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おねむなの
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ララに導かれるまま歩いていくと"リトヴィア"という名札のついた家についた。
造りは西洋のもので三角屋根の小さな家だった。
「ここか?」
「うんっ!」
ララはそう言いながら俺の背中の上で足をぱたぱたさせる。まだ降りるつもりはないらしい。
「頭ぶつけんなよ」
「ひゃっ!」
俺はわざと門の下をララの頭すれすれのところで通った。
「よけた!ふふんっ!」
ララは得意そうに鼻を高くしている。
かがもうがかがまなかろうが当たることはなかったが楽しんでくれたようだ。
玄関の扉を開ける。ララ専用の家にしては広いような……。
「なぁ、お前ここでひとりで暮らしてるのか?」
「……うん」
ララはやや視線をはずしながら答える。
「どうかしたか?」
「あたし、だいじょうぶだよ」
そう言うとララはにっこり笑いぱたぱたと中に入っていく。
「なんだ……?」
その様子に違和感を感じつつもララの後に続き中に入っていく。
やはりというか、中もやけに広く感じる。玄関から伸びる廊下には側面に扉が3つ。正面におそらく居間につながる扉がひとつ。玄関のすぐ近くにもトイレにつながるであろう扉があった。
この家がどういう経緯で彼女に割り振られたのかはわからないがひとりで住むには広すぎるのだ。
「こっちこっち!」
ララは正面の扉を引き俺を導く。
予想通りそこは居間のようで、背の高い椅子と机が並べられていた。
「んしょ…」
ララは少し大変そうに椅子をよじ登る。
「座りたまえよ」
座るのも一苦労していたくせに椅子の上から俺に偉そうに指図する。
「どうも」
俺は机を挟んだところにあるもう一対の方の椅子を引きそこに座った。
「では…あらためて…これからよろしくね!」
ララはお辞儀をしたと思うとその下げた頭のまま椅子から机の上を滑って俺のところに突っ込んできた。
「うごっ!」
ララの容赦ない勢いで繰り出されたずつきは何の予想もしていなかった俺の胸にクリーンヒットした。
ララの射出のために蹴られた椅子は大きな音を立てて倒れた。
「おいこらっ!けほっ!」
「きゃはー!わー!」
ララは一目散に逃げ出す。それを追いかけて俺も走る。
「ルヴごっこだ!」
ララは急に叫び出した。
「な、なに?」
「ルヴ~っ!」
いや知らん…オニ?オニなの?オニごっこ?
「やいルヴまぬけ~っ!」
ララは離れた場所から俺を煽る。
「が…がおーっ!ルヴさまだぁ!」
俺は精一杯怖いルヴを演じてやることにした。
「ば、ばかなっ! ルヴがしゃべっている……!」
あ、喋んないんですね、ルヴ。
「う…うぅおーん、うぅおーん」
「あ、ルヴっぽいルヴっぽい!」
そう言って笑いながらララは手を叩いて近づいてきた。
タッチチャンス…っ!
俺はララに素早く近づきその肩に触れた。
「まてっ!」
しかしそれを受けたはずのララが強い声を上げる。
「うぉ…?」
「おすわり!」
いやおすわりって…俺はルヴだぞ?
「おすわりっ!」
「おん……」
俺は結局その場で座り込む。
「よーしよし」
ララは満足そうに俺の頭を撫でた。
「ごほうびあげようねぇ」
「いやこれじゃ犬じゃねぇか」
冷静になった俺はすぐに立ち上がった。
「イヌ?」
「毛むくじゃらで…なんというか…4足で歩いて……」
「ルヴ」
「イヌ」
「ルヴっ!」
「あぁそうだよルヴだよ!」
多分犬とルヴは同じ存在なんだろう。呼び名で子どもと揉めるなんて馬鹿らしい。認めてやろうじゃないか。
「……ていうかなんで急に?怖いオニさんが追いかけてきたろ?」
「オニ?こわいお兄さん?んー、よくわかんないけどまぬけなルヴが走ってきたみたいだったから」
そう言ってララはカラカラと笑った。
「こんのォ~!」
腹が立った俺はわしゃわしゃとララの頭をかき混ぜる。
「やーっ!あたしのあたまがぁーっ!」
ララはすぐさま逃げようとするがそうはさせない。片手で抱え上げもう片方の手で何度も頭をかき回す。
「わわわわ~……」
最初はじたばたと抵抗していたララだったが体格差に抗えぬことを悟ったのか両手両足をだらんと垂れ下げたまま動かなくなった。
「ちったぁルヴの気持ちがわかったか!」
しかしその言葉にも反応がない。
「あれ?死んだ?」
ララをのぞきこむと……。
「すぅ……すぅ……」
急に寝息を立てていた。
「寝てんのかよ……この状況で……」
思えば子どもながらにはじめての仕事を終えて見知らぬ人間との交流を終えた直後のララは実際相当疲れていたに違いない。
遊びたかったのかもしれないがそれでも疲れて眠ってしまったんだろう。
「お前の方が……ルヴじゃねぇか」
「すぅ……む……おねむ……なの……」
意識があるのかないのかわからないララはむにゃむにゃとうわ言を放つ。
「やれやれ……」
とりあえず寝室を探しそこに寝かせておくことにした。
俺は居間を出て右手にある扉を開いた。
そこには大きなベッドがある。どうやらここが寝室で間違いなさそうだ。
「……てか、ベッドひとつかよ。子ども用にしては……枕がデカすぎるな」
ひとまずララをベッドに横たわらせて毛布をかけてやった。
しかしこの様子だとやはりララはひとりで暮らしていたわけではなさそうだ。
「なんとなく察しはつくがな……お前みたいなのが仕事しなきゃならねぇのもおかしいし」
間の抜けた表情で寝息を立てる少女からは想像もつかない不幸を、こいつは抱えてるのかもしれない。
「おにいちゃん……か」
既に日は傾き茜色に染まった薄暗い部屋の中で少女を見守る。……かつて同じことをした記憶がちらついた。
「知香……」
不意に口から出てしまった言葉を慌てて呑み込む。
「今度こそ……俺は……」
すやすやと寝息を立てるララの頭を撫でながら俺もまた疲労により微睡んでいった。
造りは西洋のもので三角屋根の小さな家だった。
「ここか?」
「うんっ!」
ララはそう言いながら俺の背中の上で足をぱたぱたさせる。まだ降りるつもりはないらしい。
「頭ぶつけんなよ」
「ひゃっ!」
俺はわざと門の下をララの頭すれすれのところで通った。
「よけた!ふふんっ!」
ララは得意そうに鼻を高くしている。
かがもうがかがまなかろうが当たることはなかったが楽しんでくれたようだ。
玄関の扉を開ける。ララ専用の家にしては広いような……。
「なぁ、お前ここでひとりで暮らしてるのか?」
「……うん」
ララはやや視線をはずしながら答える。
「どうかしたか?」
「あたし、だいじょうぶだよ」
そう言うとララはにっこり笑いぱたぱたと中に入っていく。
「なんだ……?」
その様子に違和感を感じつつもララの後に続き中に入っていく。
やはりというか、中もやけに広く感じる。玄関から伸びる廊下には側面に扉が3つ。正面におそらく居間につながる扉がひとつ。玄関のすぐ近くにもトイレにつながるであろう扉があった。
この家がどういう経緯で彼女に割り振られたのかはわからないがひとりで住むには広すぎるのだ。
「こっちこっち!」
ララは正面の扉を引き俺を導く。
予想通りそこは居間のようで、背の高い椅子と机が並べられていた。
「んしょ…」
ララは少し大変そうに椅子をよじ登る。
「座りたまえよ」
座るのも一苦労していたくせに椅子の上から俺に偉そうに指図する。
「どうも」
俺は机を挟んだところにあるもう一対の方の椅子を引きそこに座った。
「では…あらためて…これからよろしくね!」
ララはお辞儀をしたと思うとその下げた頭のまま椅子から机の上を滑って俺のところに突っ込んできた。
「うごっ!」
ララの容赦ない勢いで繰り出されたずつきは何の予想もしていなかった俺の胸にクリーンヒットした。
ララの射出のために蹴られた椅子は大きな音を立てて倒れた。
「おいこらっ!けほっ!」
「きゃはー!わー!」
ララは一目散に逃げ出す。それを追いかけて俺も走る。
「ルヴごっこだ!」
ララは急に叫び出した。
「な、なに?」
「ルヴ~っ!」
いや知らん…オニ?オニなの?オニごっこ?
「やいルヴまぬけ~っ!」
ララは離れた場所から俺を煽る。
「が…がおーっ!ルヴさまだぁ!」
俺は精一杯怖いルヴを演じてやることにした。
「ば、ばかなっ! ルヴがしゃべっている……!」
あ、喋んないんですね、ルヴ。
「う…うぅおーん、うぅおーん」
「あ、ルヴっぽいルヴっぽい!」
そう言って笑いながらララは手を叩いて近づいてきた。
タッチチャンス…っ!
俺はララに素早く近づきその肩に触れた。
「まてっ!」
しかしそれを受けたはずのララが強い声を上げる。
「うぉ…?」
「おすわり!」
いやおすわりって…俺はルヴだぞ?
「おすわりっ!」
「おん……」
俺は結局その場で座り込む。
「よーしよし」
ララは満足そうに俺の頭を撫でた。
「ごほうびあげようねぇ」
「いやこれじゃ犬じゃねぇか」
冷静になった俺はすぐに立ち上がった。
「イヌ?」
「毛むくじゃらで…なんというか…4足で歩いて……」
「ルヴ」
「イヌ」
「ルヴっ!」
「あぁそうだよルヴだよ!」
多分犬とルヴは同じ存在なんだろう。呼び名で子どもと揉めるなんて馬鹿らしい。認めてやろうじゃないか。
「……ていうかなんで急に?怖いオニさんが追いかけてきたろ?」
「オニ?こわいお兄さん?んー、よくわかんないけどまぬけなルヴが走ってきたみたいだったから」
そう言ってララはカラカラと笑った。
「こんのォ~!」
腹が立った俺はわしゃわしゃとララの頭をかき混ぜる。
「やーっ!あたしのあたまがぁーっ!」
ララはすぐさま逃げようとするがそうはさせない。片手で抱え上げもう片方の手で何度も頭をかき回す。
「わわわわ~……」
最初はじたばたと抵抗していたララだったが体格差に抗えぬことを悟ったのか両手両足をだらんと垂れ下げたまま動かなくなった。
「ちったぁルヴの気持ちがわかったか!」
しかしその言葉にも反応がない。
「あれ?死んだ?」
ララをのぞきこむと……。
「すぅ……すぅ……」
急に寝息を立てていた。
「寝てんのかよ……この状況で……」
思えば子どもながらにはじめての仕事を終えて見知らぬ人間との交流を終えた直後のララは実際相当疲れていたに違いない。
遊びたかったのかもしれないがそれでも疲れて眠ってしまったんだろう。
「お前の方が……ルヴじゃねぇか」
「すぅ……む……おねむ……なの……」
意識があるのかないのかわからないララはむにゃむにゃとうわ言を放つ。
「やれやれ……」
とりあえず寝室を探しそこに寝かせておくことにした。
俺は居間を出て右手にある扉を開いた。
そこには大きなベッドがある。どうやらここが寝室で間違いなさそうだ。
「……てか、ベッドひとつかよ。子ども用にしては……枕がデカすぎるな」
ひとまずララをベッドに横たわらせて毛布をかけてやった。
しかしこの様子だとやはりララはひとりで暮らしていたわけではなさそうだ。
「なんとなく察しはつくがな……お前みたいなのが仕事しなきゃならねぇのもおかしいし」
間の抜けた表情で寝息を立てる少女からは想像もつかない不幸を、こいつは抱えてるのかもしれない。
「おにいちゃん……か」
既に日は傾き茜色に染まった薄暗い部屋の中で少女を見守る。……かつて同じことをした記憶がちらついた。
「知香……」
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