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第三章 仲間たちの宴
第5話
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「とにかくだ!オレ達はお前の白薔薇姫としての力を目覚めさせるためにどうすればいいか調べる、だからお前はむやみに行動をとるなよ?」
「むやみって何よ!私が何でもかんでも考えないで行動するみたいじゃないですか!」
「だってそうじゃん、一番最初に会ったときも勝手に山奥に入っていくし」
「あれは不可抗力です!」
「いいから!2人ともそんな言い合いをしても仕方ないだろ!」
けんかする私と戒さんの間に蛍さんが入る。
そもそも戒さんが悪いんだ!私にいちいち突っかかってくるから!
「戒さんは蛍さんのようなやわらかい言い方ができるようになったほうがいいんじゃないですか?そのほうが今の倍は女の子にもてますよ!」
「けっ!オレはこのままでも十分女にもてるんだよ!これ以上もてても仕方がねー。つかなに?お前やきもち?」
「冗談!戒さんにヤキモチをやくなんてことこれからも絶対ありませんから!」
たぶん私と戒さんの間にはバチバチと火花が散っているに違いない。
男同士だったらきっとすぐに取っ組み合いのけんかになっているだろう。
その場にいた全員がやれやれという表情をしている。
「…それじゃあそろそろ帰るぞみんな」
鳳先生が立ち上がってみんなに呼びかけた。
先生に続くようにみんなも立ち上がって自分の荷物を持って家を出て行く。
ふう、ようやく静かになる…
「じゃあね珠姫!もしよかったら今度私の家に遊びに来て!お母さん紹介するから!」
「うん、ありがとう」
じゃあねと倫は笑顔で帰って行った。
倫のお母さん…ということは
私のお母さんの妹になるんだよね?
今までいないと思っていた親戚。
先祖代々からの仲間。
今日はいろんな人に出会ってなんだか疲れた。
もう寝よう。
きっと明日もあさっても。
驚くことがたくさんあるような気がする。
体力を温存しておかなければ。
誰もいなくなった広い家。
電気を消して私は布団に入る。
月の光だけが私を照らしている。
これからどんなことが私を待っているんだろうか…
第3章 完
「むやみって何よ!私が何でもかんでも考えないで行動するみたいじゃないですか!」
「だってそうじゃん、一番最初に会ったときも勝手に山奥に入っていくし」
「あれは不可抗力です!」
「いいから!2人ともそんな言い合いをしても仕方ないだろ!」
けんかする私と戒さんの間に蛍さんが入る。
そもそも戒さんが悪いんだ!私にいちいち突っかかってくるから!
「戒さんは蛍さんのようなやわらかい言い方ができるようになったほうがいいんじゃないですか?そのほうが今の倍は女の子にもてますよ!」
「けっ!オレはこのままでも十分女にもてるんだよ!これ以上もてても仕方がねー。つかなに?お前やきもち?」
「冗談!戒さんにヤキモチをやくなんてことこれからも絶対ありませんから!」
たぶん私と戒さんの間にはバチバチと火花が散っているに違いない。
男同士だったらきっとすぐに取っ組み合いのけんかになっているだろう。
その場にいた全員がやれやれという表情をしている。
「…それじゃあそろそろ帰るぞみんな」
鳳先生が立ち上がってみんなに呼びかけた。
先生に続くようにみんなも立ち上がって自分の荷物を持って家を出て行く。
ふう、ようやく静かになる…
「じゃあね珠姫!もしよかったら今度私の家に遊びに来て!お母さん紹介するから!」
「うん、ありがとう」
じゃあねと倫は笑顔で帰って行った。
倫のお母さん…ということは
私のお母さんの妹になるんだよね?
今までいないと思っていた親戚。
先祖代々からの仲間。
今日はいろんな人に出会ってなんだか疲れた。
もう寝よう。
きっと明日もあさっても。
驚くことがたくさんあるような気がする。
体力を温存しておかなければ。
誰もいなくなった広い家。
電気を消して私は布団に入る。
月の光だけが私を照らしている。
これからどんなことが私を待っているんだろうか…
第3章 完
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