ケットシーな僕とはじまりの精霊

結月彩夜

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第2章

10.

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「いやー君たちよくもこんな早くゴールできたねえ。先生もーびっくりだよ。今年はレベル上がったのに歴代記録更新するなんてさあ。今年の新入生・・・というか君たち三人、主席ウールスト・アディス、次席アストラル・コントラクトゥス、3席ヴィンジェット・アルトラーク。この3人がぶっとんでるわけかあ・・・。」
ぶっ飛んでる認定された・・・。
「レベル上がってたのか?!」
「ああ。そうだよ?」

まじか。まじですか。
なんで難易度あげちゃったの?
まさか、まさかとはおもうけど、オズのせいなんじゃ・・・?

「僕たちはこれからどうすればいいです?」
「あ?ああ。その辺にいてくれたらそれでいいよ。」
その辺て…てきとうな・・・。



もうそろそろ日没かというころ。
「「「ぎゃああああああああああああ!!!」」」
森に絶叫が突如響いた。
ウールストとヴィンジェットが、微妙な顔で僕を見てきた。
午前中の自分らを思い出したのだろう。
すぐに目線は外れた。
声はだんだん近づいてきている。
がさッ
音がして3人が走りこんできて・・・
ジャっパーン
泉に落ちた。
あらま。ここからが大変。
「「「し。死ぬとこだった…」」」
息ぴったりだ。
ウールストとヴィンジェットは飽きられた風ではあるけど僕らも落ちてるんだよねえ・・・。


「日が沈んだ。オリエンテーションは終了っ」
そういって魔法で火球を作ると打ち上げて見せた。


「結果は2組しかゴールしなかった。1位がウールスト・アディスの班で2位が、クロック・キョウレンの班だ。
ま、オリエンテーションお疲れ様。」
じゃあ、帰ろうかといってきて、僕らは寮に向かってぞろぞろと歩いていく。
「え?これクリアした奴らいんの?」
「まじかよ・・・。」
先生方に回収されてきたクラスメイト達が唖然とした様子でつぶやいた。
「上位6人かよ・・・。」
「しかたない・・・か?」
「あ。そだ。」
___言い忘れるとこだった。
「ウールスト・アディス、アストラル・コントラクトゥス、ヴィンジェット・アルトラーク。この三名は後で職員室まで来るように。なんかねーはなしがあるんだって。すぐきてねー」
かるいな・・・。
呼び出し・・・なんかしたっけ?

寮は共同なのだが、この部屋割りも上位から3人ずつ。
要するにウールストとヴィンジェットと同じ部屋ということだ。
僕らは服だけ着替えることにした。
体の汚れは魔法で終了。
…魔法って便利。

「なんで呼び出されたんだろうね。」
「さあ?」
「案外お前じゃないのか?アストラル。」
「え?僕?」
「あーなんかやらかしてそうだね。」
「え。2人ともひどくない?」
おかしいなあ。なんでだろ?

________________________________________
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すみません・・・
昨日書いてる途中で寝落ちしまして・・・
書き終わる前に公開してることにも気づかず謎の話を公開してました。
修正前を目撃してしまった方ごめんなさい。
書き直しました・・・

今日中にもう1話公開できればと思っています。
ぜひ、お付き合いくださいませ。












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