ニートの俺がサイボーグに改造されたと思ったら異世界転移させられたンゴwwwwwwwww

刺狼(しろ)

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File.8

第三ラウンド

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「アッーwww願うはwww三度のwww絶頂をぉおおwwwwww胸のwww中でwww至るwwwwww」

「ななな、何故脱いでるんですか!!こ、来ないでください!!」

ついにパンツ一枚になった俺は、がに股でアヘ顔を晒しながら腰を振ってセレセレににじり寄る。

「フヒヒwwwwww強壮剤すごいwww疲労回復は勿論www五感が鋭敏になってwww各種能力の増強もwwww」

「本当にふざけた方ですね……!【ベルクヴェルク】!!」

彼女手を翳して魔装具を呼び出すと、身の丈程の大斧が担がれた。威嚇するように勢い良く振り下ろされた刃が、地を激しく砕く。

「すごく……大きい斧です……」

イシツブテマシンガンを避けながらセレてゃの出方を伺っていると、大斧を振り被って地面に叩き付けた。

「【アイゼン・フォージ】ッ!!」

──ドゴォオッ!!

大斧が轟音を響かせて地を割く。当然俺の足元もwwwwwwクパァですわwwwwww

だが、それだけに留まらなかった。
地中から鋭利な金属の刃が剣山の如く飛び出してきたのである。地中の鉱物を成形してんのか……強くね?

「あっぶねぇえええええwwwww Anotherなら死んでたぞwwwwww」

「何故それ程の力があって……!そんな態度なのです!!ていうか服を着てください!!」

「こんなにいっぱい刺されそうになってんのに服を着る余裕があるとでもwwwwヘイヘイヘイwwwwww」

ジリジリと距離は縮まりつつあった。セレヌンティウスさんは恥じらいもあって(都合のよい妄想)か俺が近付く度に一歩後退りしている。

「ねぇ知ってるぅ?どんなに下がろうともwwwいずれは壁があるんだぜwwww」

「あ、あぁ……っ?!こ、来ないでくださいっ!」

すっかり壁際に追い詰められたセレパイさん、怯えた表情と嫌悪感を剥き出しにして斧を振り上げる。
それに応えるべく、腰を思い切り反らせてパンツ一枚になった下半身を突き出したったったったwwww

「むしろ来てくださいよっ!!!!全力で受け止めますからぁぁぁああ!!!!」

「い、いやぁぁあああっ!!」

──ガギンッ!!!!

普通の人間なら真っ二つになっていたであろう一撃を、俺の股間は受け止めたのだった。体組織を鉱物へ変質させ、ポリコレに配慮して局部へ魔力を巡らせることで光を放ち、セルフモザイクを施してガッチガチになったそれで斧を堰き止めている。

客席からはブーイングと悲鳴の嵐。演習場は阿鼻叫喚の地獄と化した。

「筋肉とちんぽは硬い方がいい。そうは思いませんか?フロイライン」

「ひ、ひぃっ……!?」

セレぴっぴ自らの一撃でついに弾け飛んだパンツは俺の股間を露出させる。

「セレス・ジおっぱい・マクドゥヌ……テメーの敗因はたった一つ。たった一つのシンプルな答えさ……」

「な、何を言って……」

名前はサム。生まれたときから一緒に、幾度も来るべき本番へ向けてイメトレと練習試合を重ねた相棒、戦友である。自己紹介してやらねばwwwwww

「い、いや……それ以上は、来ないで……お願い……っ」

「さぁほらサムwww挨拶してwwww

ともだちんこ!(裏声)」

「ひぃっ、い、意味がわからな……い」

「ちなみにさっきの答えは、見た目がエッチなお姉さんだからですwwwwww」

その言葉を最後にとうとう耐えきれなくなったのか、セレセレはドサリとその場で倒れ込んでしまった。

「またしてもビクトリィィィイイwwwwwウェーーーーーイwwww皆見てるぅwwwwww」

瞬間、各方面から罵声とゴミが飛んできた。解せぬ。

その後、ちょっとした暴動のようになった客席を静め、疲れ切った様子のモブーイさんが疲労を滲ませながら拡声魔導具を通してアナウンスをした。
ちなみに、着替えはイヴっちが届けてくれました。将来いいお嫁さんになると思います。

『えー、では……雷帝様の登場です……。最終戦となります……』

「雷帝様~!」

「勇者をやっつけてー!」

「たのんだぞー!」

生徒を始め色んな人からヘイトを買った俺は、今ではすっかり大人気ヒール役へと早変わり。
まぁ、男相手だしここら辺で本気出して真面目にやらないとねwwwwww流石にねwwwwww

『お前らの気持ちは痛ぇ程わかる。見てろ、叩き潰してやるからよ』

「大口叩いてキレちゃってもうwwwwカルシウム摂れよwwww」

『黙れ。お前みたいな勇者なんかいなくても、魔族共は俺が一掃してやる』

ライドくんが自信に満ちた好戦的な笑みを浮かべて顔の前で拳を握ると、僅かに電気が走る。

『それでは最終戦と参りましょう!頑張れ雷帝様!!始めッ!!』

「贔屓すんなwwwwww」

学園側の九割に嫌われたところで、最終戦のゴングが鳴る。
その瞬間、ゴッド・エネルもびっくりのスピードで眼前にライドくんが迫ってきた。

「らァッ!!」

スピード、パワー共に優れたストレートが雷撃を迸らせて顔面目掛けて繰り出される。

──ゴッ!!

殴られる箇所を絶縁体に変換し顔面でそのまま受け止めると、ドヤ顔でその拳をそっとどけてやった。

「効かねぇwwwゴムだからwwww」

「なっ……ぐはっ?!」

背景にドンッ!とか書かれそうな事を言いながらお返しの蹴りを腹部へ叩き込むと、ライドくんは僅かに後退った。

「流石にナメられ過ぎててワロタwwwwワンパンではやられないwwwwww」

「そうかよ。やっぱ本気でやらねぇと駄目か……」

短く息を吐いたライドくんが右手を開くと周囲に電流が駆け巡り、やがてそれは槍の形を成していく。

バチバチと音を立てながら姿を現したのは、長さ百五十程度の黒い柄に、稲妻を思わせる金の装飾が施された鏃型の刃、その少し下の部分に斧の刃を二枚持ったハルバードである。

彼がそれを一振りして石突を地に立てると、青白い電気が音を立てて放出された。

「来いよ勇者。望み通り全力でやってやる」

「なんか俺もテンション上がってきたwwwwけちょんけちょんのちょんにしてやるぜwwwww」

──ズガガァッ!!

ハティとスコルを手に取ると、躊躇いなく引き金を引いた。
甲高い音を響かせてハルバードで弾きながら、ライドくんが驚異的な速さで突きを放つ。

「オラァッ!!」

──ギャリィィ!!

「速すぎwwww」

刃の腹を銃身で滑らせつつ、スコルを反撃に放つ。ライドくんはその動きを読んだように身を躱しながら、横薙ぎの一閃を放った。

「終わってねぇぞ!!」

手首を返して繰り出される鋭い突きが頬を掠め、立て続けに突きを打ってくる。

「ぐっ……!たまんねぇなwww」

急所を反らしたものの至る所に裂傷が走り、慌ててバックステップしながらハティとスコルを乱射して距離を取る。

──ズガガガガッ!!

槍の刃を集中的に狙って撃ち込むが、傷は付いてもこの威力を以てしも砕ける事はなかった。


連続して撃ち込まれる衝撃に耐えかねてライドくんも退避するのを見て、次の手を考える。

「クソッ!!」

「どんだけ頑丈なんだよその武器wwwショックなんですけどwwww」

「ここまで傷がついたのは初めてだがな」

彼相手に銃だけでは、攻めきれない。そう結論付けた俺は、魔装具のバックルを腰に装着した。

今回のデザインはオーズにしましたwwww鍵は三枚のメダルwww柄はそれぞれ茶色のコブラ、白のパンダ、紫のティラノですwwww

「夢のコンボが叶ってしまうwwwwww」

「あ?なんだその魔装具……?」

三枚をベルトへ挿入すると、右側の円盤型スキャナーを手に取って滑らせる。メダルを読み込む毎に小気味良い金属音が連続し、メダルに刻まれた生物名を串田アキラボイスでスキャナーが読み上げる。

『コブラ!パンダ!ティラノ!』

「きたwwwwwwブラパンティラコンボwwwwうはwwwテラ下着フォームwwwwww」

本当に最後までコブラ、クジャク、チーターのブラジャーターっていうアナザー下着フォームと悩んだけどやっぱり上下セットじゃないとねwwwwww

三枚の円形のエネルギーが全身を包み、お馴染みの黒い鎧を装着した。完了と同時に複眼と魔力経路が発光し、背中から排熱機構を通して蒸気が吹き出した。トドメとばかりにクラッシャーも展開され、準備万端でござるwwww

「鎧の魔装具か……面白ェ」

「男相手には下ネタ禁止だからな。マジでやらせてもらうぜ」

俺が魔装具を装着した瞬間、男子生徒からは歓声が上がった。さっきまでブーイングしてた奴等が掌返してくるの気持ち良すぎだろ!!

「鎧ごと打ち砕いてやるッ!」

「白刃取りwwwwww」

──ガギィイン!!!!

上段から真っ直ぐに振り下ろされる槍斧を、魔力を充填した両手で受け止める。
その衝撃は俺の足が地面を罅割って沈ませる程であったが、お陰でライドの動きを一瞬止められた。

「何……っ?!」

「どっせぇぇえいwwwwww」

ハルバードの柄を取って、そのまま背負い投げの要領で地面へ投げ飛ばす。

──ドゴォォオッ!!

「がぁは……っ!クッ、ソ……!!」

轟音と共に砂塵を巻き上げて叩き付けられたライドくんは、よろよろと立ち上がって槍斧を構えた。タフですなwwww

「少しは見直してくれたかなwwww」

「ああ……口だけじゃあ無ぇようだな。けど、俺は認められねぇ……お前みたいなのが勇者だってのは……!!」

「なんでだよwww」

ライドの瞳の奥の闘志は全く衰えておらず、鋒を俺に向けて更に言葉を投げてくる。
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