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File.9
ミッションコード:ZENRA
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置かれた箱は白く、無機質な割れ目が幾何学模様のように全体に走っている。
「先日言っていたものの一つが早くも完成したよ。ランバットくんが仕上げてくれた外付けデバイスの本体に、私が各種機能を組み込んだ」
「おぉー!良いなwwwこれはテンション上がりますわwww」
「コレに魔力を込めればアクティブモードへ変形し、様々な命令を遂行してくれる。魔力は言わば電池の代わりだそして、君の魔装具の鍵の方へ取り付けてから鎧を発現させることにより、強化を施してくれる」
「流石ですわwww二人共仕事早いなwww」
「この【壱號機】の拡張機能は闘争本能の覚醒と筋力増強、外骨格の変貌も想定している」
どうやら名前は壱號機という事以外は決めていないらしいので、俺が今度呼びやすい名前にしてやろうと思う。
ともあれ、魔力を流して展開してみないとwww
「目覚めよッ!我が下僕ッ!!」
掌に乗せて魔力を壱號機に流すと、割れ目から青い光が漏れ出して各部がせり出してきた。そこから複雑に展開されていき、あっという間にティラノサウルスのような形態に変形した。
「これはwwwファングメモリwwww」
ファングメモリとバーサークフューラーの間くらいの見た目です。バスタークローは無いですけどwww
「君のイメージ通りの出来ではあると思うが」
「バッチリっすねwww」
流石にそのままファングとか呼んだら各所から抗議されそうなので、コイツの呼び名は無難にレックスにしときました。
「君が魔力を流した事により、マスターとしての登録も完了した。許容値まで魔力を流し込んだ際の最大連続稼働時間は50時間を想定している」
「めっちゃ長持ちだなwwww」
「内蔵してあるカメラと集音器で録画録音も可能な上、君の意志である程度動かすことも出来るし逆に自律行動も可能だ」
理想的なサポートアイテムが来たおwww試しに踊らせてみたけど暇つぶしにちょうどいいwwwwww
「ひょぇ~wwwこれはテンション上がりますわwwwありがとなwww」
「戦闘の際は是非活用してくれたまえ。データの収集が捗れば後継機の更なる拡張も見込めるからね」
その後、ハニーミルクティ少年に見せつけて自慢してやったwwww心底羨ましそうにしてたので日頃の鬱憤も晴らせましたねwww
時刻は日が登りきらない早朝、ついに祭り当日となったが俺は自室から抜け出せずにいる。何故なら、
「いやまぁ、えっちな夢見たらこうなりますよねwwwやべぇwwwwあくまで俺の意志ではないんですけどもwwww」
オブラートに包みまくって言うと、なんて言うんですかね?股間にセカンドインパクト、お稲荷さんの雪化粧、局所的ホワイトクリスマスみたいな?
「ホワイトクリスマスってお前wwwwww雨は夜更け過ぎにwwwwwwカルピスの原液にwwwウォウウォウwwwwwwサイレンナーイwwwウォーイェイェwwwwwwホーリーナイwwwwww」
……とりあえずパジャマを脱いで落ち着くことにした。こいつはここでパージしよう。
全裸で俺は考えた。この窮地、どう乗り切るべきか……。誓いを本能的に破り、ダークサイドに墜ちた俺が取れる行動は、何か。
いやダークサイドてwwwこれがほんとのマスターベーダー卿wwwwwwってかwwwwやかましいわwwwwww
1、しれっと洗濯物に紛れ込ませてターニャさんに丸投げ。事故を気付かせずに洗ってもらう。
2、庭に埋めてなかった事にする。
3、そもそも誓いを立てた原因はシャルなのでこのパンツを食べてもらう。
「全部ねぇなwwwwwwwww」
とりあえずその辺のズタ袋に汚染済み下半身アーマーを入れて収納鞄に突っ込んだったwwwwww人目につかない所で供養するしかねぇwwwwww
このままでは危険箇所が汚染されたままなので、澄ました顔して朝シャンシャンシャンすることにしますねwwwどんだけシャンシャンしたら綺麗になるのか未知数だけどwwwwww
俺は全裸に着替えを携えるエクストリーム変質者スタイルで浴室まで向かうことにした。気分はMGS2の終盤の雷電。
「任務を開始する」
──コンコンコンコン。
まずは自室の扉へ背を付け、ノックを数回。誰も居ないらしく、外部から人の気配は感じられない。
「ヨシッ!」
現場ネコのモノマネをしながら股間を押さえて自室を飛び出し、人気のない廊下を小走りで駆け抜けたwwwwww
リビングへ繋がる扉は磨りガラスが嵌めてあるので、その手前で止まる。そこへ顔を押し付けて中の様子を見る。
oh!カルラさん、ガラス越しにリビングの様子をWatch!!(セイジ先生並感)
「潜行するwwwwww」
リビングを通り過ぎ、遂に浴室の前へ辿り着いた。壁に背を付け、ノック。誰も居なければそのままシャワーを浴びて任務完了だwwwやっと終わるwwww
「大佐www浴室には誰も居ないぞwwww」
誰も居ないようだったが静かに扉を開けて、無駄にローリングしながら中へ侵入。タオル等が置いてある棚へ身を隠して匍匐前進の態勢へ入る。
しかしその直後、自分の詰めの甘さを実感させられることとなった。
全裸匍匐前進という危険極まりない態勢になった俺は、脱衣所の向こうにある浴室から微かに聞こえる水音を感知したのである。
パチャリと、不規則に響くそれは朝の澄んだ空気を伝って俺の鼓膜に届く。
「入ってるのが男か女か……それによって事情が変わってきますねwww」
天井と棚の僅かな隙間にポジションチェンジをし、じっとその時を待った。やり過ごすしかない。今は服を着ることが憚られる非常事態なのだ。棚の背が高くてよかったwwwwこれで視界には入らない筈だwwwwww
もし入ってるのが女性でお手軽えちち展開が待っているとしても、その後に制裁がセットで付いてくるに違いない。カノンたんあたりがサーチアンドデストロイしてくるwwwそうに決まってるwww俺は詳しいんだwwwww
顔を伏せて何者かが脱衣場へ出るのをじっと待つ。どのくらい経ったか分からないが、ついに浴室から人が出くる。
──ガラガラガラッ!
「ららら、ら~……ふふーん」
調子外れの鼻歌を連れて現れたのは、声から推測するにオルガ姉さんだ。早起きだなこの人wwww
棚と同化する勢いで気配を殺し続けていた俺だったが、自分の下におそらく全裸もしくはそれに近い格好の女性が居ると考えると無意識に呼吸がwwwハァハァしちゃうwwww童貞の呼吸壱の型・興奮吐息wwwwww
「なんだ……?誰か、居るのか?」
「ぃゃぃゃソンナワケナイデスょ」
「なんだ、気のせいか」
反射的に小声で返してしまったが、姉さんがポンコツで助かったでござるの巻wwwwwwwww
「っておかしいだろう!誰だ?姿を見せろ!」
まさかのノリツッコミですwwwさっさと出てくれwwww
彼女の方からは警戒しながらも衣擦れの音が聞こえてきた。服を着たであろう姉さんが脱衣場をうろうろし始めた。
クソがwwwこれやり過ごすの無理っぽいわwwwwwwもう正直に言ったら許して貰えないかなwwwwどうにでもなれwwwww
「侵入者であるならば、この場で処断するッ!」
「ねねね、姉さんwww」
「かっ、カルラ?!何をしているんだ!何で、ぜ、全裸でそんな場所に……?!」
俺は姉さんに背を向けるように棚から飛び降り、
「ドズゥゥ……ン……ッ!!」
セルフ効果音と共に着地し、上半身だけを翻して両手を広げる。
「安心してください、履いてますよ!!wwwwww」
当社比3割増しの無邪気な笑顔で、とにかく明るい安村(グローバル版)をパクって登場し、そのまま言葉を続ける。
「いやぁ~朝シャンしようと思ったら誰か居たんで思わず隠れちゃいましたwwww怖がらせてすみませんwww次は俺が入るんで、それじゃwww」
「そ、そんな言い訳通用すると……っ」
「Don’t worry!!!!I’m wearing!!!!」
遮るようにポーズを変えて、もう一度声を張り上げたったwwwwww
「えっ、え……?おい、カルラ……」
「Don’t worry!!!!I’m wearing!!!!」
このまま押し切る……っ!圧倒的強行突破……っ!!
「いや、お前!覗いたりしてないだろうな?!」
「大丈夫です、姉さんが服を着たタイミングで目を開けたので問題ないです!では!!」
「そ、そもそも入ってくるな、バカ!!」
──バコォ!!
殴られたンゴwwwwwwwww
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「おぉー!良いなwwwこれはテンション上がりますわwww」
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顔を伏せて何者かが脱衣場へ出るのをじっと待つ。どのくらい経ったか分からないが、ついに浴室から人が出くる。
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このまま押し切る……っ!圧倒的強行突破……っ!!
「いや、お前!覗いたりしてないだろうな?!」
「大丈夫です、姉さんが服を着たタイミングで目を開けたので問題ないです!では!!」
「そ、そもそも入ってくるな、バカ!!」
──バコォ!!
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