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交差
地下牢の娘 其の10
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へびぬかれ
よつんばいから
いすのうえ
きんばくされた
おとめのすがた
そのあしは
ひろげてM(えむ)の
かたちなり
ぴんくのつぼみ
すべてがみえて
そのうえの
とっきをけんぶん
するならば
ちょっけい、きゅうみり
たかさも、きゅうみり
ぴんくいろ
どこからみても
ぴんくいろ
あくまのにくが
そこがこのばしょ
いきるのに
いみをなさない
そのとっき
ここをみんなで
ねらうというのか
なんにんも
そのてにかまえた
ゆれるもの
ばいぶれーたー
おおがたへっど
いんかくの
さいずにくらべ
おおきずぎ
えいきゅうきかんを
やどしふるえる
あかばいぶ
みどりのばいぶ
あおばいぶ
しろいばいぶに
くろぐろばいぶ
さまざまな
しんどうきゅうたい
ねらうのは
ちかろうむすめの
またぐらとっき
:::::::::::
……!
あるおとこ
ばいぶをとっきに
あてがえば
いしきなくした
おとめがゆれる
……!
ねむりひめ
ねむったままで
いたならば
くるったうたげ
おわりとなるか
きがつかず
このままときが
すぎるなら
いんかくじごくも
すこしはましか
……!…!?
氣をもどし
きんばくひめは
みずからが
しばられうごけぬ
ことにきがつく
ざんねんだ
いしきもどせば
いくさきは
じごくいっせん
きゅうこうれっしゃ
しゃしょうさん
つれてゆくのは
ぶらっくの
すべてのみこむ
みちのてんたい
いちどでも
そこにそのあし
いれたなら
だっしゅつふのう
のまれゆくのみ
::::::::::
…ああ、わたし…
いったなにを
しているの…
ざわざわ、みなさま
なにして、らっしゃる…
…うごけない
えむのかたちに
しばられて
あしをおおきく
ひろげたぽーず
…じりじりと
なにかうごめく
おとがする
きいたことない
きかいのおとが
…ああ、わたし…
そうよ、そうだわ
さっきまで
くすこ、いれられ
へびを、いれられ
…おかされた
なかのなかまで
まわされた
びやくぜりーを
ぬられて、いった
…びやくぜめ
よいんひさしく
まだからだ
あつく、なってる
しずめて、ほしい…
…なんのおと
これはいったい
なんのおと
わたしのまわりで
たくさん、おとが…
ぶるぶると
ふるえるばいぶの
そのひとつ
おとめのとっき
とらえふるえる
:::::::::::
きがついた?
おはよう、ねこちゃん
まってたわ
あなたはしゅやく
おわらぬ、うたげの
きこえてる?
まだぼんやりと
ゆめみてる?
これはげんじつ
しっかりめざめて
きめたのよ
みんなできめたの
このつぎは
あなたをいすに
しばったままで
いんかくを
みんなでいぢめて
あそぶのよ
おもちゃになってね
すなおなおもちゃに
つらいわよ
これはとっても
つらいわよ
しっしんするのも
かくごするのよ
けいけんよ
じんせいすべて
けいけんよ
のちにかたれる
ことばになるわ
::::::::::
あるおとこ
とっきにあてた
きゅうたいの
しんどうすうを
すこしつよめて
ゆみなりに
あえぎはじめる
そのからだ
はんのうたのしむ
いびつなえがお
じーじーじー
きみょうなおとが
でるばしょは
いんかくまわり
かべん、そのもの
くろいろの
ばいぶれーたー
あてがわれ
おとめはすぐに
かんどをまして
なかのせめ
それとはちがう
あまりにも
とがったしげきに
こえがもれでる
…あぁ、あぁぁ…
はぁ、はぁ、はぁ…っ
そこは、だめ
あ、あ、あ、ぁぁ…
なんです、これ、は…
ばいぶぜめ
おんながないて
はてるせめ
すぐにいくわよ
あなたいくわよ
きついでしょ
とってもとっても
きついでしょ
びやくぜりーも
きいてるからだに
しんどうを
あたえてはなして
またあたえ
これをなんども
くりかえすのよ
あついでしょ
とってもとっても
あついでしょ
たすけてあげよか
やっぱりやめた
からだはね
とってもじょうぶに
できてるの
しんだりしない
そうかんたんに
でもでもね
こきゅうするのよ
とめないで
こきゅうすること
これはぜったい
…!!
……!!
いちどめね
はやくもいった
かいすうは
すぐにふえるわ
さいていそうね
にじゅうかな
それともさんじゅう
しじゅうかな
かいすうかぞえて
いったぶんだけ
…☓☓☓
…そんな、こと
そんなに、されたら
わた、わた、し…
こきゅうしてれば
しにはしないわ
それでもね
こきゅうをとめたら
あぶないわ
ふくじょうしまで
ありうるからね
くろばいぶ
はなれてそれは
むねまわり
つぎにいんかく
とらえるは
しろいろの
ふるえるばいぶ
あるおんな
まもののひょうじょう
つづくじっけん
:::::::::::
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