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第1章

7.

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「まず、人種は100~150年。次に妖精種は、平均して300年ほど。魔族種、天使種は約500年。エルフ種が1000年です。」
やっぱり人は短命なんだなあ。
「オズは1000年生きるんだね!」
「いえ、私はハイエルフですので、もっと長い時を生きることになります」
───もしかしたらアスの方が先に──。
オズは悲しそうにいった。
僕の方が先に死んでしまうかも知れないと思ったのだろう。
オズの懸念はきっとあたってしまうだろう。
まぁ未来のことは未来の自分に丸投げしてしまおう。


「オズ、魔法を教えて!」
くらい雰囲気を変えたくてに僕は言った。
魔法が知りたかったのも本当だけれどね。
「ではやりましょうか。」

オズによる魔法講座が始まった。
「人種は魔法を論理的に扱います。一方でエルフや妖精は、感覚的に扱います。つまり想像です。」
論理的と感覚的、かあ。
感覚的の方が僕はやりやすそうだなあ。
妖精種でよかったなあ。
「では水から始めましょうか。」
オズはそういうと目の前に水の玉を浮かび上がらせた。
大きさは、怪しい占い師が使っている(偏見)水晶玉くらいといえば伝わるだろうか?
「ではやってみてください。」
オズは実践型なのだろう。
やってみてくださいって・・・やるけどね。


水、水、水。
まあるく、まあるく、まあるい。
ほわりと暖かくなって

「でたっ!」
オズよりは少し小さいが成功した。
楽しいっ!
「うん。よくできていますね。このままほかの属性もやってしまいましょうか。」
「うんっ!」
僕は元気よく頷いた。

そこから僕は、火、風、土、光、闇、雷、氷など片っ端から試してみた。
大・小はあったけど、全てつかうことができた。
ああ、魔法ってとっても楽しいっ!!

そわから10年がたった。
オズは僕にか魔法について徹底的に教え込んでくれた。
一方で剣や弓などの武器の扱い方も教えてくれた。
その2つをつかっての模擬などをしてくれたのだ。
それから、森にある食べられる動植物や、森での住ごし方などのサバイバル知識についても教えてくれた。
お陰で僕は、イノシシもどきなども簡単に狩れるようになったのだ。
オズにはとっても感謝してるのだ。
時々スパルタがすぎると思うときもあるのだけれどね。



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