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交差
春風列車
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一重瞼に一線級者が刻み目を入れる
二重瞼を襲う春雷が吐き捨てた『遅いぜ』の一言
神託は三択を提示し『お好きにどうぞ』の御言
誰知らぬ光沢の二十重が藍色の交わし事
十二単の襦袢を濡らすのを目撃し/睦月は恥じらふ
春風列車に便乗した同卓を囲む何名かの主人は
短歌を詠み交わしつつ『我等の属性は陰』と宣誓す
『…嗚呼』高みの見物は一丁目一番地
『…嗚呼』理に断りを告げる鯊が居り
『…嗚呼』折り鶴を船場で数え千羽に満たぬを識り
『…嗚呼』蛇足よりも周囲の視線が氣になり動かぬ
『…嗚呼』補足するなら此の娘の味つけについて
『…嗚呼』菜種梅雨を連呼し美辞麗句を並べる僧侶
『…嗚呼』彼に強烈な文句を返したって構わない
『…嗚呼』退屈なんて真っ平御免だ/生を感じたい
『…嗚呼』其れが俺なのさ/此れが俺なのさ
『葉/葉』毒蜘蛛が開放した霊魂に捧げやう
『葉/葉』紫色から紺色迄の車輪の中身と
『葉/葉』開放弦をテーマにした鎮魂歌を
『葉/葉』青息/吐息/春蟲の息にして酸欠領域
『葉/葉』肉体関係の透過宣言をとっくに済ませ
『葉/葉』それでも必要な行為であると悟る誰か
『葉/葉』昨日の湖畔も上々だった事を付す
『葉/葉』肩甲骨で達する女についての事柄を付す
『葉/葉』御加減如何/御所望あらば
『葉/葉』別サイト(PIXIV様)にも転載している故
『葉/葉』何話だったか忘れたし調べもせんが
『葉/葉』幾つかのブックカバー写真にしてある
『葉/葉』御高覧くだされば幸いに存じます/が
『葉/葉』元々/俺は宣伝/喧伝を好まぬ故に
『葉/葉』元々/俺は別名義で生きる人間故に
『葉/葉』PV数など一切/氣にしておりませんので
『葉/葉』其処についてはどうぞご理解下さいませ
『宇/宇』刹那は永久と随分仲良しのやうで
『宇/宇』芹奈は鳥羽と随分仲良しのやうで
『宇/宇』何時も手を繋いでおりましたとさ
『宇/宇』其の航路に光が射すのを御覧
『宇/宇』尊敬に値する真の値打ちを語ろう
『宇/宇』其の航路を照らす灯台の色は橙
『宇/宇』周波数帯は528HZを常とす守人
はごろもちぎり
はごろもちぎり
むすめをかこんで
唄えやうたえ
騒げやさわげ
みものだうたげだ
しゅちはにくりん
はごろもちぎり
はごろもちぎり
これではかえれぬ
恥じらひゆへに
てんにかえへれぬ
はだかのしゅうち
きょりもち千里
こひのいろどり
よくのいろどり
きぼうのわだち
魑魅(ちみ)のかいろう
魍魎(もうりょう)いづこ
魍魎(もうりょう)いづこ
草薙(くさなぎ)いちみの
剣をささげよ
ももいろ列車
作られた患者
タテヨミ列車に
便乗なさひな
『ファールすれすれ』
『内圧の昂り』
『はじめての事/ゆへに』
『起床後の端末は動作緩慢であり』
『健忘症に罹患しているのかと』
そう思ったのは3年も前
かごめやかごめ
かごめやかごめ
拈華微笑に
呪ひをかける
かごめやかごめ
かごめの音頭
快楽さんどに
お連れしませう
かごめやかごめ
ブルース/ベンド
陰なる韻こそ
知恵の印也
陽は転じて陰となる
陰は転じて陽となる
無双原理を識った暁
斑点ドットは霧の中
つゆに濡れつつ
其処を舐めとる
ゆめもうつつも
ひとつの世界
はじまりアルファ
おわりのオメガ
変遷するもの
変われぬを嘆くもの
其の中間には幾つもの接続詞が在る。『だから』『そのため』『このため』『それで』『これで』『そうすることで』『こうすることで』『そういうわけで』『そんなわけで』『そのような理由で』『こういうわけで』『こんなわけで』『そこで』『だからこそ』『それでこそ』『それだけに』『したがって』『ゆえに』『それゆえ』『よって』『つきましては』『ついては』『以上のことから』『このことから』『これらのことから』『そのことから』『それらのことから』『こうした背景から』『以上のことを踏まえて』『これらのことを踏まえて』『このように』『以上のように』『しかし』『そして』『さて』などが安直に挙げられたのだが…
…急ぎ足で駆ける如月は全ての引用に即時の断りを入れて部屋に籠もる。
…同暦は春風列車の最後尾で桜を散らす雨と風を一瞥したのち/卯月の汽笛と気配を探知する。会陰から百会を貫く振動によって。会陰から百会を貫く振動によって。
…其れは蛇/其れは蛇。体内に巣くう春風列車の無限燃料であり責任者。
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