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交差
奴隷市場 白・死路・旨魯
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揺れる・黒(くろ)
振動球体
昂ぶれば
妖精御身
高揚激し
股ぐらの
一本線の
川上に
突起を捕らへて
捕まへてなお
旅ゆけば
鐘音聞こゆる
街路樹に
怪し紫
危険な香り
注意・しろ
精神統一
瞑想し
一時は万事
万事は一時
呼吸・しろ
虚空に向かう
魂を
留め・止めよ
呼吸を止めるな
葉ぁ
葉ぁ
葉ぁ
喘ぎの其の声
漏れる声
嫌・嫌・嫌と
首振る・娘
:::::::::::
其の身・躯露(くろ)
露わになるのが
定めなり
晒す肌
晒すかほりに
酔いしれて
観客勃起し
馬脚・顕す
水入らず
差水・死に水
邪魔するな
奴隷市場の
妖精嬲り
其の名残り
君に伝へて
口伝して
厚生会にて
評議に付せば
無罪免
方面部隊に
許される
弾丸充填
準備はオーケー
御礼を
先ずは御礼
致します
此処の稼ぎは
個々の裁量
お帰り時
目安にどうぞ
時価額で
割れたグラスは
高価なものです
倍の倍
支払わなくとも
結構です
市場の価値は
紙幣には・無し
嗚呼…
嗚呼…
嗚呼…
沈黙金とし
雄弁は
銀と申すが
口元・弛緩し
葉ぁ
葉ぁ
葉ぁ
嗚呼・嗚呼・嗚呼・嗚呼
叫び声
峠は近し
桃色乙女
::::::::::::
路は・苦路(くろ)
苦難を厭わず
絞り出せ
村雨は
振り振り止まぬ
稲光
深夜の雷光
いろはに・ほへと
風向きは
風光明媚な
南風
湿気高まり
しとしと・しとり
火の手など
追わぬが賢明
其の一件
雨に任せて
消すのも良かろ
橋一つ
壊れたところで
構わない
直せば良いのさ
暇な時に・な
喘ぎ声
突起を捕らえた
球体は
レバーを摘まれ
強の文字盤
嗚呼・嗚呼・嗚呼
気配は死のもの
睦み合い
一歩・進めば
更に二歩目を
強制し
津波の如く
押し寄せる
奇妙な図形は
六ツの・星々
::::::::::::
色は・白(しろ)
流火が具備する
其の意味を
知る人ぞなし
助け人・なし
火照り肌
弥々も色替え
变化する
桃色混じりて
淫靡な様相
唇を
奪った獣は
渦の底
其処まで娘を
引き摺り込んだ
釣り人が
針を垂らして
又・釣って
再度放流
右巻きの・渦
何度でも
繰り返される
行為には
善意などない
其れでよいのだ
宇・宇・宇
絶頂佐印を
見逃すな
ぴくりぴくりと
跳ねゆく乙女
宇・宇・宇
涙枯れゆき
苦しめば
顧客喜ぶ
刃が優る
宇・宇・宇
弓なり背中
細い腰
二枚の背羽
肩甲骨まで
振動が
伝搬すれば
其の娘
何度も何度も
峠を越すのだ
::::::::::::
早く・旨魯(しろ)
逝くなら逝けよ
早くしろ
不粋はいかんぞ
分水・玲瓏
黒球が
求むる突起は
限界値
脳波の向上
五月雨・無常
みり・ばーる
天気予報の
其の単位
ぱすかる・が
違う違うと
申すので
羽根は紫
更に愛液
「嗚呼」・「嗚呼」・「嗚呼」
「嫌」・「駄目」・「止めて」
「盲」・「限界」
限界値
間もなく其れは
限界値
脳波を御覧
身体を御覧
行方には
辻道一つ
佇むは
黒い喪服の
接吻・集団
:::::::::::::
路は・死路
辻角に立ち
見渡せば
右は雨降り
左に陽炎
後ろ向き
邪悪な気配
前を向き
進むしか無い
只、其の路に
黒着物
男・女の
人形が
から・から・からと
笑って居るぞ
立ち止まり
其処に居るのか
進むのか
お前が決めろ
自分で決めろ
陰核は
黒色振動
囚われて
弐枚羽
紫・濃度の
濃ゆいこと
天井・無くして
梁・焼け落ちて
根底を
覆さんと
騒ぎ出す
春の毛虫の
動きは止まらず
色は・白(しろ)
夜の味付け
其れは・旨魯(〃)
路は死路(〃)
生傷・手傷は
針穴の蓆(むしろ)
:::::::::::
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