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【1部】第三章.自分のスキルを確認するまでが長い
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私は自分のステータスで、称号を見えないようにした。
【名前】 ブロッサム
【種族】 人間
【年齢】 19
【職業】 なし
【レベル】1
【称 号】なし
【スキル】
スライムテイム(Lv1)
毒耐性(Lv1)
麻痺耐性(Lv1)
とりあえずこんな感じ。
「ねえナビさん」
『何でしょうかマスター』
「ずっと質問攻めで悪いんだけど、もう少し教えて」
『私はマスターを補佐する存在です、何でも聞いてください』
「スライムテイムって、どうやってレベルが上がるの?」
『スライムを沢山テイムするか、テイムしたスライムが成長するとスキルもレベルアップします』
「あ、沢山テイムしなくてもレベルアップするんだ?」
『はい。今のマスターのレベルだと、ベビースライムかスモールスライムという種しかテイムできませんが、それらを成長させていけばテイマーとしてのレベルが上がります』
「ベビースライムは何となく分かるけど、スモールスライム…?」
『スモールスライムはその名の通り成体になっても小さいままのスライムです。ベビーと同じで属性が定まっていませんので、生息地域や食べている物によって毒だったり麻痺だったりの属性を持ちます。ベビーやスモールは棲む場所が変わると性質も変化する場合があります』
「へぇ…それってすごくない?」
『凄いですよ。ただ、スライムの多くは炎が苦手ですので人間の間では雑魚扱いされてます』
「あー…うん。そうなんだね」
『ですが数が集まれば相当の脅威にはなりますから、マスターもスキルを過信せずにスライムが沢山いる時は近づかないでください』
「了解です」
この世界でも、スライムは雑魚らしい。
でも、絶対に強い魔物だと思うんだよね…。
私がテイムするスライムちゃんには、火炎耐性を覚えてもらおう。
『最悪、マスターがピンチに陥った時は、ナビが絶対安全空間の入り口を足元に開いて回収しますから安心してください』
「え、ありがとう。まあ、そんな絶体絶命な状況に陥らないように気を付けるよ。というか、ナビの判断で出入り口開け閉めできんの?」
『マスターが緊急事態の時だけですけどね』
「有能な補佐役で涙ちょちょぎれるわ…」
『もっと褒めて貰っても良いんですよ!!』
「私達、出会って一日も経ってないよね?」
『既にソウルメイトなので問題ないです』
「いや、ソウルメイトって…」
ナビはとても有能でフレンドリーなダンジョンコアの様です?
【名前】 ブロッサム
【種族】 人間
【年齢】 19
【職業】 なし
【レベル】1
【称 号】なし
【スキル】
スライムテイム(Lv1)
毒耐性(Lv1)
麻痺耐性(Lv1)
とりあえずこんな感じ。
「ねえナビさん」
『何でしょうかマスター』
「ずっと質問攻めで悪いんだけど、もう少し教えて」
『私はマスターを補佐する存在です、何でも聞いてください』
「スライムテイムって、どうやってレベルが上がるの?」
『スライムを沢山テイムするか、テイムしたスライムが成長するとスキルもレベルアップします』
「あ、沢山テイムしなくてもレベルアップするんだ?」
『はい。今のマスターのレベルだと、ベビースライムかスモールスライムという種しかテイムできませんが、それらを成長させていけばテイマーとしてのレベルが上がります』
「ベビースライムは何となく分かるけど、スモールスライム…?」
『スモールスライムはその名の通り成体になっても小さいままのスライムです。ベビーと同じで属性が定まっていませんので、生息地域や食べている物によって毒だったり麻痺だったりの属性を持ちます。ベビーやスモールは棲む場所が変わると性質も変化する場合があります』
「へぇ…それってすごくない?」
『凄いですよ。ただ、スライムの多くは炎が苦手ですので人間の間では雑魚扱いされてます』
「あー…うん。そうなんだね」
『ですが数が集まれば相当の脅威にはなりますから、マスターもスキルを過信せずにスライムが沢山いる時は近づかないでください』
「了解です」
この世界でも、スライムは雑魚らしい。
でも、絶対に強い魔物だと思うんだよね…。
私がテイムするスライムちゃんには、火炎耐性を覚えてもらおう。
『最悪、マスターがピンチに陥った時は、ナビが絶対安全空間の入り口を足元に開いて回収しますから安心してください』
「え、ありがとう。まあ、そんな絶体絶命な状況に陥らないように気を付けるよ。というか、ナビの判断で出入り口開け閉めできんの?」
『マスターが緊急事態の時だけですけどね』
「有能な補佐役で涙ちょちょぎれるわ…」
『もっと褒めて貰っても良いんですよ!!』
「私達、出会って一日も経ってないよね?」
『既にソウルメイトなので問題ないです』
「いや、ソウルメイトって…」
ナビはとても有能でフレンドリーなダンジョンコアの様です?
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