《瞑想小説 狩人》

瞑想

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交差

奴隷市場 赤子同然

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祭りじゃ
祭りじゃ
飲め歌え

飲むならどうぞ
鉄製バケツの其の中に
妖精の羽根から採れた
液体3杯

祭りじゃ
祭りじゃ
電気を流せ

雷神様も見ておられるぞ
羽根焼きショーをもう一度
塩焼き・串焼き・下半期

二枚羽根
一部焼かれて
無惨・也
更に焼くのだ
容赦は要らぬ

祭りじゃ
祭りじゃ
血潮が騒ぐ

電撃コードを
もう一度
取り付け騒げば
宴は・絶頂

御食事に
成れればお前も
満足か
誰かの御役に
立てるぞ喜べ

人・数・分
も一度焼いて
魅せませう
覚悟せえせえ
奴隷の・娘よ

::::::::::::::

股座内部は小惑星
誰も旅をしたことの無い
秘湯であり
秘島であり
秘部であり
皮部である

内部に侵入した
ボール状の物体は6体
各々が黒色コードに繋がり
子分らの操作は縦横無尽
手練れの群々

「嗚呼…」
「嗚呼…」
「嗚呼…っ」
聞きた・飽きたぜ
其の声も
もっと上等な
文句を言わんか

一人が首を縦に振れば
全員がレバーを一斉に操作し
かちかち音の後
其れを「強」とする

少女の内部で球体が暴れる
ぶつかり合い、擦れ合い
内壁を縦横無尽に嬲り尽くせば

「駄、目…」
「駄、目…」
妖精奴隷の背骨が曲がる
弓なり・言いなり・手なり

流暢な母国語を喋る妖精め
弓になれ、もっと弓なりになれ
もっと、もっと、だ

使われなかった股座室内は
退化に退化を重ね
殆どの機能を喪失してたものの
悲しや乙女の同室内は其の機能の
一部を思い出し、揺れる

腹の中…忙しく球体が激突する
がちがちと音が鳴る
其の音をマイクで拾い
ホールに響かせる
此れは恥辱だ
此れは陵辱だ
魂を嬲ること
意識を嬲ること
奴隷の身分に相応しかろうて

咲かぬ花を無理に咲かせ
其の一瞬の美に酔った束の間
無碍に散らせる行為は違法

「葉…嗚呼…あっ」
奴隷は知る
此処に救いは無い

「嗚呼…嗚呼…っ」
奴隷は知る
救いの神は居ない

「不・不・不」
皆の笑いは自分に向けられている
聴衆の数を数えてみるがいい
最前列の特別席に
ハイライトがおり
セブンスターがおり
ロリータ・ボディの娘がおり
前列・中列・後列も満員御礼
祭りじゃ・祭りじゃ

「苦・苦・苦」
其の笑みを見よ
其の勃起する聴衆を見よ
何に酔っている
お前の身体だ
人間の半分しかない
ミニチュアサイズの
人外妖精・嬲り
其の貴重なシーンに
酔いしれているのだな
オトコは起っているだろうし
数は少ないがオンナは…
濡れているだろう
興奮しているだろう
自分で触れている者も居る
お前に嫉妬している者も居る
自分もこうされたい
滅茶苦茶にされてみたいってな

其の歪なること
性欲の旺盛なること
山脈の如し
四法印の如し
清流・波とぶつかり
渦に成るが如し

「ん・ん・んん…っ…」
聴衆の求める者と成れ
羽根にもう一度、電気を流すぞ
淫靡なる電気
女体の実験機
自白の拷問機
奴隷市場の重要ユニット
お前の背中のバックプリント
焼いてくれよう・労働金庫
お前の腹の内部を擦る球体と
電撃の同時殴打を喰らへ
果てるがいい
葉・散るがいい
刃・照るがいい

「葉、嗚呼、葉っ…」
天照大神の神話の中に
妖精奴隷よ
お前の絶頂シーンを
加えてやろうぞな
良いか、そんなにも
球体祭りが

「いざ」
親分は笑いながら
何度も絶頂に至る
小さな人外の背中に回り込む

「では」
其の羽根の根本
肩甲骨の当たりにパッドを貼る
電極はプラスとマイナス
背骨にまで纏わりつく
不吉な気配は部屋の四隅に
到達し、灯籠が揺れる

「参らん」
燭台の蝋燭を全て消してしまおう
其の方が淫靡な宴を
際立たせる事が出来る筈だ

:::::::::::::::

「じじじじ・じ」
雷光一閃、占用括線
ドルイド・コードが
彼女を襲えば
周囲に異様な
光が放たれる

緑・赤・青
種々の色合いが
宙空にZの文字を付す

プラズマの放出が
闇夜を照らす
電気責めの再開に
妖精奴隷は大いに鳴く

「あ…あ…」
死の気配
焼ける羽根
灼ける香り
妬ける匂い
大雨は降り続く
天気予報など無くとも
今夜は止まないであろうことは
誰の目にも明らかだ

雨は降る降る
其のあおりを受けた室内は
電気を通すには
十分過ぎる湿度に

「ふ…あ…あ…っ」
死の気配
更に上げよう
ボルト数
ワットを連れて
オームに変えて

縛られた両手は
高く掲げられ
足先だけがちょこんと
地に付いている
電気が流れる度
其の身体はびくびくと跳ね
体重を支えるのも困難に

「あ……」
「あ……」
焦げる匂い
充満する室内
雨は降れども

祭りじゃ
祭りじゃ
電気を流せ
股座に球体
羽根には電撃

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