119 / 188
学園編 4章
第119話 帝立学園祭前日 (アルス視点)
しおりを挟む
「ふう~~やっと準備も終わりましたね」
そう言いながら長いため息をついた。
ここ一ヶ月の疲れが今になってどっと押し寄せてくる。
「アルス、本番は明日よ。そんなこと言っているようじゃ、まだまだね」
隣に座ってまだ何か作業をしているレーナが煽ってきたが、自分には言い返す気力も残ってない。
その代わりに目をつむり、ここ最近起きた出来事を静かに思い返していた。
まずは、何と言っても転移魔法についてだ。
ルイ兄様が突然やると言い出してから、四六時中、実験に付き合ってきた。
もちろん興味はあったから実験を目の前で見れるのは嬉しかった。
でもその間、父上に何度も怒られたり、実験を失敗する度にルイ兄様が不機嫌になったりで、まぁ色々あった。
実験に付随するそんな周辺のもろもろ全てを、自分とレーナで対処しなければならなかった。
しかも途中からはレーナもルイ兄様と一緒になって魔法実験に没頭し、その他の諸事を忘れることも多々あった!
でもそんな自分の苦労もルイ兄様の転移魔法の成功で報われ、本当に良かった!
次に自分を苦しめたのは文化祭の準備だ。
ルイ兄様の言動にも、いつものように振り回されたし。
初めの頃は、ルイ兄様があまり文化祭に乗り気じゃなかったので良かった。
スムーズに進行し、特に問題も起きなかった。
巷で流行している最新スイーツをクラスのカフェで出す計画は、わくわくする気持ちと同時に不安もあった。でもそれは、何か新しいことにチャレンジする時には必ず隣り合わせの心地いい不安だった。(もちろん途中で、”レシピ強盗”みたいなことをしてしまった点に関しては、本当にお店に申し訳ないと思っている。だから文化祭が終わってひと段落ついたら、感謝を込めて、クラスのみんなとお店にパンケーキを食べに行きたいな)。
クラス全員でわいわいと学園祭の準備をする。
こういう時間は自分が思い描いていた学園生活だ、と今さらながら思い出した。
ただそこで、ルイ兄様が学園祭売上一位を目指す、とか言い出さなければよかったのに。
目指すことは別にいいと思う。一つの目標としては。
でも、まさか裏金まで使って本気でクラス資金を増やすとは想像もしなかった。
そのため、当初立てていた計画は見直された。
合理的で効率的、かつ豪華にしよう、としたので、あらゆる面に計画の軌道修正は及んだ。
例えばお店の外観、テーブル、椅子、壁紙、室内照明、店員コスチューム、お花、絵画、銅像、噴水、看板…、使用するカップ、ソーサー、ケーキ皿、フォーク、スプーン類は、より豪華なものに新たに差し替えた。また、潤沢なクラス資金を使ってパンケーキの個数や量などを増やすだけでなく、その他食材も少し高めのモノに変更したりした。
そんなわけで、途中から急に忙しくなった。
みんなも文句は言いながらも、なんだかんだ楽しそうに準備に励んでくれたのは有り難かった。
でも、自分はみんなのように心から楽しむわけにもいかなかった。
常に金銭管理には頭を回していたし、調理やその他もろもろ世事に疎い貴族の同級生のサポートにも追われていたからだ。
プライドからか一部接待マナーを渋る貴族子女の説得、第二皇子派からのあの手この手の妨害工作の阻止など、人知れぬ裏仕事もあった。
そう思い返すと、学園祭前日の今日まで、本当に怒涛の日々であったな。
自分はもう一度目を開ける。
「ルイ兄様はもう帰ったかな?」
「何言っているのよ?全校生徒、全員がもう帰っているわよ」
え、もうそんな時間?確かに窓の外は真っ暗で何も見えない。
レーナと自分は、教室で室内装飾の最後の仕上げや最終確認をした。
夕飯の時間はもうとうに過ぎていたが、不思議とお腹は空いていない。
「成功するといいなぁ~~~」
「なに弱音吐いてるのよ!」
レーナがすかさず言う。
「いや、弱音とかではなくて、店を出すなんて初めての経験だし、自分みたいな人間でも緊張するなあ、と」
「はい?『自分みたいな人間でも』って、それどういう意味?」
レーナが真顔で尋ねる。
「いえいえ、何でもありません。自分みたいな料理も家事も接待も出来る人間でも明日は緊張するなぁと。それに比べると、以前は料理も家事も接待もできなかったレーナさんは緊張もしていないし、凄いなぁと」
少し元気を取り戻したせいか、嫌味も言えるようになった。
「はぁ”、それ言わないでよ!!!」
懐かしいなー
学園に入学する前の日々が。
ルイ兄様に振り回されながらも色々な人たちと出会い、事件にも関わった。
面倒くさいと正直思うこともあったが、今にして思えば、とても充実した日々だった。
もちろん今も楽しい日々を過ごせているが、以前とはだいぶ異なる。
この学園、いや帝都に来て、自分の甘さや幼さを身にしみて感じている。
善意ばかりではない悪意渦巻くこの世界で、生きていくのがどれだけしんどいことなのか、いまさらながら理解する。
そういうサバイバル術や処世術的な事柄に関しては、レーナの方がよほど長けていた。
情報収集も対人交渉も洞察力も探りも然り。
なので、自分はまだまだルイ兄様の役には立てていない。
「レーナ」
「ん、なに?」
「やっぱりやらないといけないのかな?」
唐突に質問した。
一瞬止まったレーナだったが、すぐに質問の意味を理解した。
「ええ、そうよ。しなければこっちがやられる。それに、あくまで取引だし」
「でも、それだと・・・」
自分の発言はルイ兄様を邪魔するものだと理解はしているので、その先は言えず口ごもってしまう。
「大丈夫よ、アルス!ルイ様は特に気にしていないと思うし」
「うん。まぁね」
その言葉には同意しかない。
レーナは立ち上がって帰り支度をし始めた。
明日は待ちに待った文化祭。
絶対成功させなければならない。
なぜなら、ルイ兄様の最後の行事になってしまうかもしれないのだから。
そう言いながら長いため息をついた。
ここ一ヶ月の疲れが今になってどっと押し寄せてくる。
「アルス、本番は明日よ。そんなこと言っているようじゃ、まだまだね」
隣に座ってまだ何か作業をしているレーナが煽ってきたが、自分には言い返す気力も残ってない。
その代わりに目をつむり、ここ最近起きた出来事を静かに思い返していた。
まずは、何と言っても転移魔法についてだ。
ルイ兄様が突然やると言い出してから、四六時中、実験に付き合ってきた。
もちろん興味はあったから実験を目の前で見れるのは嬉しかった。
でもその間、父上に何度も怒られたり、実験を失敗する度にルイ兄様が不機嫌になったりで、まぁ色々あった。
実験に付随するそんな周辺のもろもろ全てを、自分とレーナで対処しなければならなかった。
しかも途中からはレーナもルイ兄様と一緒になって魔法実験に没頭し、その他の諸事を忘れることも多々あった!
でもそんな自分の苦労もルイ兄様の転移魔法の成功で報われ、本当に良かった!
次に自分を苦しめたのは文化祭の準備だ。
ルイ兄様の言動にも、いつものように振り回されたし。
初めの頃は、ルイ兄様があまり文化祭に乗り気じゃなかったので良かった。
スムーズに進行し、特に問題も起きなかった。
巷で流行している最新スイーツをクラスのカフェで出す計画は、わくわくする気持ちと同時に不安もあった。でもそれは、何か新しいことにチャレンジする時には必ず隣り合わせの心地いい不安だった。(もちろん途中で、”レシピ強盗”みたいなことをしてしまった点に関しては、本当にお店に申し訳ないと思っている。だから文化祭が終わってひと段落ついたら、感謝を込めて、クラスのみんなとお店にパンケーキを食べに行きたいな)。
クラス全員でわいわいと学園祭の準備をする。
こういう時間は自分が思い描いていた学園生活だ、と今さらながら思い出した。
ただそこで、ルイ兄様が学園祭売上一位を目指す、とか言い出さなければよかったのに。
目指すことは別にいいと思う。一つの目標としては。
でも、まさか裏金まで使って本気でクラス資金を増やすとは想像もしなかった。
そのため、当初立てていた計画は見直された。
合理的で効率的、かつ豪華にしよう、としたので、あらゆる面に計画の軌道修正は及んだ。
例えばお店の外観、テーブル、椅子、壁紙、室内照明、店員コスチューム、お花、絵画、銅像、噴水、看板…、使用するカップ、ソーサー、ケーキ皿、フォーク、スプーン類は、より豪華なものに新たに差し替えた。また、潤沢なクラス資金を使ってパンケーキの個数や量などを増やすだけでなく、その他食材も少し高めのモノに変更したりした。
そんなわけで、途中から急に忙しくなった。
みんなも文句は言いながらも、なんだかんだ楽しそうに準備に励んでくれたのは有り難かった。
でも、自分はみんなのように心から楽しむわけにもいかなかった。
常に金銭管理には頭を回していたし、調理やその他もろもろ世事に疎い貴族の同級生のサポートにも追われていたからだ。
プライドからか一部接待マナーを渋る貴族子女の説得、第二皇子派からのあの手この手の妨害工作の阻止など、人知れぬ裏仕事もあった。
そう思い返すと、学園祭前日の今日まで、本当に怒涛の日々であったな。
自分はもう一度目を開ける。
「ルイ兄様はもう帰ったかな?」
「何言っているのよ?全校生徒、全員がもう帰っているわよ」
え、もうそんな時間?確かに窓の外は真っ暗で何も見えない。
レーナと自分は、教室で室内装飾の最後の仕上げや最終確認をした。
夕飯の時間はもうとうに過ぎていたが、不思議とお腹は空いていない。
「成功するといいなぁ~~~」
「なに弱音吐いてるのよ!」
レーナがすかさず言う。
「いや、弱音とかではなくて、店を出すなんて初めての経験だし、自分みたいな人間でも緊張するなあ、と」
「はい?『自分みたいな人間でも』って、それどういう意味?」
レーナが真顔で尋ねる。
「いえいえ、何でもありません。自分みたいな料理も家事も接待も出来る人間でも明日は緊張するなぁと。それに比べると、以前は料理も家事も接待もできなかったレーナさんは緊張もしていないし、凄いなぁと」
少し元気を取り戻したせいか、嫌味も言えるようになった。
「はぁ”、それ言わないでよ!!!」
懐かしいなー
学園に入学する前の日々が。
ルイ兄様に振り回されながらも色々な人たちと出会い、事件にも関わった。
面倒くさいと正直思うこともあったが、今にして思えば、とても充実した日々だった。
もちろん今も楽しい日々を過ごせているが、以前とはだいぶ異なる。
この学園、いや帝都に来て、自分の甘さや幼さを身にしみて感じている。
善意ばかりではない悪意渦巻くこの世界で、生きていくのがどれだけしんどいことなのか、いまさらながら理解する。
そういうサバイバル術や処世術的な事柄に関しては、レーナの方がよほど長けていた。
情報収集も対人交渉も洞察力も探りも然り。
なので、自分はまだまだルイ兄様の役には立てていない。
「レーナ」
「ん、なに?」
「やっぱりやらないといけないのかな?」
唐突に質問した。
一瞬止まったレーナだったが、すぐに質問の意味を理解した。
「ええ、そうよ。しなければこっちがやられる。それに、あくまで取引だし」
「でも、それだと・・・」
自分の発言はルイ兄様を邪魔するものだと理解はしているので、その先は言えず口ごもってしまう。
「大丈夫よ、アルス!ルイ様は特に気にしていないと思うし」
「うん。まぁね」
その言葉には同意しかない。
レーナは立ち上がって帰り支度をし始めた。
明日は待ちに待った文化祭。
絶対成功させなければならない。
なぜなら、ルイ兄様の最後の行事になってしまうかもしれないのだから。
25
あなたにおすすめの小説
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!
ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。
ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。
そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。
問題は一つ。
兄様との関係が、どうしようもなく悪い。
僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。
このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない!
追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。
それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!!
それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります!
5/9から小説になろうでも掲載中
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした
有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる