《瞑想小説 狩人》

瞑想

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蟲責め

蟲責め 其の7

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………!……!………

…蟲が騒いで
 いるのだな?

…宇… 

…良い夢でも
 見えたの、かな?
 不、不

…宇…!

…現実へ…
 ようこそ
 輪番の、巫女よ

……!

…何の、夢を見たのだ?

…嗚呼…
 ちょう、ろう
 さ、ま…

…何が、見えた?

…古民家…の
 お話、が…

…随分と
 随分と
 お楽しみだったようだ、な
 夢見心地
 恍惚の表情であったぞ
 さて
 さて
 さてと、
 現実のお楽しみも
 しっかりと
 せねばならんな
 要は
 バランスだ

…嗚呼
 み、み、が…
 
…ほれ
 爪を立ててやる
 かり
 かり
 かりと

…み、み
 もう
 しない…で

…噛んでやろうか?

…駄目、
 駄、目…
 
…猫耳のほうを、な
 神経が
 通ってきた、だろう?
 ほれ、
 ほれ、
 かみ
 かみ

…駄、目
 また…
 また…

…私の言うことを
 良く聞くのだぞ
 いいな?

…は…い
 嗚呼…っ

…その耳で
 現実の耳と
 猫耳との
 両方で
 よく聞くのだぞ
 わかった、な?

…は…い
 嗚呼…

…お前は
 私のもの
 私のネコだ
 わかったな?

…は…い
 駄、目
 みみ、が
 かまない、で…
 おね、がい

…お前の身体を
 弄び
 嬲り
 犯すのは
 この私だ
 わかった、な?

…は…い
 嗚呼…
 おみみ、が…

…もっと、噛まれたいか?

…嗚呼…
 わかり
 ませ、ん…

…お前は
 猫だ
 可愛い
 可愛い
 私の子猫

…は…い

…お前は、ペットだ
 私の
 ペット

…は…い

…言え
 私は
 ペットです、と

…そんな…

…言え
 
…わたし、は…
 嗚呼
 駄目
 恥ずか、しい

…言うんだ
 お前は
 私の
 何だ?

…わたし…は
 ちょうろう、さ、ま
 の
 嗚呼っ!
 耳を
 舐めない、で
 噛まない、で…
 おね、が、い

…言え
 お前は
 私の?

…は…い
 ワタクシ、は
 ちょうろう、さまの
 ペット、で、す…

…良い娘だ
 猫耳をしゃぶられ
 噛まれ
 夢を見る

…宇、宇…

…さて、そろそろ
 メインディッシュと
 いこうか
 この尻尾と
 この耳を
 使って、な 

…なに、を
 これ以上…
 なに、を…

…怖いか?

…は…い

…何をされると
 思う?

…わかり
 ま、せんが
 おね、がい
 いたく、しないで…

…敬語を

…いたく、しないで
 くだ、さい
 嗚呼…

…優しくしてやる
 から
 安心しろ
 お前の毛皮を使って
 遊びをするのだよ
 オトナの遊び
 悪い遊びを、な…
 尻尾の毛を
 耳の毛を
 少しづつ
 剥いでいってやる
 これは
 これは
 仮りそめの尻尾
 仮りそめの耳
 なれど
 神経の通うもの
 尻尾、
 猫耳、
 この毛を
 丁寧に
 《ブラッシング》したあと
 そのあと、な
 さらに丁寧に
 剥いでいってやる
 さて、どうなるかな?
 お前の、神経は…

…!…こ、
    こわ、い、です
     やめ、て…

…先ずは《ブラッシング》
 からだ
 言え
 もう一度
 お前は?
 何だ?
 私は、から
 言い直せ

…嗚呼…
 わたし、は
 ちょうろう
 さまの
 ペットで…
 御座います
 宇、宇…

…そうだ
 先ずは
 《ブラッシング》して
 毛並みを整えねばな
 体位を変えるぞ
 四つん這い猫のポーズだ
 ほれ
 手錠を外してやる
 逃げられは
 せんよ
 首輪は外さん
 動くな、よ…
 …
 《ガチャリ》
 …
 尻を高く
 もっと
 もっと
 高く
 上げろ
 しっかりと見せろ
 その双丘を
 ベルトを締め直してやる
 尻尾がよく
 見えるようにな…
 そして
 手首と
 足首を
 結びつける
 この
 麻縄と
 権力の手錠で、な

…嗚呼
 こん、な
 姿勢…
 恥ず、か、しい…

…本当の
 猫のようだな
 にゃん
 と鳴け
 にゃん
 と
 鳴いてみろ
 そうすれば
 許してやらんでもない
 どうだ?

…嫌、
 嫌、
 い、や…

…ならば
 そうしておれ
 手首を足首と
 こう
 このように
 しっかりと
 ぎゅっと
 結びつける
 どうだ
 動けまい

…嗚呼
 葉、
 葉、
 恥ず、かしい…

…四つん這いのポーズは
 被虐的だな
 動物
 そのもの
 獣
 そのもの
 そう
 そのまま
 動くな、よ
 絶景だ
 甘美な姿
 この縄は特注でな
 動けば、
 動くほど
 濡れれば、
 濡れるほど
 きつく、
 きつく、
 なっていくぞ
 気をつけることだ

……!

…安静にしておる
 ことだ
 動かぬ、ことだ
 可能ならば、な

…は…い
 嗚呼
 もう…
 嫌…

…どんな
 気分だね?

…ペット…
 ちょうろう、さま、の…
 ペット
 そん、な、気分です

…もっと

…は…い
 厳しく
 躾けられる…
 ペット…

…悪い娘だから?

…は…い
 悪いことをして
 折檻される
 愛玩、動物…
 そんな、気分です

…仰向けより
 被虐的な気持ち?

…は…い
 とても
 とても
 恥ず、か、しい
 で、す

…尻を高く上げさせられて
 いるから?

…は…い
 そして…

…そして?

…最後の着衣が…
 見えてしまっている
 から

…濡れている着衣を
 見られている?

…は…い

…嫌か?
 こんなに
 近くで
 見られるのは?

…は…い
 嗚呼
 とても
 とても
 とても…
 とても、恥ずかしいの、で、す…

…だろうな

…嗚呼

…お尻の穴には
 何が?

…は…い
 何か
 スティックのようなもの
 が…
 嗚呼、
 答えなくては
 なりませぬ、か?

…答えろ、
 それは、
 どこに入っている?

…そのスティックは…
 私の、
 おしり、の中に…

…おしり、では
 範囲が広いな
 別の表現を

…おしり、の
 あ、なに…

…他の表現は?
 知っているか?

…後ろ、つ、ぼみ…

…そうだ
 異国言葉では?

…わかり、ません
 嗚呼…

…《アナル》だ
 知っておけ
 いいな?

…は、い

…言え

…あ、な、る…

…そうだ
 一句
 詠め
 尻穴で
 今の気持ちを込めて
 情緒的に、な

…嗚呼
 駄目…

…早くせねば
 蟲に襲わせるぞ

…嗚呼…

《愛娘
 恋の心も
 実らぬうちに
 そめたカラダは
 うしろの、つぼみ…》
 
…まあ
 まあだ
 66点
 もう一度

…嗚呼
 アタマが…
 ぼんやり、と
 蟲さん
 お願い
 そんなに
 しない、で…

《かの娘
 祈り届かず
 伏す姿
 しばしとどめん
 蕾のふちまで》

…良い
 良い
 良いぞ
 感性豊かな
 素晴らしい句であるぞ
 褒めて遣わす
 ここに
 しっかりと
 記録しておくことと
 しよう

…嗚呼、
 おねが、い…
 恥ずか、しい…
 見ない、で
 言わせない、で…

…では、
 始めよう
 四つん這いの猫
 《ブラッシングの巻》だ

嗚呼…

もう…

駄目…

 
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