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【1部】第五章.いざ行かん馬車の旅
076
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「あれ?案内眼鏡君…?」
意外な場所で意外な人物に再会しちゃったよ?
使用人の人がドアを開けると、そこにはいつか見た案内眼鏡君が立っていた。
彼の後ろには、私と同じくらいの年齢の女の子がいた。
この子、どっかで見た事があるうな…?
「何だその変な名前は」
バートが変な顔をしている。
案内眼鏡君は、にこりと笑ってから自己紹介をしてくれた。
「私はこのラオッタの街を治めるガイドーン家の次男、ピーターガイドーンと申します。ヤマノ様が無事に王都を脱出できていて安心しました」
「え、君、子爵様の息子だったの?」
「はい、あの時は宰相にいきなりあなたを城の外に追い出せと命令されてしまいまして、ろくな手助けも出来ず申し訳ありませんでした…」
「いやいや、別に大丈夫だよ。兵士のおじさんも親切に宿とか教えてくれたし、街の人に色々助けてもらったから」
「それは良かったです」
約2週間ぶりくらいの再会かな?
なんだろう、召喚されてから何日経ったのか分かんなくなってるわ。
「さて、私は仕事がありますので、ここは息子に任せましょうか。それでは皆様ごゆるりとお過ごしください」
子爵様はそう言うと部屋を出て行ってしまった。
「私に紹介したかったのってピーターさんの事だったの?私と同じ召喚された人って言ってたよね?」
子爵様が部屋から出て行ったあと、私はバートに話しかけた。
「ピーターも会わせたかった一人だ」
という事は、もう一人は必然的にピーターの後ろに隠れている女の子になるわけだけど…ちらりとその子を見ると、こちらに気が付いたようで、メッチャぐいぐい来た。
「あの!初めまして、私は八重咲桜と言います!!ピーターさんからあなたの事は聞いて、一度お話したいと思っていたんです!!」
おおぅ?なんだろ、凄い距離近い。
「あー…初めまして。私はヤマノイツキですー。とりあえず今はブロッサムって名乗ってるの。よろしくね八重咲さん。桜って綺麗な名前だねー」
とりあえずニコリとあいさつを返しておく。
「ヤマノ様は、今はそう名乗られているのですね」
これからはブロッサム様とお呼びさせていただきますね。とピーター。
「えっと…偽名を使ってるって事ですか?ステータスで分かっちゃうのに??」
そっか、この子は鑑定を人に向けて使っちゃいけないって知らないのか。
「えっとね、この世界では鑑定を人とか魔物に向けて使う事は、喧嘩を吹っ掛けるのと同じ事になるから、安易に鑑定しちゃダメなんだって。だから偽名を名乗ってても大丈夫なんだよ」
「えっ…そうだったんですか。あれ、でもブロッサムさん、ステータスの所の名前、ブロッサムになってますよね?」
「えっ!?今鑑定した?」
「はい…思わず使っちゃいました…」
なんてこったパンナコッタ。
これじゃぁ、ステータス改ざんしてる事言わないといけないじゃないか。
『鑑定をレジスト出来なかったマスターも悪いです。仕方ないです、腹くくってしゃべっちゃいましょう』
(ナビさん無慈悲!!ていうか、レジスト出来るの?鑑定使われた事すら気が付かなかったんだけど?)
『マスターのレベルも低いから、気が付けなかったんでしょうね』
(うーん。早いとこ鍛えないとやばいなこれ…)
とりあえず、バートとかピーターに知られるのはなかなかに痛いんだけど、腹をくくって話すしかない。
もしかしたら、ステータス改ざんって結構メジャーな方法かもしれないし!!
「あぁ、なんていえば良いのかな…ステータスを改ざんしてる?んだよ」
神様に名前を変えて貰ったって言っても信じて貰えないし、名前を改ざんしてたのも事実だから、ややこしくなるし全部ステータス改ざんって事にしよう。
「ステータスって改ざん出来るんですか!?」
「うん、出来るよ…」
「おい待て、そんな話は聞いた事が無いぞ!?」
「信じられません…」
「おいおい…マジかよー!!ウケるわー!!」
なんだか周りの反応がおかしいぞ……。
「えーと…?」
ピーターやバートはこの世の終わりのような顔をしているし、ウッドさんは何故か腹を抱えて笑い転げている。
やっぱりステータス改ざんはメジャーな方法では無かったようです…。
『マスター、ドンマイ!!』
めっちゃ楽しそうなナビさんの声!!
「…お前……いや…防音結界!」
何か問いかけようとしていたバートは、部屋全体に防音結界を張ると改めて声を荒げた。
「異世界から来た人間が規格外なのは知っていたが、ステータスを改ざん出来るなんざ聞いた事がねぇぞ!!」
うるさいデス。
「いや、だってステータス開いたときに出来たんだもん!!」
名前の件もそうだけど、神様から直々に教わったなんて言えないわ…。
「出来たんだもん。じゃねぇよ!!」
「バートさん、落ち着いてください!」
私につかみかかりそうな勢いのバートを、ピーターが抑えてくれた。
「ブロッサムさん、それはいつ気が付いたんでしょうか?」
「えーと、城から出てリカルドさんの所の宿に泊まってる時…かな」
山野樹っていう、元本名から現本名のブロッサムに変えたのもこの時だし、間違っちゃいない!
「やり方を教えていただく事は出来ますか?」
「大して手間のいる手順でもないので良いですよ」
こうなりゃ自棄よ。
私は4人にステータスの改ざんと隠蔽の仕方を教えたのだ。
「おい、出来たか?」
「いいえ、ブロッサム様のおっしゃるように、変えたい場所を触っても何も起きませんね」
「俺も無理だったなぁー」
「えっと…私は出来ちゃいました…」
男三人は出来なかったようだが、桜はしっかり出来たみたいだった。
本人の許可を得て鑑定を掛けてみると、名前の欄が「八重咲桜」から「サクラ(八重咲桜)」になっていた。
どうやら、名前の改ざんも出来るけど、やっぱり本名までは変えられないようだ。とは言え、鑑定と真贋スキルと併用しなければバレないから、これで良いんじゃないかな。それ以外の項目は、私では変わったのか分からないのでとりあえず何も言わない。
「これは異世界から来た人間だけに許される行為なのかもしれませんね」
ピーターが眼鏡をクイっと上げながら言う。
「そのようだな。という事は、他の連中も本当のステータスを隠している可能性があるわけか…やはりどうにかして早急に彼らを確保しなければいけないな…」
何だか二人の口調から、ステータスを隠すことが悪い事の様に聞こえる。
私自身、スキルチェックされるのが分かっていたから厄介ごとに巻き込まれたくなくて、あえてステータス隠したけど…何かちょっと気に喰わない。
私は思わず口を開いた。
意外な場所で意外な人物に再会しちゃったよ?
使用人の人がドアを開けると、そこにはいつか見た案内眼鏡君が立っていた。
彼の後ろには、私と同じくらいの年齢の女の子がいた。
この子、どっかで見た事があるうな…?
「何だその変な名前は」
バートが変な顔をしている。
案内眼鏡君は、にこりと笑ってから自己紹介をしてくれた。
「私はこのラオッタの街を治めるガイドーン家の次男、ピーターガイドーンと申します。ヤマノ様が無事に王都を脱出できていて安心しました」
「え、君、子爵様の息子だったの?」
「はい、あの時は宰相にいきなりあなたを城の外に追い出せと命令されてしまいまして、ろくな手助けも出来ず申し訳ありませんでした…」
「いやいや、別に大丈夫だよ。兵士のおじさんも親切に宿とか教えてくれたし、街の人に色々助けてもらったから」
「それは良かったです」
約2週間ぶりくらいの再会かな?
なんだろう、召喚されてから何日経ったのか分かんなくなってるわ。
「さて、私は仕事がありますので、ここは息子に任せましょうか。それでは皆様ごゆるりとお過ごしください」
子爵様はそう言うと部屋を出て行ってしまった。
「私に紹介したかったのってピーターさんの事だったの?私と同じ召喚された人って言ってたよね?」
子爵様が部屋から出て行ったあと、私はバートに話しかけた。
「ピーターも会わせたかった一人だ」
という事は、もう一人は必然的にピーターの後ろに隠れている女の子になるわけだけど…ちらりとその子を見ると、こちらに気が付いたようで、メッチャぐいぐい来た。
「あの!初めまして、私は八重咲桜と言います!!ピーターさんからあなたの事は聞いて、一度お話したいと思っていたんです!!」
おおぅ?なんだろ、凄い距離近い。
「あー…初めまして。私はヤマノイツキですー。とりあえず今はブロッサムって名乗ってるの。よろしくね八重咲さん。桜って綺麗な名前だねー」
とりあえずニコリとあいさつを返しておく。
「ヤマノ様は、今はそう名乗られているのですね」
これからはブロッサム様とお呼びさせていただきますね。とピーター。
「えっと…偽名を使ってるって事ですか?ステータスで分かっちゃうのに??」
そっか、この子は鑑定を人に向けて使っちゃいけないって知らないのか。
「えっとね、この世界では鑑定を人とか魔物に向けて使う事は、喧嘩を吹っ掛けるのと同じ事になるから、安易に鑑定しちゃダメなんだって。だから偽名を名乗ってても大丈夫なんだよ」
「えっ…そうだったんですか。あれ、でもブロッサムさん、ステータスの所の名前、ブロッサムになってますよね?」
「えっ!?今鑑定した?」
「はい…思わず使っちゃいました…」
なんてこったパンナコッタ。
これじゃぁ、ステータス改ざんしてる事言わないといけないじゃないか。
『鑑定をレジスト出来なかったマスターも悪いです。仕方ないです、腹くくってしゃべっちゃいましょう』
(ナビさん無慈悲!!ていうか、レジスト出来るの?鑑定使われた事すら気が付かなかったんだけど?)
『マスターのレベルも低いから、気が付けなかったんでしょうね』
(うーん。早いとこ鍛えないとやばいなこれ…)
とりあえず、バートとかピーターに知られるのはなかなかに痛いんだけど、腹をくくって話すしかない。
もしかしたら、ステータス改ざんって結構メジャーな方法かもしれないし!!
「あぁ、なんていえば良いのかな…ステータスを改ざんしてる?んだよ」
神様に名前を変えて貰ったって言っても信じて貰えないし、名前を改ざんしてたのも事実だから、ややこしくなるし全部ステータス改ざんって事にしよう。
「ステータスって改ざん出来るんですか!?」
「うん、出来るよ…」
「おい待て、そんな話は聞いた事が無いぞ!?」
「信じられません…」
「おいおい…マジかよー!!ウケるわー!!」
なんだか周りの反応がおかしいぞ……。
「えーと…?」
ピーターやバートはこの世の終わりのような顔をしているし、ウッドさんは何故か腹を抱えて笑い転げている。
やっぱりステータス改ざんはメジャーな方法では無かったようです…。
『マスター、ドンマイ!!』
めっちゃ楽しそうなナビさんの声!!
「…お前……いや…防音結界!」
何か問いかけようとしていたバートは、部屋全体に防音結界を張ると改めて声を荒げた。
「異世界から来た人間が規格外なのは知っていたが、ステータスを改ざん出来るなんざ聞いた事がねぇぞ!!」
うるさいデス。
「いや、だってステータス開いたときに出来たんだもん!!」
名前の件もそうだけど、神様から直々に教わったなんて言えないわ…。
「出来たんだもん。じゃねぇよ!!」
「バートさん、落ち着いてください!」
私につかみかかりそうな勢いのバートを、ピーターが抑えてくれた。
「ブロッサムさん、それはいつ気が付いたんでしょうか?」
「えーと、城から出てリカルドさんの所の宿に泊まってる時…かな」
山野樹っていう、元本名から現本名のブロッサムに変えたのもこの時だし、間違っちゃいない!
「やり方を教えていただく事は出来ますか?」
「大して手間のいる手順でもないので良いですよ」
こうなりゃ自棄よ。
私は4人にステータスの改ざんと隠蔽の仕方を教えたのだ。
「おい、出来たか?」
「いいえ、ブロッサム様のおっしゃるように、変えたい場所を触っても何も起きませんね」
「俺も無理だったなぁー」
「えっと…私は出来ちゃいました…」
男三人は出来なかったようだが、桜はしっかり出来たみたいだった。
本人の許可を得て鑑定を掛けてみると、名前の欄が「八重咲桜」から「サクラ(八重咲桜)」になっていた。
どうやら、名前の改ざんも出来るけど、やっぱり本名までは変えられないようだ。とは言え、鑑定と真贋スキルと併用しなければバレないから、これで良いんじゃないかな。それ以外の項目は、私では変わったのか分からないのでとりあえず何も言わない。
「これは異世界から来た人間だけに許される行為なのかもしれませんね」
ピーターが眼鏡をクイっと上げながら言う。
「そのようだな。という事は、他の連中も本当のステータスを隠している可能性があるわけか…やはりどうにかして早急に彼らを確保しなければいけないな…」
何だか二人の口調から、ステータスを隠すことが悪い事の様に聞こえる。
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