《瞑想小説 狩人》

交差

手紙…右頁

：：：：：：：：：：：：：

おかあさま
しばらく、るすに
いたします

まなむすめ
あなたのむすめは
ちかろうで

あいえきを
じべたにたらし
みじめなり

きっかいな
きかいになぶられ
いま、まさに
いしきをとばす
そのしゅんかん

いんかくと
まえのつぼみと
しりあなと
どうじにおかされ
はげしくされて

すんどめで
ほてったからだに
ぐりぐりと
あかいばいぶを
おしつけられたら

このからだ
しょじょをちらして
はてるなり
おんなのからだは
こういう、もの、なの

くりとりす
はげしくせめられ
ぼっきして
じゅうけつしてる
じぶんで、わかる

まえつぼみ
おくまではいって
ぐりぐりと
だしいれはげしく
かいてん、つよく

あなるぜめ
そこははいせつ
するばしょで
いれるばしょでは
ないとおもいます

おかあさま
わたしはどれい
ちかろうで
もてあそばれる
ふぐうなどれい

：：：：：：：：：：：：：

嗚呼、お母様
近況を申し上げたく
筆をとる次第で御座います
突然の出来事、故に
頭の回転が追従しない
不出来な手紙となると存じますが
何卒、御容赦を

先ずは感謝を
貴女に感謝を
申し上げたく存じます
貴女の娘として生まれた私…
今の今まで、何の不都合もなく
育てて下さり、本当に
有難う御座います

私の所在について
申し上げますと…

此処は地下牢という
場所のようです
夏であるにも係わらず
日差しの届かぬ暗い場所…

鉄錆びの匂い
煮詰まった汗の匂い
黴（かび）がさらに黴た
混乱を誘う匂いが混ざる
妖しい場所で御座います…

其処に閉じ込められており
椅子の上に座って居ります
嫌、座らされているといのが
正確な表現でしょうか

部屋の４隅には
蝋燭を掲げる
燭台が御座います
その灯りは妖しく揺れて
陰影をさらに濃く
暗いものをもっと暗くする
そんな灯りと申せましょう

ベッドが一つ中央に有ります
椅子が復数配置されております
そのうちの一番大きな
椅子に座らされ
緊縛されて、いるの、です…

周りには復数の
男性、女性がおり
随分と高級な
宝石を身に着けていらっしゃる
身分の高い方々、なのでしょう

私、は…
此の地下牢にて開催された
淫乱な宴の出演者として
ここに居ります

御心配なさらずに、と
言いたいところではありますが
どうも無事には済まない様子
宴の前と後とでは
随分な変化が生じるに
違いありませぬ

：：：：：：：：：：：：：：：：：

此処に至った経緯について
解る範囲で申し上げます…
学び舎の帰り道
赤い目をした女性と
すれ違ったことを覚えています
家に戻ってスープを作るために
湯を沸かしたその瞬間のことも

ごぼ、ごぼ、ごぼと
湯の沸く音が聞こえたその時
今まで感じたことの無い
深い眠気に誘われ、て
その後の記憶が御座いませぬ
気が付いたらこの場所に居りました

具体的に何処かは解りかねます
地下牢という位ですから
地下に在る一室としか申せませぬ
コミュニティには隠された
幾つかの部屋があると聞いたことが
有りますが、此処もその一つか、と

状況について…
克明に記載するには
余りにも記憶が曖昧であること
及び羞恥心が強く働くことから
曖昧模糊な部分を含む表現と
させて頂きたく存じます

嗚呼…
先ずは私
着衣なし、裸の状況で
椅子に縛られて居るのです
赤い目の女性と
緑の目の女性に
見事な手つきで緊縛され
全て、身体の全てを
曝け出している状態で
御座いま、す…

全身に媚薬と呼ばれる
興奮剤を塗りたくられまして
振動する淫靡な球体を
主犯格として使用され
股ぐらに、突起に
苛烈な責めを受けております

勘違いしないで頂きたい
ことは一つだけ…
この状況は決して自分で
望んでいるものでは御座いませぬ

無理矢理に作り出され
無理矢理に押し込まれ
無理矢理に引きちぎられ
さらに無理矢理
挿れられているのが
現在の私という訳、なのです

羞恥心は
勿論、有ります
誰にも、見られたことのない
見せたことのない
見せたくない部分を
何人もの人に晒すだけでも
顔から火が出るような思い、です

しかも、しかも
未だ咲かぬ
無碍な蕾を
散らすかの如く
力づくでの開発、作業…

嗚呼、現在は…
振動球体を充てがわれております
其の責めの最中で御座います
球体は子供が遊ぶボール位の
大きさのものですが
刺激の強さは
指先とは比較にはなりませぬ
自慰行為のような
甘い刺激では御座いませぬ
その振動を、陰核に加えられた瞬間…
脳髄までも、背骨までも
快感が走行していくのです

球体はさらに
２本の太い
男根を模した
円柱を備えておりまして

私の…嗚呼…
裂け目を捉え
其の中に侵入し
奥の奥まで
挿入って、おります

独白させていただくと
１４で実施される
貫通の儀式以降
男性を迎えたことは
男性と交わったことは
御座い、ません

更に独白させていただくと
自慰行為、これは
何度か実施したことが
御座います…
しかし、使用するのは
指であり、陰核であり
中は怖くて、出来なかった

初めて、迎え入れたのは…
永久機関を宿す球体から生えた
円柱状の物体という訳です
何とも、愛のない、救いのない
悲哀の物語では御座いませんか

中の感覚…
此れは陰核のものとは
随分違う、と感じます
甘く、切なく
上昇速度は緩やか、なれど
天井知らずの快感物質が
これまた脳髄を掻きむしる

嗚呼、貴女の娘の処女は
男性よりも先に
機械の餌食となり
感度を高め
湿度を高め
何度も絶頂を迎え…

何でしょう、此れは
先程から
ぴゅっ、ぴゅっ、と
小水の様なものが勢いよく
溢れ出て、止まりませぬ

《潮吹きだ、みんな、見ろ》

７つ星、セブンスターと呼ばれる
或る男性がそう言います
此の男性が、現在、私を
犯し、蹂躙し、手玉に取っている
主犯格で御座います

《処女の潮吹きだ、観察せえ》

何とも被虐的なその響き…
随分と珍しいことが、私の身で
起こっている、ので、しょうか…
嗚呼、こんなに
出てしまっては
身体中の水分が、全部
無くなってしまいそう…

前の裂け目は
ずっとこの調子…
円柱がずぶりと奥まで刺さりこみ
更にレバーの操作一つで
自由自在の回転刺激を
私に与えてくるの、です

：：：：：：：：：：：：：：：

お母様
聞きたいことが
あるのです

他でもない
私を産んだ貴女に、是非
聞いてみたいことが
あるので御座います

陰核と裂け目について
此れは前述したとおりで
御座います、が

更に、もう一つ…
排泄器官にまで
其の毒牙が延びているのです
振動する球体から延びた
もう一本の円柱が
お尻の穴を塞いで
回転しているのが
お解りになりますか

これ、は…
嗚呼…
普通の…
こと、なの、ですか

腸の中まで
届く、感覚…
ぐっと押し込まれ
内部がいっぱいになり
前の穴と
お尻の穴が
繋がってしまったような
この、かん、か、く…

嗚呼…
最早…
限界で、御座います

お母様
尻穴で逝く
私は、変態という
定義に当てはまる
女なのでしょうか

それとも
普通のことなの
みんなしていることなの
どうも、そうとは
思えないのだけれど

是非、貴女から
教わりたい
お母様、私はおかしいですか
それともみんな
している、こと、なの…

嗚呼…
嗚呼…
お尻の、穴、が…
お尻の、穴、で…

：：：：：：：：：：：：：

はぁはぁはぁ
といきはあらく
げんかいち

からだゆれ
なんどもたっし
しお、ふいて

きのながれ
それをうしなう
けはいあり

もういちど
いったら、わたし
きぜつ、する

そのあとは
となりむらへの
かしだしだ
せぶんすたーが
そう、いっていた

ああ、もはや
からだげんかい
きが、とおく…

おかあさま
すうじつ、るすに
いたします
おとうさまにも
おつたえ、くだ、さい

：：：：：：：：：：：：