《瞑想小説 狩人》

瞑想

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交差

蝙蝠のエキス

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6本の爪から注入されるエキス
娘にとっては此処が正念場
尊厳を維持できるかの情念場
肉体反応/甚だしく低辺効果は効かぬ
肉体反応/切り立つ快楽及び悦楽の突端へ

哀しみを永劫にする蝙蝠のエキス
娘の薄化粧が乱れ/消去されたメイク
肉体作用のドラマ、筋書きは本日中には
現実問題/現実課題として現実交差する也

最強寒波到来の御時世に紛れ込む秘密
メイクを落とし所謂「すっぴん」になりな
其の方が身分相応といふものだぜ
其の方が互いの欲求も満たされる
そういふものだぜ/そういふものだぜ

大きな大きな蝙蝠が彼女に覆いかぶさる
下方では無意味な剃毛作業が続く
其の作業/剃刀は左足首の突端へ至り
其の作業/剃刀は右足首に縫合された
鎖付き蓮華草の様な華奢な足を
玲瓏な筆先とともになぞるのだ

彼女は此の一夜で身体を随分と開発され
彼女は此の一夜で身体を随分と開発され
最早、足の末端神経を刺激されるだけで
『嗚呼…!』ぴく/ぴく/ぴく
綺麗な弓に成る所作を覚える也

いけないものは彼女の中に入り
大動脈/大静脈/肺動脈/肺静脈
肺胞/蝸牛/水晶体/扁桃体/松果体
それぞれの位置で混じりあう事となる

円形のステージに一人の男がやってきて
鉢植えを其処に置いて去っていった
其処には食人植物が一本飢えられている
後に誰かの回顧伝にも記載された植物は
南米産のものだと特筆されていたようだ
  
其れは朱鷺(とき)の群れであり
其れは速記の価値であり
其れは愚者/上方目線女の象徴でもある
其れは愚者/コピー&ペーストの結果でもある

自己の心を確実に観る虚心の無い記載を一つ
本日賄う女性の脚/又は足を荒療治する期待
其の事に一意専心/燃える心/鎮めて

イドと緯度の違いを挿入する蝙蝠
『嗚呼…嗚呼…嗚呼…』網に入る液体
傾度と傾度の差異を説明する蝙蝠
『おかしく…なっちゃ・う』娘/弓
乱舞する文字の漢字とリズムに酔うならば
『なぜ…こん・な』娘/牛/鈍足/無知

平時と緊急時の差は甚だしいものでな
「戦術論者」は「戦略論者」をわらひ
「戦略論者」は「戦術論者」をわらふのだ
背後霊はその両者をわらふのだ

奴隷市場の最前列に鎮座する彼
奴隷市場の王も同様に笑ってるだらう
何処其処までも現実問題を貫く彼とともに
現実主義で手技と美味をわきまへた
誰かもおおひに笑っているといふ訳だな

「ちゃ・ちゃ・ちゃ」のリズム
「どく・どく・どく」放たれるミルク
其れを飲めと強要される娘
飲まぬ娘に激怒する模型(もがた)

彼女は無理難題を飲み込み/畏み
器を満たす謎に満ちた「いけなひもの」
其れに意識は朦朧とし決別する時
会陰に挿さる第1指から欲望が射出され
其のエキスは娘の体内に於いて
氣/水/血と混ざりあふ
氣/水/血と混ざりあふ

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