《瞑想小説 狩人》

瞑想

文字の大きさ
上 下
114 / 585
同種喰い

同種喰い 其の12

しおりを挟む
嗚呼
はやく、
はやく、
おわらせ、て
もう…
ずっと…
この、まま

「お胸だけで、こんなに
 感じちゃって…」
「乳首が勃ってるわ
 ねえ、わかる?」

は…い
わかり、ます
わたし、は
胸の突起が
痛む程に
屹立しており
其処に
振動する球体が
直撃する度
ぴくん
ぴくんと
身体が跳ねて
しまい
ま、
すっ!

「もっと、強く、してあげる」
「ほら、どう、また逝く?」

嗚呼…
また
背中、に
何かが…
もう
何も、
考え
られ、
ない…

嗚呼!


葉っ……

ぴく
ぴく
ぴく
ぴくん

「解り易いわよね
 貴女の、身体って」
「じゃあ、もう一度、ね」



お願い…
もう達しました
これ以上されたら
背中が
背骨が
折れ
ちゃう…

「動いちゃ、駄目よ」
「そう、動いちゃ、駄目」

動けませぬ
手を後ろで
拘束されていますので
もう
とっくに
動けませぬ

身動きがとれませぬ
縛られるのは
とても…
嗚呼
とても…

嗚呼
おねがい
むね、が
乳首、が
また
また…

「逝きそう?」
「逝きそう?」

は…い



嗚呼



葉ぁ
葉ぁ
葉ぁ
……っ

ぴく
ぴく
ぴくん

「面白い、オモチャ、ね」
「大人の、オモチャ…
 いい?貴女は、私達のオモチャ、よ」

玩具
おもちゃ
わたし

この2人の
おもちゃ

何て被虐的な
何て屈辱的な表現なの
オトナのオンナを
前にして
玩具だ、なんて
呼ばないで

嗚呼
遊ばないで
私のカラダ、で
でも
遊ぶなら
真剣に
遊んで…
下さい、ませ

嗚呼っ
ま、た…


…!

ぴく
ぴく
ぴく
ぴく

がくり

「…気絶しちゃった?」
「…いいえ、まだ平気、よ」



あと
何分…?


嗚呼
また
するの…?
もう
もう
もう止めて
本当に
おかしくなる
本当、に…
とっくに
おかしな世界に
入りこんでは
いるのだけれ、ど

「もう一度、よ」
「答えなさい、貴女は、私達の?」

嗚呼…
は…い
わたし、は
あなたたち、の
おもちゃ、
で…す
嗚呼
はず、かしい…
お好きに
お遊び
下さい、
ませ…

「赤目様、と言いなさい」
「私には、緑目様、と」



ごめんな、さい
わるい娘でした
敬語も上手く使えない
とても
とても
悪い娘でした
赤目、さま
緑目、さま
お許し
くだ、さい
嗚呼……っ!

ぴく
ぴく
ぴく
ぴくん

「もう何回?逝ったかしら」
「胸だけでね」


もう…
わかりませぬ
かなりの回数
峠を越えました
越えさせて頂きました
赤目、さまと
緑目、さまの
導きによって

「オトコよりオンナの方が」
「いいでしょう?」



嗚呼…
わかり、ません
わかり、ません
がっ!
胸だけで
胸だけで
こんなに
こんなにも
興奮…
するのは
はっ
はじ、め、て…

赤目、様の
情熱的な触れ方
緑目、様の
狡猾な導き
その
どちらも
嗚呼…
しげき、てき
で御座います

「綺麗よ」
「もっと、綺麗にしてあげる」

嗚呼…
ありがとうございます
きれい
なんて
同性に言われるのは
嬉しい限りです
だってそこには
生存欲がない、もの
だってそこには
偽りがない、もの
駄目、
駄目、
おかしく、なる
あたまの
なかが
ぼうっと
して
きま、す

「どこが、いいの?」
「教えて、頂戴」

は…い
お胸、が
その一帯が昂っておりまして
特に中心部分に向かって
感じ方が激しく
なってきております
わたし、は
特に、突起が…
直接的な表現をすれば
乳首が
感じやすい体質のようでして…

輪番の中で
長老様はじめ
何人かの方にこすられ
つままれ
時に噛まれ
クリップで虐められ
その度に感度を
増してきている
自覚が御座います

その
乳首、が
嗚呼
恥ず、か、しい…
とてもとても
感じて、おります



……
嗚呼……
駄目……
い、
い、
い…

「……」
「……」

ぴく
ぴく
ぴく
ぴくん

せ、
せ、
せぼね
が、
おれ、
ちゃう

「貴女は《桃》よ、
 甘く甘く、実った果実」
「では、いただきます」



葉あ
葉あ
あと、何分…
長い
長い
とっても、長い

わたし、は
すもも
わたし、は
もも
おいしく実るためには
沢山の栄養が必要、なのです
収穫された実から
甘い
甘い
匂いがするでしょう
おいしく
召し上がり
ください
ませ

「ピンク色」
「全身が、ね」

だって
桃ですもの
わたし、は
桃ですもの
折角ですから
高級なお皿に並べて
真剣に喰べて下さいな

スプーンと
フォークを揃えて
そうそう
ナイフを忘れずに

よく切れるナイフで
先ずは皮を綺麗に剥いで
優しく、剥いで
痛いのは嫌なの
痛いのは嫌いなの
指でつまんで
無碍に引っ張るのは
止めて下さい、ね

皮が剥けたら
綺麗に剥けたら
一度全身を
眺めてくださいまし
美味しそうですか

嗚呼
お願い
情熱的に
もっと
情熱的に
眺めてください
きちんと、全身を

ヘタの部分と
その反対の部分
そこがわたし、の
おかしなところ
そこがわたし、の
いびつなところ
何でこんな形なのかと
きちんと観察したうえで
感想文にまとめてください

「えい、えい、えい」
「えい、えい、えい」

嗚呼
嗚呼
駄目…
駄、目…っ

ぴく
ぴく
ぴく
ぴく

「…最高、ね」
「…いい眺めだわ」

葉ぁ
葉ぁ
もう、
せぼね
おかしく、
なって…

いい眺め
そう…
ですか…
いい眺め
とは如何な表現や
美しいもの
世に在る美しいものといえば

川のせせらぎ虫の声
名前付されぬ単独峰
人の入れぬ禁忌の森や
未だ届かぬ海の底
穴蔵潜むは未知なる獣

そんな美しいものが
この世に溢れているでは
御座いませんか
なにゆえ私のカラダなぞ
その手にしたいと
願うのです
そんなに必死に
そんなに真剣に

こんな私、でも
返報性の原理くらいは
知っているつもりです
真剣に求められたら
綺麗だなんて言われたら
いい眺めだなんて言われたら
こっちも
真剣になってしまうの…
です
カラダが
反応してしまうの、です
嗚呼…
恥ず、かしい…

「まだ、大丈夫ね」
「時間はね、
 この娘のカラダは、保つかしら」
 
もう、保ちません
カラダが
おかしく
なる
とく、に






おれ
ちゃい
そう…

駄目
駄目

さっきより
さっきよりも

波が
高く
高く…

ぴく
ぴく
ぴく
ぴくん




あと、
何分…?
早く
早く
終わらせ、て…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

処理中です...