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番外編2
連れていかれたバーにて
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とある金曜日の仕事終わりの夜。
清香は以前働いていた会社の同期である大須毬と会っていた。
大須毬とは佐藤直明同様、研修の際に知り合い、それからずっと友人関係を続けている。
清香がひとり旅でもしようかなとこぼすと、え?私も行くわ!と軽いノリで付いてきては2人で満喫して帰ってくるなんてことはざらである。
そして、もう一つ。
清香が毬にしてしまったことというのが、お酒の美味しさを教えてしまったということだ。
出会った当初は、お酒は飲めるけど、美味しさなんてあるの?という毬に対して、美味しいお酒を知らないだけだよ!行くぜ!と調子に乗って清香が連れ回した。
その結果、清香よりも酒が大好きな女性になっていた。
なお、2人で飲み歩くときは遠慮がないので、カクテルを一杯飲んだ後に、ウイスキーを入れていく。
たまに、日本料理の店に行くと日本酒が消費される。
今回も、食事を軽く済ませた後にとあるバーにて2人で飲んでいた。
「かんぱーい!」
「乾杯!」
カクテルグラスを掲げて飲む。2人で探し歩いてたどり着いた行きつけのバーにはメニュー表がなく、バーテンダーにこんな感じのが飲みたいと伝えると出してくれる仕組みである。
「今日のカクテルも美味しいです。」
「私のもスッキリしてて、美味しいです。」
「ありがとうございます。」
カウンターに立つバーテンダーの男性が微笑んで、他の客のオーダーへと取りかかる。
「んで、仕事忙しそうだけど、毬ちゃん、生きてる?」
「何とか~清香ちゃんも生きてる?」
「私も何とかだね。」
2人で笑いながら話す。たまにはゆっくり同性同士で話さないと吐き出せないこともある。
「そういえば、またあそこの部署の経費がさ~」
毬は経理部に所属しており、年次も若いために電話対応で忙しいらしい。
「部長に泣きつかれる若手社員とは。」
「それな?」
毬はカクテルを飲み終わり、ウイスキーのストレートを頼む。
おすすめのスコッチでと頼むと、バーテンダーが提案してきてくれたものの一つから選び、チェイサーとともに出してもらう。
「あ、ごめん、先に。」
「いや、私はゆっくり飲むから気にしないで。」
酒について鍛えた人より強くなるとは思ってなかったんです。
私の方が強いとまだ勘違いされてるけど、絶対違うからな。
「んで、幡野くんとは最近会ってるわけ?」
「い、いきなりぶっこんでくるよね…」
幡野くんとは清香と毬の同期であり、毬の片想いの相手である。
研修の時から片思いが始まっていたらしく、気付けば4年近く。
「あっちも忙しそうだから、ランチ誘っても無理そうだし、エレベーターも遭遇はしてないな。」
「休日のお出かけ誘えばいいのに。」
「仕事の延長の方がまだやり取りしやすい…」
毬がウイスキーをあおる。
ペース抑えて、頼むから。
「前にも言ったけど、結婚相手には有望株と見なされてかっさらわれる可能性高そうだからさ?やるなら早く行動しなよ?」
これも言い続けて何年なんでしょうね?今年こそは玉砕とか毎年言ってるのに、全然進展してくれないんですけど。
「うう…だって忙しそうだし…」
「え、私にお節介おばさんになれっての?んで、休日はいかがお過ごしで?彼女は?好きな人は?とか幡野くんに聞けばいいの?」
「ごめんなさい。ちゃんと動きます。」
私もようやくカクテルを飲み終えて、バーボンのロックをお願いする。
うん、ここのは外れがないな。
「初恋なんでしょ?ちゃーんとがんばりなさいな。」
「は、はい。」
そうなのである。
毬の幡野くんに対しての恋は初恋で今まで異性とはお付き合いしたことがないというピュアピュア女子なのである。
甘酸っぱいです。
残念、私の初恋は苦くて終わった。
「恋に恋して、逃さないようにね。あと、地雷に気をつけて。」
地雷は本当に避けないと大変なことになるのを身をもって知った人からの助言です。
ここ大事!
「お、おおう。」
いけない、毬をビビらせてしまった。
「そういえば、清香ちゃんも新しい人と付き合ってるんだよね?」
付き合ってるというか捕獲されたというかなんだけど……。
「ま、まあね……大学のときの友人の一人で。」
「どんな人?」
コイバナしたいってか。毬の方がもっと真剣に考えるべきな気がしてるんだけど?
「うーん、見た目は優しげな高身長のイケメンだけど、蓋を開けたら、最強魔王だった。」
笑顔なのに背後がブリザードだったからな。
ドロドロに甘やかしたいとか言ってくるし。
「うん?」
毬が目を丸くする。まあ、そうなるよね。
「逃げ道を目の前で断ち切られていって、問答無用だった。」
「え、それ大丈夫なの?」
「まあ、昔から好きだった人だからね。そこまでして捕まえられるとなると、もはやこちらも逃げないよ。」
あの日の先に立つと決めたのは結局私自身なのだ。
逃げたとしてもまあ、確実に何らかの手で捕まえられてただろうけど。
「いつから好きだったの?」
本格的に聞き出そうとしてくるな。
まあ、毬相手なら誰にも言わないだろうしな。
「うーん、大学のときから。でも、友達でいるのが楽しくて大学生のときは何も言わなかったんだよねぇ。」
ウイスキーの入ったグラスを持って、中の氷を回す。カランと音をたてながら丸い氷が光を反射する。
「付き合いたいとか思わなかったの?」
「そりゃあ、思ったけど……でも、相手が他の女の子からアタックされていい感じになってたり、告白されてたりってのを聞いてたし。私もなんだかんだサークルやら勉強やらで忙しくてね。付き合うよりも友達でいた方が近くにいれるし、やり取りもしやすいって思っちゃって。一度だけ血迷って、同じ学部の男子と一瞬付き合ったけど、無理だったよね。」
「そうなんだ……」
そう、大学生のときは一度だけ本当に血迷って近くにいた同級生と付き合ったことがある。
相手に琢磨の面影を探そうとして申し訳ないことをしてしまった。
まあ、課題のレポートを丸写しされてぶちギレたのも別れた一つの理由だけど。
課題くらい自分の力でやれや。
よりによって彼女のを丸写しとかどういうことだよ。
「大人になったからって、他の人と利害の一致から付き合ったりもしたし。恋愛って綺麗な気持ちだけでは出来ないからさ?」
グラスの氷が少し溶けてしまった。
「恋愛って難しいなぁ。幡野くんに対してはこう、ドキドキしたり、カッコいいなぁとか私は思うだけなんだけど。」
毬が俯きながら呟く。
「まずは毬ちゃんの場合、2人で出掛けなさい。デートしなさい。」
「はい。」
2人でふふっと笑った。
「でも、好きって気付いたきっかけって?」
あー、そうきたか。
「うーん……気づいたら好きだったからなぁ。ああ、でも……」
「でも?」
「昔ね、メッセージアプリでくだらないスタンプとか夜遅くに送りまくって遊んでたの。それこそ夜中の1時とか。で、さすがに迷惑かなとか思ってたら、スタンプで反撃してくるし、夜中のアニメのスクショを送りつけたら感想を律儀に返してくるしでねぇ…」
「え、いい人!」
そう、普通だったら確実に迷惑行為を、和人とメッセージアプリのグループのところでしていたんですわ、私。
単なるとち狂った人認定されてもおかしくなかったわ。
「普通だったらいい人で終わるんでしょうね。でも、もう一人の男子がふざけて発言したことのフォローとかするから、ああ、優しい人なんだなって思っちゃったんだよね。」
優しさが見えてしまったから。
だから惹かれた。
我ながらチョロすぎる。
「あの頃の私ってね、サークル内で頼られなきゃいけない立場にあってさ……同じ立ち位置の人もいたけど、私のスキル不足で他のみんなに影響を与えないように必死だったんだよね。だから、サークルの外で頼れる存在ってありがたくてさ。でも、気付かれたら、他の告白してフラれてしまってた女の子と同じになりそうだったから、友達でいることを選んだんですわ。」
私は琢磨にフラれてしまってた女の子と同じになってしまうと、これまで通りにやり取りができなくなることがこわかった。
だから、友人の一人であることにした。
琢磨がかわいいと思ってる女の子がいると聞けば、イケメンなんだから話してみれば?とか強がりで言うしかなかったのだ。
女の子と2人でサークル活動の後にご飯を食べに行ったと聞けば、付き合うの?流石ですわー!とか茶化しながら、笑顔を浮かべてやり過ごした。
「甘酸っぱいです、先輩。恋ってスゴい…」
毬が少女漫画を読んだときのような顔をしていた。
おっと。
「でも、酒で箍が外れて、ワンナイト迫ったら確保された。」
「おっふ。」
あー、ウイスキー美味しいけど、なんかちょっとしょっぱい気がする。
清香は以前働いていた会社の同期である大須毬と会っていた。
大須毬とは佐藤直明同様、研修の際に知り合い、それからずっと友人関係を続けている。
清香がひとり旅でもしようかなとこぼすと、え?私も行くわ!と軽いノリで付いてきては2人で満喫して帰ってくるなんてことはざらである。
そして、もう一つ。
清香が毬にしてしまったことというのが、お酒の美味しさを教えてしまったということだ。
出会った当初は、お酒は飲めるけど、美味しさなんてあるの?という毬に対して、美味しいお酒を知らないだけだよ!行くぜ!と調子に乗って清香が連れ回した。
その結果、清香よりも酒が大好きな女性になっていた。
なお、2人で飲み歩くときは遠慮がないので、カクテルを一杯飲んだ後に、ウイスキーを入れていく。
たまに、日本料理の店に行くと日本酒が消費される。
今回も、食事を軽く済ませた後にとあるバーにて2人で飲んでいた。
「かんぱーい!」
「乾杯!」
カクテルグラスを掲げて飲む。2人で探し歩いてたどり着いた行きつけのバーにはメニュー表がなく、バーテンダーにこんな感じのが飲みたいと伝えると出してくれる仕組みである。
「今日のカクテルも美味しいです。」
「私のもスッキリしてて、美味しいです。」
「ありがとうございます。」
カウンターに立つバーテンダーの男性が微笑んで、他の客のオーダーへと取りかかる。
「んで、仕事忙しそうだけど、毬ちゃん、生きてる?」
「何とか~清香ちゃんも生きてる?」
「私も何とかだね。」
2人で笑いながら話す。たまにはゆっくり同性同士で話さないと吐き出せないこともある。
「そういえば、またあそこの部署の経費がさ~」
毬は経理部に所属しており、年次も若いために電話対応で忙しいらしい。
「部長に泣きつかれる若手社員とは。」
「それな?」
毬はカクテルを飲み終わり、ウイスキーのストレートを頼む。
おすすめのスコッチでと頼むと、バーテンダーが提案してきてくれたものの一つから選び、チェイサーとともに出してもらう。
「あ、ごめん、先に。」
「いや、私はゆっくり飲むから気にしないで。」
酒について鍛えた人より強くなるとは思ってなかったんです。
私の方が強いとまだ勘違いされてるけど、絶対違うからな。
「んで、幡野くんとは最近会ってるわけ?」
「い、いきなりぶっこんでくるよね…」
幡野くんとは清香と毬の同期であり、毬の片想いの相手である。
研修の時から片思いが始まっていたらしく、気付けば4年近く。
「あっちも忙しそうだから、ランチ誘っても無理そうだし、エレベーターも遭遇はしてないな。」
「休日のお出かけ誘えばいいのに。」
「仕事の延長の方がまだやり取りしやすい…」
毬がウイスキーをあおる。
ペース抑えて、頼むから。
「前にも言ったけど、結婚相手には有望株と見なされてかっさらわれる可能性高そうだからさ?やるなら早く行動しなよ?」
これも言い続けて何年なんでしょうね?今年こそは玉砕とか毎年言ってるのに、全然進展してくれないんですけど。
「うう…だって忙しそうだし…」
「え、私にお節介おばさんになれっての?んで、休日はいかがお過ごしで?彼女は?好きな人は?とか幡野くんに聞けばいいの?」
「ごめんなさい。ちゃんと動きます。」
私もようやくカクテルを飲み終えて、バーボンのロックをお願いする。
うん、ここのは外れがないな。
「初恋なんでしょ?ちゃーんとがんばりなさいな。」
「は、はい。」
そうなのである。
毬の幡野くんに対しての恋は初恋で今まで異性とはお付き合いしたことがないというピュアピュア女子なのである。
甘酸っぱいです。
残念、私の初恋は苦くて終わった。
「恋に恋して、逃さないようにね。あと、地雷に気をつけて。」
地雷は本当に避けないと大変なことになるのを身をもって知った人からの助言です。
ここ大事!
「お、おおう。」
いけない、毬をビビらせてしまった。
「そういえば、清香ちゃんも新しい人と付き合ってるんだよね?」
付き合ってるというか捕獲されたというかなんだけど……。
「ま、まあね……大学のときの友人の一人で。」
「どんな人?」
コイバナしたいってか。毬の方がもっと真剣に考えるべきな気がしてるんだけど?
「うーん、見た目は優しげな高身長のイケメンだけど、蓋を開けたら、最強魔王だった。」
笑顔なのに背後がブリザードだったからな。
ドロドロに甘やかしたいとか言ってくるし。
「うん?」
毬が目を丸くする。まあ、そうなるよね。
「逃げ道を目の前で断ち切られていって、問答無用だった。」
「え、それ大丈夫なの?」
「まあ、昔から好きだった人だからね。そこまでして捕まえられるとなると、もはやこちらも逃げないよ。」
あの日の先に立つと決めたのは結局私自身なのだ。
逃げたとしてもまあ、確実に何らかの手で捕まえられてただろうけど。
「いつから好きだったの?」
本格的に聞き出そうとしてくるな。
まあ、毬相手なら誰にも言わないだろうしな。
「うーん、大学のときから。でも、友達でいるのが楽しくて大学生のときは何も言わなかったんだよねぇ。」
ウイスキーの入ったグラスを持って、中の氷を回す。カランと音をたてながら丸い氷が光を反射する。
「付き合いたいとか思わなかったの?」
「そりゃあ、思ったけど……でも、相手が他の女の子からアタックされていい感じになってたり、告白されてたりってのを聞いてたし。私もなんだかんだサークルやら勉強やらで忙しくてね。付き合うよりも友達でいた方が近くにいれるし、やり取りもしやすいって思っちゃって。一度だけ血迷って、同じ学部の男子と一瞬付き合ったけど、無理だったよね。」
「そうなんだ……」
そう、大学生のときは一度だけ本当に血迷って近くにいた同級生と付き合ったことがある。
相手に琢磨の面影を探そうとして申し訳ないことをしてしまった。
まあ、課題のレポートを丸写しされてぶちギレたのも別れた一つの理由だけど。
課題くらい自分の力でやれや。
よりによって彼女のを丸写しとかどういうことだよ。
「大人になったからって、他の人と利害の一致から付き合ったりもしたし。恋愛って綺麗な気持ちだけでは出来ないからさ?」
グラスの氷が少し溶けてしまった。
「恋愛って難しいなぁ。幡野くんに対してはこう、ドキドキしたり、カッコいいなぁとか私は思うだけなんだけど。」
毬が俯きながら呟く。
「まずは毬ちゃんの場合、2人で出掛けなさい。デートしなさい。」
「はい。」
2人でふふっと笑った。
「でも、好きって気付いたきっかけって?」
あー、そうきたか。
「うーん……気づいたら好きだったからなぁ。ああ、でも……」
「でも?」
「昔ね、メッセージアプリでくだらないスタンプとか夜遅くに送りまくって遊んでたの。それこそ夜中の1時とか。で、さすがに迷惑かなとか思ってたら、スタンプで反撃してくるし、夜中のアニメのスクショを送りつけたら感想を律儀に返してくるしでねぇ…」
「え、いい人!」
そう、普通だったら確実に迷惑行為を、和人とメッセージアプリのグループのところでしていたんですわ、私。
単なるとち狂った人認定されてもおかしくなかったわ。
「普通だったらいい人で終わるんでしょうね。でも、もう一人の男子がふざけて発言したことのフォローとかするから、ああ、優しい人なんだなって思っちゃったんだよね。」
優しさが見えてしまったから。
だから惹かれた。
我ながらチョロすぎる。
「あの頃の私ってね、サークル内で頼られなきゃいけない立場にあってさ……同じ立ち位置の人もいたけど、私のスキル不足で他のみんなに影響を与えないように必死だったんだよね。だから、サークルの外で頼れる存在ってありがたくてさ。でも、気付かれたら、他の告白してフラれてしまってた女の子と同じになりそうだったから、友達でいることを選んだんですわ。」
私は琢磨にフラれてしまってた女の子と同じになってしまうと、これまで通りにやり取りができなくなることがこわかった。
だから、友人の一人であることにした。
琢磨がかわいいと思ってる女の子がいると聞けば、イケメンなんだから話してみれば?とか強がりで言うしかなかったのだ。
女の子と2人でサークル活動の後にご飯を食べに行ったと聞けば、付き合うの?流石ですわー!とか茶化しながら、笑顔を浮かべてやり過ごした。
「甘酸っぱいです、先輩。恋ってスゴい…」
毬が少女漫画を読んだときのような顔をしていた。
おっと。
「でも、酒で箍が外れて、ワンナイト迫ったら確保された。」
「おっふ。」
あー、ウイスキー美味しいけど、なんかちょっとしょっぱい気がする。
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