姉弟が夫婦になるまで

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第5話 姉弟の遭遇。廊下で。バスタオル1枚で。

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 姉弟での初デートが終わった後。
 私は少し弟を見る目が変わって来た気がする。

 自分よりすごい男の子、そういう目で見てしまった。
 知性で魅了されたのかもしれない。

「ふぅ……ちょっと暑いよね」

 その日、入浴を終えた私は、バスタオル一枚で浴室、脱衣所の外に出ようとして……
 ハタと、気づく。
 今までは弟のことを男の子として見て無かったから、こんな格好で廊下に出ても平気だったけど……

 今は……恥ずかしい気がする。

 バッタリ出会ったときのことを考えると、恥ずかしくてたまらない。
 ……どうしよう。

 今頃、気づいてしまったかも。

 ……着替えが、自分の部屋。
 困ったな……


 ……いないな?
 よし。

 そっと、バスタオル一枚の姿で廊下に出る私。
 私の部屋は2階。
 弟の部屋の隣。

 急いで、焦らず、ゆっくりと。
 早く行かなきゃだけど、急ぎ過ぎてバスタオルが外れるのは困る。

 階段を慎重に上がっていく。

 今、私は下着を何もつけていない。
 バスタオル一枚のみ。

 こんな姿を弟に見られたら……

 かぁ、と顔が赤くなってしまう。

 階段を上り切った。
 私の部屋はもう少し。

 だけどその前に。
 私は弟の部屋の前を通り抜けないといけない。

 ……開かないでね、ドア。

 私は念じながら、弟の部屋の前を通り過ぎようとして……

 ガチャ

「あ」

 開かれてしまった。



 私たちふたりは、固まってしまう。
 弟の明も固まっている。
 私も固まっている。

 ふたりとも、顔が真っ赤だ。

 どうしよう……?

 こ、ここは……
 年長者の余裕を見せつけて……

「お風呂空いたから、入ったら?」

 ……なんとか、そこまで口に出す。
 言えた……

 声も上擦ってなかったはずだし。

 私がそう言うと。

「う……うん」

 明はそう言って。
 自分の部屋に引っ込んでしまう。

 私はそれを見て、自分も自分の部屋に引っ込んだ。



 恥ずかしかった……!

 自室。
 私はまだ、バスタオル1枚の姿で自分のベッドに腰掛けていた。
 見られてしまうなんて。

 こんなの、ほとんど裸同然。

 でも、これは私が悪いのだし、弟を責めるのは筋違い。

 それは分かってるんだけど……

 明は、あのときの私の姿を多分、覚えて居るよね。
 そして、私は男の子がどういうものかは知ってるから。

 ……多分……するよね?
 するに決まってる。

 だって、好きな女の子の裸同然の姿だよ?

 その記憶を使ってオナニーしないとおかしいじゃん!

 特に、明は頭が良いのだし、それで全く問題なくできるよね。
 明の頭の中で、私はどんな目に遭わされてしまうんだろうか……?
 
~~~~~~~~~~(妄想開始)

「姉ちゃん!」

 明が私の腕を掴む。

「ちょっと落ち着いて!」

 振りほどこうとするけど、力で敵わない。
 明は私に詰め寄って来て

「そんな恰好でウロウロしてるのが悪い」

 明を止めようと、叩こうとする私。
 だけど、明には全く効かなくて

「落ち着いてってば!!」

 私は焦りと恐怖で半泣きになる。

「だからそんな恰好で歩いてた姉ちゃんが悪い!」

 私の言葉を全く聞いてくれない。
 弟は私のバスタオルを剥ぎ取り全裸にすると、私の身体をまさぐりだす。
 強引に抱き寄せてきて、胸を揉み、太ももを撫でまわす。
 そんなことで、私は濡れはじめてくる。

「やめて! 明!!」

 身体を触られただけで、こんなに気持ちよくなってしまうなんて。
 相手は弟なのに……!
 悔しすぎて、私は涙を浮かべながら声をあげる。

「あんまり大声出すと近所に聞こえちゃうけど?」

 私は弟の言葉に一瞬ビクリとなる。
 こんな状況、絶対に近所にバレるわけにはいかないと思ったから。
 その一瞬の隙に、弟は私の唇を奪う。

「!?」

 ハッとなった私は弟から離れようとする。
 だけど弟が強く抱き締めてるので無理。
 必死で押し返そうとしても無理。
 弟は舌で私の唇をこじ開けて、口腔内に舌を滑り込ませてきた。
 私の舌を捕らえ、激しく絡ませる。

 ……ダメ……狂っちゃう……

「んんん」

 私は弟に力強く抱きしめられ、されるがままにディープキスされ身を震わせる。
 舌を絡ませて、流れ込んできた弟の唾液を飲みながら。

「いやあ……」

 唾液の糸を垂らしながら唇を離される。
 そして私は弱々しく言った。
 言いながら、やられる、と思った。

 でも、抵抗できなかった。

 明は私の頬に触れながら。

「綺麗だよ……姉ちゃん」

 何が綺麗よ。
 弟の言葉に怒りを覚える。
 けれどキスされて黙らされてしまう。。
 舌で唇の隙間をねじ込んで来たので、私は自ら口を開けて舌を絡ませる。

「んん……んん」

 キスをしながら、弟の手が私の胸に伸びてきて、おっぱいを触る。
 弟におっぱいを触られると……たまらない。
 乳首を弄られると、軽くイキそうになった。

「はあ……」

 とても長いキスが終わると、私の頭からまともな思考力が消えかけていた。
 そのまま私は弟に押し倒されてしまう。
 全裸の私の上で、しげしげと私の身体を眺めていた弟は、上ずった声でこう言った。

「姉ちゃん……綺麗だ。女神みたいだよ……」

 何が女神よ。馬鹿じゃないの。
 そんなお世辞を言えば、私が自分を受け入れるとでも思っているの?
 そんなことを思っていると、弟が圧し掛かって来た。

 やっぱりやる気なんだ……。

「姉ちゃん……」

「いや……」

 でも私は口では抵抗しつつも抵抗できなかった。
 股を開かされて、実弟のペニスをアソコに近づけられても、抵抗らしい抵抗はしなかった。
 出来なかった。
 そして、弟が私の中に入ってきた。

「ああああんっ!」

 奥まで突かれて私は甘い声をあげてしまう。

「姉ちゃん感じてるじゃん!」

 腰を動かしながら弟がそんなことを言う。
 悔しかった……!

「う……るさいっ……ああ……ああああん」

 口で抵抗しつつも、私は弟のチンチンに屈服していた。

「姉ちゃん可愛いよ」

 弟は私をさらに感じさせようと、色々な手で攻め立ててくる。
 弟は頭が良いから、すぐにコツを掴んでしまうのか。

「ああん……もっとっ!!」

 と、遂に私は快楽の声をあげてしまう。
 声を防ぐためか、弟が私にキスをして黙らせてくる。
 私は弟の背中に腕を回して自ら腰を動かし始めてしまう。

 ゾクゾクが駆け上がり、快楽の絶頂に達した瞬間。
 弟が私の中で射精した。
 驚くほど大量の精子が、私の子宮の中に注ぎ込まれて行く。
 私は、弟に種付けをされたのだ。

~~~~~~~(妄想終了)

 ……こんな想像をしながら、自分でするのかな?
 私は自分の妄想に、興奮していた。

 ニチャ……

 私は違和感を感じた。
 股間に。

 確認してみる。

 あ……濡れてる……!
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