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【1部】第一章.異世界生活を始める前の長い長い準備
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何だかんだ、あーでもないこーでもないと、神様にお願いするスキルを考えていた樹であったが、最終的にはこんな感じのスキルにまとまった。
【スキル】
・鑑定
・アイテムボックス
・スライムテイムLv1
・絶対安全空間Lv1
・オンラインショップLv1
・地図作成
【魔法スキル】
・属性魔法(任意魔法)
・クリーン(聖)
・ドライ(火+風)
・ライト(光)
私が書いたメモを元に、ミルス様に書いてもらったスキル一覧。なんか、よーく見ると絶対安全空間の文字の下に、うっすらダンジョンマスターとかいう文字が見えるのは気のせいだろうか?
「ミルス様、この絶対安全空間の所、下にダンジョンマスターって書いてある気がするんですが…」
「あー!それはね!気にしないで!!大丈夫、樹ちゃんのスキルは絶対安全空間って名前にしたから!!」
「え?名前にしたからって…それってつまり…」
「大丈夫!!出入り口を開けっぱなしにしなければ、外から感知されない絶対不可侵の空間だから!!」
「やっぱりダンジョン作るスキルじゃねーか!!」
なんやかんやありまして、おまけで服やナイフ、鞄や食料にポーションと言った冒険に必要な最低限の装備品、お金も少しだけアイテムボックスに入れてくれることになった。あと、私の大切な枕とぬいぐるみも荷物に入れてくれるって。マジ神様ありがとう!!
その他に言語に関しては、召喚された全員に、言語理解と自動翻訳がフォンティーの地に足を付けた時点で付与されるらしい。これはスキルとしては表示されないが、言葉が分かるし文字も読めるようになっているそうだ。
日本語で喋ったり文字を書いても、フォンティーで使われている言葉と文字に自動的に書き換わるようになる。ありがたい。
レベルの表示があるものに関しては、徐々に出来る物事が増えていくらしい。ミルス様曰く「いきなり全部出来ちゃったらつまらないでしょ?」だそう。
「さて、あなたの欲しいスキルはこれで良いかしら?」
「はい、多分これで生きていけると思います。というか魔法スキルも頂けるんですか?」
「今回だけの特別よ。あなただけの魔法を作り出せるわよ」
「ありがとうございます!こんなに至れり尽くせりで良いんでしょうか…」
「んふふふ、なんたって神様ですもの、これくらいは簡単よ。それに、あなたは礼儀正しいから気に入ったのよ」
どうやら、私の前に面談をした人物は、随分失礼な態度をとったらしい。
私も結構失礼な態度をとってる気がするんだけどね…?
「樹ちゃんは良いのよー!!私達をちゃんと神様として対応してくれてるでしょ?それに可愛いし!!」
ぎゅっと抱き着いてくるミルス様。私より遥かに豊かなお胸がグイグイ当たって少し複雑な気分。
そしてグラームス様はうらやましそうな目でこっちを見ない!!
【スキル】
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私が書いたメモを元に、ミルス様に書いてもらったスキル一覧。なんか、よーく見ると絶対安全空間の文字の下に、うっすらダンジョンマスターとかいう文字が見えるのは気のせいだろうか?
「ミルス様、この絶対安全空間の所、下にダンジョンマスターって書いてある気がするんですが…」
「あー!それはね!気にしないで!!大丈夫、樹ちゃんのスキルは絶対安全空間って名前にしたから!!」
「え?名前にしたからって…それってつまり…」
「大丈夫!!出入り口を開けっぱなしにしなければ、外から感知されない絶対不可侵の空間だから!!」
「やっぱりダンジョン作るスキルじゃねーか!!」
なんやかんやありまして、おまけで服やナイフ、鞄や食料にポーションと言った冒険に必要な最低限の装備品、お金も少しだけアイテムボックスに入れてくれることになった。あと、私の大切な枕とぬいぐるみも荷物に入れてくれるって。マジ神様ありがとう!!
その他に言語に関しては、召喚された全員に、言語理解と自動翻訳がフォンティーの地に足を付けた時点で付与されるらしい。これはスキルとしては表示されないが、言葉が分かるし文字も読めるようになっているそうだ。
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レベルの表示があるものに関しては、徐々に出来る物事が増えていくらしい。ミルス様曰く「いきなり全部出来ちゃったらつまらないでしょ?」だそう。
「さて、あなたの欲しいスキルはこれで良いかしら?」
「はい、多分これで生きていけると思います。というか魔法スキルも頂けるんですか?」
「今回だけの特別よ。あなただけの魔法を作り出せるわよ」
「ありがとうございます!こんなに至れり尽くせりで良いんでしょうか…」
「んふふふ、なんたって神様ですもの、これくらいは簡単よ。それに、あなたは礼儀正しいから気に入ったのよ」
どうやら、私の前に面談をした人物は、随分失礼な態度をとったらしい。
私も結構失礼な態度をとってる気がするんだけどね…?
「樹ちゃんは良いのよー!!私達をちゃんと神様として対応してくれてるでしょ?それに可愛いし!!」
ぎゅっと抱き着いてくるミルス様。私より遥かに豊かなお胸がグイグイ当たって少し複雑な気分。
そしてグラームス様はうらやましそうな目でこっちを見ない!!
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