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第四章:諸国漫遊Ⅱ
はぐれダンジョンとルース
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スミスとルースが参入したグレゴリー一行は、ルースの足に合わせつつも深い森を足早に進み、ダンジョンの入り口へと辿り着いていた。
なお、入り口付近はアベルの密偵が見張っていたが、近付いて来たのがグレゴリー達であったため、気配を消したまま見張りを続けている。
シドだけは彼らの存在になんとなく気付いていたが、グレゴリー達は全く気にすることなくダンジョン前で野営の準備を始めた。目立たない場所であり、浅いとはいえ魔の森内部にあるため、火を使わずに簡易な食事をとろうとした時、ルースが収納袋からごそごそと何かを取り出す。
「フゴゴッ」(これにするか)
ルースが取り出したのは、暴龍の森で狩った猪(生)とパン、塩を効かせた保存用の生ハムであった。ルースはナイフを使い、手慣れた様子で生ハムを薄めに切り、切り目を入れたパンに挟む。そして、血抜きすらしていない猪にかぶりつき、しかめ面をしながらほとんど噛まずに飲み込んだ。それから、生ハムサンドを少しかじり、味わうようによく咀嚼してフゴフゴと幸せそうに鼻を鳴らす。
「こいつは、間違いなくあいつの従魔だな」
すっかり朔に感化されているルースの様子に、ギルバートとシドは苦笑しながら頷くのであった。
翌日、グレゴリー達はダンジョンへと入り調査を開始した。道中ほとんど魔物に遭遇することもなく、数日もかからずにダンジョンの10階層へとたどり着く。しかし、彼らが扉を開けて中に入ると、本来中ボスがいるはずの場所では、アベルの私兵達が這いつくばって何かを探していた。
ギルバートは中へと入り、兵士たちに声をかける。
「お前ら何やってんだ?」
「ん? これは、グレゴリー様、ギルバート様、シド様、スミス様に……オーク?」
兵士の一人が立ち上がり、敬礼してから返事をしたが、ルースを見て一瞬だけ不思議そうな顔をした。
「こいつのことは気にするな。で、何をやってるんだ?」
「は! 地下へとおりる階段を探しております!」
「はあ? 階段がないのか?」
「はい! 2週間ほどダンジョン内部をくまなく探しましたが、怪しいところはありません! 7人で一斉に入ると呪いが発動するため、ダンジョンであることに間違いはないのですが……」
兵士の説明で何かを思い出したギルバートがグレゴリーたちの方を見て小さな声で呟く。
「……ここもはぐれか」
「そうみたいだな」
「そうでやすね」
グレゴリーとシドはギルバート同様思い当たるふしがあり、ギルバートに同意するように頷いた。しかし、スミスは理解しておらず、皆に尋ねる。
「あれとはなんなのですか?」
「スミスはSランクなのに、なんで知らねえんだよ……通称『はぐれ』、大陸中にいくつか存在する10階層しかないダンジョンだ。はぐれに共通するのが、ダンジョンコアは見当らないのに、低ランクの魔物が発生すること。そして、噂だ」
ギルバートはやや呆れたようにスミスに説明し、スミスは言い訳をしながら、さらに説明を求める。
「私は戦闘時の壁役や雑務等、肉体を使うことが主な仕事で、頭を使うのは妻の役割でしたから。それで噂とは?」
「はあ……見慣れない装備を身に着けた奴らが入っていった、出てきたって噂だ。真偽はわからんがな」
スミスの言い訳を聞いたギルバートは、盛大にため息をついてから説明した。説明は終わりだと言うかのようにスミスからルースへと視線を移し、収納袋から何かを取り出してルースの手の上に置いた。
「ルース、これを食え」
「フゴッ?」(なんだ?)
「スミス、通訳。ルース、Eランクの魔石とでかいのがDランクの魔石だ。ここで進化して、このダンジョンより奥の森で修業しな。街に用事があるときは、ここには誰かいるからここの奴らにどうにかしてもらえ」
「だからお前は何を勝手に──」
グレゴリーが口を挟もうとするが、ギルバートは真剣な口調で理由を話す。
「次、いつ魔の森が氾濫するかわからん。そん時、ルースのランクが上がってたら強力な味方になる。それに低ランクの魔石の価値が上がって、出稼ぎの冒険者が増えてるから全員を把握できてねえだろ? 暴龍の森にいるとルースが襲われる可能性が高く、高確率で襲った奴が負ける。そうなると討伐するのは誰だ? 悪いが、俺は御免だ」
「あっしも賛成ですぜ。ルースは他の従魔とは違うでやす。勘でやすが、ランクが上がってもきっと大丈夫ですぜ。ルースと戦うのは、あっしもお断りですぜ」
「私も賛成です! ルースが身を守る以外で人に牙を向けるとは思えません!」
「ったく、お前らは……でもまあ、そうだな。わかった。アベルには俺から話をしておく。それよりギル、お前俺よりギルマスに向いてんじゃねえか?」
「そんな肩書いらねえよ」
ギルバートは会話を終わらせると、スミスに通訳、シドに鑑定でレベルを確認させながら、一つずつルースにEランクの魔石を食べさせた。そして、Eランクの最大レベルになったルースにDランクの魔石を食べさせると、ルースはシンやリトと同じように深い眠りについたのであった。
ルースが目を覚ましたとき、彼のステータスは次のように変化していた。
Name:ルース
species:オークソルジャー←up!
Lv:1←down!
rank:D←up!
主君:リト
ステータス←up!
HP:1976+115(128)
MP:126+34(8)
STR:223+8(6)
VIT:256+8(7)
AGL:129+7(4)
DEX:118+4(4)
INT:127+5(4)
MAT:83+2(3)
MDF:88+6(3)
Talent:
Skill:身体強化Ⅱ、斧術Ⅲ←up!、格闘術Ⅱ、忍耐Ⅳ、手話Ⅱ←new!、突進Ⅰ←new!、悪食Ⅰ←new!、気配察知Ⅱ←new!、嗅覚強化Ⅰ←new!、咆哮Ⅰ←new!
──なお、ルースは王都での修行中に斧術Ⅱ、手話Ⅱ、突進Ⅰを習得していたため、今回ポイントを使用したのは、ステータスの才能値に9、斧術に20、悪食に5、気配察知に15、嗅覚強化に5、咆哮に5の計59。
その後、ルースは魔の森のさらに奥へと向かい、グレゴリー達はスタットへの道を戻っていった。しかし、森の奥へと進んでいたルースがふと足を止める。
「フゴッ!」(あっ!)
ルースはあわてた様子で収納袋からある物を取り出し、口に入れてガリガリと噛み砕いて呑み込んだ。
「フゴッ♪」(よし♪)
ルースが呑み込んだものは、朔からEランクのレベルが最大になったら食べるようにと渡されていたDランクの魔石であった。当然、彼のレベルは一気に上昇する。
体全体が熱くなり、力が漲るのを感じた彼は、フゴフゴと鼻を鳴らしながら再び歩き始めた。
※後書き※
ルースの話はこれで一旦終了し、次回はラッキーフラワーの話です。遅くとも水曜日には投稿します。
朔がバステトのために作ったものが出てきます。
なお、入り口付近はアベルの密偵が見張っていたが、近付いて来たのがグレゴリー達であったため、気配を消したまま見張りを続けている。
シドだけは彼らの存在になんとなく気付いていたが、グレゴリー達は全く気にすることなくダンジョン前で野営の準備を始めた。目立たない場所であり、浅いとはいえ魔の森内部にあるため、火を使わずに簡易な食事をとろうとした時、ルースが収納袋からごそごそと何かを取り出す。
「フゴゴッ」(これにするか)
ルースが取り出したのは、暴龍の森で狩った猪(生)とパン、塩を効かせた保存用の生ハムであった。ルースはナイフを使い、手慣れた様子で生ハムを薄めに切り、切り目を入れたパンに挟む。そして、血抜きすらしていない猪にかぶりつき、しかめ面をしながらほとんど噛まずに飲み込んだ。それから、生ハムサンドを少しかじり、味わうようによく咀嚼してフゴフゴと幸せそうに鼻を鳴らす。
「こいつは、間違いなくあいつの従魔だな」
すっかり朔に感化されているルースの様子に、ギルバートとシドは苦笑しながら頷くのであった。
翌日、グレゴリー達はダンジョンへと入り調査を開始した。道中ほとんど魔物に遭遇することもなく、数日もかからずにダンジョンの10階層へとたどり着く。しかし、彼らが扉を開けて中に入ると、本来中ボスがいるはずの場所では、アベルの私兵達が這いつくばって何かを探していた。
ギルバートは中へと入り、兵士たちに声をかける。
「お前ら何やってんだ?」
「ん? これは、グレゴリー様、ギルバート様、シド様、スミス様に……オーク?」
兵士の一人が立ち上がり、敬礼してから返事をしたが、ルースを見て一瞬だけ不思議そうな顔をした。
「こいつのことは気にするな。で、何をやってるんだ?」
「は! 地下へとおりる階段を探しております!」
「はあ? 階段がないのか?」
「はい! 2週間ほどダンジョン内部をくまなく探しましたが、怪しいところはありません! 7人で一斉に入ると呪いが発動するため、ダンジョンであることに間違いはないのですが……」
兵士の説明で何かを思い出したギルバートがグレゴリーたちの方を見て小さな声で呟く。
「……ここもはぐれか」
「そうみたいだな」
「そうでやすね」
グレゴリーとシドはギルバート同様思い当たるふしがあり、ギルバートに同意するように頷いた。しかし、スミスは理解しておらず、皆に尋ねる。
「あれとはなんなのですか?」
「スミスはSランクなのに、なんで知らねえんだよ……通称『はぐれ』、大陸中にいくつか存在する10階層しかないダンジョンだ。はぐれに共通するのが、ダンジョンコアは見当らないのに、低ランクの魔物が発生すること。そして、噂だ」
ギルバートはやや呆れたようにスミスに説明し、スミスは言い訳をしながら、さらに説明を求める。
「私は戦闘時の壁役や雑務等、肉体を使うことが主な仕事で、頭を使うのは妻の役割でしたから。それで噂とは?」
「はあ……見慣れない装備を身に着けた奴らが入っていった、出てきたって噂だ。真偽はわからんがな」
スミスの言い訳を聞いたギルバートは、盛大にため息をついてから説明した。説明は終わりだと言うかのようにスミスからルースへと視線を移し、収納袋から何かを取り出してルースの手の上に置いた。
「ルース、これを食え」
「フゴッ?」(なんだ?)
「スミス、通訳。ルース、Eランクの魔石とでかいのがDランクの魔石だ。ここで進化して、このダンジョンより奥の森で修業しな。街に用事があるときは、ここには誰かいるからここの奴らにどうにかしてもらえ」
「だからお前は何を勝手に──」
グレゴリーが口を挟もうとするが、ギルバートは真剣な口調で理由を話す。
「次、いつ魔の森が氾濫するかわからん。そん時、ルースのランクが上がってたら強力な味方になる。それに低ランクの魔石の価値が上がって、出稼ぎの冒険者が増えてるから全員を把握できてねえだろ? 暴龍の森にいるとルースが襲われる可能性が高く、高確率で襲った奴が負ける。そうなると討伐するのは誰だ? 悪いが、俺は御免だ」
「あっしも賛成ですぜ。ルースは他の従魔とは違うでやす。勘でやすが、ランクが上がってもきっと大丈夫ですぜ。ルースと戦うのは、あっしもお断りですぜ」
「私も賛成です! ルースが身を守る以外で人に牙を向けるとは思えません!」
「ったく、お前らは……でもまあ、そうだな。わかった。アベルには俺から話をしておく。それよりギル、お前俺よりギルマスに向いてんじゃねえか?」
「そんな肩書いらねえよ」
ギルバートは会話を終わらせると、スミスに通訳、シドに鑑定でレベルを確認させながら、一つずつルースにEランクの魔石を食べさせた。そして、Eランクの最大レベルになったルースにDランクの魔石を食べさせると、ルースはシンやリトと同じように深い眠りについたのであった。
ルースが目を覚ましたとき、彼のステータスは次のように変化していた。
Name:ルース
species:オークソルジャー←up!
Lv:1←down!
rank:D←up!
主君:リト
ステータス←up!
HP:1976+115(128)
MP:126+34(8)
STR:223+8(6)
VIT:256+8(7)
AGL:129+7(4)
DEX:118+4(4)
INT:127+5(4)
MAT:83+2(3)
MDF:88+6(3)
Talent:
Skill:身体強化Ⅱ、斧術Ⅲ←up!、格闘術Ⅱ、忍耐Ⅳ、手話Ⅱ←new!、突進Ⅰ←new!、悪食Ⅰ←new!、気配察知Ⅱ←new!、嗅覚強化Ⅰ←new!、咆哮Ⅰ←new!
──なお、ルースは王都での修行中に斧術Ⅱ、手話Ⅱ、突進Ⅰを習得していたため、今回ポイントを使用したのは、ステータスの才能値に9、斧術に20、悪食に5、気配察知に15、嗅覚強化に5、咆哮に5の計59。
その後、ルースは魔の森のさらに奥へと向かい、グレゴリー達はスタットへの道を戻っていった。しかし、森の奥へと進んでいたルースがふと足を止める。
「フゴッ!」(あっ!)
ルースはあわてた様子で収納袋からある物を取り出し、口に入れてガリガリと噛み砕いて呑み込んだ。
「フゴッ♪」(よし♪)
ルースが呑み込んだものは、朔からEランクのレベルが最大になったら食べるようにと渡されていたDランクの魔石であった。当然、彼のレベルは一気に上昇する。
体全体が熱くなり、力が漲るのを感じた彼は、フゴフゴと鼻を鳴らしながら再び歩き始めた。
※後書き※
ルースの話はこれで一旦終了し、次回はラッキーフラワーの話です。遅くとも水曜日には投稿します。
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