《瞑想小説 狩人》

瞑想

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おおひろま
つねに・きたむく
ほくとせい
きじゅんにそえて
みぎむき・さんじ

つきあたり
だれもしらない
そのかべに
でんしろっくが
かけてあるのだ

ごぜんさま
まほうをかけて
かぎしめて
かむろのしょうじょを
ならべて・さらに

さんじゅうの
ろっくをかけた
そのひとつ
せいしんにかかる
かぎの・ゆくへは

たれぞもつ
おれかあなたか
いや・ちがう

だいさんしゃ
きたん・べったん
しるものか

かぎあなに
さいずをあわせて
つぎのま・へ

そのつぎの
ろっくをはずして
また・つぎへ

ろうばから
しつもんうけて
こたえれば
さいにゅうじょうの
じゅんびはおーけー

どれいいち
このよの・さいはて
やまぬあめ
ぴかり・ごろごろ
いなずまの・むれ

どれいいち
どれいが・かわれ
おかされて
さらわれ・もだえ
なぶられ・されされ

どれいいち
けいやくきかんを
おえるまで
けっしてでられぬ
このよの・じごく

けいやくも
りふじんきわまる
もので・ある
やぶればきかんは
えんえん・のびる

あくまとの
けいやくすませた
しはいしゃは
たばこをくわえた
はいらいと・さま

::::::::::::

「もうやめて」
ばいぶがあばれる
ようしゃなし
とらえたえものは
むきたて・かじつ

つらかろか
ちくびのでんげき
いなびかり
ときおり・ちかちか
めにも・あざやか

つらかろか
またぐらとっき
たんとっき
くわえて・はなさぬ
くろいろ・ばいぶ

つらかろか
みっつのとっきを
まさぐられ
はねいろ・むらさき
すっかり・むらさき

しぼりだせ
もっとよこせよ
あいのみつ
かいかんじゅーすは
むらさき・じゅーす

たんとっき
はじめてむかれて
さらされて
しげきをくわえて
しおまでまぶして

どれいたる
じんがい・ようせい
たかぶれば
なきごえ・かおる
ばけつ・よろこぶ

「ああ・ああ・あ」
ずいぶんかんじて
きたようだ
だいのう・しょうのう
けむりに・つつまれ

おさなきひ
ようせいむらの
できごとが
そうまのごとくに
おもい・だされる

はなばたけ
ははにだかれて
さんぽして

こうのとり
むれなすとりに
ごあいさつ

せいちょうし
ちやほやされて
すこしだけ
ちょうしにのったの
それがちめいしょう

きがつけば
ひとにさらわれ
このばしょに
どれい・いちばで
めざまし・じりり

みぎまわり
ばいぶのちからを
かんじるか
ほれほれどうだ
かんじてきたか

「もう」・「だめ」・「ああ…っ」
かってにきめるな
げんかいを
もうだめなのかは
おれらが・きめる

くろばいぶ
ればーを「きょう」に
したしゅんかん
がくり・がくり・と
こしぼねが・ゆれ

そのむすめ
ようせいどれいは
くちはてた
はねから・どくどく
むらさき・じゅーす

::::::::::::

としょかんを
たずねた・びしょうじょ
もとむるは
なやみ・しずめる
まことのほうほう

うけつけの
そうしょくだんしに
みちびかれ
ぬれた・こーとを
ばさり・ひとふり

なないろの
ふっくをぐびした
こーとかけ
みどりのふっくに
ぬれもの・かける

すこしだけ
おもすぎたのか
ひだり・くじ
やなぎのように
しなりまがった

としょかんは
てんじょうたかく
ちゅうおうに
らせん・かいだん
かいだん・らせん

まほろばの
いっしつなれど
べつ・せかい
ここのしゅじんは
じょせいらしいぞ

くちべには
おおあめにより
さらわれて
ちのけのひいた
いろとなりゆき

むね・たにま
ちいさなふくらみ
わいしゃつに
ぴたりとはりつき
すけみえ・とっき

みたまへよ
しょうじょのすはだ
にゅうはくしょく
いろの・しろいは
しちなん・かくす

しちなんの
ひとつをここに
しるすなら
りょうしん・ともに
じょうはつしており

ひとりきり
いきてきたのが
さっこんの
むすめの・なりゆき
しゅだんはえらべず

ふくすうねん
すむばしょもとめ
てんてんと
そのみを・うって
いきて・きたこと

ふしめがち
まばたきさそう
なみだ・あめ
この・かなしみを
この・としょかんで

いかにして
けすというのか
かつもくし
みなみな・みたまへ
しょもつの・ちから

ひとみには
かなしみ・のみ・が
うつりこむ
ぜつぼう・きぶん
せぶん・いれぶん

ああ・たぶん
まことの・きぶん
それは・なく
すでに・はんぶん
なくした・みぶん

:::::::::::::

こつこつこつ
おとのねもとを
みあげれば

せいねんが
らせんかいだん
おりてくる
あいもかわらず
じょうひんな・しょさ

そのてには
きれいなようふく
おんな・もの

たたみかた
どこぞのしゅふより
ゆうがなり
こうきゅうひんだと
ひとめで・わかる

すずやかな
こえが・ひびけば
おだやかな
きもちに・なれる
ふしぎな・ものね

このふくは
あるじのものです
べっしつで
これに・きがえて
くるのがよいかと

わたくしは
こーひーいれて
おまちします
かぜを・めします
おはやく・どうぞ

こーひーに
みるくとさとうは
ございません
ざんねんながら
ぶらっくでしか

ごよういが
ございませんが
ごようしゃを
ここは・としょかん
まほろばとしょかん

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