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第四章:諸国漫遊Ⅱ
はぐれダンジョンとルース
しおりを挟む俺の名前は「犬飼 時宗」
親は他界し、彼女もおらず、寂しい日々を過ごしている。
趣味はスノボー、サッカー、アニメ、漫画。
高校時代は運動も勉強もそこそこできてまぁまぁモテた。
名前は昔の人みたいだけど27歳だ。
そして、俺は所謂ブラック企業に勤めている。
「疲れた…それにすこし頭痛がするな、流石に疲れが溜まったか…」
そしていつものようにベットに入り眠りにつく。
目を覚ますと俺は見知らぬところにいた。
ここはどこだ?何も見えない…
「やぁ、時宗くん、初めましてだね。」
誰だろう。誰かが俺に話しかけているが、何も見えない。真っ暗というより真っ白な世界にポツンといる感覚だ。
これは夢か?
「夢なんかじゃないさ。まぁ現実ともすこし違うけれどね。」
ここはどこですか?
それとあなたは誰ですか?
「ここは世界と隔離された空間。それと僕は世界の管理人さ。君たちのいう神様だ。」
俺はどうなったのでしょうか。
「君は昨夜眠りについたところ、そのまま亡くなってしまったんだ。原因は下の階の人が起こした火事。」
死んでしまったのか…まぁ元の世界に未練などないし、別にいいか。
「それは残念だ。君に前世で嫌な思いをさせてしまってごめんね。」
神様のせいじゃないですよ。
「これでも僕は世界の管理人さ、世界で起こったことは僕の責任。謝らせてもらうよ。ごめんよ。」
ありがとうございます。
それと僕はこれからどうなるのですか?
「君は君が望むのであれば異世界に。それが嫌だったら元の世界で生まれ変われるよ。どちらがいいかな?」
異世界。それは俺がずっと憧れていた世界だ。剣と魔法があり自由に冒険ができる世界。
この話が本当かどうかはわからないが、俺は迷わず異世界を選択した。
俺は異世界へ行きたいです。
「君ならそういうと思ったよ。じゃあ異世界で生きていけるように【スキル】をあげるね。3つ好きなのを選んでいいよ。」
神様がそう言うとスキル表のようなものが見えるようになる。
聖剣術、拳闘術、爆炎魔法、獄氷魔法、豪雷魔法……
俺は100を優に超える数の中から3つのスキルを選び出す。
神様、決まりました。俺は【創造】【召喚】【付与】の3つのスキルが欲しいです。
「うん。面白い組み合わせだね!他にも餞別としていくつかスキルをあげといたよ。向こうに行ってから確認して見てね。」
ありがとうございます。では行ってきます!
そして俺は意識を飛ばした。
[ステータス]
狗飼 時宗
[称号]
・転生者
HP F
MP F
攻撃力 F
防御力 F
素早さ F
[スキル]
・創造・召喚・付与
・言語理解
・アイテムボックス
・隠蔽
・魔力操作
・身体強化
[加護]
・世界神の加護
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