《瞑想小説 狩人》

交差

地下牢の娘 其の５

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…くりとりす
　そこはだめなの
　だめなのよ
　そんなに、されたら…
　おかしく、なっちゃう
　
しってるわ
むいてなめれば
いくところ
へびになめられ
いくのもいっきょう

…ああ、だめよ
　かわをむいたら
　そのかじつ
　まもるものなし
　まるだし、すもも

ぺろぺろと
へびがなめるの
そのかじつ
もっとはげしく
もっとはげしく

…そんなこと
　どうしてするの
　わたくし、が
　いったい、なにを
　したと、いうので

うつくしい
からだをけがす
このあそび
やめられないわ
もっと、もだえて

きれいなの
あなたはとっても
きれいなの
それが、つみなの
わかるかしらね

…わたし、だめ
　ああ、ああ、ああっ…
　つらいです
　おかしく、なります
　たすけて、おねがい
　
いきそうな
あなたのかおを
みせるのよ
とってもきれいよ
ひぎゃくてきなの

おひめさま
いってもいいわよ
みてあげる
がまんしないで
からだにまかせて

ごらんあれ
またもたっする
このからだ
ちかくによって
ごらんあそばせ

…はずかしい
　とってもとっても
　はずか、しい
…だめ、だめ、よして
　はずか、し、い…

いくならね
いくってことばで
くちにして
わからないでしょ
ちゃんとしゃべって

……☓☓
……☓☓
……☓☓

いったわね…
くりとりすで、また
いったわね

みられてる…
みんながあなたを
みているわ
きもちはどうなの
おしえて、ちょうだい

…いえま、せぬ…
　いや、いや、そんな
　はずかしい
　いまのきもちは
　いまの、きもち、は…

わかるわよ
かくさなくても
わかるのよ
きもちいいでしょ？
もっとほしいでしょ？

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ちかろうを
みたすおとめの
あえぎごえ
へびのうごきに
あわせてないて
　
むちのおと
へびとおなじく
かわもよう
おとめのひとみに
ぽろりとなみだ

みられれば
みられるほどに
あわれなり
めせんが、しせんが
ささってぬけぬ

そのからだ
けがすけものは
へびのむれ
まえにはいって
いんかく、なめて

せぼねから
ゆみになるのか
そのからだ
かわすせんけつ
だれのものぞや

あかいひとみの
えがおはいびつ
このむすめ
しはいしたいと
もうしてきかぬ

みどりのめ
こうじょうたっしゃで
おきゃくさま
とてもよろこぶ
はくしゅはやまず

おねがいよ
だれか、たすけて
へんに、なる…
たすけをもとめる
そのこえすらも

からっぽの
ようきにすくわれ
すてられた
だれがそうじを
するというのか

ちょうろうは
わらってゆるす
そのさまを
おんなは、えじき
こよいの、えさよ

ものがたり
きたん、べったん
たびりょかん
しばり、あそぼう
おとめのからだで

くりとりす
しげきとともに
はてる、みは
なつのあつさを
またずにきえた

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つぎなるは
あなるにしげきを
くわえます
どんなけつまつ
まつのでしょうや

はいりゆく
へびにめいじて
ぐりぐりと
まわしまわして
おしりの、なかを

…ああ、そこ、は
　ちがうのよして
　まぜないで
　かきまぜないで
　おねがい、ぬいて…

ぬかないわ
へびのとらえた
しりのあな
もっと、うごかす
はげしく、きつく

…うしろ、あな
　そこはちがうの
　ちがうのよ
　もとのようとに
　つかって、おね、がい…

おねだりを
するのはあなたじゃ
ないのよね
みなさまどうぞ
もっとちかくへ

だしいれを
はげしくすれば
このとおり
もだえくるしむ
おとめのすがた

みなさまで
おすきにどうぞ
このからだ
しばしこのまま
おあずけします

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あるおんな
おとめをおかす
へびにふれ
きゃあきゃあきゃあと
おまつりさわぎ

あるおとこ
おしりのあなに
はいるへび
いれてだしたり
だしていれたり

いんかくを
こづいてみたり
わらったり
さらにはげしく
へびをいれたり

よつんばい
そのみをささげる
ちかろうに
ひびくおとめの
もだえるこえが

あるおんな
びやく、てにとり
たずねるは
これをおとめに
かけてよいかと

このくすり
からだいっぱい
かけたいと？
いかがしましょう
ちょうろうさま？

いいだろう
かけてあげれば
いいだろう
もだえくるしむ
おとめを、さらに

おいこむぞ
ひかりのささぬ
ちのそこへ
よいよい、かけよ
かがくやくひん

…おたすけを
　それをかけたら
　どうなるの
　もっとおかしく
　なってしまうの

この、びやく
もっとからだを
びんかんに
そしてあなたは
はげしくいくのよ

しょうたいむ
ここはちかろう
あきらめろ
おまえのからだは
われらのおもちゃ

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