《瞑想小説 狩人》

瞑想

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交差

奴隷市場 苦肉之計

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時計の針がいつの間にか止まっている
誰も其の事に気づいていない
最前列の伯爵は幾つかの村の
通貨発行権を独り占めする老人
金銀財宝を寡占・独占する
ほんの一握りの人間のみが
「時間」の概念を左手首に巻く

「………!………!……っ」

男性諸氏よききたまへ
男体を団体とし群れるは構わんが
個体として安寧秩序に貢献せねばな
淑女の皆々・さらにききたまへ
此の言葉に再度耳を傾けたまへ
女体を除隊される前に聞きたまへ
突起が三つ在るのは述べたとおり
左の胸の中央に花が在り・華が在る
無垢な華…右のそれとは性質を異にする
可憐な華であり妖艶な宴の道標(みちしるべ)

其の突起のありようの美しさを
ほれほれ此のようにぴくぴくと跳ねる
小魚の様な奴隷娘の姿を…
誰ぞ其れを東方見聞録に付して頂けぬか
其れは契約の象徴であるぞ
其れは闇に浮かぶ蝶々に似たり
魔物が先に三ツ目たのが右胸・突起
先に切り裂かれるのが左胸・突起
心ノ臓は若干ながらに左寄りに位置する故
そして娘が可憐に可憐に桃色吐息

「……一体……何時……ま、で…」

時の概念は既に失われている
壁掛け時計は、かちこちかちこちと
音を奏でるたくないと言っていた
休暇を申請し・市場の王に打診し
奴隷市場の決裁済書類に並んでいる

六人の責め手のうち一人は股座を的確に
縦横無尽に支配し、甘露を満たした賜杯を
彼女に与え続ける…苦・苦・苦
更に一人は右胸突起にお休みを与え
左に移動し魔の突起に「がぶり」といふ
音が室内に響き渡る程にきつく噛む
「噛みつけば 噛みつくほどに 甘きかな」
とある川柳に感動を覚えた才の無い輩が
初日で詠える詩を詠む…不・不・不

三人目は脳波を観測し、彼女の姿を克明に記録する
耳下三寸には相も変わらず黒い電極が付されており
誘導体の電位差で精神状態を確実に記録し
快適電話の隣に在る快適四角箱は此の惨状を
記録し・鬼録し・後世に残す為に働き
一所懸命、告げ口をせぬ様説得する…苦・苦・苦

四人目は「穴はもう一つ在るはずだ、妖精様にも」
そう言いながら会陰後方を探っている
冒険家は照度の高いヘッド・ライトを
頭頂部に付けつつ股座周囲を照射する
深い闇夜の中を惜しげもなく照らせば
二ツ穴の発見に至るのか…筆先次第

右の突起にお休み時間を与えつつも
左ががら空きに相・成れば其れを責めるのが
風流を解する男どもの常なるぞ
其の突起は右と同じ色合い
桃色でありながら橙を纏いつつ
白と仲良くしながらも玄と敵対する
禁色(きんじき)から発生し派生した許し色

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