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第一章 アシルヴィ山頂に咲く魔法の花
4.医師探し
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──あんなヨボヨボの爺さんなんて信用できない。あんな世迷い言を言って誤魔化したのは、単に医師としての能力が劣っているからに違いない。探し回ればどこかに治療法を見出してくれる医師が必ずいるはずだ。
フレデリックはそう考えて、土地勘もないオーヴェルニュ邸の近くをうろつき、通りすがりの馬車に乗せてもらって街まで向かい、そこの医師を連れて舞い戻ってきた。
シャルルはその早さと行動力に驚きながらも迎え入れ、見知らぬ医師に息子の診察を許してくれたが、結果として返ってきたのはドパルデューとさして変わらぬ見解だけだった。
既に夜も更けていたため、今度ばかりは引き止めの言葉を振り切ることができず、素直にシャルルのもてなしを受けた。
しかし翌朝になると早くから起き出して、執事に「朝食のご用意はまだできておりません」と言われて引き止められてもそれを振り切り、再び医師探しの旅に出た。
昨日とは違う街へたどり着き、また別の医師を探して連れ戻ってきたものの、結果は変わらず同様で、午後にまた別の街へ行ったが、それもダメだった。
「フレデリック、君の気持ちは嬉しい。アレクサンドルのためにそこまで奔走してくれて感謝の限りだ。しかし、希望は既に提示されているのだから、こんな無駄な労苦をかけることはやめて、ゆっくりとしていて欲しい」
用意されていたディナーの席に、フレデリックを無理やりに座らせたシャルルは、感謝のこもった眼差しを向けながらも、わずかに呆れを含ませた笑みを浮かべて言った。
「魔法の花など実在していないのですから、のんびりと構えているわけにはいきません!」
対してフレデリックは、実の父の冷静な様子に苛立ってしまって、語調を荒げざるを得ない。
「いや、ある」
「なぜそう言い切れるのですか? ムッシュー・ドパルデューとはそんなに信用できる方なんですか?」
「ドパルデューではない。ジェラールが信用の足る男なのだ」
ジェラールとは、ジェラール・メルガルという名で、各国に一人しかいないと言われている魔術師である。フレデリックは名前だけは知っていたものの、どんな人物なのか、どこにいるのか、そもそも実在していることすらも怪しいと思っていた。
面食らい返答に詰まったフレデリックに、優しげな眼差しを向けたままシャルルは言葉を続けた。
「そのジェラールに会って話を聞いてきた。花は実在しているそうだ。しかしジェラールは他国で見たことがあるだけで、この国のどこにあるのかは知らないようだった」
フレデリックは仮雇いで生き凌ぐ放浪農民なので、行く先々で他人に騙されないように注意深く生きてきた。碧斗のときも同僚からの嫌がらせや元妻の裏切りによって他人を信用できなくなってしまっていたから、物事を何でも疑ってかかってしまう癖がついていた。
ジェラールに対する不審感が表に出てしまったのか、いきなりシャルルは笑い声をあげた。
「フレデリックは本当に素直な人間だな。考えがすぐに顔に出る」
「魔術師とは何をもってそのような肩書なのですか?」
シャルルはそれを聞いてさらに大きく笑った。
「ああ、おかしい。本当に愉快なやつだ。千里眼を持つ魔術師の陰口など、誰もしないというのに。罰が当たると恐れられているのだから」
「千里眼? それは事実なんですか?」
「いや、そんなものはない」
まだニヤニヤとしている。
「それに陰口くらいで罰を当てるような人間でもない」
「……そう判断されるほど、お親しくしていらっしゃるのですか?」
「まあ、三日と顔を合わせない日はない」
「えっ」
天使のように美しい姿と心を持ち、とても貴族とは思えぬ親しみやすさを持っているシャルルが、魔術師という怪しげな存在とそんなに親しいとは意表を突かれた。
ふふっと、笑い声を立ててシャルルは続けた。
「フレデリックは愉快でもあり好い人間だな。アレクサンドルのことを本気で救おうとしてくれている」
「当然です。アレクサンドル様がお目覚めになられないのに、落ち着いてなどいられません」
ふと、シャルルの目の中に探るような光が帯びた。
「……なぜ、そこまで熱心なんだ? 親の私が対処をすればいいものを、それに抗ってまで奔走しているのはなぜなんだ?」
フレデリックは思わず視線をそらす。
前世で失った娘に瓜二つだから、親のような気持ちで救おうとしている。
それこそ世迷い言だ。頭がおかしいと思われる。出ていってくれと言われたら、出ていかざるを得ないだろう。するとアレクサンドルの身をシャルル一人に任せることになってしまう。
シャルルが父なのだから、確かに任せればよい。しかし、フレデリックにはそれができなかった。
一宿一飯どころではないほどの世話になり、農奴のフレデリックと同じ席で食事をともにしてくれているシャルルに対して、他の貴族とは違う好意を抱いていた。それどころか、これまで旅をしてきた中でも、ここまで親切な人はいないと感じるほどだった。しかし、いい人過ぎるからこそ、騙されやすいお人好しなのではないかという懸念もあり、その判断力には信用できないでいた。
「一度お救いしたお方は他人ではありません。その方が未だに万全になられないと知れば、他人事ではありませんので、できる限りお力になりたいと思うのは自然なことです」
とりあえずそれっぽいことを言って誤魔化したのだが、シャルルは不審げな目を向けるどころか、笑みを大きくした。
「ということは、アレクサンドルが目覚めるまで、フレデリックはここに滞在してくれるということか?」
「えっ?」
そんなふうに考えていなかった。改めて考えてみると、この辺境の地でシャルルに世話になる以外に滞在する方法がない。最寄りの街で職を探すか、シャルルに雇ってもらうしかないが、先にそう言わずに不躾なことを口にしてしまったと気づいて焦り始めた。
「いえ、お世話になるという意味ではなく、もしオーベルニュ辺境伯様の農地に雇用の空きがありましたら、雇っていただければ、お側でアレクサンドル様のご回復を見守れるかと──」
「フレデリックを雇うなんて、そんなことができるはずがない。フレデリックは我が家の恩人なのだから、アレクサンドルが目覚めたあとも好きなだけ滞在してくれて構わない。むしろずっと住んでいてもらいたいほどだ」
フレデリックは呆気にとられて言葉を失った。
「今使用している部屋をそのまま自室にしてくれ。生活に必要なものは執事のジャンになんでも言いつけてくれればいい。それから衣服も新しく仕立てよう」
「いや、あの……」
「さすがに一着を着回すわけにはいかないだろう? それからアシルヴィに行くために装備も整えなければならないから、明日は街へ繰り出してそれらを揃えに行こう」
「アシルヴィ?」
「そうだ。フレデリックももちろん同行してくれるよな?」
「同行というと……」
「ああ、アシルヴィにその魔法の花とやらを取りに行くんだ」
フレデリックはそう考えて、土地勘もないオーヴェルニュ邸の近くをうろつき、通りすがりの馬車に乗せてもらって街まで向かい、そこの医師を連れて舞い戻ってきた。
シャルルはその早さと行動力に驚きながらも迎え入れ、見知らぬ医師に息子の診察を許してくれたが、結果として返ってきたのはドパルデューとさして変わらぬ見解だけだった。
既に夜も更けていたため、今度ばかりは引き止めの言葉を振り切ることができず、素直にシャルルのもてなしを受けた。
しかし翌朝になると早くから起き出して、執事に「朝食のご用意はまだできておりません」と言われて引き止められてもそれを振り切り、再び医師探しの旅に出た。
昨日とは違う街へたどり着き、また別の医師を探して連れ戻ってきたものの、結果は変わらず同様で、午後にまた別の街へ行ったが、それもダメだった。
「フレデリック、君の気持ちは嬉しい。アレクサンドルのためにそこまで奔走してくれて感謝の限りだ。しかし、希望は既に提示されているのだから、こんな無駄な労苦をかけることはやめて、ゆっくりとしていて欲しい」
用意されていたディナーの席に、フレデリックを無理やりに座らせたシャルルは、感謝のこもった眼差しを向けながらも、わずかに呆れを含ませた笑みを浮かべて言った。
「魔法の花など実在していないのですから、のんびりと構えているわけにはいきません!」
対してフレデリックは、実の父の冷静な様子に苛立ってしまって、語調を荒げざるを得ない。
「いや、ある」
「なぜそう言い切れるのですか? ムッシュー・ドパルデューとはそんなに信用できる方なんですか?」
「ドパルデューではない。ジェラールが信用の足る男なのだ」
ジェラールとは、ジェラール・メルガルという名で、各国に一人しかいないと言われている魔術師である。フレデリックは名前だけは知っていたものの、どんな人物なのか、どこにいるのか、そもそも実在していることすらも怪しいと思っていた。
面食らい返答に詰まったフレデリックに、優しげな眼差しを向けたままシャルルは言葉を続けた。
「そのジェラールに会って話を聞いてきた。花は実在しているそうだ。しかしジェラールは他国で見たことがあるだけで、この国のどこにあるのかは知らないようだった」
フレデリックは仮雇いで生き凌ぐ放浪農民なので、行く先々で他人に騙されないように注意深く生きてきた。碧斗のときも同僚からの嫌がらせや元妻の裏切りによって他人を信用できなくなってしまっていたから、物事を何でも疑ってかかってしまう癖がついていた。
ジェラールに対する不審感が表に出てしまったのか、いきなりシャルルは笑い声をあげた。
「フレデリックは本当に素直な人間だな。考えがすぐに顔に出る」
「魔術師とは何をもってそのような肩書なのですか?」
シャルルはそれを聞いてさらに大きく笑った。
「ああ、おかしい。本当に愉快なやつだ。千里眼を持つ魔術師の陰口など、誰もしないというのに。罰が当たると恐れられているのだから」
「千里眼? それは事実なんですか?」
「いや、そんなものはない」
まだニヤニヤとしている。
「それに陰口くらいで罰を当てるような人間でもない」
「……そう判断されるほど、お親しくしていらっしゃるのですか?」
「まあ、三日と顔を合わせない日はない」
「えっ」
天使のように美しい姿と心を持ち、とても貴族とは思えぬ親しみやすさを持っているシャルルが、魔術師という怪しげな存在とそんなに親しいとは意表を突かれた。
ふふっと、笑い声を立ててシャルルは続けた。
「フレデリックは愉快でもあり好い人間だな。アレクサンドルのことを本気で救おうとしてくれている」
「当然です。アレクサンドル様がお目覚めになられないのに、落ち着いてなどいられません」
ふと、シャルルの目の中に探るような光が帯びた。
「……なぜ、そこまで熱心なんだ? 親の私が対処をすればいいものを、それに抗ってまで奔走しているのはなぜなんだ?」
フレデリックは思わず視線をそらす。
前世で失った娘に瓜二つだから、親のような気持ちで救おうとしている。
それこそ世迷い言だ。頭がおかしいと思われる。出ていってくれと言われたら、出ていかざるを得ないだろう。するとアレクサンドルの身をシャルル一人に任せることになってしまう。
シャルルが父なのだから、確かに任せればよい。しかし、フレデリックにはそれができなかった。
一宿一飯どころではないほどの世話になり、農奴のフレデリックと同じ席で食事をともにしてくれているシャルルに対して、他の貴族とは違う好意を抱いていた。それどころか、これまで旅をしてきた中でも、ここまで親切な人はいないと感じるほどだった。しかし、いい人過ぎるからこそ、騙されやすいお人好しなのではないかという懸念もあり、その判断力には信用できないでいた。
「一度お救いしたお方は他人ではありません。その方が未だに万全になられないと知れば、他人事ではありませんので、できる限りお力になりたいと思うのは自然なことです」
とりあえずそれっぽいことを言って誤魔化したのだが、シャルルは不審げな目を向けるどころか、笑みを大きくした。
「ということは、アレクサンドルが目覚めるまで、フレデリックはここに滞在してくれるということか?」
「えっ?」
そんなふうに考えていなかった。改めて考えてみると、この辺境の地でシャルルに世話になる以外に滞在する方法がない。最寄りの街で職を探すか、シャルルに雇ってもらうしかないが、先にそう言わずに不躾なことを口にしてしまったと気づいて焦り始めた。
「いえ、お世話になるという意味ではなく、もしオーベルニュ辺境伯様の農地に雇用の空きがありましたら、雇っていただければ、お側でアレクサンドル様のご回復を見守れるかと──」
「フレデリックを雇うなんて、そんなことができるはずがない。フレデリックは我が家の恩人なのだから、アレクサンドルが目覚めたあとも好きなだけ滞在してくれて構わない。むしろずっと住んでいてもらいたいほどだ」
フレデリックは呆気にとられて言葉を失った。
「今使用している部屋をそのまま自室にしてくれ。生活に必要なものは執事のジャンになんでも言いつけてくれればいい。それから衣服も新しく仕立てよう」
「いや、あの……」
「さすがに一着を着回すわけにはいかないだろう? それからアシルヴィに行くために装備も整えなければならないから、明日は街へ繰り出してそれらを揃えに行こう」
「アシルヴィ?」
「そうだ。フレデリックももちろん同行してくれるよな?」
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