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交差
奴隷市場 御,散,歩⑩
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第2の男の舌先が求めるものは美味
世界で最も美味いものを知った彼の舌先は
奴隷市場に征服され攻略された
哀れみ奴隷の口腔内を支配し首筋を削ぎ
背中の産毛を攫いながら其の下部を求める
脊柱起立筋の最下部に到達し…「嗚呼」
其処で一旦舌をゆるり放せば…「宇・宇」
更にもう一度同部分に着地すれば…「葉・葉」
健気な瞼をしっかりと閉じた娘の眼球は
低速で交流を拒否していたが其の舌先は
眼球運動を封じ沙羅双樹の中に収め
決して無罪として彼女を放免しない
「…動くな」
「……!……」
「…動くな」
「……嗚呼……」
言の葉の力は偉大だと思わんかね
言の葉の力で其の気になると思わんかね
執筆している最中ではあるものの
昨日の回廊を邂逅する身分はいれぶん
いいきぶんである事を此処に付しておくか
射する事に固執しているうちは半人前よ
個室で固執しているうちは更に幼稚といへる
所謂「い・い・お・ん・な」とは何か
どんな存在であるかを皆・識るべきだ
道標は何処にでも存在するし
人生といふ旅路を真剣に歩むなら
其の存在に何時かは巡り逢う事になるのだから
同刻・同場所・其の時に有機な勇気を持つ為
少年は少女に恋するべきであるし
おおひに遊び・おおひに其れを舐めるべきだ
其れを知らずして大人になるのは大罪
良い意味でも悪い意味でもな・な・な
「動くな」と言われたならば動きたくなるもの
「見るな」と言われれば其の理由を知りたくなるもの
「止まれ」と言われた瞬間は別物といへるか
其れはノルアドレナリンを刺激し・瞬間の旬庵で
人の動きを奪う所謂…逃走・闘争ホルモンの分泌
さて「動くな」と言いつけを食らった奴隷は
其の理論で言えば動きたくなるのが通例行事
彼(か)の娘も其の例に漏れず霊は漏れず
其の言霊が…むずむず・むずむず・むずむず
支配を告げつつ賜杯を傾け候(そうろう)
話を少し戻すとしやうか…精の射出については
自らの意思・二度焼きした日本刀よりも硬い意識で
完全な支配下に置く事が出来る事を知っておけ
繰り返しになるが何度くりかへしても構わん
此れは非常に大事な・大事な・大事な話なのでな
独りでするな独りでするな其れは大罪である
暇(いとま)を持つな暇を持つな其れも大罪である
集中を切るな集中を切るな其れは軽度睡眠剤である
悶着をするな悶着をするな其れは時間の浪費
集中力を高めたいのなら飲み物は極黒珈琲
其れに限るぜ・其れに限るぜ・嗚呼反論するな
400人の前で演説するならば其の準備は上々
砂糖は淹れるな砂糖は淹れるな…たとへば少々
其れでも駄目だ一切摂るな…目的内摂取以外は
罰であり✕であり・喝をくらふ生成物質成
あーとぶってみてはいても金品と交換する目的で
生成されたものなど食指が沸かん・やかん・多感
「動くなと…言った」
「……は……い……」
其の華奢な腰が前後左右に傾斜角度を変える
其の可憐な大殿部…双丘が振られる度に旅に
一切皆苦の旅人すら振り向く永遠の美となり淫靡
伏した娘は双丘に奇妙な螺子(ねじ)をつけられ
其れを右に捻られれば「嗚呼」と鳴き
其れを左に捻られれば「駄目」と鳴く
蛇口を捻れば水が出るのは自然な事だ
只・此処まで垂れ流されると困るぜ
床面がびしょびしょだ
弁償代は払ってもらふぜ
床面がお前のエキスでびしょびしょだ
其の身体…其の発生源で拭いてもらふぜ
風に吹かれて消えるものでは無いのだよ
此処は最下層であり最上層でもある
夢見が丘よりも夢と希望あふるる奴隷市場
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