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とあるイタズラ
イタズラの効果
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川の近くの路地から少し入った道の先、パッと見では分かりにくい古民家風の店で琢磨と和人は飲んでいた。
建物の外観とは裏腹に個室がいくつかあり、その一つで酒と料理を楽しむ。和人がたまに接待などで使用している店の一つらしい。店員とは顔馴染みのようで、接客もよかった。
「はい、今回はこれよろしく。」
「またかよ。」
和人から渡された書類を琢磨が受けとる。封筒にの中身を確認すると眉を潜める。
「これ、俺の残業時間増えそうなんだけど?」
「いやー、そこは申し訳ない。ま、ここの店連れてきたから許してよ。」
和人が頼んでいた日本酒を飲むのを見ながら、琢磨はため息をついた。
「一応、上司に報告して手を回しておくが、どれくらい時間がかかるかはわからないからな。」
おそらくあの上司に報告したとしても、表立って別部署が動き始めるのには時間を要する。それが組織だ。
「そこは分かってるって。時間稼ぎはこっちでやる。」
「何度も言っておくけど、職場では俺は事務。そっちで処理すればいいだろうに。」
「知ってるだろ?俺の会社の上層部は学閥ごとに権力闘争に明け暮れてる。持っていったところで功績の奪い合いと揉み消し合いで、この件はさようならだ。処理も何もできずに後から自滅の道をいく。俺はまだ稼ぎたいからね?彼女もいるし。」
和人の勤務先は大手企業だ。大手企業は権力闘争が上になればなるほど激しくなり、会社の不利益も鑑みずに動く輩も出てくる。
「就職先を最初に聞いたときから、面倒そうな道を行くなとは思ってたが…まあ、いいだろ。引き取る。」
琢磨は書類をしまうと、休日明けの上司との計画変更に備えなければならないと思った。
「というか、結婚式とかうらやましい~」
「桐川さんの友人な。」
琢磨は和人と追加の酒を飲みながら、運ばれてきた食事を進める。
また、和人はプロポーズを断られたらしい。何度目だ?しかし、相変わらず次こそはなんていうのだから、めげないものである。
「彼女がな、まだ働きたいからって。」
「別に専業主婦になってもらいたいわけじゃないんだろ?」
「そう、それも話してるんだけどさ……。だって、彼女の人生に制限をかけたい訳じゃないんだよ。望む人生を生きてほしいとは思ってる。思ってるけど、結婚はしたい!あーあ、次こそは頷いてもらえたらな。」
「友人の一人として、遠くから見とくわ。」
「そこは願ってくれよ!」
メッセージアプリに通知がきて、清香から三次会まで行くことになったことの連絡が来た。やはりか。
「桐川さん、三次会だって?」
「予想はしてたけど、流されたらしい。」
大学時代はそんなに着飾らなかった清香が、今日はあんなに着飾っているため、友人たちが容易く帰すはずもないだろう。
「まあ、おめでたいことだしね。で、お店はここらしいよ。」
和人がとある居酒屋のホームページ画面を見せる。
「相変わらず耳が早いことで。」
「俺って友だち思いだろ?」
和人がニヤリと笑う。まあ、今日の頼みや愚痴の礼のつもりなのだろう。
「あと、二時間だけな。」
「それでこそ琢磨だ!ついでに面白いこと教えてやるよ。」
「ふうん?」
「でさー、職場の先輩がね?」
友人たちがお酒を飲みながら楽しそうに話す。それに相槌を打ちながら話を聞く。ノリが大学生の時にみんな戻っている。
「あれ?桐川さん、それって?」
「うん?」
いかん、ちょっとぼーっとしてた。隣に座っていた女友達が自分の首を指差して、トントンと叩く。
ん?んん?……あー!
慌てて項を抑えて、髪の毛で隠す。お酒をいれたことや頷いたりしたことから、少し髪の毛が崩れていたのか、バレたらしい。
「へえ?いるんだ。」
「ま、まあ、大人だしね。」
ヤバい、バレた。願わくば大事にしないでくれ。
「独占欲のお強いこと。」
ニヤニヤしながら女友達が追求してくる。
「い、いやー、いつの間にだろうねー。」
「なになに?どうしたの?」
他の友人たちが寄ってくる。やめろ、寄るな。散るんだ!
「桐川さん、彼氏が出来たみたいでさー」
「わー!」
広めないでください。みんな酔うとずっと絡んでくるじゃないか。
「えー!良かったじゃん!どんな人?」
コイバナに飢えているのはみんな同じってか。私じゃなくて他にいくんだ。
誤魔化すように酒を飲むしかなかった。
お会計を終わらせてお店から出ると、そこは酔っぱらいの集団の出来上がりである。
みんな顔が赤かったり、楽しくなっていたりと様々だ。
私も少しふわふわしてるが、まだ正気の部類である、はず。
ちゃんとホテルに戻るまでしっかりしておかなければと気を引き締める。
「じゃあ、皆さん、解散で!まだ飲む人は勝手に行くように!」
「おっしゃー!始発で戻るぞー!」
「ホテル戻るわ。」
散り散りになっていくなかに私も混じり、さてホテルに戻るかと歩き始める。
お店の近くの橋に差し掛かると、何故か琢磨がいた。
「あ、桐川さん、俺も今、和人と別れたところで…」
なんだか琢磨の姿が見えたことで、先ほどの気を引き締めた糸がぷつりと切れた。
和人が完全に酔う前に何とか駅まで送り届けると、確か清香の三次会の店の近くだったことを思い出した。
和人、さてはこれも見越していたか。
待つかどうするかと考え、迎えに行くと恥ずかしいと言っていたことも思い出してホテルの近くまで引き返して待つかと思ったら、近くに楽しそうな集団がいた。
その集団のなかに清香もいて、すぐにこちらに気付いた。
清香が琢磨を見ると嬉しそうに笑い、集団から離れて抱きついてきた。
「え、ちょ?」
「琢磨だー!」
これは酔ってる。確実に酔っている。
「清香?」
「がんばって酔わないようにしてたけど、琢磨見たら嬉しくなっちゃった。」
えへへと笑いながら抱きつかれて、思わずんんんと変な声が出た。たまに見せる完全に甘えた表情だ。このタイミングでなんて卑怯すぎる。しかも、お酒のせいで汗を少しかいたのか、甘い香りと虫除けでつけたキスマークがうっすら髪の毛の間から見えている。
かわいいの暴力やめてほしい。ここはまだ外だ。理性よ、耐えろ。
「桐川さん、急に人に抱きついたらダメだよー!」
慌てて、清香の同級生らしい女性が寄ってきた。
「あ、大丈夫です。その…彼氏なので。近くで飲んでて、合流できたらと思っていたところだったので。」
改めて言うとなると確かに気恥ずかしい。
「え!彼氏さん!」
女性が驚いて琢磨を見る。少し不審がっている様子が見てとれた。
まあ、確かに知らない男性だった場合、心配するな。
「えーと…」
「琢磨ー…琢磨は私の彼氏ですー」
琢磨に抱きつきながら、清香が嬉しそうに言う。
まさかの本人が自己申告した。面白いし、かわいすぎる。
念のためとジャケットの胸ポケットに入れていたケースから、名刺を出してその女性に渡す。
「相本琢磨です。すみません、ご迷惑おかけして。」
「あ、いえいえ!こちらこそすみません。」
名刺を受け取った女性が顔を赤くして謝るが、名刺を見て目を瞠られた。勤務先の省庁が書いてあるものだからな。
後ろの方ではポカンとした顔で見ている男性たちがいた。
なるほど。
普段、清香は人に甘えることはあまりせず、むしろ人から頼られることが多い。その姿しか知らないものであれば驚くのも当然だ。
「ほら、歩ける?」
「んー、腕つかんでいいなら歩く。」
だから、かわいいの暴力はやめなさい。
清香の同級生と思われる男性たちも顔を赤くしている。
今の清香は酒に酔い、赤くなった顔に潤んでいる瞳、アルコールによる汗でしっとりとなった肌や髪の毛に普段は見せない甘えた表情である。あまりに無防備だ。
仕方がない。
「歩けそうなので、連れて行きますね。ほら、腕につかまっていいから。あと、バッグちょうだい。」
「んー……ありがとう!」
清香がバッグを渡してきて、そのまま腕にしがみついてきた。
清香の頬にかかった髪を払いのけて、少し整えてやる。
あえて頬に手を添えれば、アルコールのせいで熱い。だいぶ飲んだな。
その手に清香はすり寄ってくる。
そして、琢磨は後方の男性たちにのみ気付かれるように一瞥をくれてやる。
「じゃあ、失礼します。清香がお世話になりました。」
最後にわざと清香の名前をいって、笑顔で挨拶をして去る。
「あ、はい。」
牽制の気配を察して、顔を赤くしていた男性たちはすぐに顔を青くした。
遅かったな、清香はもう俺の彼女だ。
ホテルに帰ってから朝まで清香を腕の中から逃がさなかったが、翌朝に清香は羞恥心で顔を赤くしたり青くしたりしていた。
「桐川さんさ……久しぶりに会って綺麗になってたと思ったら、彼氏さんのお陰だったんだねー!あんなにイチャついちゃって!」
名刺を片手に清香の同級生の女性が他の女性たちと騒ぐ。
一方で男性たちは酒の酔いも覚め、遠い目をしていた。
「……俺はビビったわ…」
「俺も…命が惜しい…」
「桐川さん、強く生きろよ…」
建物の外観とは裏腹に個室がいくつかあり、その一つで酒と料理を楽しむ。和人がたまに接待などで使用している店の一つらしい。店員とは顔馴染みのようで、接客もよかった。
「はい、今回はこれよろしく。」
「またかよ。」
和人から渡された書類を琢磨が受けとる。封筒にの中身を確認すると眉を潜める。
「これ、俺の残業時間増えそうなんだけど?」
「いやー、そこは申し訳ない。ま、ここの店連れてきたから許してよ。」
和人が頼んでいた日本酒を飲むのを見ながら、琢磨はため息をついた。
「一応、上司に報告して手を回しておくが、どれくらい時間がかかるかはわからないからな。」
おそらくあの上司に報告したとしても、表立って別部署が動き始めるのには時間を要する。それが組織だ。
「そこは分かってるって。時間稼ぎはこっちでやる。」
「何度も言っておくけど、職場では俺は事務。そっちで処理すればいいだろうに。」
「知ってるだろ?俺の会社の上層部は学閥ごとに権力闘争に明け暮れてる。持っていったところで功績の奪い合いと揉み消し合いで、この件はさようならだ。処理も何もできずに後から自滅の道をいく。俺はまだ稼ぎたいからね?彼女もいるし。」
和人の勤務先は大手企業だ。大手企業は権力闘争が上になればなるほど激しくなり、会社の不利益も鑑みずに動く輩も出てくる。
「就職先を最初に聞いたときから、面倒そうな道を行くなとは思ってたが…まあ、いいだろ。引き取る。」
琢磨は書類をしまうと、休日明けの上司との計画変更に備えなければならないと思った。
「というか、結婚式とかうらやましい~」
「桐川さんの友人な。」
琢磨は和人と追加の酒を飲みながら、運ばれてきた食事を進める。
また、和人はプロポーズを断られたらしい。何度目だ?しかし、相変わらず次こそはなんていうのだから、めげないものである。
「彼女がな、まだ働きたいからって。」
「別に専業主婦になってもらいたいわけじゃないんだろ?」
「そう、それも話してるんだけどさ……。だって、彼女の人生に制限をかけたい訳じゃないんだよ。望む人生を生きてほしいとは思ってる。思ってるけど、結婚はしたい!あーあ、次こそは頷いてもらえたらな。」
「友人の一人として、遠くから見とくわ。」
「そこは願ってくれよ!」
メッセージアプリに通知がきて、清香から三次会まで行くことになったことの連絡が来た。やはりか。
「桐川さん、三次会だって?」
「予想はしてたけど、流されたらしい。」
大学時代はそんなに着飾らなかった清香が、今日はあんなに着飾っているため、友人たちが容易く帰すはずもないだろう。
「まあ、おめでたいことだしね。で、お店はここらしいよ。」
和人がとある居酒屋のホームページ画面を見せる。
「相変わらず耳が早いことで。」
「俺って友だち思いだろ?」
和人がニヤリと笑う。まあ、今日の頼みや愚痴の礼のつもりなのだろう。
「あと、二時間だけな。」
「それでこそ琢磨だ!ついでに面白いこと教えてやるよ。」
「ふうん?」
「でさー、職場の先輩がね?」
友人たちがお酒を飲みながら楽しそうに話す。それに相槌を打ちながら話を聞く。ノリが大学生の時にみんな戻っている。
「あれ?桐川さん、それって?」
「うん?」
いかん、ちょっとぼーっとしてた。隣に座っていた女友達が自分の首を指差して、トントンと叩く。
ん?んん?……あー!
慌てて項を抑えて、髪の毛で隠す。お酒をいれたことや頷いたりしたことから、少し髪の毛が崩れていたのか、バレたらしい。
「へえ?いるんだ。」
「ま、まあ、大人だしね。」
ヤバい、バレた。願わくば大事にしないでくれ。
「独占欲のお強いこと。」
ニヤニヤしながら女友達が追求してくる。
「い、いやー、いつの間にだろうねー。」
「なになに?どうしたの?」
他の友人たちが寄ってくる。やめろ、寄るな。散るんだ!
「桐川さん、彼氏が出来たみたいでさー」
「わー!」
広めないでください。みんな酔うとずっと絡んでくるじゃないか。
「えー!良かったじゃん!どんな人?」
コイバナに飢えているのはみんな同じってか。私じゃなくて他にいくんだ。
誤魔化すように酒を飲むしかなかった。
お会計を終わらせてお店から出ると、そこは酔っぱらいの集団の出来上がりである。
みんな顔が赤かったり、楽しくなっていたりと様々だ。
私も少しふわふわしてるが、まだ正気の部類である、はず。
ちゃんとホテルに戻るまでしっかりしておかなければと気を引き締める。
「じゃあ、皆さん、解散で!まだ飲む人は勝手に行くように!」
「おっしゃー!始発で戻るぞー!」
「ホテル戻るわ。」
散り散りになっていくなかに私も混じり、さてホテルに戻るかと歩き始める。
お店の近くの橋に差し掛かると、何故か琢磨がいた。
「あ、桐川さん、俺も今、和人と別れたところで…」
なんだか琢磨の姿が見えたことで、先ほどの気を引き締めた糸がぷつりと切れた。
和人が完全に酔う前に何とか駅まで送り届けると、確か清香の三次会の店の近くだったことを思い出した。
和人、さてはこれも見越していたか。
待つかどうするかと考え、迎えに行くと恥ずかしいと言っていたことも思い出してホテルの近くまで引き返して待つかと思ったら、近くに楽しそうな集団がいた。
その集団のなかに清香もいて、すぐにこちらに気付いた。
清香が琢磨を見ると嬉しそうに笑い、集団から離れて抱きついてきた。
「え、ちょ?」
「琢磨だー!」
これは酔ってる。確実に酔っている。
「清香?」
「がんばって酔わないようにしてたけど、琢磨見たら嬉しくなっちゃった。」
えへへと笑いながら抱きつかれて、思わずんんんと変な声が出た。たまに見せる完全に甘えた表情だ。このタイミングでなんて卑怯すぎる。しかも、お酒のせいで汗を少しかいたのか、甘い香りと虫除けでつけたキスマークがうっすら髪の毛の間から見えている。
かわいいの暴力やめてほしい。ここはまだ外だ。理性よ、耐えろ。
「桐川さん、急に人に抱きついたらダメだよー!」
慌てて、清香の同級生らしい女性が寄ってきた。
「あ、大丈夫です。その…彼氏なので。近くで飲んでて、合流できたらと思っていたところだったので。」
改めて言うとなると確かに気恥ずかしい。
「え!彼氏さん!」
女性が驚いて琢磨を見る。少し不審がっている様子が見てとれた。
まあ、確かに知らない男性だった場合、心配するな。
「えーと…」
「琢磨ー…琢磨は私の彼氏ですー」
琢磨に抱きつきながら、清香が嬉しそうに言う。
まさかの本人が自己申告した。面白いし、かわいすぎる。
念のためとジャケットの胸ポケットに入れていたケースから、名刺を出してその女性に渡す。
「相本琢磨です。すみません、ご迷惑おかけして。」
「あ、いえいえ!こちらこそすみません。」
名刺を受け取った女性が顔を赤くして謝るが、名刺を見て目を瞠られた。勤務先の省庁が書いてあるものだからな。
後ろの方ではポカンとした顔で見ている男性たちがいた。
なるほど。
普段、清香は人に甘えることはあまりせず、むしろ人から頼られることが多い。その姿しか知らないものであれば驚くのも当然だ。
「ほら、歩ける?」
「んー、腕つかんでいいなら歩く。」
だから、かわいいの暴力はやめなさい。
清香の同級生と思われる男性たちも顔を赤くしている。
今の清香は酒に酔い、赤くなった顔に潤んでいる瞳、アルコールによる汗でしっとりとなった肌や髪の毛に普段は見せない甘えた表情である。あまりに無防備だ。
仕方がない。
「歩けそうなので、連れて行きますね。ほら、腕につかまっていいから。あと、バッグちょうだい。」
「んー……ありがとう!」
清香がバッグを渡してきて、そのまま腕にしがみついてきた。
清香の頬にかかった髪を払いのけて、少し整えてやる。
あえて頬に手を添えれば、アルコールのせいで熱い。だいぶ飲んだな。
その手に清香はすり寄ってくる。
そして、琢磨は後方の男性たちにのみ気付かれるように一瞥をくれてやる。
「じゃあ、失礼します。清香がお世話になりました。」
最後にわざと清香の名前をいって、笑顔で挨拶をして去る。
「あ、はい。」
牽制の気配を察して、顔を赤くしていた男性たちはすぐに顔を青くした。
遅かったな、清香はもう俺の彼女だ。
ホテルに帰ってから朝まで清香を腕の中から逃がさなかったが、翌朝に清香は羞恥心で顔を赤くしたり青くしたりしていた。
「桐川さんさ……久しぶりに会って綺麗になってたと思ったら、彼氏さんのお陰だったんだねー!あんなにイチャついちゃって!」
名刺を片手に清香の同級生の女性が他の女性たちと騒ぐ。
一方で男性たちは酒の酔いも覚め、遠い目をしていた。
「……俺はビビったわ…」
「俺も…命が惜しい…」
「桐川さん、強く生きろよ…」
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