388 / 585
交差
淫靡と韻尾/忌火と真偽
しおりを挟む::::::::::::::::::::
『…!』見事に花弁を捉えた硝子細工
『…!』日毎の変化を厭わぬ色服男の指先が
『…!』同硝子シリンダーの先端に塗布する
『…!』どの遊具より重い粘りのある液体を
『…!』喰われる瞬間の果実と同等の液体を
『…!』娘の可憐な蕾のうち未開の方角に付す
『…!』蕾は緩みきっているやうだな
『…!』消氣と正気の中間点座標
『…!』其処に今暫し留まっているがいい
『…!』夕暮れ/嵐/春雷/其れよりも
『…!』挙げ句/逃げ句/文句/其れよりも
『…!』遥かに淫靡な美の診察室を顕現し
『…!』幾つかの絵画の真贋を心眼で捉え
『…!』殆どのものを「似非である」とし
『…!』数列のうち最高の美を備えた箱の右肩に
『…!』フィボナッチといふ名前を授けてやるから
『…!』シリンダーに彼の右手人差し指が掛かる
『…!』切っ先は既に蕾を割いており
『…!』内核と外核の寒暖差はニアリーイコール
『…!』授けられる筈の信憑性は無く
『…!』咎められる筈の罪悪感も無く
『…!』誰もが同行為を良識派閥と認定す
『…!』マリアの受胎よりも淫靡なる図は
『…!』力を込めて描かれた姦通の曼荼羅
『…!』帰り道を忘れたファーストキッス
『…!』後ろ手に縛り付け嬲る引火区の画
『…!』前後左右に踊る腰骨と女性上位の陰核
『…!』蒙古襲来で慌てる男の心窩部の鼓動さ
『…!』色服男が其の指先に力を込めたなら
『…!』無人の弾薬庫に掛けられたトラップ
『…!』其れがスワイプされドラッグされ
『…!』幾つかのツイートの拡散記念日に成る
『…!』薄目を開けた彼女は
『…!』後ろ蕾に気配と支配を感じ
『…!』縛り付けられた木製四本足の硬さと
『…!』同シリンダーの冷たさを感じ悶え
『…!』ひとつの終わりは別の始まりと識る
『…!』ひとつの終わりは別の始まりと識る
『…嗚呼』蕾に熱風/船出は誰も居ないボート
『…嗚呼』サーカスのスタジアムも同じく無人で
『…嗚呼』只/東洋的な性欲の集合体が其処に在る
『…嗚呼』不意に印された烙印の落札者
『…嗚呼』其の印は何年/何十年も色褪せず
『…嗚呼』価値を高める一方的な右肩上がり
『…嗚呼』無限図形と3%の確実なインフレーション
『…嗚呼』蕾の色合ひは/嗚呼/何処ゝまでも
『…嗚呼』桃色であり可憐であり無垢である
『…嗚呼』何処かの誰かと似ているなぁと
『…嗚呼』きっと俺なら思うのだらうが
『…嗚呼』顔知らぬ第三者に知る由もないだろ
『…嗚呼』立場知らぬ第三者に知る由もないだろ
『…嗚呼』DMでモーニングコールしてくれよ
『…嗚呼』子飼いの無味無臭の最上女を一緒に
『…嗚呼』抱いてみないか/半分本気だぜ
『…嗚呼』其れが俺の存在の証明になるな/如何
『…嗚呼』其れが彼女の存在の証明になるな/如何
『…嗚呼』抱いてみないか/結構本気だぜ
『…嗚呼』御身/行為前に言っておきたい事は一つ
『…嗚呼』死の覚悟/転じて生の覚悟についてだ
『…嗚呼』どれほどのものか感じさせて欲しい
『…嗚呼』俺は嫌いなんだ
『…嗚呼』俺は嫌いなんだ
『…嗚呼』退屈ってやつが嫌いなんだ
『…嗚呼』本気の男の目を見たいだけだ
『…嗚呼』大人の余裕なんて要らないぜ/怠惰だよ
『…嗚呼』最上位の女を一緒に抱こうといふ
『…嗚呼』其の行為に没頭してくれるならいい
『…嗚呼』彼女を心底感じてくれるならいい
『…嗚呼』俺の許す範囲で何をしても構わない
『…嗚呼』後ろ蕾に舌を挿入しても構わない
『…嗚呼』肩甲骨で逝くオンナに興味はないかね
『…嗚呼』腰骨で逝く乱な姿を見たくはないかね
『…嗚呼』何/心配は要らない/先ずは金銭
『…嗚呼』俺は経験に金を注ぎ込むものである一方
『…嗚呼』無駄銭は一切遮断するんだ/心が鈍る
『…嗚呼』勉強していればその位理解る筈なんだが
『…嗚呼』何/心配は要らない/次に経験
『…嗚呼』複数人での睦み合いについて述べれば
『…嗚呼』齢10代でかなりの回数実施している
『…嗚呼』赤裸々過ぎるだらうか/まあいいだろ
『…嗚呼』男性が多い事が多かったな/思えば
『…嗚呼』何事も経験だよ/経験は金で買えない
『嫌/嫌』ペネトレイターが前述のとおり
『嫌/嫌』硝子細工を通過し腸を目指す
『嫌/嫌』腰を三度捻ってみても緊縛は解けず
『嫌/嫌』和解する数字は其処に現れて来ず
『嫌/嫌』爪先の冷たさをもった水溶性液体は
『嫌/嫌』娘の腸内侵入を目論見/細工を抜ける
『嫌/嫌』色服男がシリンダーを包括的に支配し
『嫌/嫌』娘は尻穴に液体収受/嗚呼
『嫌/嫌』哀れで綺麗な淫欲享受/嗚呼
4月8日の夕刻に蛍が産まれ
春雷が何処かで鳴っている
綺麗なものだな
綺麗なものだな
土曜日は蒼黒の巫女を連れてくる
日曜日に向かう電気の執筆者の前に
非座馬づく可憐な容姿に知恵を刻印する
『嗚呼/鎖骨の由来は奴隷と紐付いております』
そうだ
それでいい
賢い娘だ
正解だ
::::::::::::::::::::
0
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる