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交差
6本爪の蝙蝠
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東、蝙蝠、ダンスを踊る
東、蝙蝠、ダンスを踊る
止木(とまりぎ)、娘の左の突起
其処に氷を充てがえば
「嗚呼、嗚呼、嗚呼」
恐怖分圧、高むるを識る
西の蝙蝠、円舞曲
西の蝙蝠、円舞曲
狙い、娘の右胸突起
其処に氷を充てがえば
「嫌、嫌、嫌」と
高まる鼓動、耳海にて聴く
娘の股座に剃毛作業(ていもうさぎょう)
全く無意味な剃毛作業(ていもうさぎょう)
其処は無毛の射爆場(しゃばくじょう)
其処は無法の演技場
其処は徒労な円満場(えんまんじょう)
剃刀の色…其れは銀
剃刀持つ者…御主人様也
往復回数…66回
回は転じて快となり
快は転じて老獪技術(ろうかいのわざ)
前の蕾を捕縛した
模型(もがた)のリズムにあわせつつ
東の蝙蝠、氷を溶かす
娘の身体に這わせ悦楽
蝋燭、残渣(ざんさ)が身体に染みる
傷に塩塗る其の作業
後ろに這われた舌先、名残り
其の穴随分、広がっており
聴衆皆が、見分すれば
其処に潜んだ、栄華の花火
蝙蝠二匹がダンスを踊る
蝙蝠二匹がダンスを踊る
其れは呪縛の円舞曲
其れは呪縛の円舞曲
…ひらけすそのの
まほうじん
かいらくぶっしつ
のうないへんせん
われらあくまの
つかわしたもの
氷責めなど片腹痛し
ここでけいやく
かわそうぞ
あらたなけいやく
かわそうぞ
…われらもうじゃの
けんげんたいなり
ひだりて、みぎて
みぎて、ひだりて
娘、小指をさしだしな
そこに呪いをかけてやる
くるしい呪いをかけてやる
われらのことばは
まほうじん
きみのこころを
呪縛するなり
氷が溶けると其の突起
随分感度を増したようでな
責め手、手背部(しゅはいぶ)、軽く触れれば
「……!」「……!」「……!」
至極簡単、弓になる
氷は平時のものである也
特別な事は何もない
ぽたぽた/ぽたり
氷の残渣が床面濡らす
音が鳴る也/音が鳴る也
『嗚呼…何…を』
『お願い…やめ…て』
『嗚呼…嗚呼…嗚呼…』
東、蝙蝠、右の突起を
西、蝙蝠、左の突起を
狙って舌先/這わせる刹那
娘、舌先、ざらつきを識る
娘、脳内、恐怖を知覚す
剃毛作業を続ける男
其れは未だに3人目
現実彼女の様な調教
現実彼女の様な嬲りを
言葉で嬲り
仕種で嬲り
智慧で嬲れば
あなたのし/あなたのし
::::::::::::::::
蝙蝠はひととおり
要請奴隷の身体上で絡まると
それぞれが両突起に噛みついた
右の蝙蝠は軽い甘噛みを
左の蝙蝠は傷跡が残る程に
『嫌…嫌…嫌…』高まる窒素分圧
娘の口元から漏れいづる
一酸化炭素は比重が軽い故
溜まり場は天井裏の鉄格子
同鉄格子には何匹もの蝙蝠が居り
参戦する機会を伺っていた
蝙蝠の群れの中心にはひときわ
大きな羽根を持つものがおり
口もとに
「いけないもの」を咥えている
「いけないもの」は蝙蝠の手技の中でも
最高の智慧と権力性を有し
最大の残虐性を包含した象徴体
「いけないもの」は
内なる蛇を急上昇させる赤化線
内部に潜む爆薬を着火させる導火線
蝋燭よりも膨大な熱量を誇り
氷よりも絶対零度に近く
契約書よりの残酷な内容が書かれた
「いけないもの」を口にしつつ
6本指の蝙蝠が彼女に向けて飛び立った
東、蝙蝠は胸に噛みつき
西、蝙蝠は胸を同等に扱う
北、鵺(ぬえ)の絵図が本体を亡くし
南、市場の王と配下、そして聴衆が笑ふ
::::::::::::::::::
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