《瞑想小説 狩人》

瞑想

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交差

奴隷市場 六道輪廻

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深夜の訪問者
ドアの壁・一枚隔てた
深夜の密会は・続く

俺は続ける
相手は誰だったか
もうどうでもいい
とても近しい存在だった様な
とても懐かしい存在だった様な
そんな気がするが…

「涅槃の領域は・雲
 涅槃の領地の支配者は・神
 涅槃の土地の持ち主は・自分
 涅槃に至る道程は・瞑想
 涅槃寂静…其れは自らの中に
 何時でも・何処でも作る事が出来る
 氣さえ逸れなければ
 集中さえ切れなければ」

「一点に集中し
 其処にピタリと当たりをつけ
 全く動かない状況を続ける
 此の状態を維持することが肝心だ
 先に述べたフロー状態
 此れは「不安」や「苦」から
 最も遠く、距離を取る術
 忍びの者、さむらう者、修験者達は皆
 永続的に此の状態で在る事を欲し
 昼夜を問わず、とある寺院で集会を開く」

「さむらう者は、さもらふ者
 相手の様子をじっくりと窺う者
 時代は流れ、武士の階級を経て
 忠義と忠臣の象徴たる存在に成る」

「さむらう者は言う
 次の戦は大きなものだ
 此の一戦で一触即発の均衡が平定され
 平和な世の中に成るに違いない
 其の為には何を成すべきか
 嫌・同時に何を成しては駄目なのか
 大いに討論する必要が有る」

「刃を研げ、長剣はもとより
 懐に忍ばせるもう一本も・鋭く
 砥石は天然砥石とし
 更に高みを目指す者は
 ダイヤモンドの砥石を使え」

「金に糸目を付けるな
 経験を買え、神経回路を形成する
 金の如き言葉を纏え」

「本を読め
 まほろば市場の、まほろば宿屋の
 とある部屋の男を尋ね
 至高の書を選別して貰え」

「金に糸目を付けるな
 忠義を買え、信頼を買え
 骨々やることを忘れるな
 古代ロウマの栄枯盛衰を忘れるな」

「成すべき事を成す、其れは勇気
 成すべきでない事を成さない
 其れまた、勇気」

「成すべき事は特に多くはない
 一つは鍛錬
 二つは読書
 三つは瞑想
 此等、三つの事柄・のみ」
 
「此等、要(かなめ)の習慣を
 鹿目(かなめ)になるまで
 金目(かなめ)にできるまで
 要人(かなめ)と成る日まで
 ひたすら、只、ひたすら繰り返し
 鍛錬・鍛錬・鍛錬の日々
 鍛錬・鍛錬・鍛錬の日々を過ごす」

「身体を鍛え、心を鍛え、魂を磨き上げ
 死の覚悟を常に傍らに置いておく
 此処に金言を並び付す
 何度でも、何度でも読む
 何度でも、声に出して読むのだ
 まほろば宿屋の男は言うぞ
 黙読のみが読書に非ず
 指読(しどく)・音読
 臓腑に落ちて、細胞の一部となり
 ソマチッドが・輝く・まで」

【集中】
・其の瞬間に身を投じ現在だけを意識する
・最初の一歩に集中すれば
 二歩目、三歩目はついて来る
・過ぎ行く物事に因われず
 流れの中の船の様に
・視野狭窄は集中では・ない
・プライドは危険な欠点だ
 其れに支配されないように
 絶えず闘う必要が有る
・自信と警戒心は反比例する

【鍛錬】
・鍛練そのものに価値は無し
 鍛錬から次の鍛錬への流れにこそ価値を見よ
 あらゆる命は瞬間から瞬間への動き
 呼吸・動き・其の繋がりの調和を
 保つ技を磨くべし
・真の喜びは他者が持っているギフトを
 凌駕する事からくるのではない
 己のギフトを整理整頓し
 十分に開発することだ
・己の弱点を知るのは
 其れを克服する第一歩

【闘い】
・戦士の技には唯一無二のコツがある
 これは訓練で身につくものではない
 巧みな動きとは関係ない
 問題は…「敵と刺し違える気持ち」
 自分の命と引き換えにしても惜しくない目的
 其のために戦う時に唯一
 真の勇気を持つことができる。"
・一番最初の打撃を与えることに価値は無い
 後の先を取るべし
・最初に解決策を提示することに価値は無い
 後の先を取るべし
・誰よりも最初にゴールすることが肝心では無い
・「最後の打撃を与えること」
 「最後に回答すること」
 「皆が到着してから到着すること」
 此れが重要な場合もある
 見極めを誤るな
・最大の防御技術は
 攻撃される場所に居ないことだ

【瞑想】

背筋を伸ばし呼吸の文字の如く
先ずは「吐く」全身全霊で吐く
其の後に「止息」息を殺し、潜め
止められるだけ止める
脳内の電球が大いに輝き
雷光が来訪してとしても止めぬ
 ↓
細胞の全てに於いて
古いもの・用済みのもの・汚くなったもの
此等を呼吸とともに吐く・吐く
そして吐き切る止息とともに
酸素を大いに欠乏させよ
「我慢・我慢・我慢」
此れを何度も詠唱するもよし
虚空蔵寺文字法を唱えるもよし
 ↓
澄み渡る空気
吸気を迎え入れる
空の細胞が振動し
ぴりぴりと脈動し
満たされていく喜び
其れだけでも我々は
幸せになれると知れ
 ↓
圧力を高める蛇に
何度でも栄養を送る
彼又は彼女が満足するまで
満足すれば3つの体内管のうち
どれかを選んで走り出す
後は蛇に動いて貰えばいい
 ↓
力を抜け・リラックス
身体に動きがあっても良い
身体の感覚を・信じる
自発動…其の感覚を信じる
此の身体は自分のものかな
此の身体は誰のものかな
解らなくなるがいい
解らなくなるもいい
長剣と短剣の境目
自分との境目が曖昧になり
一部になった時
本当の強さを得る
強さは「柳」強さは「田園」
強さは「山脈」強さは「変化」
強さは「水流」強さは「在りのまま」

「さむらう者は死の覚悟を傍らに
 日々、日々、強くなる
 前進し成長する」

::::::::::::::

股の窪
快楽極まる
震源地
月は雲間に
バイブは中に

雨止まず
雷神様も
手を伸ばす
娘の中に
窪地の中に

喘ぎ声
益々可憐に
嗚呼・嗚呼・嗚呼

吐息漏れ
更に高ぶり
葉ぁ・葉ぁ・葉ぁ

八ヶ岳
更に大きく
固くなる
雲の間に間に
秋雷一つ

球体・ひとつ
此れでは足りぬ
もう一つ

さて・ふたつ
人差し指差し
仲良くし

よし・みっつ
薬は良くない
控え目に

へへ・よっつ
操作は機敏に
慎重に

それ・いつつ
隙間はあるか
まだゆくか

では・むっつ
仲睦まじき
ピンボール
妖精奴隷の
腹の中にて

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