72 / 86
第四章:諸国漫遊Ⅱ
追いかけっこの始まり
しおりを挟む
◆
「よし。上出来上出来♪」
「今度はアルス様ですか。私ではないので良いのですが……」
「神様のときのヒトミの像を造ったからさ。対になるのはアルス様にしようかなって」
「うんうん♪ きっと爺ちゃんも気に入るよ♪」
「孫馬鹿」
拠点から出発して2日後、朔たちは上層へ向かう階段の近くへと辿り着いていた。
ラッキーフラワーや、精神的に疲労しているレーヴのメンバーは、朔が造りだした簡易的な拠点で休んでおり、アルたちは一足先に上層の調査へと向かっている。そのため、暇になった朔はアルスの像を造っていたのだった。
なお、アルスの像は白い部屋でも持っていた杖で拠点への方向を指し示しており、少量のミスリル等を使うことによって、無駄に荘厳な雰囲気を纏ったものに仕上がっている。
「じゃあ像もできたことだし、俺たちも交代で休もうか」
「クックーッ」(ボクは見張りするー!)
「あはは、シンは元気だね。なら、最初はボクが見張りをするよ」
昼間の移動中、朔のフードで眠っていたシンは元気が有り余っており、ヒトミは笑いながら最初の見張り役を買って出た。
「フゴゴ~」(眠いです~)
「では、リト君は私と一緒に先に休みましょう」
一方のリトは疲れが溜まって、まぶたが閉じかかっており、ナタリアは慈しむように微笑みながらリトの頭を撫でた。朔はナタリアとリトに笑顔を向けた後、ミラの方へと視線を向ける。
「俺は中間でシンと一緒にするよ。ミラは暑さでバテてない?」
「少し。食事の仕込みはする」
「了解。何にしよっか?」
「カレー」
「やっぱりカレーなんだ。じゃあピアスリックスの肉でビーフカレーにしよっか。旨味が強いからカレーにもすごく合うと思うんだよね」
「やった! ボクは甘辛いのね!」
ミラがいつも通り即答し、朔が笑いながら提案すると、ヒトミは体全体で喜びを表現していた。さらに、朔の頭の中に聞きなれてきた声が響く。
《わしも甘辛じゃ》
《我は旨辛で頼むぞ婿殿》
(……なんでカレーのときはこだわるんだ──っと、アルス様、ミコト様、承知しました)
《サク・アサクラよ。好みじゃ》
《気分じゃな。何か揚げ物もあると嬉しいのう》
朔は思わずつっこみを入れてしまうが、すぐに頭の中でお辞儀をしながら了承した。アルスは気にもしていない様子で理由を告げ、ミコトは注文を追加した。朔はやれやれと思いながらも、アイテムボックスに収納している食材を思い浮かべて提案する。
(……それでは、カルドス枢機卿から頂いたエビを使った、エビフライカレーではどうでしょうか?)
《おお、エビふりゃーか! 良いぞ良いぞ、食してみたかったのじゃ! それではまたな、婿殿》
(はい。失礼いたします。ミコト様)
ミコトは朔が考えていた以上に感激した様子で念話を切った。しかし、アルスが威厳に満ちた声で話を続けてくる。
《それはそうと、サク・アサクラよ。ヒトミの像との対に造ったあの像は中々良い出来じゃったから褒美をやろう》
(褒美も何も、私は既に頂きすぎているのですが……)
《まあ気にするな。あの転移魔法陣はあと一週間もしない内に消える予定だったのじゃが、しばらくの間は固定しておいてやる》
(えっ!? ……ゆっくりしてたら救出に間に合わなかったかもしれないのか。アルス様ありがとうございます)
朔がアルスからの思いがけない言葉に驚き、間に合わなかったときのことを想像して慄いている中、アルスがぼそりと呟く。
《ヒトミと儂の像が無駄になるのは忍びないしの。ではな》
(……最後ぶっちゃけたな、おい)
アルスとの念話も切れた後、朔が呆れた表情をしてつっこみを入れていると、ヒトミが口をにぱっと開けて笑う。
「ハニー、気に入られて良かったね」
「ヒトミも聞こえてたのか?」
「まね。エビフライ久しぶりだからボクも楽しみだよ!」
「はあ、神様ってのは皆こんな感じなのか?」
「あはは、ボクは爺ちゃんとミコト様しか知らないからなあ」
ヒトミは笑って誤魔化した。そこに、何が起きたかわからず、話のきりが良くなるのを待っていたナタリアが朔に尋ねる。
「サクさん、アルス様はなんと?」
「こ飯はエビフライカレーが良いってさ。後、石像の褒美に転移魔法陣をしばらく固定しとくって」
「それは……アルス様のしばらくとはどの程度なのでしょう?」
「時代が変わる」
ナタリアの誰に尋ねた訳でもない疑問に、ミラが無表情で答えた。朔はアルスなら有り得るという思いから苦笑いが浮かんでしまう。
「攻略が進んで良いんじゃないかな?」
「それが本当であれば、偉大な功績なのですが……」
「あはは、攻略を進めるのは例のなんとかって王太子のクランでしょ? 俺はこれ以上深く潜るつもりなんてないし、頑張ってもらおうよ」
朔はナタリアのいう功績など意にも介さない様子で笑い飛ばすのであった。
◆
6日後、朔たちは順調に40階層へと続く階段前にたどり着いていた。これは、朔たちの実力が高いことに加え、アルたちやナタリアが持っていた情報により、転移した先が43階層であることや現在地が判明したことが大きく影響している。
そして現在、朔たちはボス戦前に全員で作戦会議を開いていた。
「アル隊長、ここのボスはわかりますか?」
「ああ。40階層のボスは、Cランクのハード・デザートスコルピオ一体とDランクのデザートスコルピオ複数体だ」
「スコルピオってどんな魔物でしたっけ?」
「サクさん、ワイバーンに食べられていた魔物ですよ」
「あの大きな蠍か。硬そうだけど、尻尾の毒針に気をつければなんとかなるかな?」
ナタリアが魔物の名前を言われてもいまいちピンと来ていない朔に補足し、朔がようやく思い出したようにぽんっと手を打っていると、話を聞いていたスズが声を上げる。
「次はあたしも前に出させてくれ!」
「スズさん?」
「あたしも役に立ちたいんだ!」
スズは肉厚の刃を持つ薙刀をぎゅっと握りしめながら、叫ぶように懇願した。戦闘を避けながら移動してきたこともあり、彼女は今まであまり役に立っておらず、貢献したいという気持ちが募っていた。
朔は、スズと一緒に行動することが多かったアルにちらりと視線を向ける。
「先走る気持ちを抑えて、慣れない偵察任務等を良くこなしていた。ステータスも悪くはない、Dランク相手であれば戦えるだろう」
「では、アル隊長たちのパーティでDランクを三体お願いできますか?」
「承知した」
朔がアルたちのパーティの割振りを決めると、今度はカインが手を上げて志願する。
「僕達にも一体お願いします!」
「……了解。付与魔法でステータスを底上げするけど、今まで戦ったこのない相手だから十分気を付けてね。レーヴの皆さんはどうします?」
朔はライに視線を向け、彼が頷いたのを確認してから了承した。次に、レーヴへと話しを振るが、彼らは及び腰で口を濁す。
「いや、我らは……」
「付与魔法はかけますし、魔石はこちらが貰いますが、ドロップした素材は皆さんの取り分にして良いですよ」
「本当ですか!?」
「サク男爵、ぜひお願いしたい!」
「おいおい、俺らにDランクの魔物の相手ができると思ってんのか?」
「しかし、ラッキーフラワーも一体引き受けると──」
「あはは、フォローはしますし、良く話合ってから決めてください。どのみち残りは私達が全て引き受けますので」
目の前に人参をぶら下げられ、ぎゃあぎゃあと仲間内で喚き始めたレーヴのパーティメンバーに苦笑するしかない朔たちであった。
◆
一方、七階層ではレオナルドが率いるクランが転移魔法陣の元に辿り着いていた。
「ここだな」
「は、はい!」
「お前らは戻って良いぞ。おい」
「ほら、情報料だ。我らが戻るのを地上にて待っておれ」
「あ、ありがとうございます!」
雇われたレーヴの三人は、護衛役を付けられることもなく、その場で少しの銀貨を渡されて帰るように命じられた。三人は異議を唱えることもできず、すごすごとその場を離れる。
「意気揚々と飛び込んだアサクラとやらは、今頃何階層にいるかな?」
「うふふ、手も足も出ない階層で、子猫のように震えているのではないかしら?」
レオナルドの言葉に、コーリンが妖艶な笑みを浮かべて答えた。レオナルドは鼻を鳴らすと、その場にいる全員に聞こえるように告げる。
「準備は良いな? 行くぞ!」
「「「「「「おおおおおおお!!!」」」」」」
レオナルドたちは彼らを待ち受けるものも知らずに、自らを鼓舞するように雄叫びをあげた。
これから、レオナルドと朔の追いかけっこが始まる。
「よし。上出来上出来♪」
「今度はアルス様ですか。私ではないので良いのですが……」
「神様のときのヒトミの像を造ったからさ。対になるのはアルス様にしようかなって」
「うんうん♪ きっと爺ちゃんも気に入るよ♪」
「孫馬鹿」
拠点から出発して2日後、朔たちは上層へ向かう階段の近くへと辿り着いていた。
ラッキーフラワーや、精神的に疲労しているレーヴのメンバーは、朔が造りだした簡易的な拠点で休んでおり、アルたちは一足先に上層の調査へと向かっている。そのため、暇になった朔はアルスの像を造っていたのだった。
なお、アルスの像は白い部屋でも持っていた杖で拠点への方向を指し示しており、少量のミスリル等を使うことによって、無駄に荘厳な雰囲気を纏ったものに仕上がっている。
「じゃあ像もできたことだし、俺たちも交代で休もうか」
「クックーッ」(ボクは見張りするー!)
「あはは、シンは元気だね。なら、最初はボクが見張りをするよ」
昼間の移動中、朔のフードで眠っていたシンは元気が有り余っており、ヒトミは笑いながら最初の見張り役を買って出た。
「フゴゴ~」(眠いです~)
「では、リト君は私と一緒に先に休みましょう」
一方のリトは疲れが溜まって、まぶたが閉じかかっており、ナタリアは慈しむように微笑みながらリトの頭を撫でた。朔はナタリアとリトに笑顔を向けた後、ミラの方へと視線を向ける。
「俺は中間でシンと一緒にするよ。ミラは暑さでバテてない?」
「少し。食事の仕込みはする」
「了解。何にしよっか?」
「カレー」
「やっぱりカレーなんだ。じゃあピアスリックスの肉でビーフカレーにしよっか。旨味が強いからカレーにもすごく合うと思うんだよね」
「やった! ボクは甘辛いのね!」
ミラがいつも通り即答し、朔が笑いながら提案すると、ヒトミは体全体で喜びを表現していた。さらに、朔の頭の中に聞きなれてきた声が響く。
《わしも甘辛じゃ》
《我は旨辛で頼むぞ婿殿》
(……なんでカレーのときはこだわるんだ──っと、アルス様、ミコト様、承知しました)
《サク・アサクラよ。好みじゃ》
《気分じゃな。何か揚げ物もあると嬉しいのう》
朔は思わずつっこみを入れてしまうが、すぐに頭の中でお辞儀をしながら了承した。アルスは気にもしていない様子で理由を告げ、ミコトは注文を追加した。朔はやれやれと思いながらも、アイテムボックスに収納している食材を思い浮かべて提案する。
(……それでは、カルドス枢機卿から頂いたエビを使った、エビフライカレーではどうでしょうか?)
《おお、エビふりゃーか! 良いぞ良いぞ、食してみたかったのじゃ! それではまたな、婿殿》
(はい。失礼いたします。ミコト様)
ミコトは朔が考えていた以上に感激した様子で念話を切った。しかし、アルスが威厳に満ちた声で話を続けてくる。
《それはそうと、サク・アサクラよ。ヒトミの像との対に造ったあの像は中々良い出来じゃったから褒美をやろう》
(褒美も何も、私は既に頂きすぎているのですが……)
《まあ気にするな。あの転移魔法陣はあと一週間もしない内に消える予定だったのじゃが、しばらくの間は固定しておいてやる》
(えっ!? ……ゆっくりしてたら救出に間に合わなかったかもしれないのか。アルス様ありがとうございます)
朔がアルスからの思いがけない言葉に驚き、間に合わなかったときのことを想像して慄いている中、アルスがぼそりと呟く。
《ヒトミと儂の像が無駄になるのは忍びないしの。ではな》
(……最後ぶっちゃけたな、おい)
アルスとの念話も切れた後、朔が呆れた表情をしてつっこみを入れていると、ヒトミが口をにぱっと開けて笑う。
「ハニー、気に入られて良かったね」
「ヒトミも聞こえてたのか?」
「まね。エビフライ久しぶりだからボクも楽しみだよ!」
「はあ、神様ってのは皆こんな感じなのか?」
「あはは、ボクは爺ちゃんとミコト様しか知らないからなあ」
ヒトミは笑って誤魔化した。そこに、何が起きたかわからず、話のきりが良くなるのを待っていたナタリアが朔に尋ねる。
「サクさん、アルス様はなんと?」
「こ飯はエビフライカレーが良いってさ。後、石像の褒美に転移魔法陣をしばらく固定しとくって」
「それは……アルス様のしばらくとはどの程度なのでしょう?」
「時代が変わる」
ナタリアの誰に尋ねた訳でもない疑問に、ミラが無表情で答えた。朔はアルスなら有り得るという思いから苦笑いが浮かんでしまう。
「攻略が進んで良いんじゃないかな?」
「それが本当であれば、偉大な功績なのですが……」
「あはは、攻略を進めるのは例のなんとかって王太子のクランでしょ? 俺はこれ以上深く潜るつもりなんてないし、頑張ってもらおうよ」
朔はナタリアのいう功績など意にも介さない様子で笑い飛ばすのであった。
◆
6日後、朔たちは順調に40階層へと続く階段前にたどり着いていた。これは、朔たちの実力が高いことに加え、アルたちやナタリアが持っていた情報により、転移した先が43階層であることや現在地が判明したことが大きく影響している。
そして現在、朔たちはボス戦前に全員で作戦会議を開いていた。
「アル隊長、ここのボスはわかりますか?」
「ああ。40階層のボスは、Cランクのハード・デザートスコルピオ一体とDランクのデザートスコルピオ複数体だ」
「スコルピオってどんな魔物でしたっけ?」
「サクさん、ワイバーンに食べられていた魔物ですよ」
「あの大きな蠍か。硬そうだけど、尻尾の毒針に気をつければなんとかなるかな?」
ナタリアが魔物の名前を言われてもいまいちピンと来ていない朔に補足し、朔がようやく思い出したようにぽんっと手を打っていると、話を聞いていたスズが声を上げる。
「次はあたしも前に出させてくれ!」
「スズさん?」
「あたしも役に立ちたいんだ!」
スズは肉厚の刃を持つ薙刀をぎゅっと握りしめながら、叫ぶように懇願した。戦闘を避けながら移動してきたこともあり、彼女は今まであまり役に立っておらず、貢献したいという気持ちが募っていた。
朔は、スズと一緒に行動することが多かったアルにちらりと視線を向ける。
「先走る気持ちを抑えて、慣れない偵察任務等を良くこなしていた。ステータスも悪くはない、Dランク相手であれば戦えるだろう」
「では、アル隊長たちのパーティでDランクを三体お願いできますか?」
「承知した」
朔がアルたちのパーティの割振りを決めると、今度はカインが手を上げて志願する。
「僕達にも一体お願いします!」
「……了解。付与魔法でステータスを底上げするけど、今まで戦ったこのない相手だから十分気を付けてね。レーヴの皆さんはどうします?」
朔はライに視線を向け、彼が頷いたのを確認してから了承した。次に、レーヴへと話しを振るが、彼らは及び腰で口を濁す。
「いや、我らは……」
「付与魔法はかけますし、魔石はこちらが貰いますが、ドロップした素材は皆さんの取り分にして良いですよ」
「本当ですか!?」
「サク男爵、ぜひお願いしたい!」
「おいおい、俺らにDランクの魔物の相手ができると思ってんのか?」
「しかし、ラッキーフラワーも一体引き受けると──」
「あはは、フォローはしますし、良く話合ってから決めてください。どのみち残りは私達が全て引き受けますので」
目の前に人参をぶら下げられ、ぎゃあぎゃあと仲間内で喚き始めたレーヴのパーティメンバーに苦笑するしかない朔たちであった。
◆
一方、七階層ではレオナルドが率いるクランが転移魔法陣の元に辿り着いていた。
「ここだな」
「は、はい!」
「お前らは戻って良いぞ。おい」
「ほら、情報料だ。我らが戻るのを地上にて待っておれ」
「あ、ありがとうございます!」
雇われたレーヴの三人は、護衛役を付けられることもなく、その場で少しの銀貨を渡されて帰るように命じられた。三人は異議を唱えることもできず、すごすごとその場を離れる。
「意気揚々と飛び込んだアサクラとやらは、今頃何階層にいるかな?」
「うふふ、手も足も出ない階層で、子猫のように震えているのではないかしら?」
レオナルドの言葉に、コーリンが妖艶な笑みを浮かべて答えた。レオナルドは鼻を鳴らすと、その場にいる全員に聞こえるように告げる。
「準備は良いな? 行くぞ!」
「「「「「「おおおおおおお!!!」」」」」」
レオナルドたちは彼らを待ち受けるものも知らずに、自らを鼓舞するように雄叫びをあげた。
これから、レオナルドと朔の追いかけっこが始まる。
0
お気に入りに追加
5,454
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
幸福の魔法使い〜ただの転生者が史上最高の魔法使いになるまで〜
霊鬼
ファンタジー
生まれつき魔力が見えるという特異体質を持つ現代日本の会社員、草薙真はある日死んでしまう。しかし何故か目を覚ませば自分が幼い子供に戻っていて……?
生まれ直した彼の目的は、ずっと憧れていた魔法を極めること。様々な地へ訪れ、様々な人と会い、平凡な彼はやがて英雄へと成り上がっていく。
これは、ただの転生者が、やがて史上最高の魔法使いになるまでの物語である。
(小説家になろう様、カクヨム様にも掲載をしています。)
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
スキル【合成】が楽しすぎて最初の村から出られない
紅柄ねこ(Bengara Neko)
ファンタジー
15歳ですべての者に授けられる【スキル】、それはこの世界で生活する為に必要なものであった。
世界は魔物が多く闊歩しており、それによって多くの命が奪われていたのだ。
ある者は強力な剣技を。またある者は有用な生産スキルを得て、生活のためにそれらを使いこなしていたのだった。
エメル村で生まれた少年『セン』もまた、15歳になり、スキルを授かった。
冒険者を夢見つつも、まだ村を出るには早いかと、センは村の周囲で採取依頼をこなしていた。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。