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言葉責めの夜
言葉責め 其の8
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…いい眺めだ、
美しいぞ、
汚れなく、
染み一つなく、
細くしなやかな
ウエストライン
いい眺めだ、
神奈川の最高峰から見下ろす
秦野の夜景よりも
もっと、
もっと、
美しい
…恥ず、かしい
です
…だろうな
オトコに跨がられ、
股を大きく広げられ、
最後の着衣が全て
見えている
恥ずかしくない
わけがないだろうな
しかも相手は、
おかしなオトコ
行為は論外、
どこ吹く風
交わす望みは、
言葉のみ
…嗚呼
…正常位、と呼ばれる
体位だ
気分はどうか?
オトコに見下されている
今の気分は?
…恥ず、かしい…
…敬語を
…はず、かしい
です…嗚呼…
…見られて、いるから?
…は、い
…足を大きく
広げられているから?
…は、い
…最後の着衣が
丸見え、だから?
…は、い
…どんな風に責められるのか、
わからないから?
…は、い
…でも、悪い気は
しない、
そうだろう?
…は、い…
…どんな
気分だね?
…囚われたムスメ
そんな気分です…
…そうか、もう少し
他の表現を
…はい…
罠にかかった…
獲物のような…
気分…
です…
…もう少し
…虜囚の身
そんな
気分
で
す
…虜囚は看守の思いのまま?
…は、い
毎夜、彼に尽くすため
そのためだけに
囚われた
そんな気分です
…もう少し
…は、い
蜘蛛の巣にかかった
哀れな蝶…
…良い
良い
聡明なオンナ
イイオンナ
だ
オトコに見下ろされるとは
そういうことだ
…体位によって、
気分は変わるもの
幾つかのアーサナを
今夜、試してみるがいい
ところで
だ
……
…腰と腰をぶつけあう
こんな姿勢でいると
な
お前の単突起が
肥大し、
充血しているのが
わかる
…興奮
してきたな?
さらに
…は、い
…ちゃんと
言いなさい
全部
…は、い
私、は
あなたに
上から見下ろされて
…とても
興奮
して
います
…手を、止めるな
乳首を虐めろ
…は、い
…もっと、摘みなさい
…は、い
…もっと、強く
…は、い
…上へ、引っ張り上げなさい
…は、い
…円を描くように
…は、い
嗚呼っ
…気持ちいいか?
…はい
…とても?
…は、い
…被虐的な、気持ちになる?
…は、い
…お前は捉えられた
蝶
あとは10本足の蜘蛛に
食されるのみ
…嗚呼
おねが、い
もう…
…達してしましそうか?
…は、い
…達してしまえばいいではないか?
…はず、かしい
…自分で達するのは?
…初めて…
で
ございます…
…私はお前に触れてもいない
そうだな?
…は、い
…交わすのは
交わしているのは
言葉のみ
そうだな?
…は、い
…言葉責め、
随分と、
その麻薬が、
効いてきたようだ
もっと、
もっと、
もっとだ
リラックスし、
集中し、
カラダに没頭しろ
単突起を感じろ
その中心が、
お前そのもの
だ
…嗚呼、駄目…
もう…
…両突起を虐めてやれ
悪い娘だと
虐めてやれ
単突起を強くこすりつけろ
腰を
くねくねさせながら
お前は至るぞ
もう、直ぐに
…嗚呼
嗚呼
嗚呼…
…………
…
…
…達したか?
…はあ、
はあ
…達したか?
…は い
…言葉のみでな
…は い
…気持ちよかっただろう?
…は い
…教えておいてやる
人生の究極の目標
について、
だ
モヤがかった頭の中で
しっかりと
聞いておくがいい、
いいな?
…は…い
…人生の目的については
過去、
様々な問答が
なされてきた
…《2の矢を受けないこと
それが仏徒と他との違い》
…《集中すること、その中では
人間は不安など感じない》
…《快を求める心
これに従えば良い》
…《自分を戒めよ
7つの欲求を支配下に置くこと》
…《適切な欲と不適切な欲を切り分け
第三者の如く、我を見る》
そんなところだ
おい
聞いて
いるか?
…嗚呼
は、い
…絶頂の余韻が?
…は、い
…だが聞いておけ
我々が最も合理的
かつ
実践的だと理解し、
実践しているのが
フロー
ゾーンと
呼ばれる
もの
だ
…これ、
誰かが、
手を、
止めていいと
言ったか?
…嗚呼
申し訳…あり、ません…
…両突起のお相手を
して差し上げなさい
そして
股ぐらを
ぶつけてこすりなさい
…嗚呼
嗚呼
ま、た…
…聞いておれ
チクセントミハイという
教授がその集中状態
没頭状態のことを
フロー理論
フロー体験
と名付け
後世に伝えた
と
《肉体学、集中》
の頁に
記されている
…嗚呼
駄目
もう、一度…
…達するか
また…
…は、い
!!
…続けるぞ、
聞いておれ
見下ろされながら、
言葉を浴びながら、
ずっと終わらぬ
絶頂を味わうもよし
…手を離すな
腰をぶつけろ
…嗚呼
嗚呼
あ、あ
…まるで
妖精のようだな
美しくも
妖しげな
腰つき
さて、
続けよう
教授が残したフロー理論は
何とも実践的なもの
現実的なものだった
目的が明確であり
コンフォートゾーンの外に
目標を置き
フィードバックが即座であることで
フロー状態に
入りやすくなると
そう語っている
これ、
手を、離すな、
うっとりするな、
言葉に酔うな
…は、い
…胸をもう一度
捕まえておけ
…は、い
嗚呼…!
また…
…腰をぶつけておけ
体制はそのまま
フロー
その状態に入ると
時間の概念がなくなり
他との一体感を得ることができる
そして
えも言われぬ恍惚感を
…
これは、
何かと似ている
これは、
涅槃の概念と同一である
このことに、
我々は、
気づく
…嗚呼
駄目…
…駄目…
……駄目…!
…達したか
止まらんな
折角の
いいところ、
聞こえて
いたかな?
《フロー》
どこかで誰かが
そんなことを
言った
君は
変性意識の中
もっと深く
もっと深く
言葉の世界へ
美しいぞ、
汚れなく、
染み一つなく、
細くしなやかな
ウエストライン
いい眺めだ、
神奈川の最高峰から見下ろす
秦野の夜景よりも
もっと、
もっと、
美しい
…恥ず、かしい
です
…だろうな
オトコに跨がられ、
股を大きく広げられ、
最後の着衣が全て
見えている
恥ずかしくない
わけがないだろうな
しかも相手は、
おかしなオトコ
行為は論外、
どこ吹く風
交わす望みは、
言葉のみ
…嗚呼
…正常位、と呼ばれる
体位だ
気分はどうか?
オトコに見下されている
今の気分は?
…恥ず、かしい…
…敬語を
…はず、かしい
です…嗚呼…
…見られて、いるから?
…は、い
…足を大きく
広げられているから?
…は、い
…最後の着衣が
丸見え、だから?
…は、い
…どんな風に責められるのか、
わからないから?
…は、い
…でも、悪い気は
しない、
そうだろう?
…は、い…
…どんな
気分だね?
…囚われたムスメ
そんな気分です…
…そうか、もう少し
他の表現を
…はい…
罠にかかった…
獲物のような…
気分…
です…
…もう少し
…虜囚の身
そんな
気分
で
す
…虜囚は看守の思いのまま?
…は、い
毎夜、彼に尽くすため
そのためだけに
囚われた
そんな気分です
…もう少し
…は、い
蜘蛛の巣にかかった
哀れな蝶…
…良い
良い
聡明なオンナ
イイオンナ
だ
オトコに見下ろされるとは
そういうことだ
…体位によって、
気分は変わるもの
幾つかのアーサナを
今夜、試してみるがいい
ところで
だ
……
…腰と腰をぶつけあう
こんな姿勢でいると
な
お前の単突起が
肥大し、
充血しているのが
わかる
…興奮
してきたな?
さらに
…は、い
…ちゃんと
言いなさい
全部
…は、い
私、は
あなたに
上から見下ろされて
…とても
興奮
して
います
…手を、止めるな
乳首を虐めろ
…は、い
…もっと、摘みなさい
…は、い
…もっと、強く
…は、い
…上へ、引っ張り上げなさい
…は、い
…円を描くように
…は、い
嗚呼っ
…気持ちいいか?
…はい
…とても?
…は、い
…被虐的な、気持ちになる?
…は、い
…お前は捉えられた
蝶
あとは10本足の蜘蛛に
食されるのみ
…嗚呼
おねが、い
もう…
…達してしましそうか?
…は、い
…達してしまえばいいではないか?
…はず、かしい
…自分で達するのは?
…初めて…
で
ございます…
…私はお前に触れてもいない
そうだな?
…は、い
…交わすのは
交わしているのは
言葉のみ
そうだな?
…は、い
…言葉責め、
随分と、
その麻薬が、
効いてきたようだ
もっと、
もっと、
もっとだ
リラックスし、
集中し、
カラダに没頭しろ
単突起を感じろ
その中心が、
お前そのもの
だ
…嗚呼、駄目…
もう…
…両突起を虐めてやれ
悪い娘だと
虐めてやれ
単突起を強くこすりつけろ
腰を
くねくねさせながら
お前は至るぞ
もう、直ぐに
…嗚呼
嗚呼
嗚呼…
…………
…
…
…達したか?
…はあ、
はあ
…達したか?
…は い
…言葉のみでな
…は い
…気持ちよかっただろう?
…は い
…教えておいてやる
人生の究極の目標
について、
だ
モヤがかった頭の中で
しっかりと
聞いておくがいい、
いいな?
…は…い
…人生の目的については
過去、
様々な問答が
なされてきた
…《2の矢を受けないこと
それが仏徒と他との違い》
…《集中すること、その中では
人間は不安など感じない》
…《快を求める心
これに従えば良い》
…《自分を戒めよ
7つの欲求を支配下に置くこと》
…《適切な欲と不適切な欲を切り分け
第三者の如く、我を見る》
そんなところだ
おい
聞いて
いるか?
…嗚呼
は、い
…絶頂の余韻が?
…は、い
…だが聞いておけ
我々が最も合理的
かつ
実践的だと理解し、
実践しているのが
フロー
ゾーンと
呼ばれる
もの
だ
…これ、
誰かが、
手を、
止めていいと
言ったか?
…嗚呼
申し訳…あり、ません…
…両突起のお相手を
して差し上げなさい
そして
股ぐらを
ぶつけてこすりなさい
…嗚呼
嗚呼
ま、た…
…聞いておれ
チクセントミハイという
教授がその集中状態
没頭状態のことを
フロー理論
フロー体験
と名付け
後世に伝えた
と
《肉体学、集中》
の頁に
記されている
…嗚呼
駄目
もう、一度…
…達するか
また…
…は、い
!!
…続けるぞ、
聞いておれ
見下ろされながら、
言葉を浴びながら、
ずっと終わらぬ
絶頂を味わうもよし
…手を離すな
腰をぶつけろ
…嗚呼
嗚呼
あ、あ
…まるで
妖精のようだな
美しくも
妖しげな
腰つき
さて、
続けよう
教授が残したフロー理論は
何とも実践的なもの
現実的なものだった
目的が明確であり
コンフォートゾーンの外に
目標を置き
フィードバックが即座であることで
フロー状態に
入りやすくなると
そう語っている
これ、
手を、離すな、
うっとりするな、
言葉に酔うな
…は、い
…胸をもう一度
捕まえておけ
…は、い
嗚呼…!
また…
…腰をぶつけておけ
体制はそのまま
フロー
その状態に入ると
時間の概念がなくなり
他との一体感を得ることができる
そして
えも言われぬ恍惚感を
…
これは、
何かと似ている
これは、
涅槃の概念と同一である
このことに、
我々は、
気づく
…嗚呼
駄目…
…駄目…
……駄目…!
…達したか
止まらんな
折角の
いいところ、
聞こえて
いたかな?
《フロー》
どこかで誰かが
そんなことを
言った
君は
変性意識の中
もっと深く
もっと深く
言葉の世界へ
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