《瞑想小説 狩人》

瞑想

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美姫の場合

美姫の場合83⃝

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『嫌/嫌/嫌』鼠の排尿行為
『嫌/嫌/嫌』彼女の唇は汚され
『嫌/嫌/嫌』彼女の夫は長電話
『嫌/嫌/嫌』帰らぬ妻の実家へと
『嫌/嫌/嫌』不知と無知の長電話
『嫌/嫌/嫌』奥さんは随分と/ほら
『嫌/嫌/嫌』大変な目にあってるぜ

『嫌/嫌/嫌』春待月の去る速度は
『嫌/嫌/嫌』今年は随分と早いのだな
『嫌/嫌/嫌』睦月は仲睦まじく過ごせた
『嫌/嫌/嫌』文字通り睦まじく。な。
『嫌/嫌/嫌』昨日の言葉を思い出せるか
『嫌/嫌/嫌』俺は死なんて怖くないんだ
『嫌/嫌/嫌』あの場で逃げ出してしまう位
『嫌/嫌/嫌』弱腰の馬になる位なら
『嫌/嫌/嫌』死んでしまった方がましだと
『嫌/嫌/嫌』本氣で/本氣でそう思うんだ
『嫌/嫌/嫌』そんな俺を好きだという君
『嫌/嫌/嫌』後蕾も頂戴したし
『嫌/嫌/嫌』乳頭鋏にも使用済の印
『嫌/嫌/嫌』低温蝋燭を見分しに行こうぜ
『嫌/嫌/嫌』嗚呼/嗚呼/嗚呼/其の前に
『嫌/嫌/嫌』素数と量子の勉強をしやう
『嫌/嫌/嫌』最小単位の素数集団に触れ
『嫌/嫌/嫌』微細振動を味わうのも榲
『嫌/嫌/嫌』光速を超えるものは在る
『嫌/嫌/嫌』E≒MCスクエアに疑問符を
『嫌/嫌/嫌』重力についても語っておくか
『嫌/嫌/嫌』重力支配に緊縛された魂で
『嫌/嫌/嫌』飛び立とうとするのが土台
『嫌/嫌/嫌』無理だというものだ/そうだろ
『嫌/嫌/嫌』根本論を俺と交わそうぜ
『嫌/嫌/嫌』人生とか恋愛とか七大欲求とか
『嫌/嫌/嫌』クロロホルムの原材料とか
『嫌/嫌/嫌』脳内電極と丹光の位置関係とか
『嫌/嫌/嫌』『国防に最も肝心なもの』とか
『嫌/嫌/嫌』悪意の周波数とか探知機とか
『嫌/嫌/嫌』大戦末期のほんとうのこととか
『嫌/嫌/嫌』何故,飛行機は消えたのかとか
『嫌/嫌/嫌』まあな。この手の類はどうせ。
『嫌/嫌/嫌』404の世界に消える定めだ
『嫌/嫌/嫌』数学が出来ない君のことだから
『嫌/嫌/嫌』『体で感ずるものが全て』とか
『嫌/嫌/嫌』そのやうに云うのだろう/どうせ
『嫌/嫌/嫌』其れは或る意味では二重丸
『嫌/嫌/嫌』何処までも疾走る帆船の中央炉

『嫌/嫌/嫌』赤鼠は身体を震わせ
『嫌/嫌/嫌』永い眠りの残渣を出す
『嫌/嫌/嫌』夫の電話の相手は誰やっけ
『嫌/嫌/嫌』最近耳鳴りがするやろ
『嫌/嫌/嫌』定期的に耳鳴りがするやろ
『嫌/嫌/嫌』近眼と老眼が進行するやろ
『嫌/嫌/嫌』眠りが随分と浅いやろ
『嫌/嫌/嫌』東国に投獄された妻が
『嫌/嫌/嫌』随分と酷い目にあってるぜ
『嫌/嫌/嫌』之を見てどう思うかな
『嫌/嫌/嫌』之を見て失神するやろか
『嫌/嫌/嫌』それとも勃起なさるやろか
『嫌/嫌/嫌』御心配しなさんな/旦那
『嫌/嫌/嫌』どちらも正しい反応でさ
『嫌/嫌/嫌』ところで旦那,尋ねるが
『嫌/嫌/嫌』電話の御要件は火急のものか
『嫌/嫌/嫌』可及的速やかに此方へ
『嫌/嫌/嫌』可愛い妻が泣いているぜ
『嫌/嫌/嫌』可愛い声で鳴いているぜ
『嫌/嫌/嫌』可愛い胸で啼いているぜ
『嫌/嫌/嫌』可愛い腰で哭いているぜ
『嫌/嫌/嫌』とんがり帽子が二つ在るなら
『嫌/嫌/嫌』右に何(いず)れは噛みつく鼠
『嫌/嫌/嫌』左を擦れば湧き出る泉
『嫌/嫌/嫌』貴方の知らぬ痴女にしてやる
『嫌/嫌/嫌』御身の不達成を達成するのだ
『嫌/嫌/嫌』初めてを全部頂戴するのだ
『嫌/嫌/嫌』別人の感度にして帰宅させる
『嫌/嫌/嫌』防塵眼鏡に防腐剤を付し
『嫌/嫌/嫌』安心のベッドで眠っていろ

『嫌/嫌/嫌』俺は嫌いなんだ/とても
『嫌/嫌/嫌』背骨のない人生ってやつが
『嫌/嫌/嫌』俺は嫌いなんだ/とても
『嫌/嫌/嫌』中身のない不知の会話が
『嫌/嫌/嫌』俺は嫌いなんだ/とても
『嫌/嫌/嫌』美的感性にそぐわぬ輩が
『嫌/嫌/嫌』俺は嫌いなんだ/とても
『嫌/嫌/嫌』440HZの音楽ってやつが
『嫌/嫌/嫌』俺は嫌いなんだ/とても
『嫌/嫌/嫌』似非と傲慢が胸を張り
『嫌/嫌/嫌』似非と無秩序が支配する世界が

『嫌/嫌/嫌』四角餌はすっかり消え
『嫌/嫌/嫌』各臓腑にきっちりと収まる
『嫌/嫌/嫌』鼠の排尿行為
『嫌/嫌/嫌』彼女の唇は汚され
『嫌/嫌/嫌』彼女の夫は長電話
『嫌/嫌/嫌』帰らぬ妻の実家へと
『嫌/嫌/嫌』不知と無知の長電話
『嫌/嫌/嫌』奥さんは随分と/ほら
『嫌/嫌/嫌』大変な目にあってるぜ
『嫌/嫌/嫌』子守唄のやうな叫びが
『嫌/嫌/嫌』粗相の様相で耳に心地よい

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