた方は居ますか?」
と尋ねると、皆首を横に振る。
此処にはいない様だ。「いない様ですね。他には居ないか確認していただけますか?
と尋ねると、またしても地下にご案内されてしまった。
そして、現在「有難うございました!」
奴隷商からの帰り道服や装備を買い漁っています。
ローグにはめられた気分です。
買い求めたのは、獣人です。犬系のと思いきや狼種でした。
白い毛並みの………。
獣人とは言え、獣化したままの状態とは思いませんでした。
間違いなくワンワンですね。
この子は、ペットでいいのでしょうか?
鑑定では
獣人(狼種)
名無し
雄
10歳
スキル
獣化 身体強化
とありました。でも、奴隷商では、魔獣として売られていました。
鑑定できる人がなかったのでしょうか?
魔獣相場では珍しい希少種との事で吹っ掛けられてしまいましたよ。
高かったですが、フラーの為に頑張りました。
彼には、是非フラーのペットになって頂きましょう。
街の中に入り宿を取る。
ローグとフラーが街探索に出かけたので、私はルーム内の村民に会うことにした。
中は、急遽作った空間の為何もない、そこに、ただ怯えて片寄会う村民。
突然現れた私に、全員平伏する。
「イヤイヤ、頭あげてくれる?」
村民の1人が、話す。「神様、私達は、死んだのでしょうか?」
「神様でないです。それに彼方達も死んでません。」
「それよりも、お腹が空いてませんか?」テーブルと机を出して料理を置いていく。
「私は、通りすがりの旅人です。現在、ソーニャという街に着いたので、今後の話し合いもしたいと思っています。
食事を食べ終わった頃にまた来るのでゆっくりと食べてっくださいね。」
とルームから出る。
ハーと息を吐きソファに項垂れる、なんで…………。この世界の神様は、人助けをするのだろうか?
ただ見守るだけだと思っていたがそうじゃ無いとしたら、一度教会にでも行ってみた方が良いのかとも思えて来る。
(神という存在に会えるかも知れない)
という期待が何処かにある、事を自覚してしまった。
フラーとローグは、まだ帰って来ていない。街の外にでも行ったのかも知れないね。
私も1人街探索しようと思ったがふと、そう言えばもう一組ルームに入れていた事を思い出した。
ルームを覗くと、芋虫状態の盗賊達が呻き声を上げていた為まだ元気そうと、ルームを閉じた。
食事を終えたであろう村人のいるルームに入り話し合いをする。
「神様」
と再び平伏する村人達。
「神では無いので平伏しないでください」
「それよりも、代表者は居ますか?」
5~50歳ぐらいの男性が出て来た。
「私は、コノエ村村長の息子ドームと申します。村長がこの場にいない為代理で取り仕切りをさせていただき
ますよろしくお願いします。」
と丁寧な挨拶をして来た。物腰の柔らかそうな人だ。
「それでは、今後についてお話ししますね。先ず現在あなた達は私の作り出した空間にいます。
またこれからの私に関する情報は、一斎話す事を禁じます。書き残すことも許しません。これは強制契約です。
違反しようとした時はその命尽きると思ってくださいね。」
私は、厳しく村人に言い放つ。
皆息を飲み聞きいる、そこで一息吐き、別空間の映像を見せる。
こちらに見えますのが、皆様を襲った賊の方々です。
「盗賊達がが中にいます。どの様にしたいかはお任せしますが、それより先ず先に考えなくてはいけないのが、
今後の皆様の生活です。
このまま、このソーニャ町で暮らすか?それとも村の戻り村を再建するか?別のところで暮らすか?
皆様は、選ぶことができます。どうしますか?」
ルームの窓を消して尋ねるしばらくして、ドームが、「皆と話し合う時間を下さい。」
と言って来たので、明日また聞きます。とルームに食料を置き出る。
ルームから出るとローグとフラーが帰って来ていた。
「おかえり」と言うと
「ただいま」とフラーが返す。
ほのぼのとした雰囲気に癒されながら、何をして来たか聞く。
3歳児のあどけない言葉足らずで可愛い説明を聞く。
「んーとねー、ローにーとお店屋さん見て来たの!欲しい物あったけどローニーがダメって言ったの
だから我慢したの。」
荒んだ心に染みる会話。
「何が欲しかったの?」
私が聞くとフラーが
「んーとね、ワンワンふわふわなのシッポフリフリなの触らせてくれたの!可愛かったの。」
あー犬が欲しかったのね。
と考えていると、ローグが説明する。
「フラーが欲しがったのは犬ではありません。獣人の奴隷です。」
あーそれはダメというわー。納得!
「だって、お店で売ってたよ!あの子も買ってくれると嬉しい言った!」
「だから………ローにーに、買って言ったのあの子と友達だから。…しっぽ触ったよ!」
フラーが友達になったばかりの、子が気になる様子。
一度見に行っても良いかも知れない、フラーの友達になる可能性があるなら。
ローグに地図を書いてもらいフラーに内緒で出かける。
奴隷を飼うのは、気がひけるんだけどなー、などと考えていたら店に着いた。
間違いなく奴隷商だった。
店先にいたんだから、問題無いとは思うんだよね。
「こんにちは!」
声をかけると首輪をした店員が出てくる。
「こんにちは、いらっしゃいませ奴隷をお望みですか?」
と店員が聞いて来たので、「犬系の獣人は居ますか?」と聞いてみた。
店員は、少し考えて、「はい3人ほどおります。連れて参りますね。」
と、首輪をした従業員に合図する。
此処では、という事で奥の応接室に通されお茶を出してもらった。
しばらくすると、少し髪が濡れている成人した獣人が3人入ってきた。
3人を見て、「この中に午前中子供にシッポを触らせてくれた方は居ますか?」
と尋ねると、皆首を横に振る。
此処にはいない様だ。「いない様ですね。他には居ないか確認していただけますか?
と尋ねると、またしても地下にご案内されてしまった。
そして、現在「有難うございました!」
奴隷商からの帰り道服や装備を買い漁っています。
ローグにはめられた気分です。
買い求めたのは、獣人です。犬系のと思いきや狼種でした。
白い毛並みの………。
獣人とは言え、獣化したままの状態とは思いませんでした。
間違いなくワンワンですね。
この子は、ペットでいいのでしょうか?
鑑定では
獣人(狼種)
名無し
雄
10歳
スキル
獣化 身体強化
とありました。でも、奴隷商では、魔獣として売られていました。
鑑定できる人がなかったのでしょうか?
魔獣相場では珍しい希少種との事で吹っ掛けられてしまいましたよ。
高かったですが、フラーの為に頑張りました。
彼には、是非フラーのペットになって頂きましょう。
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