130 / 132
File.12
イケメンと便意
しおりを挟む
魔王城のトイレにて、俺は今緊急事態に陥っていた。超絶イケメン完璧アルティメット超魔人【傲慢のルシア・リオンヴァルト】として全世界に顔を晒し名を轟かせているこの俺が、またしてもその……ト イ レ 関 係 で あ る 。
「なんで?なんで無いの……?おかしくない?」
誰にともなく、俺は呪詛のように呟いた。そう、紙がないのである。
前回の失敗を踏まえ、ピンチになる前に用を済ませておけば惨劇は回避出来た筈だった。その証拠に今回は漏れるかどうかの瀬戸際を歩くこと無くトイレに到着したのだ。
「焦って入るんじゃなかった、ちくしょうッ」
嘘だ。本当はちょっと切羽詰まりながらだ。しかしトイレには迅速かつ効率よく最短ルートで到着している。
が、焦りが無かったとは言えないだろう。便座に俺の尻がセットアップされる直前に暴発してたからね。危ない危ない。
……どうするべきか。
流石に下着を下ろしたまま他の個室を探るなんて出来ない。ヒトが来るのを待つのが賢明だろうか。
でもそう思って待っててもぜーーーーんぜんヒト来ないんだよな。バカかお前らよぉ!!トイレくらい行っとけよな!!
「むしろ、ヒトが来ない内にさっさと隣の個室へ移動したらいいんじゃね……?」
ケツも拭けないままでは下半身は露出しっぱなしになるが、致し方ない。きっと俺の整った顔に気を取られて90%の奴はフルチンだとは気付かない。名付けて、【イケメンミスディレクション】。かっこよすぎる。
イケメンって便利。父と母にこれほど感謝する日が来るとは。
生命と俺の顔の神秘に感謝しながら足の動きを妨げないようパンツとズボンをパージすると、
「よし、そっと……ゆっくり……」
──ギィィ……。
建付けの悪い扉が軋みを上げ、ゆっくりと光を取り込みながら開く。半分程顔を覗かせ、最終確認を行った。
「トイレ内部に魔力の反応、及び一定以上の体格を持つ生命体の反応ナシ、と……行くぜ」
意気揚々と飛び出し、右隣の個室をバッ!と開ける。しかし、
「なん……だと……?!」
無い!紙が!!隣の個室にも!!!無い!!!!!
「クソっ!次ッ!」
即座にそのすぐ隣も確認したが、そこにも無かった。このトイレの個室は三つ。要するに、
「どこにも……ない……ッ!!そんな……?!」
地獄に垂らされた蜘蛛の糸の如き希望は、絶望に変わる。俺が何をしたっていうんだ。魔王城に来る度にトイレトラブルに巻き込まれるなんて、もはや呪いだろ。
絶望に打ちひしがれている俺だったが、ふと入口の用具入れに目が行った。そうか、あそこにストックがあるはず。そうに違いない、そうでなければ困る。死ぬ。だが、
「あ~だりぃよなマジ」
「やってられっかよってなぁ!!」
「口を慎め。これから起こる事を考えればそんな退屈を感じる余裕はねぇぞ」
ヒト……!ヒトの声が響いてきた!
廊下の方から響く二人を嗜める人物の声には聞き覚えがある。オルドラくんだ。
「やべ……っ」
イケメンミスディレクションがあるとは言え、俺はフルチンで用を足したにも関わらずそれが拭けていない状態。
みすみす醜態を晒すことは避けたい。なので、もとの個室に引っ込んだ。
「でもよぉオルドラ様~」
「っすよ、この前だってろくに人間ぶち殺せずに終わっちまったんすよ?どーせ今回だって変な石使って感情集めろとかしょっぺぇことやらされるに決まってますぜ」
「黙れ。さっさと済ませて待機してろ。俺だって思い切り闘りてぇのは同じだ!」
どうやら部下と一緒に連れションに来たらしい。個室から助けを求めたら、紙が手に入る!
あの、と声を出そうとした矢先、
「うっっわ!このトイレべらぼうにクセェ!!誰だよ!!」
「何食ったらこんな悪臭出せるんだよ?!逆に笑えてきた!ぎゃははっ!!」
「確かにクセェな……う゛っ」
恥ずかしい~~~~!!!!やめてやめてやめて!何この激しい羞恥?!ていうかそんなに?!確かに昨日は珍味とか沢山食べたけど!!あとオルドラくん静かにえづくのやめて!!!!嘘だろ?!
こ、これじゃあ出られないよぉ……。(少年のような声)
「あ?ていうか誰か入ってんじゃん!」
「マジだ!オイ!!クッセェぞウンコマン!!」
「ガキかてめぇ等。やめろぉ゛え゛」
流して尚、激臭の残り香があるとは。俺自身気付かなかったが、食生活には気を付けようと思う。
しかし、存在を認知されてしまった……どう切り抜けたもんか。
七刃将でも最強と名高いルシア・リオンヴァルトはクソの臭いも最強でした~!マジウケる!とか言われたくない。このまま返事をしなかったらますます奴等の興味を引いてしまう。
「なんで返事がないんだ?」
「オルドラ様、なんかこのウンコマン怪しくないすか?人間サイドのスパイなんじゃ?」
ウンコマンって呼んだやつ、後で絶対殺す……ッ!!
「確かにな。オイ、返事しろ」
「それにしてもマジ、ジャスミンの香りやべぇ。テロだわ」
俺がただの一兵卒だったのなら『おびょろろろろ!僕ちんのジャスミンがごめんだじょ~!!紙が無くて困ってるめぅ!』とか言って紙を持ってきてもらう事も出来ただろう。
しかし、それは出来ない。何故なら俺は、ルシア・リオンヴァルトだからである。顔が良くて困る。
なので、別人を装って助けを求める事にした。
「す……しゅ、しゅみませへぇん……紙が、なくってぇ(裏声)」
「喋れんのかよ」
「オルドラ様、紙がねぇって言ってますけど」
「……探してやれ」
オルドラくんマジ好き!!!!
両隣には無い事が判明し、用具入れに向かった下っ端は乱雑に中を漁っているようだった。
これでやっと個室という牢獄から開放される。俺が安堵の溜息を静かに吐くと、雑魚下っ端が用具入れを引き上げたようだった。
「オルドラ様~、紙ねぇっすよ」
「どうします?」
「そうか。何か代わりになりそうなモノは?」
おい。おいおい。おいおいおいおいおいおい!!マジですか!!?!
「代わりかぁ、あ、そうだ……ぶっ、ふふっ!紙ヤスリならあるけど?!」
「ぎゃはは!良いじゃん!良かったなぁウンコマン!」
「紙ヤスリィ……ッ?!」
紙ヤスリ……だと……?!何も無いよりはマシか……?いやでも、さすがにそれは……。
「待て貴様ら。そんなもので拭いたら切れ痔じゃ済まんぞ。仕方ねぇな、コレを使え」
そっと扉の隙間から差し込まれたそれは、くしゃくしゃになってしまっているが何処かで見たような顔の描かれた数枚の似顔絵だった。
確かこれは、勇者くんに寝返ったリリスさんの妹、それから帝の一人とされる長髪の男、美人のエルフ……。
「ありぁとごぜぇやすぅ……へ、へへへ……」
下手な小芝居を打ってソレを受け取る。人の顔ついてるとやり辛いな。俺にそんな趣味は無いわけだし……。
「懐に紛れてて助かったな。他の奴等の人相書きと一緒に捨てちまったもんだと思ってたが」
「オルドラ様、もう行きましょうよ」
「っすよ~。クセェ」
「助かりますぅ……(裏声)」
男の顔で拭くのも気持ち悪いけど、何より女の子の顔で拭くのもダメだよなぁ……散々悩んだ挙げ句、やっぱりちゃんと拭きたい気持ちには抗えず、全員分使わせていただいた。
なんかごめんね、いつかこの恩は返すからね。リリスさんの妹さんに美人のエルフさん、あとロン毛の帝の人。
それから好き放題言いやがった下っ端の二人は絶対ブチ殺す。
とんだハプニングに見舞われたが、俺の清潔度は回復した。洗浄魔法だけではなんか気持ち悪いし、やっぱり紙が無いとね。アレは表面上の汚れを弾き飛ばすだけだから。
誰も居なくなったトイレからこっそりと抜け出して召集された広間に入った。
七刃将と傘下組織の幹部、錚々たるメンバーが一同に会すると流石に壮観だ。
「やっと来たか、【傲慢】よ」
「おぉ、マモくんじゃん。相変わらずすげぇ装飾品ジャラジャラだねぇ」
「ふん、貴様は飾り気が無さすぎるがな」
俺に話しかけてきたのは、強欲を司るマモンくん。勇者の力を横取りしたことで絶大な戦闘能力を有し、人間のみならず他種族からも光り物とか色々奪うヒト。普段何してんのかはあんまり知らない。
その隣から、背の低い人物が間延びした声を発しながら顔を覗かせた。
「ねぇ~、今日は何するの~?」
「ベイルくん、何も聞いてないんだね。ついに魔王復活計画を大幅に進める大規模作戦のミーティングだよ」
「ふーん。身体はまだなのになあ……」
この広間の全員が雑談に花を咲かせていると、突如空間を裂いて重苦しい魔力が全体に広がった。
「全員、揃ったようですね」
現在の魔王軍を率いる謎の人物。仮面の男が俺達の前に現れた。
その瞬間、全員が視線をその男に注ぐ。
「クックックッ……では、早速始めましょうか。破滅への序章を」
「なんで?なんで無いの……?おかしくない?」
誰にともなく、俺は呪詛のように呟いた。そう、紙がないのである。
前回の失敗を踏まえ、ピンチになる前に用を済ませておけば惨劇は回避出来た筈だった。その証拠に今回は漏れるかどうかの瀬戸際を歩くこと無くトイレに到着したのだ。
「焦って入るんじゃなかった、ちくしょうッ」
嘘だ。本当はちょっと切羽詰まりながらだ。しかしトイレには迅速かつ効率よく最短ルートで到着している。
が、焦りが無かったとは言えないだろう。便座に俺の尻がセットアップされる直前に暴発してたからね。危ない危ない。
……どうするべきか。
流石に下着を下ろしたまま他の個室を探るなんて出来ない。ヒトが来るのを待つのが賢明だろうか。
でもそう思って待っててもぜーーーーんぜんヒト来ないんだよな。バカかお前らよぉ!!トイレくらい行っとけよな!!
「むしろ、ヒトが来ない内にさっさと隣の個室へ移動したらいいんじゃね……?」
ケツも拭けないままでは下半身は露出しっぱなしになるが、致し方ない。きっと俺の整った顔に気を取られて90%の奴はフルチンだとは気付かない。名付けて、【イケメンミスディレクション】。かっこよすぎる。
イケメンって便利。父と母にこれほど感謝する日が来るとは。
生命と俺の顔の神秘に感謝しながら足の動きを妨げないようパンツとズボンをパージすると、
「よし、そっと……ゆっくり……」
──ギィィ……。
建付けの悪い扉が軋みを上げ、ゆっくりと光を取り込みながら開く。半分程顔を覗かせ、最終確認を行った。
「トイレ内部に魔力の反応、及び一定以上の体格を持つ生命体の反応ナシ、と……行くぜ」
意気揚々と飛び出し、右隣の個室をバッ!と開ける。しかし、
「なん……だと……?!」
無い!紙が!!隣の個室にも!!!無い!!!!!
「クソっ!次ッ!」
即座にそのすぐ隣も確認したが、そこにも無かった。このトイレの個室は三つ。要するに、
「どこにも……ない……ッ!!そんな……?!」
地獄に垂らされた蜘蛛の糸の如き希望は、絶望に変わる。俺が何をしたっていうんだ。魔王城に来る度にトイレトラブルに巻き込まれるなんて、もはや呪いだろ。
絶望に打ちひしがれている俺だったが、ふと入口の用具入れに目が行った。そうか、あそこにストックがあるはず。そうに違いない、そうでなければ困る。死ぬ。だが、
「あ~だりぃよなマジ」
「やってられっかよってなぁ!!」
「口を慎め。これから起こる事を考えればそんな退屈を感じる余裕はねぇぞ」
ヒト……!ヒトの声が響いてきた!
廊下の方から響く二人を嗜める人物の声には聞き覚えがある。オルドラくんだ。
「やべ……っ」
イケメンミスディレクションがあるとは言え、俺はフルチンで用を足したにも関わらずそれが拭けていない状態。
みすみす醜態を晒すことは避けたい。なので、もとの個室に引っ込んだ。
「でもよぉオルドラ様~」
「っすよ、この前だってろくに人間ぶち殺せずに終わっちまったんすよ?どーせ今回だって変な石使って感情集めろとかしょっぺぇことやらされるに決まってますぜ」
「黙れ。さっさと済ませて待機してろ。俺だって思い切り闘りてぇのは同じだ!」
どうやら部下と一緒に連れションに来たらしい。個室から助けを求めたら、紙が手に入る!
あの、と声を出そうとした矢先、
「うっっわ!このトイレべらぼうにクセェ!!誰だよ!!」
「何食ったらこんな悪臭出せるんだよ?!逆に笑えてきた!ぎゃははっ!!」
「確かにクセェな……う゛っ」
恥ずかしい~~~~!!!!やめてやめてやめて!何この激しい羞恥?!ていうかそんなに?!確かに昨日は珍味とか沢山食べたけど!!あとオルドラくん静かにえづくのやめて!!!!嘘だろ?!
こ、これじゃあ出られないよぉ……。(少年のような声)
「あ?ていうか誰か入ってんじゃん!」
「マジだ!オイ!!クッセェぞウンコマン!!」
「ガキかてめぇ等。やめろぉ゛え゛」
流して尚、激臭の残り香があるとは。俺自身気付かなかったが、食生活には気を付けようと思う。
しかし、存在を認知されてしまった……どう切り抜けたもんか。
七刃将でも最強と名高いルシア・リオンヴァルトはクソの臭いも最強でした~!マジウケる!とか言われたくない。このまま返事をしなかったらますます奴等の興味を引いてしまう。
「なんで返事がないんだ?」
「オルドラ様、なんかこのウンコマン怪しくないすか?人間サイドのスパイなんじゃ?」
ウンコマンって呼んだやつ、後で絶対殺す……ッ!!
「確かにな。オイ、返事しろ」
「それにしてもマジ、ジャスミンの香りやべぇ。テロだわ」
俺がただの一兵卒だったのなら『おびょろろろろ!僕ちんのジャスミンがごめんだじょ~!!紙が無くて困ってるめぅ!』とか言って紙を持ってきてもらう事も出来ただろう。
しかし、それは出来ない。何故なら俺は、ルシア・リオンヴァルトだからである。顔が良くて困る。
なので、別人を装って助けを求める事にした。
「す……しゅ、しゅみませへぇん……紙が、なくってぇ(裏声)」
「喋れんのかよ」
「オルドラ様、紙がねぇって言ってますけど」
「……探してやれ」
オルドラくんマジ好き!!!!
両隣には無い事が判明し、用具入れに向かった下っ端は乱雑に中を漁っているようだった。
これでやっと個室という牢獄から開放される。俺が安堵の溜息を静かに吐くと、雑魚下っ端が用具入れを引き上げたようだった。
「オルドラ様~、紙ねぇっすよ」
「どうします?」
「そうか。何か代わりになりそうなモノは?」
おい。おいおい。おいおいおいおいおいおい!!マジですか!!?!
「代わりかぁ、あ、そうだ……ぶっ、ふふっ!紙ヤスリならあるけど?!」
「ぎゃはは!良いじゃん!良かったなぁウンコマン!」
「紙ヤスリィ……ッ?!」
紙ヤスリ……だと……?!何も無いよりはマシか……?いやでも、さすがにそれは……。
「待て貴様ら。そんなもので拭いたら切れ痔じゃ済まんぞ。仕方ねぇな、コレを使え」
そっと扉の隙間から差し込まれたそれは、くしゃくしゃになってしまっているが何処かで見たような顔の描かれた数枚の似顔絵だった。
確かこれは、勇者くんに寝返ったリリスさんの妹、それから帝の一人とされる長髪の男、美人のエルフ……。
「ありぁとごぜぇやすぅ……へ、へへへ……」
下手な小芝居を打ってソレを受け取る。人の顔ついてるとやり辛いな。俺にそんな趣味は無いわけだし……。
「懐に紛れてて助かったな。他の奴等の人相書きと一緒に捨てちまったもんだと思ってたが」
「オルドラ様、もう行きましょうよ」
「っすよ~。クセェ」
「助かりますぅ……(裏声)」
男の顔で拭くのも気持ち悪いけど、何より女の子の顔で拭くのもダメだよなぁ……散々悩んだ挙げ句、やっぱりちゃんと拭きたい気持ちには抗えず、全員分使わせていただいた。
なんかごめんね、いつかこの恩は返すからね。リリスさんの妹さんに美人のエルフさん、あとロン毛の帝の人。
それから好き放題言いやがった下っ端の二人は絶対ブチ殺す。
とんだハプニングに見舞われたが、俺の清潔度は回復した。洗浄魔法だけではなんか気持ち悪いし、やっぱり紙が無いとね。アレは表面上の汚れを弾き飛ばすだけだから。
誰も居なくなったトイレからこっそりと抜け出して召集された広間に入った。
七刃将と傘下組織の幹部、錚々たるメンバーが一同に会すると流石に壮観だ。
「やっと来たか、【傲慢】よ」
「おぉ、マモくんじゃん。相変わらずすげぇ装飾品ジャラジャラだねぇ」
「ふん、貴様は飾り気が無さすぎるがな」
俺に話しかけてきたのは、強欲を司るマモンくん。勇者の力を横取りしたことで絶大な戦闘能力を有し、人間のみならず他種族からも光り物とか色々奪うヒト。普段何してんのかはあんまり知らない。
その隣から、背の低い人物が間延びした声を発しながら顔を覗かせた。
「ねぇ~、今日は何するの~?」
「ベイルくん、何も聞いてないんだね。ついに魔王復活計画を大幅に進める大規模作戦のミーティングだよ」
「ふーん。身体はまだなのになあ……」
この広間の全員が雑談に花を咲かせていると、突如空間を裂いて重苦しい魔力が全体に広がった。
「全員、揃ったようですね」
現在の魔王軍を率いる謎の人物。仮面の男が俺達の前に現れた。
その瞬間、全員が視線をその男に注ぐ。
「クックックッ……では、早速始めましょうか。破滅への序章を」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
練習船で異世界に来ちゃったんだが?! ~異世界海洋探訪記~
さみぃぐらぁど
ファンタジー
航海訓練所の練習船「海鵜丸」はハワイへ向けた長期練習航海中、突然嵐に巻き込まれ、落雷を受ける。
衝撃に気を失った主人公たち当直実習生。彼らが目を覚まして目撃したものは、自分たち以外教官も実習生も居ない船、無線も電子海図も繋がらない海、そして大洋を往く見たこともない戦列艦の艦隊だった。
そして実習生たちは、自分たちがどこか地球とは違う星_異世界とでも呼ぶべき空間にやって来たことを悟る。
燃料も食料も補給の目途が立たない異世界。
果たして彼らは、自分たちの力で、船とともに現代日本の海へ帰れるのか⁈
※この作品は「カクヨム」においても投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16818023213965695770
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる