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ここは、私が前世で読んでいた恋愛小説の世界だ。
まさか自分が小説の世界に転生するなんて思いもしなかった。
私が転生したのはリストン伯爵の娘マリッタ・リストン。小説のヒロイン、エリーナの親友……。
それにしても、よくこんな状態で思い出したものね……――
マリッタは、頭から水を被りびしょ濡れになって、貴族学園の噴水に座り込んでいた。
目の前には、私が噴水に落ちた事に悲鳴を上げて泣きそうな顔になっているエリーナ。私を噴水から出そうと腕を引っ張る小説のヒーロー、クレディ。そして、私を噴水に落とした張本人、オリヴェル・アヴェルダは顔面蒼白で、口をアワアワさせていた。
クレディが私を引き上げると、すぐにエリーナがハンカチで私を拭きながら涙目で何度も「ごめんなさい」と言っている。
そう、この噴水に落ちるシーン。実は小説ではエリーナがオリヴェルに押されて噴水に落ちそうになった所を、クレディが助けるというものだった。
だが、さっき私は、エリーナが押される瞬間、助けなきゃという気持ちで咄嗟に手を出してエリーナをクレディ側に押したのだ。エリーナはクレディが受け止めてくれたのだが、私がバランスを崩して噴水に落ちたというわけだ。そして、同時に転生した事を思い出した。
水が滴るブラウンの髪をエリーナが泣きながら拭いてくれる。
私はそんなエリーナに「大丈夫よ」と言って小さく笑いかけた。
「オリヴェル殿下。これは、いくらなんでもやり過ぎです!」
クレディが厳しい口調でオリヴェルに詰め寄る。
「お、俺はマリッタには何もしてないじゃないか!」
オリヴェルが苦し紛れにそんな事を言うから、私はオリヴェルを思いっきり睨んでやった。
「うっ……。俺は、エリーナとクレディが別れないって言うから……。それに俺が押したのはエリーナでマリッタは勝手に落ちたんだろ!」
ブチッと私の中で何かが切れた。
つかつかとオリヴェルに近寄ると、私は満面の笑みを浮かべて、オリヴェルの両手を握ってとても優しい声で言った。
「殿下?」
「え?」
オリヴェルはほんのり頬を染めて、満面の笑みのマリッタを見たと思ったら、物凄い勢いで両手を引っ張られた。そして次の瞬間――
バッシャーン!!
オリヴェルは噴水の中で、王族の証である赤い髪をてっぺんからずぶ濡れにし、青い瞳のつり目をまんまるくした。
「今後、二人を別れさせようとするなら、ただじゃ置かないから!」
フンッと私は顔を背けると、そのままズンズンと噴水を後にする。その後をエリーナが追ってきた。
全く、あのバカ王子!私の推しカプ、エリーナとクレディを別れさせようなんて絶対に許さないんだから!
小説では、この後も二人を別れさせようとオリヴェルが嫌がらせを繰り返すのだ。そして、それを二人は乗り越えて仲を深めていく話ではあるけれど、やっぱり目の前で友人であり推しカプの二人が、嫌な目に合わされるのは見ていられない!何が何でも、阻止してやるんだから!
この時の私は王子であろうとオリヴェルと対立する覚悟でいた。――のだけれど……
◇
翌日、マリッタは、学園の人気がない旧校舎の裏庭に呼び出された。
「昨日は、その……悪かったよ……」
罰が悪そうにオリヴェルは謝ってきた。
「俺は……お前を噴水に落とそうなんて本当に思ってなかったんだ!」
「だから?問題はそこじゃないですよね?そもそも付き合ってる二人を別れさせようとする事も、それに従わないからって、エリーナを噴水に落とそうとする事も、間違ってるって分からない!?」
「そ、それは……」
「そんな事も分かんなくて、将来国を治められると思ってるんですか!?」
そもそも小説でも、二人に数々の嫌がらせをした事が国王陛下にバレて、オリヴェルは王位継承権を剥奪され、弟のアウリス殿下が後継者となっていた。
私の言葉が効いたのか、オリヴェルは下を向いて悔しそうに唇を噛みしめる。そして聞こえるか聞こえないか位の小さな声でこう言ったのだ。
「だって……お前、クレディが好きなんだろ?」
「…………は?」
オリヴェルの小さな呟きは、何とか私の耳にも伝わっていた。しかし、理解するまでには時間を要した。
すると下を向いていたオリヴェルは、グイッと顔を上げて私を見た。
「お前がクレディを好きだから、あの二人を別れさせようとしてやったんだろ!!」
オリヴェルが突拍子もない事を言い出すので、マリッタは何度か瞬きをして言った。
「……あなた、本物のバカだったの?」
「違う!俺がどんな気持ちであの二人を別れさせようとしてたか、知らないくせに!俺だって本当はあの二人が付き合ってくれてる方が助かるんだよ!!」
オリヴェルは面白くなさそうに目を逸らした。
は?マジで何言ってんの?このアホ王子は。
「二人が付き合ってた方がいいなら、なんで別れさせようとするのよ!?」
「だから、俺はお前の為にやってんだよ!」
「は!?私の為ってなに!?そんな事、私が望むわけ無いでしょう!?誰が一番あの二人を推してると思ってんのよ!!」
「え?おし?」
あ、つい前世の癖が……
「い、いやそれは……、お、応援よ!私が二人を一番応援してるんだから、変な勘違いして二人を別れさせようとしないで!」
「じゃ、じゃあ、マリッタはクレディの事が好きなわけじゃないんだな?」
「ええ、そうよ。クレディの事は友人としか思ってないわよ」
私の答えにオリヴェルはすごく嬉しそうな顔になる。
え?それってどういう反応よ。
「も、もしかして殿下って、私の事が好きなんてことは……」
マリッタはそこで言葉を失った。何故ならオリヴェルが顔を真っ赤にして、口をアワアワさせているからだ。
「ば、ばっかじゃねーの!そんなわけ無いだろ!」
オリヴェルは真っ赤な顔で、悪態をつくと逃げるように去っていった。
「え?……ええ?ま、まさか本当に私が好きなの?――ええー!?」
まさか自分が小説の世界に転生するなんて思いもしなかった。
私が転生したのはリストン伯爵の娘マリッタ・リストン。小説のヒロイン、エリーナの親友……。
それにしても、よくこんな状態で思い出したものね……――
マリッタは、頭から水を被りびしょ濡れになって、貴族学園の噴水に座り込んでいた。
目の前には、私が噴水に落ちた事に悲鳴を上げて泣きそうな顔になっているエリーナ。私を噴水から出そうと腕を引っ張る小説のヒーロー、クレディ。そして、私を噴水に落とした張本人、オリヴェル・アヴェルダは顔面蒼白で、口をアワアワさせていた。
クレディが私を引き上げると、すぐにエリーナがハンカチで私を拭きながら涙目で何度も「ごめんなさい」と言っている。
そう、この噴水に落ちるシーン。実は小説ではエリーナがオリヴェルに押されて噴水に落ちそうになった所を、クレディが助けるというものだった。
だが、さっき私は、エリーナが押される瞬間、助けなきゃという気持ちで咄嗟に手を出してエリーナをクレディ側に押したのだ。エリーナはクレディが受け止めてくれたのだが、私がバランスを崩して噴水に落ちたというわけだ。そして、同時に転生した事を思い出した。
水が滴るブラウンの髪をエリーナが泣きながら拭いてくれる。
私はそんなエリーナに「大丈夫よ」と言って小さく笑いかけた。
「オリヴェル殿下。これは、いくらなんでもやり過ぎです!」
クレディが厳しい口調でオリヴェルに詰め寄る。
「お、俺はマリッタには何もしてないじゃないか!」
オリヴェルが苦し紛れにそんな事を言うから、私はオリヴェルを思いっきり睨んでやった。
「うっ……。俺は、エリーナとクレディが別れないって言うから……。それに俺が押したのはエリーナでマリッタは勝手に落ちたんだろ!」
ブチッと私の中で何かが切れた。
つかつかとオリヴェルに近寄ると、私は満面の笑みを浮かべて、オリヴェルの両手を握ってとても優しい声で言った。
「殿下?」
「え?」
オリヴェルはほんのり頬を染めて、満面の笑みのマリッタを見たと思ったら、物凄い勢いで両手を引っ張られた。そして次の瞬間――
バッシャーン!!
オリヴェルは噴水の中で、王族の証である赤い髪をてっぺんからずぶ濡れにし、青い瞳のつり目をまんまるくした。
「今後、二人を別れさせようとするなら、ただじゃ置かないから!」
フンッと私は顔を背けると、そのままズンズンと噴水を後にする。その後をエリーナが追ってきた。
全く、あのバカ王子!私の推しカプ、エリーナとクレディを別れさせようなんて絶対に許さないんだから!
小説では、この後も二人を別れさせようとオリヴェルが嫌がらせを繰り返すのだ。そして、それを二人は乗り越えて仲を深めていく話ではあるけれど、やっぱり目の前で友人であり推しカプの二人が、嫌な目に合わされるのは見ていられない!何が何でも、阻止してやるんだから!
この時の私は王子であろうとオリヴェルと対立する覚悟でいた。――のだけれど……
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翌日、マリッタは、学園の人気がない旧校舎の裏庭に呼び出された。
「昨日は、その……悪かったよ……」
罰が悪そうにオリヴェルは謝ってきた。
「俺は……お前を噴水に落とそうなんて本当に思ってなかったんだ!」
「だから?問題はそこじゃないですよね?そもそも付き合ってる二人を別れさせようとする事も、それに従わないからって、エリーナを噴水に落とそうとする事も、間違ってるって分からない!?」
「そ、それは……」
「そんな事も分かんなくて、将来国を治められると思ってるんですか!?」
そもそも小説でも、二人に数々の嫌がらせをした事が国王陛下にバレて、オリヴェルは王位継承権を剥奪され、弟のアウリス殿下が後継者となっていた。
私の言葉が効いたのか、オリヴェルは下を向いて悔しそうに唇を噛みしめる。そして聞こえるか聞こえないか位の小さな声でこう言ったのだ。
「だって……お前、クレディが好きなんだろ?」
「…………は?」
オリヴェルの小さな呟きは、何とか私の耳にも伝わっていた。しかし、理解するまでには時間を要した。
すると下を向いていたオリヴェルは、グイッと顔を上げて私を見た。
「お前がクレディを好きだから、あの二人を別れさせようとしてやったんだろ!!」
オリヴェルが突拍子もない事を言い出すので、マリッタは何度か瞬きをして言った。
「……あなた、本物のバカだったの?」
「違う!俺がどんな気持ちであの二人を別れさせようとしてたか、知らないくせに!俺だって本当はあの二人が付き合ってくれてる方が助かるんだよ!!」
オリヴェルは面白くなさそうに目を逸らした。
は?マジで何言ってんの?このアホ王子は。
「二人が付き合ってた方がいいなら、なんで別れさせようとするのよ!?」
「だから、俺はお前の為にやってんだよ!」
「は!?私の為ってなに!?そんな事、私が望むわけ無いでしょう!?誰が一番あの二人を推してると思ってんのよ!!」
「え?おし?」
あ、つい前世の癖が……
「い、いやそれは……、お、応援よ!私が二人を一番応援してるんだから、変な勘違いして二人を別れさせようとしないで!」
「じゃ、じゃあ、マリッタはクレディの事が好きなわけじゃないんだな?」
「ええ、そうよ。クレディの事は友人としか思ってないわよ」
私の答えにオリヴェルはすごく嬉しそうな顔になる。
え?それってどういう反応よ。
「も、もしかして殿下って、私の事が好きなんてことは……」
マリッタはそこで言葉を失った。何故ならオリヴェルが顔を真っ赤にして、口をアワアワさせているからだ。
「ば、ばっかじゃねーの!そんなわけ無いだろ!」
オリヴェルは真っ赤な顔で、悪態をつくと逃げるように去っていった。
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