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リリィvs粘液おじさん
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転移陣に飛ばされた先は、倉庫のような階でした。木箱や樽、乱雑に置かれた武器や拘束具、組み立て式の檻が目立ちます。
「ここには階段もあるですね……」
上へ続く階段を見つけたのでそこへ登ると、目の前には天井に届くほどに積まれた檻が壁一面を埋め尽くしていました。
「何ですかこれは……?!」
檻にはぎっしりと人間や獣人族、あまり見かけない珍しい種族等が押し込められている。この中に、ルキの両親が居るかもしれないんですね。
「おひょひょひょひょ!ようこそ、可愛らしいお嬢さん」
「誰ですか!!」
異様な光景に目を奪われていると、何処からともなく、気色悪い男の声が響く。
振り返ると、筋骨隆々の野蛮そうな人間が棍棒を片手に立っていました。ざんばらに切られた髪と、伸びっぱなしのヒゲが不潔です。
「ここは最上階、実験体の保管庫だ。君は勇者の仲間だね?むひょひょ!」
「あんなクソ人間と一緒にすんなです。でも、とりあえずお前の味方でも無いです」
そう言って、魔法陣を多重展開した。風属性魔法【エアロ・エッジ】を何発も放つ。真空の刃が気持ち悪い人間へ向けて襲いかかる。
「むふふん!効かないよ、お嬢ちゃん。【スリック・ドレス】!!」
聞き慣れない単語と共に、クソキモキモ人間の全身を液体の膜が覆うと、刃は滑り抜けるように後ろへ飛び、檻で炸裂して悲鳴が上がる。
「なっ?!」
「あんまり派手な攻撃をすると、他の実験体に当たっちゃうよ?むっひょっひょっ!」
「この下衆が!っです!」
一応囚われた人間共も助けなきゃいけないですし、戦い方を変えるしか無さそうです。
そんなことを考えつつ、汚物人間の体を覆う液体を観察した。風で弾き飛ばしたり蒸発させるより、凍らせた方がいいかもです。
「それなら、氷漬けにしてやるです!【ブリザード・ブラスト】!!」
水色の陣から放たれた冷気の奔流が、相手を呑み込んだ。しかし。
「おっひょぉお!寒い寒い寒いぃっ!だけどぉお!!」
「ひっ?!」
表面の薄氷を弾き飛ばしながら、巨体に見合わないスピードで向かってくる。魔法を中断して距離を取るも、キモ汚物人間の手が僅かに腕を掠めた。
ヌルリとした感触が、全身に寒気を走らせて鳥肌が立ったです。
「惜しいッ!」
「こっち来んなです!!」
奴の走った跡は、あの感触の正体である粘液が残されている。付着してまず良いことはないでしょうが、とりあえず生理的に無理です。
「おじさんのスリック・ドレスに触れると、その部分は常に粘液を生成するようになる特別製なんだ。ほら、足元に気を付けて。むひょひょ!」
「靴が……っ?!」
こんな奴と追いかけっこをしたばかりに、知らない内に靴裏まで気持ち悪い液が付着していました。
長引くと良いこと無さそうですね。
「その調子でどんどんヌルヌルにしてあげるからねぇ。おっひょっひょっひょ!」
「五月蝿いです……」
何とか檻の格子に捕まってバランスを取ると、そこに捕らえられている人間と目が合った。年端も行かぬ子供だった。
「た、助けて……お姉さん」
「わかってますよ。ちょっと待ってて欲しいです。あんなのすぐぶち殺して、解放してあげるですから」
ニタニタと下卑た笑みを浮かべるゴミクズ汚物人間を睨み付けると、魔装具を呼び出した。早々にケリを付けないと、身体中が粘液まみれになってしまうです……それだけは避けないと。
体の一部に付着した液がどんどん広がっていくのに焦りを感じつつ、自身の魔力によって形を成した魔装具を手にすると、ゴミクズクソ人間が手を叩いて笑い始める。
「むぉーひょっひょっひょっ!随分と可愛らしい魔装具だねぇお嬢ちゃん!」
リリィの手に握られたのは、一見すればただのうさぎのぬいぐるみ。バカな奴程、無警戒で突っ込んでくるです。
「黙れです。【エカテリーナ】の恐ろしさ、骨の髄まで刻み込んでやるですよ」
「そりゃ楽しみだぁあッ!それじゃあおじさんも、本気でいかないとだめかな?おっひょ!」
「何ですか……?その気持ち悪い粘液以外にまだ何か……」
言い終わる前に、奴の体に変化が起こった。ドス黒い魔力に包まれ、シルエットも一回り大きくなっていく。
「おじさんはねぇ、この実験体の中での数少ない適合者なんだよなぁ。魔改造兵・製造No.002【バトラゴス】っていうんだ……むひょひょっ」
「か、蛙?!ますます無理です、気持ち悪いっ」
魔力が収まって露になった全貌は、蛙と人間の合わさった姿と言うべきか、薄い緑の体表に赤や紫の斑模様が特徴的な化け物だった。
「さぁお人形遊びをしましょうねぇ!!お嬢ちゃん!!」
「【ブレイズ・ボム】!!」
高く跳躍したカエル人間の真下に設置型の火属性魔法を置き、液体が飛び散る範囲外に飛び出るとエカテリーナの右腕を引っ張る。
胴と腕を繋ぐ幾本もの極細の鋼糸を敵に投げ付けると、リリィの意志の通りに身体を複雑に縛り上げた。
「ぬぉお?!粘液がっあるのに……!何故こんなに絡まってッ」
「いい加減耳障りです、その声」
続けて、エカテリーナの左腕からも更に鋼糸を巻き付け、両手の爪を地面に突き刺して完全に固定した。身動きの取れなくなったカエル人間は、尚も不愉快なうめき声をあげる。
「むぐぅうう!!」
「さぁ、千切れてバラバラになるですよ……ッ!!汚物人間!!」
「ひっ、ひぃぃいいあああ゛あ゛!!!!」
エカテリーナの両足の爪を床に固定すると同時に、エカテリーナに魔力を流し込んだ。その魔力の量が多ければ多いほど、鋼糸の締め付けは強力になるのです。
「やぁぁあッ!!」
それを合図に、エカテリーナの鋼糸を伝って極低温の魔法が一瞬で相手に到達し、液体ごと凍り付かせる。
──パリィィィインッ!!
断末魔も上げることなく、キモクズ人間は氷の残骸となって弾け飛んだ。
それと同時に、このフロアとリリィの腕に付着していた液体も粘性を失ってただの水に戻ったようです。
「ふぅ。本当に気持ち悪かったです……」
魔装具をしまうと、近くの檻に駆け寄った。捕らえられてる人間達は、恐る恐るながらも此方を見つめてきた。
「鍵を開けてやるです。でも、多分まだ敵が他の階に居るですから、ことが済むまでは大人しくしてるですよ。人間共」
「本当にありがとう」
「助かりました」
「ありがとうございます」
「ありがとう、お姉さん」
口々に礼を述べてくる人間達の素直な反応に、思わず口が綻びそうになるのを堪えて次々に解放していく。
と、階段の下に何者かの気配を感じた。この嫌な感じは……。
「おはろーwwwリリィてゃwwwっていうか何この人達wwww真夏の東京ビッグサイトみたいになってますけどもwwwwww」
「はぁ。なんでお前ですか、クソ人間。どうせ来るならお兄様が良かったです!」
「まぁそう言わないでwwwそれにしても捕まった人達はここに集められてたのかwwwすいませーーーーんwwwwwwルキって男の子の親御さんはいらっしゃいませんかーーーwwwwww」
来て早々騒がしい奴です。疲れが押し寄せて来た気がして、その場に座り込むと、クソ人間の様子をぼんやりと見ていた。
「リリィちゃん、やばい」
「今度は何ですか……下らない事をほざいたら八つ裂きにするですよ」
「君のパンツの色が気になって、あ、違うwww間違えたごめんなさいwwww違うんですぅwwwww」
「さっさと言うです!!このゴミクズ!!」
一頻り魔法を浴びせると、本題を促した。
「ルキの親居ないって。誰も名乗り出ない」
「そうなると、他の階に居るかもですね……」
「ですよねぇ。リリィちゃんはここで皆を守ってて欲しいwww俺は別の階探してくるんでwwwwww戦闘もあったんだよね?お疲れ様www」
そう言うと、クソ人間は慌ただしく階段を降りていった。何がお疲れ様ですか。危なっかしい子供を見ている気分です。
転移陣に飛ばされた先は、倉庫のような階でした。木箱や樽、乱雑に置かれた武器や拘束具、組み立て式の檻が目立ちます。
「ここには階段もあるですね……」
上へ続く階段を見つけたのでそこへ登ると、目の前には天井に届くほどに積まれた檻が壁一面を埋め尽くしていました。
「何ですかこれは……?!」
檻にはぎっしりと人間や獣人族、あまり見かけない珍しい種族等が押し込められている。この中に、ルキの両親が居るかもしれないんですね。
「おひょひょひょひょ!ようこそ、可愛らしいお嬢さん」
「誰ですか!!」
異様な光景に目を奪われていると、何処からともなく、気色悪い男の声が響く。
振り返ると、筋骨隆々の野蛮そうな人間が棍棒を片手に立っていました。ざんばらに切られた髪と、伸びっぱなしのヒゲが不潔です。
「ここは最上階、実験体の保管庫だ。君は勇者の仲間だね?むひょひょ!」
「あんなクソ人間と一緒にすんなです。でも、とりあえずお前の味方でも無いです」
そう言って、魔法陣を多重展開した。風属性魔法【エアロ・エッジ】を何発も放つ。真空の刃が気持ち悪い人間へ向けて襲いかかる。
「むふふん!効かないよ、お嬢ちゃん。【スリック・ドレス】!!」
聞き慣れない単語と共に、クソキモキモ人間の全身を液体の膜が覆うと、刃は滑り抜けるように後ろへ飛び、檻で炸裂して悲鳴が上がる。
「なっ?!」
「あんまり派手な攻撃をすると、他の実験体に当たっちゃうよ?むっひょっひょっ!」
「この下衆が!っです!」
一応囚われた人間共も助けなきゃいけないですし、戦い方を変えるしか無さそうです。
そんなことを考えつつ、汚物人間の体を覆う液体を観察した。風で弾き飛ばしたり蒸発させるより、凍らせた方がいいかもです。
「それなら、氷漬けにしてやるです!【ブリザード・ブラスト】!!」
水色の陣から放たれた冷気の奔流が、相手を呑み込んだ。しかし。
「おっひょぉお!寒い寒い寒いぃっ!だけどぉお!!」
「ひっ?!」
表面の薄氷を弾き飛ばしながら、巨体に見合わないスピードで向かってくる。魔法を中断して距離を取るも、キモ汚物人間の手が僅かに腕を掠めた。
ヌルリとした感触が、全身に寒気を走らせて鳥肌が立ったです。
「惜しいッ!」
「こっち来んなです!!」
奴の走った跡は、あの感触の正体である粘液が残されている。付着してまず良いことはないでしょうが、とりあえず生理的に無理です。
「おじさんのスリック・ドレスに触れると、その部分は常に粘液を生成するようになる特別製なんだ。ほら、足元に気を付けて。むひょひょ!」
「靴が……っ?!」
こんな奴と追いかけっこをしたばかりに、知らない内に靴裏まで気持ち悪い液が付着していました。
長引くと良いこと無さそうですね。
「その調子でどんどんヌルヌルにしてあげるからねぇ。おっひょっひょっひょ!」
「五月蝿いです……」
何とか檻の格子に捕まってバランスを取ると、そこに捕らえられている人間と目が合った。年端も行かぬ子供だった。
「た、助けて……お姉さん」
「わかってますよ。ちょっと待ってて欲しいです。あんなのすぐぶち殺して、解放してあげるですから」
ニタニタと下卑た笑みを浮かべるゴミクズ汚物人間を睨み付けると、魔装具を呼び出した。早々にケリを付けないと、身体中が粘液まみれになってしまうです……それだけは避けないと。
体の一部に付着した液がどんどん広がっていくのに焦りを感じつつ、自身の魔力によって形を成した魔装具を手にすると、ゴミクズクソ人間が手を叩いて笑い始める。
「むぉーひょっひょっひょっ!随分と可愛らしい魔装具だねぇお嬢ちゃん!」
リリィの手に握られたのは、一見すればただのうさぎのぬいぐるみ。バカな奴程、無警戒で突っ込んでくるです。
「黙れです。【エカテリーナ】の恐ろしさ、骨の髄まで刻み込んでやるですよ」
「そりゃ楽しみだぁあッ!それじゃあおじさんも、本気でいかないとだめかな?おっひょ!」
「何ですか……?その気持ち悪い粘液以外にまだ何か……」
言い終わる前に、奴の体に変化が起こった。ドス黒い魔力に包まれ、シルエットも一回り大きくなっていく。
「おじさんはねぇ、この実験体の中での数少ない適合者なんだよなぁ。魔改造兵・製造No.002【バトラゴス】っていうんだ……むひょひょっ」
「か、蛙?!ますます無理です、気持ち悪いっ」
魔力が収まって露になった全貌は、蛙と人間の合わさった姿と言うべきか、薄い緑の体表に赤や紫の斑模様が特徴的な化け物だった。
「さぁお人形遊びをしましょうねぇ!!お嬢ちゃん!!」
「【ブレイズ・ボム】!!」
高く跳躍したカエル人間の真下に設置型の火属性魔法を置き、液体が飛び散る範囲外に飛び出るとエカテリーナの右腕を引っ張る。
胴と腕を繋ぐ幾本もの極細の鋼糸を敵に投げ付けると、リリィの意志の通りに身体を複雑に縛り上げた。
「ぬぉお?!粘液がっあるのに……!何故こんなに絡まってッ」
「いい加減耳障りです、その声」
続けて、エカテリーナの左腕からも更に鋼糸を巻き付け、両手の爪を地面に突き刺して完全に固定した。身動きの取れなくなったカエル人間は、尚も不愉快なうめき声をあげる。
「むぐぅうう!!」
「さぁ、千切れてバラバラになるですよ……ッ!!汚物人間!!」
「ひっ、ひぃぃいいあああ゛あ゛!!!!」
エカテリーナの両足の爪を床に固定すると同時に、エカテリーナに魔力を流し込んだ。その魔力の量が多ければ多いほど、鋼糸の締め付けは強力になるのです。
「やぁぁあッ!!」
それを合図に、エカテリーナの鋼糸を伝って極低温の魔法が一瞬で相手に到達し、液体ごと凍り付かせる。
──パリィィィインッ!!
断末魔も上げることなく、キモクズ人間は氷の残骸となって弾け飛んだ。
それと同時に、このフロアとリリィの腕に付着していた液体も粘性を失ってただの水に戻ったようです。
「ふぅ。本当に気持ち悪かったです……」
魔装具をしまうと、近くの檻に駆け寄った。捕らえられてる人間達は、恐る恐るながらも此方を見つめてきた。
「鍵を開けてやるです。でも、多分まだ敵が他の階に居るですから、ことが済むまでは大人しくしてるですよ。人間共」
「本当にありがとう」
「助かりました」
「ありがとうございます」
「ありがとう、お姉さん」
口々に礼を述べてくる人間達の素直な反応に、思わず口が綻びそうになるのを堪えて次々に解放していく。
と、階段の下に何者かの気配を感じた。この嫌な感じは……。
「おはろーwwwリリィてゃwwwっていうか何この人達wwww真夏の東京ビッグサイトみたいになってますけどもwwwwww」
「はぁ。なんでお前ですか、クソ人間。どうせ来るならお兄様が良かったです!」
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来て早々騒がしい奴です。疲れが押し寄せて来た気がして、その場に座り込むと、クソ人間の様子をぼんやりと見ていた。
「リリィちゃん、やばい」
「今度は何ですか……下らない事をほざいたら八つ裂きにするですよ」
「君のパンツの色が気になって、あ、違うwww間違えたごめんなさいwwww違うんですぅwwwww」
「さっさと言うです!!このゴミクズ!!」
一頻り魔法を浴びせると、本題を促した。
「ルキの親居ないって。誰も名乗り出ない」
「そうなると、他の階に居るかもですね……」
「ですよねぇ。リリィちゃんはここで皆を守ってて欲しいwww俺は別の階探してくるんでwwwwww戦闘もあったんだよね?お疲れ様www」
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