《瞑想小説 狩人》

瞑想

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地下牢の娘 其の17

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あかばいぶ
とらえてゆれる
くりとりす
そこはおとめの
きゅうしょ、にくへき

どうじぜめ
なかまではいる
しりこんが
じーすぽっとを
とらえふるえる

まだひとつ
はいらぬものが
そこにある
しりあなせんよう
あなるせんよう

きゅうたいの
あたっちめんとは
もうひとつ
ながいしょくしゅを
のばしておった

せぶんすたー
すいつつ、おとこは
かたりだす
おとめのくもん
むしして、かたる

なあ、むすめ
なもない、むすめよ
きいておけ
おれの、いきざま
まいんど、せっとを

なきながら
ばいぶにおかされ
いきながら
きいておくんだ
いいな、うなずけ

:::::::::::

おれにはな
さかずきかわした
らいばる、と
よべるそんざい
それがあってな

そいつと、な
いつもいつでも
しょうぶして
おのれをたかめる
えさにするのさ

にんきもの
となりのむらに
すんでいて
おれとはちがう
たばこをすうんだ

めいがらは
いつも、いつでも
はいらいと
おれのきらいな
あじするたばこ

おれはきく
きょうみがあるのさ
なぜそんな
ますいたばこを
なんでそれを、と

そしたらな
やつはいったよ
その、いみを
はいらとをすう
そのいみ、わかるか

…ああ、いまは
 なんども、いって
 そんな、こと…

…わかりかね、ます
 ああ、ああ、やめ、て…

こたえはな
とてもしんぷる
「かっこいい」
それがりゆうだ
それがこたえだ

まうけむり
ぼうしのなかに
ゆれるかげ
かっこいいのさ
それがりゆうさ

それいがい
おとこのいきる
りゆうなぞ
ないのだ、わかるか
われらの、いきざま

しんぷるだ
かっこうつける
そのために
おとこはいきると
やつは、いうんだ

そのはなし
やつのくちぶり
たたずまい
おれは、ほれたぜ
やつのいきざま

:::::::::::

さて、どうだ
いって、ちらして
くたばりな
あかいばいぶの
あじはどうだい

あかいろは
ちのいろ、そのもの
おれのいろ
さでぃすてぃっくな
おれに、ぴったり

くりとりす
つよく、してやる
ほれ、どうだ
いけよ、そのまま
ゆみなりになって

……☓☓
……☓☓

ちつのなか
じーすぽっとも
きょうれつに
なんどもいかせる
しょじょには、きついか

……☓☓
……☓☓

なんどでも
いかせてやるぜ
おれはそう
せぶんすたーの
にあう、おとこさ

なあ、おんな
しばられたまま
しかんされ
おれにいかされ
どんなきぶんだ

そのきぶん
おしえてくれよ
うたにして
いまのきもちを
たんかに、しろよ

そうしたら
おれのたばこは
もうひとつ
ふえて8つに
なるかもしれん

…ああ、やめ、て
 もう、だめ…なんど、も
 からだが、おかしく
 なって、いき、ます…

はやくしろ
はやくうたえよ
きもちを、な
あかいばいぶの
きんばくひめよ

……
……

《あかねいろ
 しんどうましん
 またぐらで
 とっきがむけて
 ちょくせつふれた》

《そのぶぶん
 はじめてこえる
 よるなの、よ
 きずはつけずに
 やさしく、おねがい》

《おかあさま
 わたしはげんざい
 ちかろうで
 しゅうだん、れいぷ
 されて、おります》

《いいなりに
 からだしばられ
 いかされる
 だれのおかした
 つみの、つぐない》

《わたくしは
 なにもわるくは
 ないのです
 なのにみなさま
 いぢめて、くるの》

《おかあさま
 あなたがつみを
 あたえたの
 この、わたくしは
 その、つぐないを》

《このからだ
 からだをもって
 しはらえと
 せぶんすたーの
 おとこが、いうの…》

:::::::::::

すばらしい
しかもちょうへん
よくできた
ちょうろうさまも
よろこぶだろう

このたんか
だいめいつけよう
めいさくだ

ははうえへ
ちかろうからの
めっせーじ

さきを、よめ
つづき、きかせろ
ははうえへ
ちかろうからの
いのりをこめて

…ああ、でしたら
 しんどう、とめて
 おねがい、よ
 しゅうちゅう、させて
 せめて、やさ、し、く…

おまえには
おれにしじする
けんり、なし

はやくよめ
ひぎゃくのたんか
そのつづき
ぐちゃぐちゃあたまで
たんかを、よむのさ

::::::::::

《おかあさま
 みていて、ください
 いま、まさに
 しょじょが、ちりゆく
 しゅんかん、なのです》

《あなたから
 うまれたむすめが
 たかぶって
 くりとりすとか
 じーすぽっととか》

《はじめての
 たんごがならんで
 のうみそも
 ふっとうしそうに
 なっております》

《くるっちゃう
 わたしはきっと
 くるっちゃう
 こよいひとばん
 のりこえたなら》

《べつじんと
 なっておうちに
 かえります
 おねがい、おふろを
 わかして、おいてね》

《ああ、そうか
 おふろがあかく
 そまるかも
 それならごえんりょ
 いたすがけんめい》

《ゆあみでも
 させてください
 そういうわ
 なにか、あったの
 あなたが、きいて》

《いえ、とくに…
 わたしがこたえて
 かんずくの
 なにか、おかしい
 むすめの、ようすが》

《それでもね
 さきはきかずに
 だきしめて
 それでいいのよ
 それが、いいのよ》

《とがびとは
 つみをつぐなう
 ちかろうで
 あなたのかれんな
 すがたをもした》

《わたくしの
 すがたかたちを
 よろこんで
 もとめるひとが
 こんなに、いるの》

《こんやだけ
 こんやだけなら
 こえられる
 そんなきぼうを
 うちくだくのは》

《べにいろの
 しんどうきかい
 わたしには
 とても、きついの
 ひどい、しうち、よ》

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