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交差
戦いの詩・参
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⑦やまと・まほろば
みたまへよ
おうう・さんみゃく
やまなみの
うつくしきこと
かなうものぞなし
みたまへよ
しまだながるる
すいけいに
つりして・あそぶ
こどものすがた
ききたまへ
きぎにやどりし
こだまより
からり・からりと
おとがするなり
ききたまへ
70(しちじゅう)すぎて
なお・わかく
はりつやのある
ろうふのうたごえ
ききたまへ
ほそくかれんな
こしぼねに
したをはわせた
そのときぞ・なく
おんなごえ
あえぐといきの
うつくしさ
このよ・まほろば
あな・うつくしや
かんじやう
あさひおれんじ
まるだまは
きのうとおなじ
ひかりをはなつ
そのことに
かんしゃをしやう
いのろうぞ
けうなことなり
りょうて・あわせて
かんじやう
ほるもんばらんす
へんようし
こころおどりだす
そのしゅんかん・を
かんしゃしやう
きょうも・いきてる
めも・みえる
ししも・まんぞく
うごく・ものなり
この「て」にて
なにをつかんで
やろうぞな
この「あし」で
どこをはしろう
かけっこだ
この「みみ」で
すてきなおとを
きいてやらう
おがわの・せせらぎ
からすの・けんか
この「した」で
なんぞあじわう
みつのあじ
かんろ・どうしろ
こけのいろ・しろ
この「め」にて
けうなるできごと
みえるかな
ほたる・まいとぶ
おがわの・ほとり
ちゅうしんで
うごめくけもの
さわぎたて
おとこをかりたて
きつりつするもの
そのいみの
りかいぞふかく
きょうもゆく
もとむるものは
からだにきこう
こえにだせ
このよ・まほろば
いいところ
いちどはおいで
たくさんあそぼう
もういちど
このよ・まほろば
かんかくを
とぎすましたなら
さらに・あそびば
こうだいな
げんじゅとなって
むかえくる
ちえふかまりて
こうだいむへん
つぎ・さんど
うつしよよいとこ
すばらしや
げいじゅつせかい
われわれの・むら
では・よんど
おやすみなさい
いいゆめを
ここは・まほろば
ほてる・まほろば
:::::::::::
⑧ほてる・まほろば
みないっしょ
ほてるまほろば
そのじゅうにん
かいそうにこそ
ちがいはあれど
みないっしょ
ふろんとさんの
せわになり
しーつをかえて
もらっておるのだ
あさごはん
もとむるひとは
いっかいの
おおひろまにて
ごじゆうにどうぞ
うんどうも
じゆうにできます
たんれんじょう
ばーべるのおもさ
たりぬことなし
かたがわに
おもり・せんきろ
つけてたとて
まがらぬ・しゃふとを
ごようい・しました
おひるには
しゅみのあつまり
するもよし
いご・うた・しょうぎ
かいもの・かけごと
そのどれも
みたしてみせます
おまかせを
ほてる・まほろば
どうぞ・よしなに
:::::::::::::
101(いちまるいち)
そのじゅうにんは
きどりびと
いつもかみのけ
とかしてばかり
たて・かがみ
おおきなかがみに
うつすのは
いつもいっしょだ
じぶんのすがた
ぴんぽんと
よびりんなれども
しらんぷり
おていれするのに
いそがしいらしい
てーぶるに
ほんがいっさつ
おいてある
「はくげい」とある
さくしゃは・めるゔぃる
いくつかの
おりめがあるぞ
そのことに
だれもきづかぬ
ほんにんすらも
かみのけを
とかすそのたび
けがぬけて
ゆかいちめんに
まいとんでゆく
102(いちまるに)
そのじゅうにんは
おぼうさん
きょうもでかける
だんかのあつまり
あしむけて
ねむれぬものが
あるのだな
ぶっだのおしえに
はんしたとしても
にどさんど
けさがけすがたを
なおしたら
あいしゃ・ぽるしぇで
おでかけ・するとさ
そのぽるしぇ
まっかなぽるしぇ
ああまるしぇ
どんよくいちば
しょうちょうのしゅしゅ
まわれみぎ
じぶんのすがたを
みたまへよ
ぶっとのほんぎょう
はたしておくれよ
まわれみぎ
じぶんのはんせい
なんとする
のうりょくのたぐい
いいとこ・せどり
みぎむけみぎ
ぴんがらかん・と
いだーかん
どちらがながれる
こたえはいかに
ひだりむけ
こたえはなんぞ
かんがえろ
なりすましかよ
おいはやくしろ
そのくるま
まっかなぽるしぇは
こんびにへ
むかう・さいごの
みぎかーぶ・にて
たいはして
せきじ・そのまま
ひのくるま
かいごうにおくれ
だんかにしばかれ
もとのばしょ
まほろば・ほてるに
もどるすべ
なくしてうろうろ
あわれな・ぶっと
103(いちまるさん)
そのじゅうにんは
ほすてすさん
ほてるまほろば
よるのこいびと
なかびしゃが
とくいなかたち
そのすがた
ぽにーてーると
あでやか・かちゅーしゃ
あいどくしょ
れんあいこうがく
しんりがく
しぐさのろんり
おうごんひりつ
びのたんきゅう
はげしくゆれる
そのほむら
かいぼうがくまで
いたりてむてき
まうならば
にほんぶようが
よいでしょう
こいするは
まんようしゅうが
よいでしょう
かのじょはいった
そして・わらった
みたまへよ
むすめかれんな
たたずまひ
あべるとかいん
せなかのらいん
ききたまへ
ちせいのかほる
そのことば
れいわのじだいに
まんよう・つづり
みならうは
ざいざいしょしょにと
もうします
あきのひは
さびし・せつなしと
もうします
ことばのふなたび
こよい・ひととき
104(いちまるよん)
そこにすむひと
おらぬまま
ほてる・まほろば
そうぎょうきねんび
かうんたー
きみょうなおきゃくが
おとずれる
かみのけみじかく
たいくはおおきい
…このいかり
おさめるために
かしてくれ
いままでだれも
かしたことのない
…104(いちまるよん)
そのへやをおれに
かしてくれ
めいわくはかけん
ただ・かくだけだ
…このいかり
おさまりつかぬ
ものものを
きえないうちに
しるしておきたい
…ああ・そうだ
おれはいかりに
ふるえてる
…このきもち
きえないうちに
しるしたい
いましかかけない
ものも・あるのだ
…わなわなと
ふるえているだろ
いらだちは
かくせぬ・けせぬ
おれは・たたかう
…かみと・ぺん
ぶきにたずさえ
このいかり
ぶちまけてやる
そのためだけに
…だれもいぬ
だれもたずねぬ
そのへやを
かしてくれぬか
ひとばんで・よい
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