《瞑想小説 狩人》

瞑想

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奴隷市場 人妻2

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あわれなり
おんなはりょうあし
しばられて

またぐらを
ひろげて、はじて
そまるほほ

そのてには
かたく、てじょうが
まきついて
にぶいひかりが
はんしゃしている

だんじょうの
ぴえろがめいじて
ふくすうの
おとこがちくびを
がぶり、と、かんだ

いや、いや、と
くちにすれども
おとこたち
とまるけはいは
もうとう、ないな

がじ、がじ、と
ちくびをかめば
みつのあじ
りょうりじょうずな
こよいの、おとこ

さくじつも
いっさくじつも
ひとづまは
なんどもいかされ
なぶられつづけた

そのうんめい
おのれのからだの
ゆくみちを
のろい、うらんで
にらみ、いっせん

そのめつき
どれいにあらざる
ひかりもつ

::::::::::::

…その、めだよ
 それがきになる
 きにいらん

…なあ、おまえ
 きのうのできごと
 わすれたか
 われらに、とことん
 もてあそばれて

…ごめんなさい
 かんべんしてと
 いってたろ
 ひとばんたてば
 ひかりが、もどる

…ぜつぼうを
 もっとうえつけ
 なきゃいかん

…どれいだよ
 おまえは、どれい
 その、たちば
 もっとはっきり
 からだのすみまで

…しみこませ
 ひかりもどらぬ
 ところまで
 おとしてやろう
 かくご、しておけ

:::::::::::

きのつよい
おんなを、なぶり
けがすこと
ごうもんするなら
こうで、なきゃあな

もういちど
ちくびをかんだ
おとこたち
さらに、ふりーな
りょうてをつかい

まえつぼみ
まえのさけめに
ようしゃなく
ばいぶれーたー
どうじにあてた

そのしゅんかん
おんなはびくりと
はねあがる
それは、だめなの
おねがい、よして

そのきぐに
さんざんじゅうりん
されたよる
しんどう、きゅうたい
きおくの、しゅうらい

くちびるが
ふるえ、まもなく
といき、もれ

いやいやと
くびふるしぐさ
かいかんの
なみにまけじと
がんばるものの

つよいなみ
かんどたかまり
おそいくる
ふみとどまろうと
してみたところで

おにあいの
「たぜいにぶぜい」と
いう、ことば
わたしは、どれい
いいなり、どれい

すうふんご
むざん、けんざん
ぴく、ぴく、と
ゆれるからだが
ぜっちょうつげる

ひとづまは
ほどなくはてて
がっくりと
かたをおとすが
せめはおわらず

:::::::::::

なないろの
いしょうのぴえろが
つげるこえ
つぎは、つぼみの
なかを、せめるぞ

あるおとこ
つぼみのなかに
ゆび、いれて
こまかくゆすり
なにかをさがす

あるおとこ
へそしたさんすん
そのいちに
ばいぶを、あてがい
ればーを、つよめに

ひとづまは
はげしい、しげきに
みちびかれ
ひととはおもえぬ
こえにて、ないた

ぴく、ぴく、と
なんどもからだ
ふるえだす

ああ、やめて
おねがい、よして
もうだめ、よ
おかしく、なっちゃう
おかしく、なっちゃう

あわれなる
こえのかたまり
へやのなか
こだまし、こだまし
いろをつけゆく

:::::::::::::

はいらいと
そのせめについて
かいせつを
となりでほうける
むすめにつげた

ぽるちお、だ
ぽるちおぜめ、だ
みておけよ
おんなのしおふく
そのしゅんかんを

やきつけろ
しかとそのめで
とらえろよ
おまえもあすは
すてーじじょうで

おなじこと
されるとおもえ
いいな、みろ
へんじをしろよ
「はい」とこたえろ

むすめっこ
りょうじょくしょーに
くちびるを
つぐんで、かんで
ふるえて、なみだ

かみしめた
くちびる、まるで
うごかない
「はい」とこたえる
ゆうきも、ないか

:::::::::::::

ばいぶぜめ
ぽるちおぜめが
なんぷんか
つづいておんなは
ぴゅーぴゅーと

しおふいて
こえにならない
さけび、あげ
すてーじじょうは
しぶきに、ぬれた

ゆびさきを
ぬいたおとこは
びしょびしょに
ぬれたぜんわん
おきゃくに、みせる

きらきらと
かがやくしぶきの
はっせいげん
こうずいもよう
ひとづまのちつ

もういちど
そこにゆびさし
しんどうを
くわえてこすれば
けっかはおなじ

くりかえす
ひとづましおふき
くりかえす
そのめは、ひかりを
にぶいものにし

なすがまま
あきらめがおに
かわりゆく
そのなりゆきも
しごく、しぜんだ

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