《瞑想小説 狩人》

瞑想

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交差

奴隷市場 限界

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ぐる、ぐる、と
ふきつなおとが
おなか、から
きこえて、きま、す…
もう、でちゃい、ます…

おしり、から
はいったえきが
でちゃい、ます…

ひとまえ、で…
はいせつ、なんて、
そんな、こと…

にんげんが
しては、いけない
ことなの、よ…

こじきとか
まんようしゅうとか
にほんしょき
むかしむかしの
ものがたり、にも

はっきりと
かいてあるのよ
ああ、だめよ…
ああ、だめ、でちゃ、う
ほんとうに、だめ…

にんげんが
してはいけない
げんそくの
いくつかの、ひとつ
それを、やぶります

おゆるしを
じひをください
わたくし、に…
このみ、ちかいの
ことば、やぶらん

::::::::::::


めいわくを
たにんにかけず
いきること
なるべくでよい
こころにとめおけ

うまれおち
そしてしぬまで
かりそめの
ちにいきるのが
ひとというもの

いきること
それをまわりに
まきちらし
めいわくをかけ
このよをさるもの

おやのもと
はなれるじきは
14(じゅうよん)さい
それをむかえて
おやこ・えんぎり

じぶんのみ
かのうなかぎり
きりつさせ
じぶんでかせぎ
じぶんでいきる

ひとりだち
みずからはじめよ
しのじゅんび
いかにしぬるか
そこからはじめよ

めいわくを
たにんにかけず
いきること
そのこころがけ
すこしだけでも


とがびとを
せめずにゆるし
かんように
なるべくでよい
こころにとめおけ

たにんとの
かかわりあいで
にんげんは
より、かんぺきな
ものと、なりうる

こころおけ
けっしてうばうな
ゆるすのだ
ぬすまれてもなお
あたえつづけよ

もちものは
もたないことで
はっきする
ほんとのちからを
むげんのちからを

めをつぶり
みみをすまして
きいてみろ
こころがあるだろ
おまえのこころが

かんかくは
しゃだんしてこそ
そのしんか
はっきするもの
そうこころえよ

とがびとが
おまえのめだまを
もとめれば
それをあたえて
おおいにわらえ

とがびとが
おまえのつまを
だいたなら
それをみながら
さけをのむのだ

とがびとを
せめずにゆるし
かんように
そのしゅんかんに
いのち、かがやく


いのちもえ
もやしつくして
いきたのち

みずからの
こきゅうのきんにく
よわりゆく

このときは
いかにいきるか
それよりも
いかにしぬるか
かんがえなさい

このよでの
じんじをつくし
てんめいを
まっとうするとき
それが、きたのだ

かのうなら
めいそうしながら
まちなさい
ただかんさつし
ただうけいれる

いのちもえ
もやしつくして
いきたのち
ねはんにいたる
まさにそのとき

このよでの
だいはんせいかい
するといい
のこすことばは
かんしゃのじとせよ


もやすもの
なくなったなら
しのまぎわ
やまいはきからと
こころにとめおけ

もくてきを
もくひょうをもち
かがやいた
せいしゅんじだい
せいねんじだい

つまをもち
こどもをむかえ
しあわせな
かていとともに
あゆんだみちのり

たっせいし
たっせいしつづけ
いくひさし

たにんから
しょうさんのこえ
あびるのも
あきあきしてきた
へんか、がないな

ふところの
じじょうはよいが
こころもゆ
そんなしゅんかん
いつしか、きえた

もくてきも
もくひょうもなく
だらだらと
なにもうみださず
だれにもあたえず

ひびおなじ
すぎゆくふうけい
ただながめ
はんこをてにとり
おすだけと、なり

めのひかり
なえておとろえ
そのからだ
しおれ、ちぢまり
しゅうそくにむかう

こんなとき
かみをめのまえに
ぺんをてに
みらいをおもい
さんじかん、まつ

まちゆけど
いちじもうかばぬ
なにも、でぬ

そのときは
いかにいきるか
それよりも
いかにしぬるか
かんがえなさい

わくわくも
どきどきもなく
ときめきも
ないそのからだ
いきてはおらぬ

もやすもの
なくなったなら
しはそこに…
やまいはきから
きのないからだに

せいはなし
そのことこころに
とどめおけ


はいせつを
じぶんでおこない
そしてふく
それができぬを
はじとすること

しりあなに
ちからをこめて
きをためる

いきること
そのこんげんたる
かつりょくの
みなもとのばしょ
きのはっせいげん

よーがでは
むーら・ばんだと
よばれるぞ

せんどうで
たかふじさんも
いっている

しりがまえ
こころがまえと
おなじなり

さまざまな
せんじんのおしえ
ひもといて
ここにしゅうちゃく
するものなるぞ

かつやくきん
きたえ、きたえて
またきたえ
いきるかつりょく
じゅうじつをみる

しりあなを
なんども、なんども
しめつけて
げだつへいたる
みちのりちかし

:::::::::::

しりあなを
ほかにゆだねる
ものあらば
そのいきざまは
どれいそのもの

うまれ、いで
かつやくきんを
てにいれて
たにんとかかわる
すべを、おぼえて

こいをして
まじわるところ
おなじばしょ

しぬるとき
まずゆるむのも
おなじばしょ

ぎゃくせつで
ぶっとにつたえん
しりあなの
ゆうずうむげこそ
まことの、じゆう

そのあなを
たにんゆだねる
ことなかれ
ふじゆうなれば
しにちかきなり

:::::::::::

わたくしの
おしり、の、あな、は…
いま、まさに…

おきて、やぶりの
どれいの、すが、た…

みな、さまが
はやく、はやく、と
せがみ、ます…

だすとこ、みせろ、と
いっており、ま、す…

この、なかみ
やまいもいり、の
えきたい、が
でたい、でたいと…
さけんで、いま、す…

げんかいです
ああ、もう、でちゃう
はずか、し、い…
もう、だめ、でちゃう…
ああ、ああ、あああ…

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