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第9話 おやすみのキスがおやすみのペッティングに変わるまで
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私は弟の部屋をノックした。
「どうぞ」
返事がある。
ドアを開ける。
明の部屋。
本棚、勉強机、ベッド。
壁には何も貼られていない。
地味な部屋だ。
本棚に並んでいるのは、時代小説と、漫画。
漫画の内容は、あまり一般的ではない尖った内容のやつ。
明の人格が良く出ている気がする。
「姉ちゃん、そろそろ寝るから」
そう、彼に言う。
おやすみの挨拶。
そして、おやすみの儀式。
明が、勉強していたのか。
勉強机から、その手を止めて立ち上がる。
そして歩み寄って来た。
私の前に立つ。
パジャマ姿の弟。
向かい合って……
私は、身を屈めて、そっと、明と唇を合わせた。
おやすみのキス。
恋人同士の儀式。
二人の愛を確認するための大切な行為。
しばらく唇をくっつけて、その愛を確かめる。
そして……
「おやすみ!」
離れて、言葉での挨拶を交わし、私は明の部屋を出る。
これが、私の夜の習慣。
「忘れ物ないね?」
「うん。大丈夫だよ」
朝。
ご飯を食べて、歯を磨いて。
顔を洗って。
登校準備完了。
両親はもうすでに出勤しているから、二人だけの登校風景。
靴を履き、後は外に出るだけ。
全部終えた私たち。
そして玄関ドアを開ける前に。
二人、顔を近づけて。
チュッ
軽く、キスをする。
行ってきますのキス。
これも恋人の儀式。
二人の愛を確かめる儀式。
その夜。
私はいつものように、明の部屋でおやすみの儀式をしていた。
向かい合って。
明の顔を見つめて。
唇を合わせる。
キスの間。
明の腕は私の身体に回される。
二人抱き合うのが基本。
基本だったんだけど。
明の手が、私の背中を撫でる。
そして、その手に彼の欲望を感じた気がしたんだ。
……触りたいんだ。
私の身体……
そりゃそうだろうね。
中学生男子なんだし。明は。
女の身体には興味津々で、触りたいに決まってる。
どうしようか……?
キスしながら、思案して。
「……いいよ? 身体、触らせてあげようか?」
キスを終えた後、私はそう明に伝えた。
他の男には絶対に許さないけど、恋人の明なら良い。
そんな気持ちが、私の中に自然と生まれたから。
言われた明は、目を丸くして、嬉しそうに
「……いいの?」
と、そう訊いてくる。
私は頷き。
「うん。いいよ。どこでも触って」
笑顔で言った。
明がまず手を伸ばしてきたのは、私の胸だった。
やっぱりそこからか……
おっぱい、好きだろうしね。男の子は。
胸を掴まれ、揉まれた。
明は私の胸の大きさを楽しんでいるみたい。
「姉ちゃんの胸……大きい。どのくらいの大きさなの?」
「んっ、一応、Eカップあるかな……」
寝る前だから、ブラをしてなくて。
かなり直接揉まれている感覚に近い。
正直、ちょっと気持ちよかった。
好きな男の子に揉まれているから。
だいぶ長いこと、揉まれていた気がする。
気が付くと15分くらい経っていた。
いけない。
寝る時間がヤバくなる。
そこに思い至り。
私は明の手を止めた。
「今日はこれでおしまい。……また明日、触らせてあげるから」
そう、笑顔で言ってあげた。
そしてもう一回、軽くキスをする。
おやすみのキスが、おやすみのペッティングに変わった瞬間だった。
「どうぞ」
返事がある。
ドアを開ける。
明の部屋。
本棚、勉強机、ベッド。
壁には何も貼られていない。
地味な部屋だ。
本棚に並んでいるのは、時代小説と、漫画。
漫画の内容は、あまり一般的ではない尖った内容のやつ。
明の人格が良く出ている気がする。
「姉ちゃん、そろそろ寝るから」
そう、彼に言う。
おやすみの挨拶。
そして、おやすみの儀式。
明が、勉強していたのか。
勉強机から、その手を止めて立ち上がる。
そして歩み寄って来た。
私の前に立つ。
パジャマ姿の弟。
向かい合って……
私は、身を屈めて、そっと、明と唇を合わせた。
おやすみのキス。
恋人同士の儀式。
二人の愛を確認するための大切な行為。
しばらく唇をくっつけて、その愛を確かめる。
そして……
「おやすみ!」
離れて、言葉での挨拶を交わし、私は明の部屋を出る。
これが、私の夜の習慣。
「忘れ物ないね?」
「うん。大丈夫だよ」
朝。
ご飯を食べて、歯を磨いて。
顔を洗って。
登校準備完了。
両親はもうすでに出勤しているから、二人だけの登校風景。
靴を履き、後は外に出るだけ。
全部終えた私たち。
そして玄関ドアを開ける前に。
二人、顔を近づけて。
チュッ
軽く、キスをする。
行ってきますのキス。
これも恋人の儀式。
二人の愛を確かめる儀式。
その夜。
私はいつものように、明の部屋でおやすみの儀式をしていた。
向かい合って。
明の顔を見つめて。
唇を合わせる。
キスの間。
明の腕は私の身体に回される。
二人抱き合うのが基本。
基本だったんだけど。
明の手が、私の背中を撫でる。
そして、その手に彼の欲望を感じた気がしたんだ。
……触りたいんだ。
私の身体……
そりゃそうだろうね。
中学生男子なんだし。明は。
女の身体には興味津々で、触りたいに決まってる。
どうしようか……?
キスしながら、思案して。
「……いいよ? 身体、触らせてあげようか?」
キスを終えた後、私はそう明に伝えた。
他の男には絶対に許さないけど、恋人の明なら良い。
そんな気持ちが、私の中に自然と生まれたから。
言われた明は、目を丸くして、嬉しそうに
「……いいの?」
と、そう訊いてくる。
私は頷き。
「うん。いいよ。どこでも触って」
笑顔で言った。
明がまず手を伸ばしてきたのは、私の胸だった。
やっぱりそこからか……
おっぱい、好きだろうしね。男の子は。
胸を掴まれ、揉まれた。
明は私の胸の大きさを楽しんでいるみたい。
「姉ちゃんの胸……大きい。どのくらいの大きさなの?」
「んっ、一応、Eカップあるかな……」
寝る前だから、ブラをしてなくて。
かなり直接揉まれている感覚に近い。
正直、ちょっと気持ちよかった。
好きな男の子に揉まれているから。
だいぶ長いこと、揉まれていた気がする。
気が付くと15分くらい経っていた。
いけない。
寝る時間がヤバくなる。
そこに思い至り。
私は明の手を止めた。
「今日はこれでおしまい。……また明日、触らせてあげるから」
そう、笑顔で言ってあげた。
そしてもう一回、軽くキスをする。
おやすみのキスが、おやすみのペッティングに変わった瞬間だった。
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