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第三章
アイツ side*ゆっくん
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アイツ、今、どうしてるだろ。
元気だよな。
俺みたいな、最低なヤツがいなくなってよ。
「柚希ー?また行かないのー?」
と言うのは、俺の母親。
「行かなーい」
気を遣っているらしく、俺を風邪とか頭痛とかで、休ませている。
今日で、一週間か。
結構休んでるな。
これは、絶対、留年になるよな。
はぁー。
ふと机に置いてあるスマホを、見る。
メールか。
でも、ダメだ。
送れるわけ、ないだろ。
自分でも資格なんてないって、分かってるのに。バカかよ。
付き合うつもりはないけれど、攻めても話がしたい。
アイツに、謝りたい。
そうしなきゃ、アイツが幸せにならないだろう。忘れることもできないし。
そのとき。
「ぐぅー」
お腹が減ってしまった。
コンビニで、なんか買ってくるか。
財布とスマホを持ち出し、外に出た。
いつぶりだろ。外に出るのは。
あれ以来、ずっと部屋にこもってたからな。
久しぶりだ。
「ありがとうございましたー」
と店員の声と共に、自動ドアが開き、外に出る。
ふぅー。
コーラ買ったけど、飲めるかな。
しばらく、炭酸なんて飲んでなかったからな。
まぁ、そのうちにでも、慣れるだろ。
と思ったとき、ふと隣の公園を見る。
ピヨピヨ。
小鳥が来てるなぁ。
さっき、買ったパンでもあげてみるか。
そう思い、コンビニの袋から食パンを取り出して、細かくちぎり、小鳥たちの前に散らばした。
小鳥たちは遠慮なく、食べている。
手懐けたみたいで、すごく嬉しかった。
ーあの声がするまではー
元気だよな。
俺みたいな、最低なヤツがいなくなってよ。
「柚希ー?また行かないのー?」
と言うのは、俺の母親。
「行かなーい」
気を遣っているらしく、俺を風邪とか頭痛とかで、休ませている。
今日で、一週間か。
結構休んでるな。
これは、絶対、留年になるよな。
はぁー。
ふと机に置いてあるスマホを、見る。
メールか。
でも、ダメだ。
送れるわけ、ないだろ。
自分でも資格なんてないって、分かってるのに。バカかよ。
付き合うつもりはないけれど、攻めても話がしたい。
アイツに、謝りたい。
そうしなきゃ、アイツが幸せにならないだろう。忘れることもできないし。
そのとき。
「ぐぅー」
お腹が減ってしまった。
コンビニで、なんか買ってくるか。
財布とスマホを持ち出し、外に出た。
いつぶりだろ。外に出るのは。
あれ以来、ずっと部屋にこもってたからな。
久しぶりだ。
「ありがとうございましたー」
と店員の声と共に、自動ドアが開き、外に出る。
ふぅー。
コーラ買ったけど、飲めるかな。
しばらく、炭酸なんて飲んでなかったからな。
まぁ、そのうちにでも、慣れるだろ。
と思ったとき、ふと隣の公園を見る。
ピヨピヨ。
小鳥が来てるなぁ。
さっき、買ったパンでもあげてみるか。
そう思い、コンビニの袋から食パンを取り出して、細かくちぎり、小鳥たちの前に散らばした。
小鳥たちは遠慮なく、食べている。
手懐けたみたいで、すごく嬉しかった。
ーあの声がするまではー
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