《瞑想小説 狩人》

瞑想

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言葉責めの夜

言葉責め 其の6

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…私に、噛まれたいか

…今は
 答えの持ち合わせが
 御座いませぬ
 40対60
 又は
 30対70
 といったところ
 で、す

…普段なら?

…0対100で、す

…素直で
 良いではないか
 言葉の力
 言葉は魔法だ
 お前は通常ゼロであるはずの
 性が刺激され
 カラダが呼応し
 ゼロがゼロで
 なくなったわけだな
…言葉の力
 これは正義か
 嫌
 正義も悪もない
…何かを
 発生させる力が
 言葉にはあるのだ
 素晴らしい



…想像、しろ

…そう、ぞう

…私にワンピースを
 剥ぎ取られ
 キャミソールを
 引きちぎられ
 両突起に噛みつかれる
 その
 様を

…嗚呼

…興奮
 するだろう?

…は、い

…時に舐められ
 優しく
 激しく
 噛まれる
 想像、したかね?

…は、い

…濡れて、
 くるだろう?
 もっと、もっと

…は、い

…手を止めるな

…は、い

…捕まえた突起は
 充血しているな?

…は、い

…捕まえた2つの突起は
 屹立しているな?

…は、い

…暗闇に
 目は、慣れてきた?

…は、い

…このまま
 雰囲気はこのまま
 妖しい
 妖しい
 夜だ
 酔おう
 お互いに
 言葉に

…は、い

…素直ないい娘に
 なってきたものだ
 子猫ちゃん
 もっと、
 もっと、
 可愛がってあげよう

…嗚呼…

…クリップは?
 どうだった?

…カタチに似合わず
 甘い、甘い
 刺激…
 でした…

…今、その手にあったなら?
 使ってしまいたい?

…は、い

…自分でスイッチを
 入れてしまうかも?

…嫌、できれば…

…できれば?

…あなたに、
 そのスイッチを…

…もう一度

…自分では
 嫌です
 理由が見つけられない
 ので
 なので
 あなたに
 そのスイッチを
 入れて、ほしい
 嗚呼…
 恥ずかしい…
 で、す

…クリップをつけてほしい
 スイッチを入れて、欲しい?

…は、い

…頃合いだ
 立ち上がれ、その冷たい椅子から

…は、い

…その黒いワンピース
 もう
 用済みだ
 その服の上から
 愛撫するのも
 辛かろう

…は、い…

…何、心配するな
 私から、先に脱いでやるから
 ほれ
 どうだ
 これで一緒



…そうだ、
 ワンピースは無用の長物
 この夜には
 無粋な邪魔者
 そうだ
 手をかけ
 ゆっくりと
 …
 いい娘だ
 そう
 投げ捨てておけ
 どうせもう
 着ることはない



…座りなさい
 もう一度

…は、い

…誰が、手を離していい
 と言った?

…申し訳、ありません

…手は胸に
 キャミソールの上に

…は、い

…胸を
 もう一度
 慰めてやれ

…は、い

…先刻よりも
 刺激的だろう?

…は、い

…恥ずかしいか?

…恥ずかしい、です

…何故?

…キャミソール姿
 を見られている、ので
 恥ず、かしい、です

…キャミソール
 闇夜で見えぬが
 その色は?

…ピンク、です

…お前の乳首の色は
 オレンジとピンクの丁度中間
 そうだったな?

…は、い

…キャミソールの素材は?

…シルク、
 です

…キャミソールは?
 脱ぐ気にならんか?

…駄目
 駄目、です

…何故?

…見えて
 しまいます

…乳首が?
 その下には何も?

…は、い

…最後の着衣は
 黒色又は青色
 そうだったな?

…は、い

…こうしよう
 折衷案だ



…目が慣れ
 お前は私を
 私はお前を
 ぼんやりと確認できるように
 なってきた頃合い
…お前は興奮し
 黒いワンピースを
 脱ぎ捨てた

…は、い

…聞くのはいいが
 突起を
 離すな
 捕まえておれ
 つかめ
 転がせ

…は、い

…ところで
 だ
…ここに
 短剣があるのだが
 見えるか?

…!?

…短剣は
 どうなっているかな?

…あなたの、
 小指に、
 一体、
 何を?…

…質問は私がする
 胸を揉みしだけ
 もっと
 もっと

…嗚呼

…よく見ろ
 小指から血が
 よく見ろ
 暗闇で目を凝らせ
 私の指から
 拷問官の指から
 血が流れるのを
 見ろ

…おやめ
 くだ、さい

…いいことを
 教えてやる
 聞いておけ

…は、い

…カラダは
 気《キ》
 水《スイ》
 血《ケツ》
 でできている
 血を失えば
 水を
 気も
 失っていく

…なに、を
 するのです?

…質問は私がすると言った
 お前は見ていろ
 聞いていろ
…幸いにも
 私は健常者
 指は10本ある
 小指から親指まで
 先ずは小指という訳だ
 脱ぐか、
 その衣を?
 脱ぐか、
 そのキャミソールを?

…おやめ
 くだ、さい

…答えろ
 脱ぐか?



…脱げ、血が流れ切る前に

…わかり
 …
 ました…

…キャミソールの下を
 両手で握れ

…は、い

…私の指先を見ろ
 短剣の切っ先を見ろ
 怖いか?

…は、い

…得体が知れないか?
 理解に苦しむか?
 お前がその衣を
 脱ぎ捨てれば
 血は止まるだろう
…約3分の1の血液を
 失えば人は死ぬ
 歪な欲望と笑え
 常識と手をとりあって笑え
…手を止めるな
 キャミソールの端を
 持て



…そうだ
 先刻と同じ様に
 ワンピースと同じ様に
 脱ぎ捨てろ
 椅子の左手側へと
…そうだ
 そうだ
 これで
 私の血も止まるだろう
 安心するといい
…10本が9本になったところで
 私は意に介さないが
 な
…フム
 美しい肌だ
…暖炉は2つもある
 寒くはないだろう?
…私も裸だ
 恥ずかしくはないだろう?

…嗚呼
 駄目…
 恥ずか、しい

…胸を隠すな

…嫌、
 おね、がい
 許して…

…敬語を

…許して
 くだ、さい

…駄目だ

…最後の着衣とは
 ガーターベルト
 これは?
 お前のものか?

…いいえ
 準備されていたもの
 です

…胸には何も
 つけておらんのだな?

…は、い

…その手をどかせば
 そこに突起があるのだな?

…は、い

…手を止めていいと
 誰かが言ったのか?

…申し訳
 ございません
 嗚呼…

…ショータイムだ
 祈り女よ
…最後の着衣は
 お前を守り切れるかな?
…胸を撫で回せ
 愛撫しろ
 乳首を摘め
…確かに
 確かにお前の言う通り
 その突起は
 オレンジ色とピンク色
 その中間と言える
…しかと瞼に
 焼き付けた

どうだ
言った通りだろう
半刻前から読み直せ

私はこの娘を
脱がせると言ったのだ
言葉の力で


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