私はただ、憧れのテントでゴロゴロしたいだけ。

もりのたぬき

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【1部】第一章.異世界生活を始める前の長い長い準備

009

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さぁ、いよいよステータス確認だ!!

「ステータスオープン!」
私がそう唱えると、シュッと目の前にゲームの画面のような半透明のウインドウが出てきた。
それを見ると、しっかり私のステータスが書かれている。

【名前】 山野 樹
【種族】 人間
【年齢】 29
【職業】 元会社員

【レベル】1
【称 号】召喚された只人ただびと

【体 力】 80/80
【魔 力】 100/100

【攻撃力】 35
【防御力】 10
【魔 力】 50
【素早さ】 15
【知 力】 45

【スキル】
 鑑定
 真贋
 地図作成
 アイテムボックス
 絶対安全空間    Lv1
 オンラインショップ Lv1
 スライムテイム   Lv1

【魔法スキル】
 属性魔法(任意魔法)
  クリーン(聖)
  ドライ(火+風)
  ライト(光)



「おぉー!すごい、ゲーム画面みたいなのが出たー!」

自分のパラメーターを見る限り、高くは無い感じがする。

「樹ちゃんのパラメーターはねぇ…うん、標準的じゃないかしらね?レベルが上がっていけば、パラメーターも上がっていくわ。頑張ってね」
「まぁ、そうですよね。ただの一般人ですから」

称号も只人とか書いてあるしね!!ただの人!!
しかしまぁ…やっぱりスキルの数多いよなぁ…

「樹ちゃんが欲しがった結果でしょ?」
「まぁ、そうなんですけどねぇ…」
「さて、スキルはしっかり付与できておるようじゃな?」
「あ、はい。グラームス様もありがとうございます。って…あれ…?」

自分のステータスを見ていて気が付いた。
ミルス様が書いてくれたスキル以外にも一つスキルが増えてる。

真贋しんがん…?何ですかこのスキル?」

「あぁ、それは儂からのプレゼントじゃ。今現在は、世界でお主しか持っておらんスキルじゃ」
「はぁっ!?グラームス様、なんでそんな希少なスキルを私に??」

いやいや、プレゼントじゃとか言ってるけど、そんな気軽にスキル増やさないでくださいよ…

「そのスキルは、あらゆる物の真贋を見極めることが出来る。ダンジョンとかでミミックを見つけたり、偽造硬貨を見つけたりできるから便利じゃぞ」

「え、いや…それ鑑定でも出来る事ですよね?」

このスキル取り外ししてほしい。

「鑑定とは似て非なるスキルじゃ!相手が隠したスキルも見れるのじゃ!そして既に与えたスキルを取り上げる事はできんぞ、それに儂もお主の事を気に入っておるからの、フォンティーに降りた後も見守っとるよ」
「んふふ♪ここ最近、他者を見下したり選民意識の強い異世界人しか見てないから、貴女みたいな子は久しぶりなのよ。諦めてね♪」

自分の事しか考えないでスキルとか欲しい物とか要求してるのに、何でこの2柱の神様に気に入られたんだろうか?良く解らない…
というか、もう完全チートじゃないこれ…?

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