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交差
奴隷市場 苦肉之策
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「追であり終(つい)…私の羽根は永久機関
電気を宿す雷神の怒りに灼かれ
飛べない身体となってしまいました…」
「お母様、女王様…陰と陽で言うならば
此の市場の性質は陰…陰極まりて陽となる
陽極まりて陰となる…五行説を借りて語らば
現在は陰が極まった状態と言えるのでしょう」
:::::::::::::::::::::
娘の両突起の色が色づきを変える
帰る場所を無くした哀れな娘の突起の話だ
女性淑女一覧よ・聞け
突起は三つは在るだろう一つは右の胸の中央
其の突起は橙(だいだい)と白色と肌色の中間
守りの使者は玄武と朱雀にお任せあれ
但し其れら4聖獣にも適切に栄養を与え
睡眠を与え、瞑想の時間を持たせ
バランシングチャクラの支配者を
時折・呼び込む作業は必須なるぞ
其の突起の状況を速記し、特記事項を付し
取扱説明書をきちんと読ませた上で
戦いに臨まぬから此の様な目に合うのだ
「……嗚呼……葉っ……」
突起の一つ…右胸に咲いた桜を眺めるもおかし
それを見分しつつ羽根を食すもなほ
ぶるー・しーと広げて花見をしやう
喰すもよし、噛んでよし、見てよし、触れてよし
但し氣をつけたまへ…噛みつく力が強すぎると
同突起を千切る可能性は否定できぬぞ
優しくしてたもれよ・可能な限り
触れてくれるなよ・乱暴な手つきで
うぃるすの膨張する其の手で触れるな
何せ可憐な少女の突起…
群成す獣よ少々手加減を
「……嫌………」
しかし此処は奴隷市場の禁錮場の一つ
右の突起は其のコンクリートすら
勃起させ・屹立させ・興奮の坩堝(るつぼ)へ
誘う為にのみ咲く花として定義されている
:::::::::::::::::::
「……!……!………」
彼女は其の右突起で絶頂に至る
峠を越したのは今宵何度目か
其の回数を数えるものは居らず
雨は振る振る・今宵は月蝕らしいが
雷神様が此の淫靡な宴を見たい故
厚い雲は更に厚みを増していく
じじじじ・どん
じじじじ・どん
じじじじ・どん
複数回の稲妻が轟音を上げる
一度の雷は必ず何処ぞに着地しているのだ
…いろはに・ほへと
…いろはに・ほへと
誰も其の火を消しに行く者は居ない
まあ良いのさ、雨が降っている
今宵は右の突起で絶頂に達する娘の
可憐な姿に酔いしれていればいい
「やれ・もっと」
「手加減など要らぬ」
市場の王は加減を知らぬ
風流を愛し解する男ではある
塩加減を間違える男では無いし
砂糖の恐怖の常習性をも理解する
知恵と知識とカリスマを備えた
切れ長二重の其の男の佇まいを見よ
言葉…奴隷市場の王が宴に拍車をかける
「……!……!…」
人体実験の様な夜は進む
方向性は「陰」から更に深い「陰へと」
変遷するはずの「陽」は其の迫力に圧倒され
惨めに2つ隣の部屋に身を潜めているらしい
::::::::::::::::::::
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