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魔王軍のいろいろ
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あぁ、普段ならこんなあっさりな対応しないのに。そんな後悔もありつつ、最早呼吸も忘れた無我の境地で前方のオアシスを目指した。一瞬でも意識すると全部出ちゃいそう。
淡々と歩くのだ……そうだ、そうするしかない。今の俺は、ただトイレに向かって歩くだけの感情のない脱糞兵器。そうだ。心を捨てろ。そうすれば。
「そうしたって耐えきれない時もあるんですけどねぇぇぇぇ……!!ぁぁぁあマジでもうッヤバ……!」
もう入口付近に来た。辺りに人の気配は無い。
この地獄のような責め苦に耐えてきた中で会得した、地を滑るような滑らかな低振動摺り足モーションで個室に到着。この移動方法は熟練したら戦闘にも活かせそうな気がする。鍵を閉めて便器に腰を下ろそうとした時。一つの過ちに気が付いたのだった。
「まっ、待って待って待って……まだ、まだだ、そう、べっ、ベルト……ベルトを」
常日頃、激しい戦闘を想定してキツめに締めていたベルトが仇になった。ああああああぁぁぁぁもうううううう!!!!俺のアホ!!!!す、すぐそこまで来てんだよクリーチャーがさぁぁあ!!!!ちょっと待ってぇえええええまだ、だめっ、ほんとにあと少しだけ、ね?いい子だから大人しく……。
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
──ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!(音声のみでお楽しみください)
俺の生み出した悲しきモンスターはギリギリの所であるべき場所へ召喚された。
この如何ともし難い惨状を綺麗さっぱり浄化した後、集会を無視してシャワーを浴びたい気分だったが流石に怒られそうなので大人しく広間に戻ることする。
「本当に接戦だったなぁ。世紀の大戦争と言っても過言ではないね」
辛くも勝利を収めた俺は誇らしげに呟くと、念の為全身に洗浄魔法を掛けながら広間へ。廊下には参加者各自の副官のような立ち位置の者達が控えており、その人達に見守られながら扉を開ける。
既に魔王軍の主力が勢揃いしている中、さっきまでの聖戦がなかったかのようなドヤ顔で中へ入ると、視線が殺到した。
「おや、遅かったですね。ルシアさん」
「ああ、少し用事があってね」
「まぁいいでしょう。僕も今来たところですから。では改めて……」
現在の魔王軍は、得体の知れない一人の男によって統率されている。魔族の中でもトップクラスの実力を持つ俺でさえ、コイツには逆らえない。
正面向いて話すだけで、言葉に出来ないような威圧感を感じる。肌がピリピリするような、恐怖にも似た感情を掻き立てられる。
「我等が魔王を復活させるには、足りないモノがあと二つあります」
自らを創造主と称し、仮面を被り、漆黒のローブを身に纏うその姿で魔王復活を謳うこの男の素性は誰も知らないが、力が全ての世界において、それは些細な事に過ぎないのだ。
魔王城で眠る魔王の肉体は、かつての勇者が施した永きに渡る封印の影響で、緩やかに滅びつつある。そこで、創造主さんは魔王に新たな肉体を与え復活させることを掲げた。
世界を支配しうる絶大な力はそのままに、朽ちることのない永遠の命を器に宿す。それを俺達魔族の新たなる王にしようというわけだ。
「一つは感情。もう一つは完全な器。前者に関し、現在の収集率では目標値に遠く及ばない……そこで、ダレインの開発した魔道具を皆さんに使っていただきます」
創造主さんがダレインさんを促すと、彼は六角形の魔道具を浮遊させて全員に渡していく。
中心の窪みには瘴気の坩堝が嵌め込まれているが、凄くシンプルなデザインだな。
「ふぇっふぇっ。こちらは人間の感情を強制的に回収する魔道具。有効範囲は半径50m程ですが、効果はこれまで使っていた術式よりも遥かに高いでしょう」
「どうやって使うんだ?!」
ダレインさんが配った魔道具を色々な角度で眺めながら、オルドラくんが大きな声で質問を出した。彼のこういうバカっぽいところが、俺は結構気に入ってたりする。
「難しく考える必要はないですよ。魔力を流せば、それに刻まれた術式が発動し、その場にいる者が抱く感情を吸い取ってくれますから。ふぇっふぇっふぇっ」
「楽でいいな!」
「ボクも手伝って造ったんだ~」
ラビくんはそう言うと、ゆらゆらと体を揺らして誇らしげに胸を張った。
創造主さんはそのやり取りを見て、再び言葉を発する。
「その魔道具を使い、各地で収集に当たってもらいたいのです。各部隊の全員に配備が完了するまで、あと二日程でしょう」
部隊規模で人間の居住地へ踏み込み、感情を回収する。これを世界各地で同時多発的に遂行すると言うことだった。
更に、以前より各地に規則性を持たせて設置していた瘴気の坩堝を用いた大規模魔法も行うという。
まぁ、肝心の器になる子供は勇者にダメにされちゃって探し直しみたいなので、何もかもすぐにとは行かないだろうけど。
「感情集めと同時に、器の素材となる人間を集める計画もまだ済んでおりません。その為の人員確保も兼ねて、新たな参加組織の代表も呼んであります。ご挨拶願いましょうか」
器造りは主にダレインさんとラビくんが行ってるみたいだけど、やっぱり難しいみたいだな。こういう作戦は一箇所に大勢集まる時と場所をリサーチしておくのが鉄則だから、創造主さんの決断は間違ってはいないだろう。
呼ばれて前に出てきたのは、軽薄な笑みを浮かべた浅葱色の髪をした男と、それに続いて丈の短い深緑の民族衣装……キモノとかいう、極東島のものだろうな。それを身に纏った黒髪の妖艶な雰囲気の女性。
「どもー、【アビス】って組織のアタマやらせてもらってるギースって言います。こっちは師匠のリンシャさん」
場にそぐわない軽い口調で、ギースくんはペコリと頭を下げた。傍らに控えるリンシャさんは、興味無さそうに無言を貫いている。
アビスの他に、もう一人が続いて口を開く。
新緑の髪に紅の瞳、長い耳。端正な顔立ちのエルフの男だった。
「俺は【エルフ族】のジクス。同胞を率い魔王派に着いた。よろしく頼む」
短く纏めると、ジクスくんは口を引き結んだ。クールなタイプなんだね。イケメンなのが俺と被ってるけど、なんか根暗そうだ。
新たに加わった戦力は他にも、北大陸の獣人族も居た。あと、魔王城のサイズに合わせて小さくなった巨人族とか、人間サイドに恨みを買ってる集団なんかも居た。
かなりの人員補充をしたみたいだ。これなら俺達の負担も多少は減るかも。やったぜ、合コンセッティングしなきゃ!
「時が来たら、また招集を掛けます。それまで各自、部隊の補強をしておいてください。兵隊は多ければ多いほどいいですから。クックックッ……」
そんなことを考えていると、創造主さんは喉奥を鳴らすように笑い声を静かに零して消えていった。
あの威圧感が消えたことに、広間全体の空気が緩んだものに変わる。
「はぁ、あの創造主さんはちょっと苦手だなぁ。疲れた」
「ルシア!!久々に会ったんだ、闘らねぇか?!」
オルドラくんが拳同士を打ち付けながら、そんなことを言ってきた。好戦的なのが鬼人族には多いと聴くけど、この人はちょっと節操無さすぎな気がする。
「ごめんね、今日はパスで。だって今から……」
断りの言葉を言い切る前に、多種多様な種族の女の子が俺の元へ集まってきたのでこれはしゃーないわ。男と汗臭い勝負するくらいなら、女子と楽しく過ごしたいし。
「浮つきやがって!!」
「オルドラ様、私達も暇ではありません。行きましょう」
黄色い声に囲まれる中で、彼の部下のミヅハちゃんが現れた。確かこの子だったっけな、金髪勇者くんに負けて変なふうになっちゃったのは。
匂いを嗅がれてどうのとか言ってたけど聞くのがアホらしくて忘れちゃった。何その攻撃?みたいな。
「ミヅハちゃんだっけ?良い香りがするね。香水どんなの使ってんの?」
「ひぃっ……!あ、いえ、ルシア様……申し訳ございません……」
「いやいや、ごめんねびっくりさせちゃって。オルドラくんを早く連れ出してあげて」
試しにからかってみたけど、これは重傷ですねぇ。西大陸、エルダー王国に召喚された勇者。カルラくん……今度ちょっかい出しに行ってみようかな。
リリスさん率いるサキュバス軍団を始め、他の七刃将の配下の子達から、他勢力の女子が押し寄せる中で、俺はそんなことを企んだ。
何より、あの勇者くんと一緒に居る女の子達とも喋ってみたいしね。
淡々と歩くのだ……そうだ、そうするしかない。今の俺は、ただトイレに向かって歩くだけの感情のない脱糞兵器。そうだ。心を捨てろ。そうすれば。
「そうしたって耐えきれない時もあるんですけどねぇぇぇぇ……!!ぁぁぁあマジでもうッヤバ……!」
もう入口付近に来た。辺りに人の気配は無い。
この地獄のような責め苦に耐えてきた中で会得した、地を滑るような滑らかな低振動摺り足モーションで個室に到着。この移動方法は熟練したら戦闘にも活かせそうな気がする。鍵を閉めて便器に腰を下ろそうとした時。一つの過ちに気が付いたのだった。
「まっ、待って待って待って……まだ、まだだ、そう、べっ、ベルト……ベルトを」
常日頃、激しい戦闘を想定してキツめに締めていたベルトが仇になった。ああああああぁぁぁぁもうううううう!!!!俺のアホ!!!!す、すぐそこまで来てんだよクリーチャーがさぁぁあ!!!!ちょっと待ってぇえええええまだ、だめっ、ほんとにあと少しだけ、ね?いい子だから大人しく……。
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
──ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!(音声のみでお楽しみください)
俺の生み出した悲しきモンスターはギリギリの所であるべき場所へ召喚された。
この如何ともし難い惨状を綺麗さっぱり浄化した後、集会を無視してシャワーを浴びたい気分だったが流石に怒られそうなので大人しく広間に戻ることする。
「本当に接戦だったなぁ。世紀の大戦争と言っても過言ではないね」
辛くも勝利を収めた俺は誇らしげに呟くと、念の為全身に洗浄魔法を掛けながら広間へ。廊下には参加者各自の副官のような立ち位置の者達が控えており、その人達に見守られながら扉を開ける。
既に魔王軍の主力が勢揃いしている中、さっきまでの聖戦がなかったかのようなドヤ顔で中へ入ると、視線が殺到した。
「おや、遅かったですね。ルシアさん」
「ああ、少し用事があってね」
「まぁいいでしょう。僕も今来たところですから。では改めて……」
現在の魔王軍は、得体の知れない一人の男によって統率されている。魔族の中でもトップクラスの実力を持つ俺でさえ、コイツには逆らえない。
正面向いて話すだけで、言葉に出来ないような威圧感を感じる。肌がピリピリするような、恐怖にも似た感情を掻き立てられる。
「我等が魔王を復活させるには、足りないモノがあと二つあります」
自らを創造主と称し、仮面を被り、漆黒のローブを身に纏うその姿で魔王復活を謳うこの男の素性は誰も知らないが、力が全ての世界において、それは些細な事に過ぎないのだ。
魔王城で眠る魔王の肉体は、かつての勇者が施した永きに渡る封印の影響で、緩やかに滅びつつある。そこで、創造主さんは魔王に新たな肉体を与え復活させることを掲げた。
世界を支配しうる絶大な力はそのままに、朽ちることのない永遠の命を器に宿す。それを俺達魔族の新たなる王にしようというわけだ。
「一つは感情。もう一つは完全な器。前者に関し、現在の収集率では目標値に遠く及ばない……そこで、ダレインの開発した魔道具を皆さんに使っていただきます」
創造主さんがダレインさんを促すと、彼は六角形の魔道具を浮遊させて全員に渡していく。
中心の窪みには瘴気の坩堝が嵌め込まれているが、凄くシンプルなデザインだな。
「ふぇっふぇっ。こちらは人間の感情を強制的に回収する魔道具。有効範囲は半径50m程ですが、効果はこれまで使っていた術式よりも遥かに高いでしょう」
「どうやって使うんだ?!」
ダレインさんが配った魔道具を色々な角度で眺めながら、オルドラくんが大きな声で質問を出した。彼のこういうバカっぽいところが、俺は結構気に入ってたりする。
「難しく考える必要はないですよ。魔力を流せば、それに刻まれた術式が発動し、その場にいる者が抱く感情を吸い取ってくれますから。ふぇっふぇっふぇっ」
「楽でいいな!」
「ボクも手伝って造ったんだ~」
ラビくんはそう言うと、ゆらゆらと体を揺らして誇らしげに胸を張った。
創造主さんはそのやり取りを見て、再び言葉を発する。
「その魔道具を使い、各地で収集に当たってもらいたいのです。各部隊の全員に配備が完了するまで、あと二日程でしょう」
部隊規模で人間の居住地へ踏み込み、感情を回収する。これを世界各地で同時多発的に遂行すると言うことだった。
更に、以前より各地に規則性を持たせて設置していた瘴気の坩堝を用いた大規模魔法も行うという。
まぁ、肝心の器になる子供は勇者にダメにされちゃって探し直しみたいなので、何もかもすぐにとは行かないだろうけど。
「感情集めと同時に、器の素材となる人間を集める計画もまだ済んでおりません。その為の人員確保も兼ねて、新たな参加組織の代表も呼んであります。ご挨拶願いましょうか」
器造りは主にダレインさんとラビくんが行ってるみたいだけど、やっぱり難しいみたいだな。こういう作戦は一箇所に大勢集まる時と場所をリサーチしておくのが鉄則だから、創造主さんの決断は間違ってはいないだろう。
呼ばれて前に出てきたのは、軽薄な笑みを浮かべた浅葱色の髪をした男と、それに続いて丈の短い深緑の民族衣装……キモノとかいう、極東島のものだろうな。それを身に纏った黒髪の妖艶な雰囲気の女性。
「どもー、【アビス】って組織のアタマやらせてもらってるギースって言います。こっちは師匠のリンシャさん」
場にそぐわない軽い口調で、ギースくんはペコリと頭を下げた。傍らに控えるリンシャさんは、興味無さそうに無言を貫いている。
アビスの他に、もう一人が続いて口を開く。
新緑の髪に紅の瞳、長い耳。端正な顔立ちのエルフの男だった。
「俺は【エルフ族】のジクス。同胞を率い魔王派に着いた。よろしく頼む」
短く纏めると、ジクスくんは口を引き結んだ。クールなタイプなんだね。イケメンなのが俺と被ってるけど、なんか根暗そうだ。
新たに加わった戦力は他にも、北大陸の獣人族も居た。あと、魔王城のサイズに合わせて小さくなった巨人族とか、人間サイドに恨みを買ってる集団なんかも居た。
かなりの人員補充をしたみたいだ。これなら俺達の負担も多少は減るかも。やったぜ、合コンセッティングしなきゃ!
「時が来たら、また招集を掛けます。それまで各自、部隊の補強をしておいてください。兵隊は多ければ多いほどいいですから。クックックッ……」
そんなことを考えていると、創造主さんは喉奥を鳴らすように笑い声を静かに零して消えていった。
あの威圧感が消えたことに、広間全体の空気が緩んだものに変わる。
「はぁ、あの創造主さんはちょっと苦手だなぁ。疲れた」
「ルシア!!久々に会ったんだ、闘らねぇか?!」
オルドラくんが拳同士を打ち付けながら、そんなことを言ってきた。好戦的なのが鬼人族には多いと聴くけど、この人はちょっと節操無さすぎな気がする。
「ごめんね、今日はパスで。だって今から……」
断りの言葉を言い切る前に、多種多様な種族の女の子が俺の元へ集まってきたのでこれはしゃーないわ。男と汗臭い勝負するくらいなら、女子と楽しく過ごしたいし。
「浮つきやがって!!」
「オルドラ様、私達も暇ではありません。行きましょう」
黄色い声に囲まれる中で、彼の部下のミヅハちゃんが現れた。確かこの子だったっけな、金髪勇者くんに負けて変なふうになっちゃったのは。
匂いを嗅がれてどうのとか言ってたけど聞くのがアホらしくて忘れちゃった。何その攻撃?みたいな。
「ミヅハちゃんだっけ?良い香りがするね。香水どんなの使ってんの?」
「ひぃっ……!あ、いえ、ルシア様……申し訳ございません……」
「いやいや、ごめんねびっくりさせちゃって。オルドラくんを早く連れ出してあげて」
試しにからかってみたけど、これは重傷ですねぇ。西大陸、エルダー王国に召喚された勇者。カルラくん……今度ちょっかい出しに行ってみようかな。
リリスさん率いるサキュバス軍団を始め、他の七刃将の配下の子達から、他勢力の女子が押し寄せる中で、俺はそんなことを企んだ。
何より、あの勇者くんと一緒に居る女の子達とも喋ってみたいしね。
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