32 / 69
第二章
32.リヴェット公爵夫人の夜会
しおりを挟む
帰国して10ヶ月が経った。季節は一巡し冬に近い季節である。
リュシアンは以前ほど熱心に街へ行ったり農地を見回ったりしなくなり、その代わりに社交界に足繁く通うようになっていた。
それまでは父の前科もあり気まずい思いをしたくなく、アレクサンドルの存在を隠すためにも、なるべく人の口に端に上がらぬように避けていた。
しかし、今やそのアレクサンドルは眠ったままであり、毎晩地獄が訪れるうえに、それには果てがない。
苦しみは耐え難いほどで、以前のように他人を気遣う生活ができなくなっていた。
社交の場へ赴けば、美酒や美食も味わい放題だ。どうでもいい噂話によって思い悩む頭を麻痺させることができる。ネタにされたところで笑って流せばいい。
そのようにして、それまでは貴族でありながらもかけ離れた性質を持っていたリュシアンが、いつの間にか貴族らしい振る舞いに慣れ、上辺だけの付き合いというものを心から楽しめるようになっていた。
いや、そうせざるを得ないほどの苦しみだったのだ。
その日はここ数ヶ月親しく付き合っているリヴェット公爵夫人の夜会に招かれていた。
「オーヴェルニュ辺境伯、婚約の決まったご令嬢と楽しげにしていては噂の種になってしまいますわよ」
隣に座るギトリ侯爵のご令嬢と歓談していたところ、それを見咎めたアルトー男爵夫人に注意されてしまう。
10人足らずの夜会なので、会話の多くは個人間ではなくテーブル上で行われていた。そのため二人きりで話す様は目立っていたのだろう。
「申し訳ございません。お相手はアサヤス公爵の御子息様でいらっしゃいましたね」
リュシアンが言うと、リヴェット公爵夫人が助け舟を出してくれた。
「少しくらいお話しなさったところでどうということはありませんわ。オーヴェルニュ辺境伯でしたら、へたな真似はなされない方ですもの」
それは、ジェラールとのことで、女性に興味がないと見做されているからだろうか。
事実、異性しか愛せないわけではないが、表立って指摘されずとも社交界では周知のことらしいため、否定のしようがない。
「アサヤス公爵夫人と言えばあなた! 先日話してくださった、あの……エマヌエーレ伯爵でしたかしら」
アルトー男爵夫人が声をあげる。
「エマヌエーレ伯爵? どちらの紳士ですか?」
ギトリ侯爵が聞く。
「あら! お耳にいれてらっしゃらない? リヴェット公爵夫人を先日お救いしてくださった英雄ですわよ」
「英雄ですか?」
隣の席のギイ=ブラシェ侯爵はうさんくさげな目をアルトー男爵夫人に向けた。
「その話は私にさせて」
するとリヴェット公爵夫人が身を乗り出して注意を引き付けた。
場は静まり、期待する目をリヴェット公爵夫人に注ぐ。
それを見て、微笑を浮かべたリヴェット公爵夫人は咳払いをひとつした。
「先日街道から森へ至る途中で野盗に襲われたの」
「ええっ?」「まさか!」何人かが恐ろしげな声をあげる。
「日が落ちる時刻が早くなっていたのに、アサヤス公爵夫人とお話が盛り上がり過ぎてしまっていたのね。ほらあのフーローニュあたりって夜は危険だっていうじゃない? それをすっかり忘れていて」
「忘れるなんて」「今時分はなおのこと恐ろしいのに」
その声に公爵夫人は肩をすくませたあと、そうなんだけど、と続ける。
「アサヤス公爵夫人のお話が面白いからいけないのよ。彼女ったらギリスへ行ってらしたそうなんですけど、そこで珍しい品を見つけられてね、それがなんと五万もしたのに、良いところなんてまったく──」
「お話が逸れておりますが」
ギトリ侯爵が咳払いをして割って入った。
「あら、失礼。えーっと……ああ、それでね。そのとき御者と執事のクロードと三人だったのだけど、野盗はなんと五人もいて全く歯が立たなかったの、あっという間に御者もクロードも倒されてしまって、手持ちの宝石すべて差し出さなければならないはめになったのよ」
「いやだわ」「こわいわ」
その声に公爵夫人は、そうよねぇと相槌を打ちながら続ける。
「でも宝石も渡らず、壊れた馬車も新しいものになって戻ってきたのよ」
「そんな、魔法のような」
ギトリ侯爵は、いやいやまさかと信じられないような反応を見せる。
「それがエマヌエーレ伯爵がしてくださったことなのよ」
公爵夫人はずばりというようにギトリ侯爵に指を差す。
「通りかかった伯爵も御者と使用人との三人でしたのに、伯爵お一人で五人もの野盗をその場で倒してしまったの。見るも驚きの剣さばきでしたわ。まるで蝶のように華やかで、勇猛果敢。素敵でした」
公爵夫人は言いながらうっとりと目を輝かせた。
「そんな紳士がいらしたとは」
ギトリ侯爵の感心した声に、まるで自らの手柄かのように胸を張って公爵夫人は答えた。
「ええ。フェデリコ・エマヌエーレ伯爵は素晴らしい方よ。タリアからこちらへ越してこられたばかりだそうですから、わたしがお友達の一人目ということになるわね」
「タリアからですか?」
リュシアンは思わず口を挟んだ。
それまではただ感心していただけだったが、タリアという言葉は聞き流せない。
「ええ。タリアの名家の三男で、遺産はたっぷりあるけど収める領地はないからと国を出ることになされたそうよ。お一人でいらしてご友人もいらっしゃらないそうですから、お礼を兼ねてお友達になるために、晩餐にお招きしたの。そしていらっしゃたときに、なんと新しい馬車を送ってくださったのよ。またお礼を返さなければならないわと不平を申し上げたところ『あのような目に遭われた精神的苦痛を少しでも和らげるための贈り物にすぎません』とおっしゃってくださって」
「素敵!」「まあ」
ご婦人方のうっとりとした声。
「それほどのことするとは、よほどの金満家ですな」
ギトリ侯爵は呆れながら言う。
「お会いしてみたいわ」
アルトー男爵夫人の言葉に、アサヤス公爵夫人が、それがねと答える。
「この街のみなさまにご紹介するためにも大々的な晩餐会か、舞踏会でも開こうかしらと提案したところ、オブロンスキー公爵がその機は私にいただきたいとおっしゃられて」
「オブロンスキー公爵が?」
「お会いした翌日でしたかしら? オブロンスキー公爵が街で行商人から騙されそうになっていたところをエマヌエーレ伯爵に救っていただいたそうで、それから毎晩のように自邸へお招きしているようですわ」
「また英雄のような真似をなされたのですか?」
ギイ=ブラシェ侯爵の呆れ声。
「あら、正義感の強いお方なのよ。オブロンスキー公爵は物珍しいものがお好きでしょう? ですから各国を渡り歩いて奇異なものを売り歩く行商人にも思わず声をかけしてしまうのよ。そのときも世にも珍しい品を見ていい値で買おうとしていたところ、エマヌエーレ伯爵がお近くにいらして、『もっと安い値で十分ですよ』と止めてくださったらしく、それだけでなく最初に提示された額からぐんと値を下げるように交渉までしてくださったそうよ。それから、タリアではあのようなものは珍しくないというお話になって、オブロンスキー公爵は是非にと自邸へ連れ帰り、今では帰らせない勢いで側に置いていらっしゃるってお話よ」
「オブロンスキー公爵に気に入られるとは珍しい」
ギトリ侯爵が言う。
「ですから、エマヌエーレ伯爵をお披露目するために、大々的な催しが開かれるはずですわ」
リヴェット公爵夫人の言葉に、「それは楽しみだ」「オブロンスキー公爵の催しは久方ぶりだな」などと期待の声があがったあと、別の話題に移り、一時間ほどして会はお開きになった。
そしてリヴェット公爵夫人の見送りに応えながら、馬車に乗り込もうとしていたところ、リュシアンはやけに豪奢な馬車に目を留めた。
それは遠目から見ても風変わりな意匠が施されていた。
車体に銀製の飾りが添えられ、端々にセンスよく宝石が散りばめられてもいて、走る芸術品といった風情がある。
奇異で豪奢なそれは、おそらく例の伯爵が送った品に違いない。
野盗を倒し、こんなものを贈るとは。
タリアからきた伯爵とは、どんな人物なのだろう?
リュシアンは、フェデリコ・エマヌエーレ伯爵という人物への興味がさらにかきたてられたのだった。
リュシアンは以前ほど熱心に街へ行ったり農地を見回ったりしなくなり、その代わりに社交界に足繁く通うようになっていた。
それまでは父の前科もあり気まずい思いをしたくなく、アレクサンドルの存在を隠すためにも、なるべく人の口に端に上がらぬように避けていた。
しかし、今やそのアレクサンドルは眠ったままであり、毎晩地獄が訪れるうえに、それには果てがない。
苦しみは耐え難いほどで、以前のように他人を気遣う生活ができなくなっていた。
社交の場へ赴けば、美酒や美食も味わい放題だ。どうでもいい噂話によって思い悩む頭を麻痺させることができる。ネタにされたところで笑って流せばいい。
そのようにして、それまでは貴族でありながらもかけ離れた性質を持っていたリュシアンが、いつの間にか貴族らしい振る舞いに慣れ、上辺だけの付き合いというものを心から楽しめるようになっていた。
いや、そうせざるを得ないほどの苦しみだったのだ。
その日はここ数ヶ月親しく付き合っているリヴェット公爵夫人の夜会に招かれていた。
「オーヴェルニュ辺境伯、婚約の決まったご令嬢と楽しげにしていては噂の種になってしまいますわよ」
隣に座るギトリ侯爵のご令嬢と歓談していたところ、それを見咎めたアルトー男爵夫人に注意されてしまう。
10人足らずの夜会なので、会話の多くは個人間ではなくテーブル上で行われていた。そのため二人きりで話す様は目立っていたのだろう。
「申し訳ございません。お相手はアサヤス公爵の御子息様でいらっしゃいましたね」
リュシアンが言うと、リヴェット公爵夫人が助け舟を出してくれた。
「少しくらいお話しなさったところでどうということはありませんわ。オーヴェルニュ辺境伯でしたら、へたな真似はなされない方ですもの」
それは、ジェラールとのことで、女性に興味がないと見做されているからだろうか。
事実、異性しか愛せないわけではないが、表立って指摘されずとも社交界では周知のことらしいため、否定のしようがない。
「アサヤス公爵夫人と言えばあなた! 先日話してくださった、あの……エマヌエーレ伯爵でしたかしら」
アルトー男爵夫人が声をあげる。
「エマヌエーレ伯爵? どちらの紳士ですか?」
ギトリ侯爵が聞く。
「あら! お耳にいれてらっしゃらない? リヴェット公爵夫人を先日お救いしてくださった英雄ですわよ」
「英雄ですか?」
隣の席のギイ=ブラシェ侯爵はうさんくさげな目をアルトー男爵夫人に向けた。
「その話は私にさせて」
するとリヴェット公爵夫人が身を乗り出して注意を引き付けた。
場は静まり、期待する目をリヴェット公爵夫人に注ぐ。
それを見て、微笑を浮かべたリヴェット公爵夫人は咳払いをひとつした。
「先日街道から森へ至る途中で野盗に襲われたの」
「ええっ?」「まさか!」何人かが恐ろしげな声をあげる。
「日が落ちる時刻が早くなっていたのに、アサヤス公爵夫人とお話が盛り上がり過ぎてしまっていたのね。ほらあのフーローニュあたりって夜は危険だっていうじゃない? それをすっかり忘れていて」
「忘れるなんて」「今時分はなおのこと恐ろしいのに」
その声に公爵夫人は肩をすくませたあと、そうなんだけど、と続ける。
「アサヤス公爵夫人のお話が面白いからいけないのよ。彼女ったらギリスへ行ってらしたそうなんですけど、そこで珍しい品を見つけられてね、それがなんと五万もしたのに、良いところなんてまったく──」
「お話が逸れておりますが」
ギトリ侯爵が咳払いをして割って入った。
「あら、失礼。えーっと……ああ、それでね。そのとき御者と執事のクロードと三人だったのだけど、野盗はなんと五人もいて全く歯が立たなかったの、あっという間に御者もクロードも倒されてしまって、手持ちの宝石すべて差し出さなければならないはめになったのよ」
「いやだわ」「こわいわ」
その声に公爵夫人は、そうよねぇと相槌を打ちながら続ける。
「でも宝石も渡らず、壊れた馬車も新しいものになって戻ってきたのよ」
「そんな、魔法のような」
ギトリ侯爵は、いやいやまさかと信じられないような反応を見せる。
「それがエマヌエーレ伯爵がしてくださったことなのよ」
公爵夫人はずばりというようにギトリ侯爵に指を差す。
「通りかかった伯爵も御者と使用人との三人でしたのに、伯爵お一人で五人もの野盗をその場で倒してしまったの。見るも驚きの剣さばきでしたわ。まるで蝶のように華やかで、勇猛果敢。素敵でした」
公爵夫人は言いながらうっとりと目を輝かせた。
「そんな紳士がいらしたとは」
ギトリ侯爵の感心した声に、まるで自らの手柄かのように胸を張って公爵夫人は答えた。
「ええ。フェデリコ・エマヌエーレ伯爵は素晴らしい方よ。タリアからこちらへ越してこられたばかりだそうですから、わたしがお友達の一人目ということになるわね」
「タリアからですか?」
リュシアンは思わず口を挟んだ。
それまではただ感心していただけだったが、タリアという言葉は聞き流せない。
「ええ。タリアの名家の三男で、遺産はたっぷりあるけど収める領地はないからと国を出ることになされたそうよ。お一人でいらしてご友人もいらっしゃらないそうですから、お礼を兼ねてお友達になるために、晩餐にお招きしたの。そしていらっしゃたときに、なんと新しい馬車を送ってくださったのよ。またお礼を返さなければならないわと不平を申し上げたところ『あのような目に遭われた精神的苦痛を少しでも和らげるための贈り物にすぎません』とおっしゃってくださって」
「素敵!」「まあ」
ご婦人方のうっとりとした声。
「それほどのことするとは、よほどの金満家ですな」
ギトリ侯爵は呆れながら言う。
「お会いしてみたいわ」
アルトー男爵夫人の言葉に、アサヤス公爵夫人が、それがねと答える。
「この街のみなさまにご紹介するためにも大々的な晩餐会か、舞踏会でも開こうかしらと提案したところ、オブロンスキー公爵がその機は私にいただきたいとおっしゃられて」
「オブロンスキー公爵が?」
「お会いした翌日でしたかしら? オブロンスキー公爵が街で行商人から騙されそうになっていたところをエマヌエーレ伯爵に救っていただいたそうで、それから毎晩のように自邸へお招きしているようですわ」
「また英雄のような真似をなされたのですか?」
ギイ=ブラシェ侯爵の呆れ声。
「あら、正義感の強いお方なのよ。オブロンスキー公爵は物珍しいものがお好きでしょう? ですから各国を渡り歩いて奇異なものを売り歩く行商人にも思わず声をかけしてしまうのよ。そのときも世にも珍しい品を見ていい値で買おうとしていたところ、エマヌエーレ伯爵がお近くにいらして、『もっと安い値で十分ですよ』と止めてくださったらしく、それだけでなく最初に提示された額からぐんと値を下げるように交渉までしてくださったそうよ。それから、タリアではあのようなものは珍しくないというお話になって、オブロンスキー公爵は是非にと自邸へ連れ帰り、今では帰らせない勢いで側に置いていらっしゃるってお話よ」
「オブロンスキー公爵に気に入られるとは珍しい」
ギトリ侯爵が言う。
「ですから、エマヌエーレ伯爵をお披露目するために、大々的な催しが開かれるはずですわ」
リヴェット公爵夫人の言葉に、「それは楽しみだ」「オブロンスキー公爵の催しは久方ぶりだな」などと期待の声があがったあと、別の話題に移り、一時間ほどして会はお開きになった。
そしてリヴェット公爵夫人の見送りに応えながら、馬車に乗り込もうとしていたところ、リュシアンはやけに豪奢な馬車に目を留めた。
それは遠目から見ても風変わりな意匠が施されていた。
車体に銀製の飾りが添えられ、端々にセンスよく宝石が散りばめられてもいて、走る芸術品といった風情がある。
奇異で豪奢なそれは、おそらく例の伯爵が送った品に違いない。
野盗を倒し、こんなものを贈るとは。
タリアからきた伯爵とは、どんな人物なのだろう?
リュシアンは、フェデリコ・エマヌエーレ伯爵という人物への興味がさらにかきたてられたのだった。
35
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
あの日、北京の街角で
ゆまは なお
BL
5年前、一度だけ体を交わした彼が、通訳として出張に同行するーーー。
元留学生×駐在員。年下攻め。再会もの。
北京に留学していた上野孝弘は駐在員の高橋祐樹と街中で出会い、突然のアクシデントにより、その場で通訳を頼まれる。その後も友人としてつき合いが続くうちに、孝弘は祐樹に惹かれていくが、半年間の研修で来ていた祐樹の帰国予定が近づいてくる。
孝弘の告白は断られ、祐樹は逃げるように連絡を絶ってしまう。
その5年後、祐樹は中国出張に同行するコーディネーターとして孝弘と再会する。
3週間の出張に同行すると聞き、気持ちが波立つ祐樹に、大人になった孝弘が迫ってきて……?
2016年に発表した作品の改訂版。他サイトにも掲載しています。
【8話完結】勇者の「便利な恋人」を辞めます。~世界を救うより、自分の幸せを守ることにしました~
キノア9g
BL
「君は便利だ」と笑った勇者を捨てたら、彼は全てを失い、私は伝説の魔導師へ。
あらすじ
勇者パーティーの万能魔術師・エリアスには、秘密があった。
それは、勇者ガウルの恋人でありながら、家事・雑用・魔力供給係として「便利な道具」のように扱われていること。
「お前は後ろで魔法撃ってるだけで楽だよな」
「俺のコンディション管理がお前の役目だろ?」
無神経な言葉と、徹夜で装備を直し自らの生命力を削って結界を維持する日々に疲れ果てたエリアスは、ある日ついに愛想を尽かして書き置きを残す。
『辞めます』
エリアスが去った翌日から、勇者パーティーは地獄に落ちた。
不味い飯、腐るアイテム、機能しない防御。
一方、エリアスは隣国の公爵に見初められ、国宝級の魔導師として華麗に転身し、正当な評価と敬意を与えられていた。
これは、自分の価値に気づいた受けが幸せになり、全てを失った攻めがプライドも聖剣も捨てて「狂犬」のような執着を見せるまでの、再構築の物語。
【勇者×魔導師/クズ勇者の転落劇】
※攻めへのざまぁ要素(曇らせ)がメインの作品です。
※糖度低め/精神的充足度高め
※最後の最後に、攻めは受けの忠実な「番犬」になります。
全8話。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
すべてを奪われた英雄は、
さいはて旅行社
BL
アスア王国の英雄ザット・ノーレンは仲間たちにすべてを奪われた。
隣国の神聖国グルシアの魔物大量発生でダンジョンに潜りラスボスの魔物も討伐できたが、そこで仲間に裏切られ黒い短剣で刺されてしまう。
それでも生き延びてダンジョンから生還したザット・ノーレンは神聖国グルシアで、王子と呼ばれる少年とその世話役のヴィンセントに出会う。
すべてを奪われた英雄が、自分や仲間だった者、これから出会う人々に向き合っていく物語。
おしまいのそのあとは
makase
BL
悪役令息として転生してしまった神楽坂龍一郎は、心を入れ替え、主人公のよき友人になるよう努力していた。ところがこの選択肢が、神楽坂の大切な人を傷つける可能性が浮上する。困った神楽坂は、自分を犠牲にする道を歩みかけるが……
顔も知らない番のアルファよ、オメガの前に跪け!
小池 月
BL
男性オメガの「本田ルカ」は中学三年のときにアルファにうなじを噛まれた。性的暴行はされていなかったが、通り魔的犯行により知らない相手と番になってしまった。
それからルカは、孤独な発情期を耐えて過ごすことになる。
ルカは十九歳でオメガモデルにスカウトされる。順調にモデルとして活動する中、仕事で出会った俳優の男性アルファ「神宮寺蓮」がルカの番相手と判明する。
ルカは蓮が許せないがオメガの本能は蓮を欲する。そんな相反する思いに悩むルカ。そのルカの苦しみを理解してくれていた周囲の裏切りが発覚し、ルカは誰を信じていいのか混乱してーー。
★バース性に苦しみながら前を向くルカと、ルカに惹かれることで変わっていく蓮のオメガバースBL★
性描写のある話には※印をつけます。第12回BL大賞に参加作品です。読んでいただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします(^^♪
11月27日完結しました✨✨
ありがとうございました☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる